ホーム > 詩人の部屋 > 風端の部屋 > 蒼い月−ウタウワタシ−

風端の部屋


[3] 蒼い月−ウタウワタシ−
詩人:風端 [投票][編集]

その夜

初めて月が蒼く見えた夜

気付いたら歌を歌っていた

(即興の名も無い歌)

伝える筈の想いが歌となってこぼれていった

(この歌は想いの涙)

ぽろぽろとゆっくり歌う

(ただ思い出すようにいつまでも)

やがて

大きな蒼い月にすいこまれたのか

自分だけに意味のある歌は

いつの間にか

静かに去って行った

2007/02/25 (Sun)

前頁] [風端の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -