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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1144] モノクローム
詩人:どるとる [投票][編集]


人ごみの中 静かに
僕は紛れ込んで
擬態する昆虫のように周りの色に嫌だったけど溶け込んだ

ほら よく見て
僕はここにいるんだ
ただ周りの色に溶け込みすぎてほかの人と区別がつかないだけだ
そうさせたのは
そうさせたのは
世の中のなんなんだろう

いつも責任を逃れるように誰かのせいにしていたい
正しくはないが
自分の中じゃ
間違えとも思えない

人ごみの中に必死に探した 自分の落ち着ける居場所
それでも いつまでも
見つけられず
ほら少しでも風当たりよくなるように 周りの色に紛れて
もめ事にならないように 自分を隠して
自分に嘘ついてる

もとの色に戻れず
仕方なく
どこにでもいる人
装い
よくある色におさまる
そんな悲しい今を生きてる僕さ

こぼれ落ちる涙は
モノクローム。

2010/03/07 (Sun)

[1145] 明日の自分に会いに行こう
詩人:どるとる [投票][編集]


今日を生きた
僕を無駄にしないように
今日を生きた
僕と同じように
明日も僕のままで生きてゆこう

何か イヤなこととか悲しいことがあっても小さなことと笑うことできなくても
なにがあっても死んでしまうようなことじゃないかぎりは
小さなことの範囲内さ

大げさなくらい悲しんでみたりするのは
誰かに心配されたいからだったりして

ひとりになりたい
それを強く望む 反面
ひとりじゃ辛い
そうも思う
どちらとも言えない
気持ちを抱え何も言わず 黙ったまま 生きてる

そんな毎日が孤独な自分を生むんだって気づいた頃には遅かった
僕はどうしようもなく今 ひとりだから

それでも それでも
明日の自分に会いに行こう
歩けるかい?
自分と話し合いながら
確かめ合いながら
ちょっとずつ
限りがあっても果てしない道を狭めてゆく
明日の自分に会いに行けるのは僕だけ
だから今 全てを捨ててあきらめたら僕はもう二度と生まれない

今日の涙
今日の笑顔
それさえ否定することになる
それは嫌だ
だから生きてゆくんだ
生きる喜びは証のような生きた足跡を残すこと
そして1日を終えたあとの安堵感だ
ほら 息を吸い込んで吐き出したその瞬間の恍惚がほら この世界に生きてることの素晴らしさを言葉ではなく 感覚として教えてくれる
伝わる
伝わる
満たされてゆく心

僕はもう 平気だから

幕が閉じるように瞼閉じてひろがる夢
光の迎えが来て目覚めるまで
しばらくここで休もう

そして明日の自分に会いに行こう
またとない1日の中で待っている
僕とひとつになりに行くのだ

誰の指図でも
誰の命令でもなく
僕は心から生きたいと思うから
僕は生きてゆく

明日に消えない証を残すため
明日の自分に会うために
明日の自分に会いに行く

悲しみを蹴飛ばして
その向こうに見える
喜びを糧にして。

2010/03/07 (Sun)

[1146] ポケットラブソング
詩人:どるとる [投票][編集]


世界でいちばん好きな人に伝えたい気持ちがあるのに
どうそれを伝えればいいのか
その気持ちの正体もうまくわからなくて
ただばかのひとつおぼえのように好き好き繰り返した

誰よりも 何よりも
守りたくて
愛したくて
僕のものにしたくて

僕の小さな ポケットにも入りきれないほどの思いなんだ
胸元からはみ出して見えちゃうかな
持ち運びもできないから きっと言えないんだろう

言葉はいつも難しくなる
君に伝えたいと思えば思うほどに
それは難解になる

簡単でいいのにね
ああ
その簡単な言葉が見つからないんだ

ただ、愛してるだけじゃ素直すぎて
ただ、大好きだけじゃ簡単すぎて

僕の理想に届かなくて

最後まで歌えない
ポケットラブソング

伝えたい気持ちがあっても伝えるべき言葉がないんじゃそれは抱いてても無駄な思い

そんな気持ちがよぎる

最後まで歌いたい
ポケットラブソング

僕の理想を無視しても

いつか いつの日か
簡単でも明確な 言葉で まっすぐ君に伝えたい
それは単なる願いで終わらせたくない

叶えるべき明日の設計図

世界一好きな人へ
僕は歌うんだ
小さな 小さな愛の歌
大きな 大きな気持ちをこめて

最後まで歌いきるよ
君へのラブソング。

2010/03/07 (Sun)

[1147] うまれてはじめて
詩人:どるとる [投票][編集]


君の好きなとこ
数え切れないくらいたくさんある
君の好きなこと
それもたくさんたくさんある

君の大げさな笑顔
君のかわいい仕草
君の優しいところ
君のあたたかい人あたり
その全てが僕の宝物
数え上げらればきりがない
胸の中埋め尽くす名場面
昨日より確実に今日のほうがきらめいて見える

世界一 愛する人よ
受け取ってくれないか?不器用な愛だけれど
君に精いっぱいの愛を
君に絶え間ない愛をあげたいから

これはつかの間の約束じゃない 永遠の約束だ

差し出した手を握ってくれたときの涙は今でも宝物
君の輝きに負けじときらめいてる

僕は君に愛され
君は僕に愛され
互いに愛し愛され
そんな毎日があること
幸せに思うから
僕はいつまでも
君といたいと思う
簡単な理由さ
いちいち確かめ合わずとも わかってる

けれど 言いたいのさ
時々は わかってても確かめ合いたい

最大級の愛でもって
愛されたなら
最大級の愛で返したい 君を愛したい

だから 僕は
生まれてはじめて歌う
愛の歌を

最初も最後も君だけに。

2010/03/07 (Sun)

[1148] 潜水
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深く 深く 目を閉じた僕は夢に沈む
揺れながら揺れながら
夢の中をただようようにさまよう
目覚めるまでは時間の概念がない
自由な世界の中
左右に揺れる振り子だけが 聞こえる

潜水してゆく 心
あたたかくもなく
つめたくもない
夢の中へ その底へ

朝の光が僕を照らすまで僕は夢の中で
ふるえながらふるえながら待っている

できれば起きたくない世界だから
ねえ それでも来てしまうんだな
朝は ほら 僕を迎えに来る

救いのない悪夢じゃないけれど
つかの間の悲しみがやけにこわいなあ

それでも
生きてゆく

海面から顔を出して
岸に上がるように
僕は夢から起き上がって
また変わらない生活に帰ってく 帰ってく

あるがままの自分を夢の中とうつつの中で外側と内側から見つめたまま。

2010/03/07 (Sun)

[1149] 揺れながら揺れながら
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泣きながら泣きながら
たまに生きる
笑いながら笑いながら
たまには生きる

そんな毎日が誰にでも宝物
そんな人生は誰にでも宝物

繰り返す明日また明日と羽ばたく旅烏
また今日に戻るのさ
明日を目指しても
帰る場所はいつも今日というスタート地点

変わりゆくもの
変わらないもの
そのひとつひとつが全部ひっくるめてまるごと人生
だから何ひとつ無駄なものや無意味なものなどないのだ
失うものも
得るものも
全てに意味があり
全てになんらかの意義があるのさ

何を投げだそうと
今を生きることだけはやめたくない

揺れ惑う 計測できない 不安が胸の中で暴れ出してなにがなんだかわからなくなっても
ふるえながら
ふるえながら
僕はいつもモノクロの朝を待つ

生きることは苦だ
でも
死ぬにしても苦はある
だから僕は死ぬ苦より生きる苦に堪えるよ

揺れながら
揺れながら
不安定な綱の上を
落ちないように進む
下を見たら眩暈起こすような
そんな毎日を生きる
サーカスの綱渡りみたいにはいかないかもしれない
どこかでつまずくかもしれない
でも周りのブーイングなんか気にせず僕は僕のままで行くよ

泣いたり笑ったり
この先にも楽しいことが目白押し
見届けないで死んでたまるか

悲しみの向こうに見える喜び
光り輝いてるから
僕は
左右に
揺れながら
揺れながら
こわくても進む

失敗など屁だと笑う

こんな自分をひたすら愛すのだ。

2010/03/08 (Mon)

[1150] ピエロを泣かせ!
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泣きたいときに笑っていて
笑いたいときに泣いている
不可思議な僕は自分でもおかしい
気持ちとは真逆の心
ばかばかしい

ピエロを泣かせ!
ピエロを泣かせ!
こんな笑顔 無駄だ

ピエロを泣かせ!
ピエロを泣かせ!
歪んだ笑いをやめさせないと悲しすぎてそのまま 死ぬぞ

だから ピエロを泣かせ!

