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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1274] 天国の君へ
詩人:どるとる [投票][編集]


君のことが大好きで
どうにかしても一生かけても守りたくて
何よりかけがえのない人なんだとか
きれいごと並べればきりがないけど
僕は心から本当にそんな気持ちなんだ

もし君にひとつだけ
伝えられることが許されるなら
僕は何を言うのだろうね

そばにいるだけで
たまらなく幸せで
君の近くにいれるだけで満たされていたのに

なぜ僕は気持ちを言えないまま君の後ろ姿ばかり見てたんだろう
君は待ってたのかな
僕は待たせてたのかな
今は何もわからないけれどただ残されたこの気持ちだけが行き場もなく さまよってるんだ
野良犬みたいな気持ちが落ち着きようもなくさまよってるんだ

一歩ずつ一歩ずつ
近寄ってゆければ
それは幸せなんだよと誰かが僕に言ってくれた気がしたんだ

もうすぐ春はそこまでやってきてるね
並木道はあと少ししたら桜で満開になるだろう
そしたら僕は何か変われるかな

花びらが舞う 並木道を歩いていた僕らの残像がまるで見えるようだ
あまりにも愛しすぎたために失う悲しみは大きすぎた
さよならさえ言えなかった
君はもうこの世界のどこにもいないのだから
今さら何も伝えられない

あたたかな日だまりに佇む僕は涙ぽろぽろ流して天国の君にひたすら
言葉じゃない何かを伝えようとしてる

それでも 何ひとつ
思い浮かばない
僕はひとり君にもらった強さの意味さえなくしかけてる

天国の君へ
僕はどうすりゃいいのかな?

2010/04/04 (Sun)

[1275] 愛の歌
詩人:どるとる [投票][編集]


夜も朝も君を想う
絵を描くように
すらすらと言葉が出てこない
今日も明日も僕は
君を思い続けてる
何ひとつ 自慢できることなんかないのにね なんだか君を愛せることだけは誇りなんだ

君を想う そのたびに胸の中に灯る優しいランプがゆらゆらと揺れている

世界中の誰よりも
愛する君のために
今僕は大事な言葉
口ずさむよ

ああ愛してる

嘘などではないよ
疑う気持ちもわかるけど誓って嘘じゃないんだ
遠まわしの言葉は全部捨てたよ
素直な気持ちだけ
伝えたいから
だから聞いてね

君を愛してる

届け 愛の歌
君の心にまっすぐ
伝われ 僕の思い

ああ愛してる
君のもとへ
いくつもの空をこえて。

2010/04/04 (Sun)

[1276] 詩人の部屋
詩人:どるとる [投票][編集]


届けたい思いがある
伝えたい気持ちがある
だから詩は生まれる
あふれそうな言葉がある
あふれ出す夢がある

舞い散る花びら 染めて染められ
はじまりの一歩を踏み出す誰かがうたうための詩
悲しみに暮れている誰かをなぐさめる詩
頑張ってる誰かを応援する詩
いくつもの詩がこの部屋にはあふれてる

僕がうたう詩は どんな詩なのかな
そして誰へ贈るための詩なのかな
わからない
まるでわからない
でも届けたい
でも伝えたい

誰にもひとつくらいはある
テーマっていうのか
大きなメッセージが
伝えたい 届けたい
そんな気持ちがこの部屋に住まう人々の中から次々と詩は生まれる

詩人は今日も変わらずただの詩人だから
悲しみに泣き
喜びに笑う
何ひとつ不思議はない
ただ思いを伝えたい気持ちが人より強いだけ
さあ 君も伝えたい気持ちや届けたい思いがあるならこの部屋においで

みんな待ってるよ
君の思いを聞いてくれるんだ

詩人の部屋の窓から見える景色はほら
いつも青空とはかぎらないけれど足りない部分は君のうたう詩で補ってくれればそれはいいと思う

だから 君の席に座りなよ
詩人の部屋は誰の詩も拒まず招き入れる

痛みも悲しみも
罪も愚かさも
深い愛も優しさも
涙も何もかも
包んでくれる

僕がその証人だ
だから君も扉を開けて中に入っておいで

僕は待ってる
みんな待ってる
君を待ってる

この部屋は君を待ってる。

2010/04/04 (Sun)

[1277] つよく笑って
詩人:どるとる [投票][編集]

悲しいから泣く人は確かに普通だ
でもそこを我慢してつよく笑えた人は偉い
風船みたいに顔を膨らませて苛立っても
何も言わず微笑んでいられたならそれは素晴らしいんだ

僕は悲しくたって
きっと悲しくたって
つよく笑うから
つよくなるから

つよく笑って
つよく笑って
悲しみにも喜びに浮かべるのと大差ない微笑みを浮かべるのだ
そのときこそ僕は英雄だろう
だからつよく笑って
切なさに打ち勝って
悲しみを追い出して
バカにされるくらい笑って
悲しいときこそ胸を張って
つよくつよく笑うのだ

