ホーム > 詩人の部屋 > evansの部屋 > 「畜生」という名の厚化粧

evansの部屋


[26] 「畜生」という名の厚化粧
詩人:evans [投票][編集]

畜生のこころ

それは

権威あるのも
自分より上のもの
有利なものだけに

笑顔で接し
明るく振舞う

こころの表面だけ
飾る厚化粧

しかし
奴らはどこかで
無理をしている

この厚化粧が
剥がれたとき

その反動が
そのしわ寄せが

目下のもの
弱い立場のひと
自分にとって
意味がないひとたちに

見下し馬鹿にした
態度で襲いかかる

奴らのこころは
最後は空しさと
わびしさで
終わりゆく

そこには
人間としての
勝利はあり得ない

2004/06/18 (Fri)

前頁] [evansの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -