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ポピァの部屋


[3] 蝋燭
詩人:ポピァ [投票][得票][編集]


いつか燃え尽きる
生命の蝋燭

おじいちゃんのベッドには
写真が二枚

両方とも孫の写真

明日孫が遊びに来てくれると喜んでいる
おじいちゃん

早く元気になって遊びたい


そう言っていた


おじいちゃんの蝋燭は
もうすぐ消える
おじいちゃんは知っているのかな
もうすぐ孫に会えなくなることを

お孫さんは知っているのかな
もうすぐおじいちゃんの蝋燭が燃え尽きること


蝋燭には限界がある
おじいちゃんの蝋燭は
残りわずか

残りの蝋燭
燃え尽きた時

お孫さんはどんなことを思うのかな


蝋燭の形はなくなっちゃうよ
でも
きっと心には何かが残るはず


後悔じゃないといいな。

2009/04/02 (Thu)

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