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evansの部屋


[60] 堤燈
詩人:evans [投票][編集]

人びとに安らぎを与える
ひとつの あかり

人びとに郷愁を感じさせる
ひとつの あかり

ちょうちん

線路の下の歓楽街で
夏まつりの会場で
都会のビルの谷間で
蛙の歌声響きわたる
田舎まちで

今夜もこの星の
何処かで

さまざまな人の
さまざまな想いとともに

淡い明かりが放たれる

「ひとのために明かりを燈せば
わがまへ あきらかなるべし」

ひとつの出会いが
ひとつの言葉が
子どものこころを
大きく変える

未来を担う子どもたちが
そして われわれ大人たちが
みんな みんな
より善く生きるために

きょうも
慈愛の提燈として

ひとり一人を

照らしゆく・・・

2004/07/25 (Sun)

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