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evansの部屋


[271] 見つめる こころ
詩人:evans [投票][編集]

何気ない風景
日常生活の風景

何気ない出来事
普段の出来事

それは
ときに
いとも簡単に

見過ごして
流してしまい
無視してしまい

通り過ぎてゆく

2007秋
台風が過ぎた
9月二度目の
日曜日

残暑厳しい
東京の下町は
少し秋風吹いて

陽が降り注ぐ中
トンボを見つけた

我が家の
玄関前に
かかる鉢植え

いつもは
何気に通り過ぎる
当たり前の風景

でも
見つめてみたい

心を止めて
見つめてみたい

そこには
秋の始まりという
自然の営みが
厳かな生命の儀式が

一幅の名画のように
感じられる

そこには
厳然と家を守る
母の姿がある

母の生きざま
というドラマが
そこにはある

鉢植えの中に
厳然と姿がある

還暦を過ぎて
五年という
歳月を生きる

強き母の姿が

何気ない風景
それは
感謝へと変わり

やがて
芸術となって

人々に伝わりゆく

(2007.9.9)

2007/09/09 (Sun)

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