いま再び
白壁の街に佇む
18年前の学生時代
あの暑い夏の日
巨大大橋が列島をつなぎ
バブルに浮かれていた
あの暑い夏の日
夜行バスを降りて
眠い眼をこすりながら
ふらりと歩いた
美しきこの街
柳の緑と白壁が
そして
紡績工場跡のレンガ倉庫が
優しく迎えてくれた
ときは流れて
いま
古くて新しい
東洋の叡智
伝統医学の発信が
この街で行なわれた
変わりゆくもの
人のこころと価値観
経済重視から
生活や環境の重視へ
変わらぬもの
明治期以前の生き方
人間としての価値
そして
この街の
柳と白壁の
優しき佇まい・・・
2007/06/13 (Wed)