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携帯電話のむこう側
あなたの世界が広がる
わたしの見えない
あなただけの世界が・・・
あなたが見えない
わたしだけの世界が・・・
あなたは いま
なにを想い
あなたの方にある
あなただけの液晶画面を
みていますか?
わたしは 唯ひとつ
あなたを想い
わたしの手元にある
この画面を
見つめています
あなたへの想いを
画面のなかに
感じながら・・・
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絶対的なもの
相対的でないもの
それが本当のしあわせ
お金や物をたくさん
持っていても
使ってしまって
無くなってしまったり
自分と違うものを
もっと良いものを
周りが持つことで
崩れてしまう
しあわせ感
これが 相対的な
しあわせ感
何があっても
絶対に負けない強さ
それが
絶対的しあわせ・・・
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師走に入り
3日目のあさ
きみと出会って
10日目のあさ
くもひとつない
初冬のあおぞらにつつまれた
いつものあさが はじまる
あさ目覚めると
携帯の画面に輝く
きみからのメッセージ
長いメールを
書かないきみが
夜遅くまで健気に
綴ってくれた
一編のポエム
ぼくはこの詩を
「きみがくれた四つ葉のクローバー」
と名付けたい
とても嬉しい
きみからの
贈りもの
こころあたたまる
一編のポエム
これからも
いつまでも
二人で一緒に
探しつづけたい..
幸運の葉っぱ...
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あの日から
どれくらいのときが
過ぎたのだろう
液晶画面の向こう側
ネットでつながる
見知らぬ世界
さまざまな人たちの
さまざまな想い
さまざまな価値観
それは
一幅の名画のように・・・
響きわたる交響曲のように・・・
ぼくのこころに
かがやきを与えてくれた
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人間 生命 自然
それぞれの営み
くりかえされる営み
何ごとも原因あっての結果
過去の因は現在の果
現在の因は
さまざまな縁によって
未来の果となって
つながってゆく
ひとつの出会いが
人々のこころを
大きく変えてゆく
あの日
あなたが綴った
わたしが綴った
一編のポエムは
ひとつの因となり
ひとつの縁となって
あなたとの出会いという
ひとつの結果を生み出した
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お正月
粉雪舞う北の大地の
あなたから
八丁味噌の美味しい
独特な食文化の地
博覧会を間近に控えた
あなたから
食いだおれの街
道頓堀の活気あふれる
西の都の
あなたから
「24の瞳」の舞台となった
オリーブの島を有する
瀬戸内海を望む西の都市の
あなたから
海峡に架かる橋と
ふくが美味しい
本州の端の街の
あなたから
その昔
炭坑節に歌われた
石炭採取に栄えた町の
あなたから
届く希望のあいさつ
会えなくても
こころでつながる
1枚のメッセージ
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ぼくが詩を綴りゆく理由
それは
ぼく自身はもちろん
あらゆる違いを超えて
たくさんの人とともに
人間とは 生命とは
真の幸せとは
平和とは何か?
人生を考えゆく
善き友と
探求し往くため
いま
あなたに伝えたい
人間生命を解明した
普遍的価値観を
ぼくらの成遂げ往かんとする
偉大なる この大事業を・・・
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11月最後の月曜日
あなたと出会って
6日目の朝を迎える
東京下町の駅
二つの大空への玄関をつなぐこの線を
特急電車が わたしの乗る電車の横を
追い越してゆく
それぞれの使命と役割を持って
エアポートは逆風のなかを
たくさんの人びとの
たくさんの想いをのせて
さまざまな人たちを
大空へと舞い上がらせる
あなたが歩んだ人生の滑走路
わたしが歩んだ人生の滑走路
ちがう世界を歩んだ2人が いま
ひとつの線でつながる予感
この 2本のレールのように・・・
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久々に訪れる休日の銀座
師走の曇り空につつまれた街並みは
しっとりと小雨に潤いながら
人びとが慌しく流れてゆく
4丁目交差点 デパート前
ここで待合せたのは
いつのことだったろう
2000年の夏の終りごろ
はっきり記憶には残っていない
定年退職後のあなたと
英国留学へと旅立つあなたと
医療現場で活躍を続けるあなたと
皆で会った思い出
あれから4年の歳月が過ぎ
きょう再び
ここ4丁目交差点に立つ
変わりゆくもの
刻一刻と流れゆく
季節の移り変わり
ぼくらの生活
変わらぬもの
この交差点からの街の佇まい
そして
活気あふれる人の流れ
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大丈夫だよ
「身体の具合はどうかなあ?」
先ほど留守電に
入れたメッセージ
もう休んでいると思うけれど
きみのことがとても心配
だからメール送るよ
本当は電話したい
けれど体調すぐれないきみを
起こしてしまうと悪いから
きみにメールを送るよ
辛いとき
泣きたいとき
何でもいいから
ぶつけてね!
冬は必ず春になるよ
暁が現れない夜はないよね
辛かったことや苦労したこと
必ず人生の糧になっていくから
一緒に暁を探しに行こう
大丈夫だよ