詩人:夢中人 | [投票][編集] |
君の色に染まっていたのは僕でした 煙草も慣れない気遣いも 君の色に染まっていたのは僕でした 口づさむ歌も 性格も あの日君に『僕色に染まらなければ…』って呟いたのに 去り行く君の姿を見て涙が流れた 君の誕生日にプレゼントした香水が僕の部屋にある 何もかも置いていった君を思うと苦しい せめて僕の一欠片を連れていってほしかった 何もかも失ってほしくなかった 君への愛も 僕の部屋には君がくれた香水がある 君と僕を並べて呟く『さよなら』 全部どこかへしまってカギをしよう そして僕は新しい香水を買った