初雪の積もる朝
銀世界の朝
あなたを思う
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幼少の私とともに
まっ白な冬の
信州の空の下
薪を焚きながら
お湯を沸かしていた
あなたがいた
いつも いつも
凍てつく中でも
どんな処にも
厳しい厳冬の中で
あなたは
優しき慈愛の
眼差しを私に
注ぎ続けた
あの懐かしの日々よ
・・・・・・・・・・
昨秋 霊山に旅立った
92歳のあなたを
今朝 思い出す
あなたのお陰で
いまの私がいる
あなたのお陰で
今ここにいる
ありがとう
ありがとう
白い息が いま
あなたとともに
舞い上がる・・・
2005/03/07 (Mon)