僕は知ってる
苦しいときこそ笑う人の強さを
だからつよく笑って
逆境を乗り越え
巻き起こすのだ
僕の時代
波乱のさなかで
悲しみに微笑むつよさをもてたなら
それはつよい人だから

さあ つよく笑って
輝きを放ってゆこう
腕を振り歩いてゆこう

たびたび吹くどっちつかずの風にからかわれても。

2010/04/04 (Sun)

[1278] 灯りは消えた
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自分を信じられなくなったなら
誰かから信じてもらえなくなるより悲しいことだ
ここにいる意味が消えてしまう
ふいに吹きつける風に消えてしまう
マッチのようにそれはもう使い物にもならない存在だ

生きてる意味さえ
ここにいる理由さえ
なくなったらそれはもう悲しいもんだ

僕はすり終わった
マッチみたいにさ
ゴミ箱行きだ
黒く焦げたマッチ棒はもう使い物にはならない
ただ時を持て余すだけ

誰かと自分を比べる天秤をイメージとして目の前に浮かべてみても仕方ないのに
どんどん自分が透明になってゆきそう

渦巻く不安と心をふるわす言葉にならぬ切なさ
僕をかろうじて生かすものはなんだろう
それを考えたときは
もう目的の駅を降り過ごしてしまっていた

空には頼りない
小さな星と
いるのか
あるのか
ないのか
わからない
たったひとつの希望が悲しく見えるだけ

そして今街中の灯りは消えた
うつむき途方に暮れる僕を残したまま。

2010/04/04 (Sun)

[1279] 日帰り傷心旅行
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時々自分のことがなぜか信じられなくなる
そんなときは仕事適当な理由つくって休んでひとり
宛てもなく電車に乗って適当な駅で降りて適当に昼食うのさ
いつの間にか 空はきれいなみかん色に染まって
知らない街はなぜだか懐かしさに包まれてる
駅へと向かうため
元来た道をたどる僕は小さな電気屋の前に来て
そこにうつるテレビをしばらく見てた

こんなふうに変わりなく続く当たり障りのない平穏な日々も爆弾が落ちてくるような刺激を求めて
さまよう旅人を生んだ

あたりまえな幸せというものもゆきすぎると傷になったりするんだな
すごく贅沢なようだけど僕には深刻な悩みなんだ

ブラウン管にうつる
どうでもいいニュース
あの儲かっていなさそうな電気屋のおやじもガラス越し見れば なんだかやる気のなさそうな顔でたばこふかしてた

全ては僕が成し遂げてきたことの結果なんだよ
ほら、色あせて見えても頑張りに応じた未来なんだ
これ以上 何もない

日帰り傷心旅行は旅してきた時間以上のものを心に残した
乗り合わせた運命に
この時代に生まれた僕に足りないもの
それが一体なんなねか
それがわかるまで僕はきっと何も変われないだろう

僕の人生はあの電気屋のガラス越しに暇つぶし程度で見たテレビのような
どうでもいい人生じゃないはずだろう
絶対に意味のある人生なんだろう

それなのに
テレビを消すように
ほら 暗い日常
帰って寝るだけの変わらない日々にマンネリ気味の僕にはこの日帰り傷心旅行はどんな意味をもたらすのかな

なんて 思ってみたりして

夜の静かな道を歩く
終電にはぜんぜん間に合ったけど
人生の最寄り駅はとうに過ぎたから
僕はぜんぜん考えにもない駅にたどり着いてしまったんだろう

あれ、見たことのない景色だ
でもこれからはここが僕の居場所なんだ

たとえ夢見た未来じゃなくても。

2010/04/04 (Sun)

[1280] 
詩人:どるとる [投票][編集]


やまない雨はない
明けない夜はない
僕は信じてる
誰よりも頑固なくらい

あれどうしちゃったのかないつもならすぐに笑い飛ばせるはずの涙が止まらない
そんな夜は
何も考えないで
眠っちゃったほうが楽なんだ
何よりも

悲しいときも
うれしいときも
流れるのが涙
今僕が流す涙はそのどちらの涙なのかな
考えるまもなくただ流れる涙にプロ並にじょうずに僕はおぼれて

涙の海は誰も泳げない
馴れる日などこないのだ
だって悲しみはいつだって悲しいもの
喜びはいつも嬉しいもの 涙は何度でも流れるよ
同じ理由だって符合する出来事があるなら
涙はいつだって傍にいるよ
邪魔だって感じる日もあるけどやさしいときもあるから
誰も傍に寄り添ってない夜も涙だけはいつも傍にいて
僕にぬくもりと優しさをおしえてくれる
ほら 今 とても悲しいのにさ なぜか優しい気持ちでいっぱいさ
不思議な不思議な気持ちだ

