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夢中人の部屋


[168] 存在すら無にしても
詩人:夢中人 [投票][編集]

もしこの美に絶対的な保障が無いのなら

熱に溶けだす氷の様に
数億色の光を失ってしまいたい

もしこの音に絶対的な保障が無いのなら

風に消える生命の様に
言の響きを殺してしまいたい

鮮やかな虹が闇だとしても
聞こえる音色が黙だとしても


少しでも神が微笑むのであれば

不要な生身を傷つけてでもこじ開けてやろう


心さえ死んでしまってもいい

それ故無意味な我が身に備わるならば


絶対的な保障があるのであれば…

2004/12/21 (Tue)

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