詩人:こう | [投票][編集] |
ぎゅっ
握りしめてくれた
あなたの手
思ったより
冷たくて
汗ばんでた
私の手が熱すぎて
あなたは
「ちょうどいいね」
と つぶやいた
ああ
家まであと数十メートル
もう少しだけ
このままで…
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どうしたの?
そんなに肩の力いれて
いつもの
君じゃ無いみたい
でも
そんな時は
いつでも
僕の所へ
帰っておいで
深呼吸して
立ち止まれば
いいじゃん
僕は
すぐ後ろに
いるんだから
いつでも
君の背中を
抱きしめて
あげるから
心配しないで
まっすぐに
まっすぐに
進みなさい
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鳴いている いつもあの季節が来ると 君たちは鳴きだす 長い長い闇の中 何を思い 夢を見 生きているんだろう 何年間も土の中にいて 出てきてもほんの 一瞬 君たちの生命は こんなにも短いだなんて… ああ また鳴いてるね 僕は思ったんだ 短い生命だからこそ あんなに一生懸命鳴くんだね 鳴いてる君たちはとても輝いていた 生命つきるまで 生きて 鳴いて 生きて 精一杯輝いてください …虫籠の中じゃなくて…
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自分にも
取り柄があるはず
探してみた
友達を
とても羨ましく思う
そして考えるんだ
僕はなんて
ちっぽけなんだろうって
でも
それは違う
ちっぽけなんて
勝手に僕が
そう思っただけ
これからで
いいじゃない
友達と比べんな
焦る必要はない
ゆっくりと
見つけて行こうよ
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ぶるっ
寒いね
そうかな?
僕にはちょうどいいよ
何気ない一言
考えた事無いけど
返事が帰って来るのって
嬉しい事だよね
私と
あなたと
心 つながる
会話のキャッチボール
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小鳥さん 小鳥さん
疲れたのなら
私の肩で
休みなさい
眠りたいのなら
私の足元に
おいで
お腹が空いてるのなら
私の頭を
お食べ
身動きの出来ない
私だけれど
あなたの辛い顔は
見たくないの
泣いてる姿や
絶望の顔
我が子等 全てに
至福の愛を…
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離れないで
離れないさ
おかしいね
聞いてないと
安心出来ないの
あなたは一瞬で
羽を生やして
私のとこから
飛び去ってしまうんじゃないかと
不安なの
あなたには才能が
あるから…
私 わかるから
でも
あと…
もう少しだけ
私のそばにいて…
お願い…
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どうする?
どうしよう
ついにわが家にも
やってきたのね
死にそうだ…
食べ物を…
あ゛ぁあ゛あ゛ー
ん
!?
子供が…
パクっ モグモグ
おいしいね
お父さん
食べないの?
いや お前が食べなさい
私は我が子の為
喜んでしにませう
お腹一杯にしてあげるため…
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頑張れって
言わないで…
涙が出そうになる
あたし
そんなに出来る子じゃないんだよ?
言われる度に
胸が痛む
血が引いてく
パニックになる
プレッシャーを
あたえないで
頑張れなんて
どうして言える?
これが
あたしの
胸の中にある
叫びにも似た
思い…