ホーム > 詩人の部屋 > evansの部屋 > 光の賛歌 〜印象派の画家たちを想う〜

evansの部屋


[294] 光の賛歌 〜印象派の画家たちを想う〜
詩人:evans [投票][編集]

人種や国境を越えて

20世紀に生み出された

普遍的な共通言語

それが

印象派の作品

セーヌ川から始まり
ノルマンディの海岸へと

画家たちは

何を求めて
何を目指して

光の抒情詩を
描いてていたのだろうか?

資本主義経済のひずみ
大不況とインフレ

増えゆく不安

彼らは当時

権威とされていた
画壇の筆法に

異議を唱えて

光によって
世界を観ること

そして
光によって
画面に置き換えること

そのことで彼らは

民衆に希望を与え

さらに

当時の権威的な
社会背景にも

光を注いでくれたに違いない

闇は暁を求め続けて
やがて朝を迎える

彼らの芸術は
視覚という
世界共通言語になり

闇の社会に
希望の光を送り続けた

印象派の彼らに感謝したい

生きる喜びを
そして
光あふれる世界を

描き残してくれて

本当にありがとう

(2013.10.23)

2013/10/23 (Wed)

前頁] [evansの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -