ホーム > 詩人の部屋 > evansの部屋 > 2005◎元旦の空

evansの部屋


[170] 2005◎元旦の空
詩人:evans [投票][編集]

元旦の午後の空

荒川鉄橋上空

澄み渡る東京の
上に広がる青空

昨日までの
大荒れの空は

ぼくらの決意と
強き祈りで

遥か彼方に
押し寄せては
また戻されながら

茜いろに輝く
慈愛の光を
ときに
街に降り注ぎ
ときに
遮りながら

くりかえし

刻一刻と
街の情景が
ながれゆく

青空の周りに広がる
薄紫のくもたち
そして
その切れ間から
見え隠れする
茜いろの輝き

それは

権力と欲望に
満ち溢れた
虚栄と無関心に
つつまれた
この現実世界を

師匠とともに
進みゆく
我らという

怒涛の絵画を
観るかのように・・・

2005/01/02 (Sun)

前頁] [evansの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -