詩人:どるとる | [投票][編集] |
人生という列車の中で
人は生きているのさ
今日という駅にはもう戻れないのを知っているのか知っていても知らないふりをしているのか
ぼくはいつも夢のないことばかり言ってる
イメージではもう何万回死んでいるのだろう
勇気もないから
ぼくは今ものうのうと生きてる
昨日という駅にさよならをして
ぼくは明日という駅に向かってゆく
その途中の夢の中
ぼくは
真っ白な空間に立っていて なぜか生きたいと繰り返し連呼している
そんな不可思議な
毎日の中で
いつか 列車は死という終着駅に着いてしまうから
それまでぼくはしっかり生きて行くのだ
いつまでも
いつまでも
列車に揺られて
たまに
うれしくて
たまに
悲しい
そんな毎日を
繰り返してゆくのさ
列車に揺られて。
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人はね 死んでしまおうと思えばいくらでも死んでしまえる
だけれど 一度死んでしまったらもう二度とは生まれられない
だからぼくらがここで生きていることは
奇跡にも近いことだ
せっかく咲いたんだから生きなきゃ損さ
悲しいことは多々あれどきっと生きていることさえ確かであればどんなに不器用だって ゆるされるはずだから
さあ、生きてゆこう
どんなに雨が降ってても
さあ、歩いてゆこう
風当たり 強くたって
ぼくらはひとりひとり
生まれるべくして生まれここにいる
約束された時間の中
咲き続けるべき花
明日も咲く花なんだ
何がだめだって
生きていることにかなう頑張りはないからね
自分をほめて
明日咲く花よ
新しいページをひらいて この物語の続きを見届けましょう
まだまだ 行けるさ
君は確かに
ぼくは確かに
生きているから
それだけで
生きていけるぜ
笑顔も涙も引き連れてぼくらはたがいに手を繋ぐ
さびしい夜を乗り越えてまばゆく輝く朝にたどり着くのさ
明日咲く花よ
ぼくらを引き続き
咲かせたまえ
この広い大地に。
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本当にきみはここにいるのかい?
そしてやがて時が来れば消えてしまうのかい?
そんな運命さえ時としてぼくらは鼻で笑うのかい?
いつしかぼくらはこの世界に散り散りに生まれて
花が芽を出すように
小さな頃を経て
誰も時間に押し流されいいわるいに関わらず大人になる
悲しいこと
うれしいこと
自分の力じゃどうにもいかないこと
いろんなことを知ってはそれなりに挫折もして
生きることがただ単にいるだけでは許されないことがわかることだろう
今日の涙
昨日の笑顔
今日までの涙
明日からの笑顔
いろんな出来事に心は動かされて
感情はたびたび揺れて変わる
そして夜は何度でも
ぼくが生きてるかぎり世界を真っ黒に染めて 夢を運ぶだろう
ぼくも夢を見るだろう
それが無謀でも適当でも夢は夢
バカにはしないで
いつでもロマンってもんを大切にしたい
道をたまに外れて
気づけば獣道に迷い込むぼくに気づく
まあそれも勉強さ
袋小路から 抜け出したら 考えればいい
明日もね バカのひとつおぼえみたいにぼくらは 同じ動作を繰り返しては同じような悲しみに泣いて
同じような喜びにきりもなく笑うだろう
そんな ぼくを見守るように遠くから照らす誰かのまなざし
感じながら
感じながら
今日も 僕の影は肉体を連れ いつもの帰り道をまっすぐ歩く
大切なことが何かを知っている
いつまでも 僕は子供でいられないことも知っている
ただ、ずっと
続くこの道の先に
夢見ていたい
おとぎ話にあるような 幸せなオチを期待して僕は苦労もしょい込むよ
楽ばかりなんかしてないんだ
電信柱の明かりに群がる小さな 羽虫たち
遠くで 猫の鳴き声
この街はあいかわらずのようだ
さえない僕らもすべてが非凡でいることのあらわれ
ほらねあざやかに見違える
ここにいるからここにいる
安易な答でおやすみを言うよ。
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空の顔色 気にしながら
いつも いつでも生きている
強がりと弱さを 携えた心は 諦めと持久を繰り返し
上がり下がりを行き交い
風化する 時間
過去はおとぎ話か
常に今だけを見つめるこの瞳には悲しそうな目をした君が映るだけ
今、僕はとある空の下とある土の上
そして 最も愛すべき君の横にいる
幸せなはずなのに
不満げな顔
実に 贅沢な人
愚痴ばかり こぼし
文句ばかり言って
才能もない
愚かなだけの人
変わらない日常
見飽きた街の景色
無機質なビル群
窓の向こうの憧れ
そして君のまなざし
ため息で曇る窓硝子
指で書いたさようなら
命短し時恋し
はかなく散りゆく我が命
早く燃え尽きてしまえと 悲しい願いを胸に うつろにさまよう日々
それでも君が笑うと僕も人なりに嬉しい
いつも言葉は足らないけど 伝えたい
僕は君を愛してる
そしてまだ生きたい
願いは目映い光を放ち
やがて 空へ立ちのぼる
とある 物語の1ページの片隅 涙を流す時さえも
僕は限り無く生きていて
ただそれだけが嬉しくて
涙が止まらない
塞いでた耳から
両手を離し
閉じてた両目から
両手を離し
僕は君を見つめる
麗しの 乙女
僕に 永久の光を。
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思ってもみなかった
ページはめくられて
さよならの時は来る
僕らは互いに背を向けた
そして 今日、僕らはさよならをする
バイバイと手を振ることもなく
ただ 二言三言
話しただけ
さよならの雨は降る
僕らの頬を流れる
さよならの雨が降る
僕らはもう会えない
真っ赤に染まる
他人同士になったその時
僕らを本当の悲しみが襲う
それでもさよならすることを選んだ
僕らは 愚かだね
何もかもから背を向けて逃げたから。
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ただ君がそばにいてくれる
ただそれだけでよくて
ただ君が笑っていてくれる
それだけで僕は幸せで
同じ時間をともに過ごせる
ただそれだけで満ち足りて
ただなんとなくでも息もふれるくらい
近くにいればいつかは君に何かできる気がして
僕は君といるのさ
心ふるえるような
そんな悲しい出来事さえも君と一緒ならぜんぜん平気で
毎日がまるで楽しかった
ばかばかしいような
くだらないことだってなんだか特別な時間にも思えるんだ
ただ一緒にいるだけでよかったけど
僕は本当はもっと君が心から幸せになれるようなもの 君にあげたい
でもそれが何かは君も知らない
だから僕は探すのさ
この長い長い旅路の中で
ただなんとなくいただけなのに
いつの間にかそれが当たり前になっていて
いつしか特別なものに変わって
僕は君の涙を見るたびに痛みをはらんだ切なさがぐっと胸を締め付けて
君の好みも嫌いなものもだいたいはわかって
そしてもっともっと愛したくなって
それでも愛にも限りはあって
ちっぽけな僕は立ち止まって
何もできずいつも笑っていて
そんな僕でも君は愛してくれて
ああそれが痛いくらいうれしくって
自分が情けなくって
涙にすべてがにじんで
思わず 抱きしめた
自分ができるかぎりの優しさを持ち寄って
渾身の愛でもって唄ったんだ
少しずつ少しずつ
伝えてゆくような
長い長い唄を
永久の祈りをこめて
僕は唄ったんだ
題名のない唄を
君に贈るならこんな唄かななんて思い倦ねながら唄ったんだ
ラブソングという名の愛の歌
とっさにつけたタイトルにセンスのなさがあらわになって恥ずかしくなったけれど
君はとても気に入ってくれたのさ
僕ごと愛してくれるって抱きしめてくれたのさ
これからもよろしくね
僕らの人生のテーマソングにしよう
そういう僕の瞳には君がとても輝いて見えていたのです。
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果てしない闇を抜けて光を探しに行こう
いつでも僕は強がってばかりいるけど
隣で微笑む君のためにいくつもの努力をしているのさ
もしもいつか僕にも主人公になれるときが来たらそのときは迷わず君を守るために 剣を手にとるよ
そして君を悲しませるものに立ち向かう
逃げないさ
主人公はヒロインのために戦うんだ
