詩人:evans | [投票][編集] |
2004.7.2 夕刻 17:30過ぎ
日比谷公園をひとり歩く
きょう健診が終わった
昼下がりの午後のひととき
外堀を望む市ヶ谷から銀座へ
ひとり街を歩く
真夏の日差し 雲ひとつない青空
あと10日
これまでの長い戦いで
疲れた身体に
秋のごとき爽やかに吹く風は
何故だかとても心地よい
街中の旅行会社の営業所
夏季スクーリングの宿を取る
この大きな壁を越えれば
翌月には全国の学友との
一年ぶりの再会
その想いに
このラストスパート10日間
いよいよ勇気が込み上げる
JR有楽町駅を通り過ぎ
日比谷公園の緑の中に
わが身を置いた
まっすぐに吹き上がる
水飛沫が風に吹かれて
右から左へ流れゆく
19:30 新橋で友人と会うまでの
夕刻のひとときが過ぎてゆく
茜色に染まるビルの谷間
そして
夏の香りと噴水の音が
疲れたこころを癒してくれる
この濁った現実社会をも
浄化させゆく
善の連帯という名の噴水
この おおぞらに
人びとの安らぎと平和の
虹が架かりゆくことを
ただ願い 行動する・・・