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[145] ワインレコーダー〜刻まれた予感
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デパート9F
ロシアへの食紀行

あなたと出会った
午後のひととき

価値観が一緒と
あなたは微笑んだ

仕事と将来の夢
趣味や嗜好など・・・

運命的なものを感じた

ボ−ジョレ・ヌーヴォ
2004
「ブシャール・エイネ」

ワインレコーダーに
刻まれた思い出の
美しき一枚のラベル

初めて剥がした
一枚のラベル

刻まれた恋の予感

一緒に飲んだワインのように
ぼくらの恋の解禁日も

もう そこまで来ているのかな?

歳月を重ねても
いつまでも二人で

ずっと ずっと
思い出のラベルを

眺めていたい・・・

2004/11/23 (Tue)

[146] サザンカの咲くころ
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晩秋

もうすぐ12月

忍びよる冬を間近に
咲き始める山茶花のように

ぼくの理想のひと

あなたに出会う

2004/11/27 (Sat)

[147] 街角のカフェにて
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二人で歩く新宿の街 南口
イルミネーション輝く晩秋の街

雑踏が多いこの街で
いちばんすきな道

カフェの向かいの席で
あなたは微笑んだ

あなたとわたしの
すきなもの

おなじブランドの革の感覚
アンティークな感覚
優しい絵画の感覚
さまざまな音楽
GINZAの街並み
彩りのカラー

あなたとわたしの
いだくゆめ

光と香りと彩と
素敵な音につつまれて
ひとびとに
やすらぎを与えたい

あなたとわたしの
つらいおもいで

仕事のこと自身のこと
それぞれに
いろいろあったと
思うけれど

いま これから
あなたとおなじ感性で
あなたとおなじ価値観を

いつまでも
大切にしていきたい

いろいろな思い出を
ひとつひとつ

刻んでゆきたい

いつまでも
大切にしたい晩秋の
あなたとの出会い・・・

2004/11/27 (Sat)

[148] 冬支度の予感
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あさ 家をでる

いつもとおなじ
週はじめの
はじまりの あさ

すんだ あきの空
吹く風つめたく
駅前の木立から

ぱらぱらと
舞い落ちる葉っぱ

オータムリーヴス

乾いた季節を予感させる

葉っぱたちの

晩秋の舞

私に冬支度を
急かすように・・・

2004/11/28 (Sun)

[149] 秋空のキャンバス
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11月最後の土曜日

太陽に照らされた
下町の風景が
右から左へと流れゆく

友と2ヶ月ぶりの再会

雲ひとつない秋空は
普遍的な太陽の光を
さんさんと降り注ぐ

秋空という自然の
キャンバスに描かれた

大自然の芸術

太陽 それは
自然の営みを…
偉大なる
希望の芸術を…

美しく照らしゆく

2004/12/06 (Mon)

[150] 諭吉くんたちの会話
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ここは日本銀行

何やら沢山の諭吉たちが
話しをしている

・・・AA112233B 諭吉くん
  「いってきまあーす」

・・・AB223344C 諭吉くん
  「いってらっしゃーい」

・・・BC334456D 諭吉くん
  「ただいまー」

・・・CD445566E 諭吉くん
  「おかえりなさあーい」

そして

・・・334971KANE 諭吉くん
  「もうさんざんだったよ〜
   今度のご主人はギャンブルで
   おれを使いやがって・・・」

・・・25941KANE  諭吉くん
  「いやあ素晴らしいよ〜
   今度のご主人は詩集を出すために
   おれを使ってくれたんだ・・・」

芸術の秋
暦の上ではあと2日

詩集締切の日は
いよいよ明日に・・・

  

2004/11/29 (Mon)

[151] 諭吉くんたちの会話A
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きょうも
ここ日本銀行で

沢山の話しをしている
諭吉くんたち

・・・334971KANE 諭吉くん
  「今日のご主人様はどうかなあ?」

・・・25941KANE  諭吉くん
  「ぼくのご主人様は詩人みたいだよ」

そして

・・・334971KANE 諭吉くん
  「もうさんざんだったよ〜
   今度のご主人はギャンブルで
   おれを使いやがって・・・」

・・・25941KANE  諭吉くん
  「いやあ素晴らしいよ〜
   今度のご主人は詩集を出して被災地への
   寄付におれを使ってくれたんだ・・・」

芸術の秋
明日から師走

詩集締切の日は
いよいよ本日に・・・

2004/11/30 (Tue)

[152] 葉っぱのスクエア
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11月最後の
あさを迎える

あすから師走

木立からぱらぱらと落ちゆく

葉っぱの舞

秋の終わり
くもり空につつまれながら
有終の美を飾りゆく

駅前スクエア

ああ
なんて偉大なる

自然の営み

ああ
なんて美しき

自然の芸術


ぼくらの人生

生老病死という
春夏秋冬という

普遍的な
くりかえしの中で
変わりゆく
季節の中で

いまを生きる...

2004/11/30 (Tue)

[153] ネットワーク〜詩人たち
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きのうも
きょうも
あしたも

この地球上に
張り巡らされた

文明の利器で繋がる
たくさんの人々

取締りのできない
縦横無尽な
ネットワークは

リアルタイムで
人々をつなぐ

距離の壁を越えてゆく

ときに
ぼくらに有益なものとして
ときに
ぼくらに有害なものとして

ああ どれほどの人たちが
勇気と希望を与えられたことか
ああ どれほどの人たちが
自らの尊き命を絶ったことか

きょう 
ここのネットワークに
つどい合った

5名の詩人たち

たましいの結晶を
創り往かんとする

崇高なる善の連帯

ここにあり・・・

2004/12/02 (Thu)

[154] 初冬の空〜詩「春の空」の日から
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ときの流れは早い
詩「春の空」を綴ってから
もうすぐ10ヶ月を迎える

12月初めの木曜日
あなたと出会って9日目

いつもの朝がはじまって
いつもの仕事がはじまる

窓から射し込んでくる
師走の陽光・雲なき青空
冬の季節を迎える初冬の空

午前のときが過ぎ
久々に訪れたアジア料理の屋台
職場への帰り道
汐留方面の空を見上げる

あの春の日をふと思い出す
一面に広がる青空の中
我がグループ各社の上だけに
集中していた暗雲

図地反転図形を見るかのごとく
私の意識はそれに集中した

あの日と変わり
きょうは我が社の上空に
燦燦と輝く希望の太陽

恩人との別れ
新たなる出会い

辛苦に耐えたこの1年
完全勝利の祝杯は
もうすぐ そこに…

2004/12/02 (Thu)
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