いじめじゃないのさ

ただ 無理やり笑うくらいなら気持ちに正直になって自分には泣いてほしいだけ

だって今は悲しいんだから泣かないほうがおかしいから

世の中の前
ピエロになってしまう
僕を人間にもどせ!

2010/03/08 (Mon)

[1151] 言の葉
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君に伝えたい言葉があるよ
どうしてもどうしても届けたい思いがある
君と出会って
僕の何かが変わり
あの日僕が生まれたこと
何より幸せに感じてしまうほど君との出会いが変えたものは多い
悲しいこと
切ないこと
この世界には次から次にたくさんあるけど
どれもこれも君と出会い愛し合う今の喜びから比べれば屁でもない

さあ 笑おう
君のため
さあ 出かけよう
愛のため

どんな辛いことも君のためなら頑張れるから
今まで何を糧にしても頑張れなかった僕もやっと糧になるもの見つけた
それが君だったことが幸せだった

心の水面に言の葉をひとつ浮かべて
笹舟みたいに流そう

君のもとへ
そっと
そっと

乗せた思いは愛という僕の精いっぱいの思い

それは心のかけら
君のために砕いた
僕の一部

どうかどうか大切にしてほしい
僕は移ろわず 君を永久に愛し続けるから

今、二人のろうそくに消えない火を灯そう
どんな風にも耐え抜く
愛の火を

僕は言の葉を浮かべる
君は笑顔を浮かべる
愛し愛され
繰り返す日々
いつか僕はそれを宝物と呼んだ
どれがとかじゃなく全てを宝物と呼んだ

君の名は 君の名は
僕の生きる証そのもの
君の存在は僕の命の影を照らしてくれる

最後の最後まで愛したい
嘘でもジョークでもないよ

これだけは本当なんだ

君の心に君の心に
僕の言の葉乗せた
笹舟が行き着いたら
そっと 抱きしめてください

そのまま 受け取っていいからね

少しの間違いもない清いばかりの愛を。

2010/03/08 (Mon)

[1152] ハッピーエンド
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何も言えない
何も言いたくもない
黙ったまま
僕は夜の真ん中に
ただ身を預けてる
悲しみ吹き飛ばすような不思議な力はない
だから僕は今悲しい
だけど無力じゃない

1日が終わる
長かった1日が
なんだか悲しいな
また明日もあるのに
1日にさよなら言って
少し 涙 流したら
思い立ったように
腰を上げ
見上げた空に目を閉じる

僕にはあの雨の向こうに見えている
輝く月の光
またたく星の光

何はなくとも
生きていることが
いちばんの幸せ

僕はここにいる
それを確かめられたら
忽ち
今までのこと全て
笑い話にできる
まだ悲しいことは続くもそれはそれで幸せ

理想とはまた違うけど
とどのつまりはハッピーエンドです
今、僕笑えています

何も言えないけど
何も言いたくないけど
いつもいやなことから目をそらしてしまうけど
それなりに幸せだよ

ここにある命が訴えている
ハッピーエンドは間近
ほら 駆け抜けてゆこう 夜のてっぺんを目指して

最悪極まりない始まりも終わりくらいはハッピーエンドにもっていこう。

2010/03/08 (Mon)

[1153] 笑う夜
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ねえ どんな日だって無駄だったなんて言わないで
今日一日を生きた自分を貶さないで
ねえ どんな事があったって必死に頑張った自分を認めてあげよう
不器用な手付きで
手繰り寄せたこの夜は
無理やり時計の針を動かしたようになんだかやりきったっていうものがない
それでも なんにしても自分をほめることがいちばんの愛と思うから
なんだって笑えるさ
生きていればいいことのひとつやふたつくらいあるさ
それを糧に勝手に進んでゆくさ

だから 僕は夜を笑う
屁でもねえやと
今日も涙をのみ込む


嘘でも強がりでも
そうしなきゃきっと僕はバラバラに壊れてしまうから。

2010/03/08 (Mon)
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