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夢中人の部屋


[154] 腐食
詩人:夢中人 [投票][編集]

永遠の缶詰が

腐っていた…


蓋を開けると
無意味な食材が
異臭を放って
隙間無く詰まっていた


僕は何を期待し蓋を開けたのだろう

永遠の缶詰の具を瓶に詰めた

カビが生え異物となるまで眺めておこう

この絶望には不可欠な汚物

幸せなときに見てやろう
悲しいときに見てやろう
苦しいときにみてやろう


そう この缶詰に詰まっていたのはかつては心を共有しようとした残飯

明日はまだカビ生えてないかな?

生えるまで眺めていよう

2004/10/02 (Sat)

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