詩人:ポピァ | [投票][得票][編集] |
いつか燃え尽きる
生命の蝋燭
おじいちゃんのベッドには
写真が二枚
両方とも孫の写真
明日孫が遊びに来てくれると喜んでいる
おじいちゃん
早く元気になって遊びたい
そう言っていた
おじいちゃんの蝋燭は
もうすぐ消える
おじいちゃんは知っているのかな
もうすぐ孫に会えなくなることを
お孫さんは知っているのかな
もうすぐおじいちゃんの蝋燭が燃え尽きること
蝋燭には限界がある
おじいちゃんの蝋燭は
残りわずか
残りの蝋燭
燃え尽きた時
お孫さんはどんなことを思うのかな
蝋燭の形はなくなっちゃうよ
でも
きっと心には何かが残るはず
後悔じゃないといいな。