さあ 旅立ちは今
主人公よ、闇を抜けろ
光り輝く明日を呼び覚ませ。
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悲しい記憶は早いとこ忘れてしまいたいけれど
笑い飛ばしたくはないよ
だってその時の自分の涙を思い出すと頑張っていたような気がするから
目頭が熱くなるほど
僕は愛されているね
だけれどそんな愛すら気づけなかった
だからぼくはいつもひとりだと思ってしまって
とてもさびしかった
心細かった
涙流れるから悲しいのか
涙流れるまえから悲しいのか
そんなことすらどうでもよくて
ぼくは今ただ悲しくて
涙の雨がやまなくて
心の中までずぶぬれなのさ
SOS信号もどうやら
届いていないらしい
ぼくはまだひとり
涙のSOS信号 送りつづけてる 途中です
雨はやまず
涙は降り続く
街の明かりは
遠く 揺れて
涙の雨がやむとき
悲しみは立ち去り
空のすき間から日が差してまたぼくは笑えるだろう
なんてね
言いながら
傘をしまうぼくは
ひとり並木道にて
まどろみながら
目をつぶる
明日に待たせてある
喜びに会いに行くために僕は頑張ったから
夜に おそれないで
涙の雨はもうやんだから いくらでも笑っていいはずだ
笑い飛ばすんじゃなくて強がるんでもなくてただ喜びに素直になるだけと僕は言った
夢はまた始まるよ
ここから ほらね。
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どうして僕は君を好きになったのかな
どうして僕は君じゃなきゃだめなのかな
周りを見渡してみても君以外に僕に似合う人なんか見当たらない
まるで映画の最後に流れるエンディングロールみたいにいくつもの人たちに祝福され僕らは僕らなんだね
少し古くさくて
少し時代遅れな
そんな二人だから
今も やっていける
運命の人だと気づいたのはずっとずっと昔かもしれない
出会ったその瞬間君だと思ったから
僕は君となら 生きてゆけると思ったから
あたたかい春の風に吹かれて
桜が咲きそうな
ぽかぽかした1日
青空に抱かれて
僕らは結ばれた
そしてまた何度でも運命は回るだろう
いくら仲を違えても何度でも僕らはやり直せるだろう
運命で結ばれた僕らだから 譲り合いながら 確かめ合いながら 少しずつ少しずつ本物に近づいてゆくよ
君は僕にとっての運命の人
僕は君にとっての運命の人
ずっといつまでも変わらない
明日も明後日も変わらないさ
僕は何が狂っても
君が好きで
君も何が狂っても
僕が好きだから
君は永遠に僕の運命の人で
僕は永遠に君の運命の人だ
だれにも変えられやしないんだ
だれにも否定できないんだ
僕らはほどけない運命の糸で結ばれているから
いつまでも
いつまでも
磁石のように
離れても
離れても
またくっつき合える
だって僕らは
運命の人どうし。
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君はS極で僕はN極
磁石のように何度でも離れてもまた出会う
なにかの間違いで仲をたがえても
おおきく意見食い違っても
運命からは逃れられない
逃れられないからうれしいんだけど
君が好き
僕は好き
たまらなくとても好き
世界一好き
そんな気持ち
いつまでも忘れたくないな
だから忘れないよ
明日も明後日も
君が笑ってくれるなら
僕は命がけで君を愛したい
特技なんてまるでないから
特別なことなんて期待されても何もしてあげられないけど
君を愛してあげたい
一緒にいるだけで
優しくしてあげるだけで君が笑ってくれるなら
僕は明日も君のとなりでのんきな唄をうたってあげるから
いつまでも
いつまでも
一緒にいようね
君が笑ってくれるなら僕はどんな悲しみにだってたえてみせるからね
強くなるからね
どうか見守っててください
桜の花びらがまるで雨のように景色に降り注ぐ
おかしな光景さ
そんな光景でも
君と見つめられたなら
僕は幸せだから
ずっと…
そんなふうに君と笑いあっていたいのさ
とても素敵なことだろう
考えただけでほほ笑ましいね
明日に希望が持てる
未来に期待が持てる
心なしか空が晴れてきたような気さえするよ。