そして涙は答を見つけたように岸に上がりさよなら言う僕に手を振る

いつだって
呼んでもないのに
傍にいる

邪魔なようで
いるとホッとする
そんな涙が傍にいる

幸せはここにある
悲しみのある世界に
喜びがあるように

笑顔があるところ
涙があり
人がいるところ
愛がいる

そして君がいる

そんな世界が僕は好きだな
きょうもあしたも

涙涙の1日に
感謝感謝の繰り返し。

2010/04/04 (Sun)

[1281] ちょっと昔のずいぶん古い詩
詩人:どるとる [投票][編集]


今よりもっと
そう願ってた僕なのにいつの間にか
やたら背の高い大人になりたがってたね
必死こいて求めている場所には何もありゃしないのに無謀なくらいひた走る僕がいた

高みを目指しすぎるあまり周りが見えなくなってた
理想の影を追いかけて見失って
たどり着いた真夜中に目が覚めた
はかなく浅はかな夢だとも気づけずに

ちょっと昔の
ずいぶん古い
詩をつくりたい
つくりたいのは
変わらない詩

僕がつくってたのに
もう つくれなくなってしまった詩
まるで別人の成し遂げたことだね
ほら あれ以上でもなくあれ以下でもない
変わらない詩をあの頃の姿勢でうたいたい
もし叶うなら
もう 古いままでいい


求めてたのは時代おくれの詩
それは自分がうたいたい詩
拍手してもらえるような詩じゃない
気に入ってもらうための詩なんかじゃないのさ
大げさな話 他人からつばを吐きかけられるような 嫌われ者の詩うたいたい
昔はそうだったから

ちょっと昔の
ずいぶん古い
詩をうたいたい
もう一度だけ
時よ、もどれ

真夜中に 真夜中に
たどり着いた僕は
そこで好きな詩うたう

好かれなくたって
嫌われたって
貶されたって
うたいたい詩
うたえなければ
意味はないんだ
うたいはじめは
軽やかならば
うたい終わりも
軽やかにしたい
ひとりになっても
舞台には誰もいなくても 照明消されても
僕はうたい続ける
ちょっと昔の…
ずいぶん古い詩…

さあ 夜は針が回るだけで明るくもなりましょう
幕は上がり また 人でごった返す 矢車通り

全ての 答は きっと
少しずつ 見えてくる
そう思うから

もう少し 支えになって 昔の僕の詩よ
いつまでもすがっていたい 昔の僕の詩

いつまでも すがってもいられないけど
古くて新しい詩が生まれるまで 傍にいて 流れ続けてて 昔の僕の本気の詩よ…

2010/04/04 (Sun)

[1282] ぼくのゆくえ
詩人:どるとる [投票][編集]


もうへたな言葉は何も必要ない
待たずとも誰にも明日はやってくるんだから静かに目を閉じ夜が明けるのを待っていればいい
大切なことなんか何もありはしないんだろう
全てがいつか幻と消えるなら何が大切でも変わりないから

流れる涙はどこへ
ゆくえをくらますの?
さまよう僕はどこへ
向かっているの?

何ひとつわからない
そのままで構わない孤独な夜はつづく
果てのない空の向こうへぼくは飛んでゆく
神の名を借りた運命にもてあそばれて
ぼくらはサイコロを振る
出た目の数だけ前に進む
そんなスゴロクみたいな毎日には様々な出来事がある

落とし穴は意外にすぐ傍にある
気をつけて 前だけじゃなく下も見て
たまには

不安や苛立ちに四方を囲まれる
ぼくは気まぐれに変わる信号を眺めながら
渡るか渡らないか考えている

涙のゆくえは誰も知らぬ
涙がどこから来たのかを知らないように
ぼくのゆくえも誰もわからない

ぼくはひとり夜に沈む
悲しみ紛らす口笛を吹き鳴らして
ぼくは自分のゆくえを知らぬ

ぼくはぼくであってぼくじゃないから。

2010/04/05 (Mon)

[1283] 明日は誰の手元にも
詩人:どるとる [投票][編集]


心配しなくていいからね
悲しいことがあっても
明けない夜はないように
止まない雨などないように
楽しいことだって明日には必ずあるからね
少しでも聞き入れる気があるならば
きれいごとだと片づけずに聞いてほしいのさ

明日は誰のものでもないけれど
君の明日は君のものなんだから
泣いたっていいんだよ
悲しいなら泣けばいいよ
隠すことなんかない
感情に素直になることは悪いことじゃない
人を傷つけないならば
自分を傷つけないならば
泣けばいいのさ

君が一日中 転んだり 叫んだり 叱られたりする姿
そんな頑張りさえ今諦めたら消えてしまう
だから君がその頑張りを続けることは
明日を見つけることなんだよ

気がつけば多分
消えているような笑顔は涙に上書きされたようにいびつだから
どんなに 気持ち偽って笑ってみても本物の笑顔にはかなうはずもないね

ほら、君が生きていること
それを肯定することはできても否定することだけは誰にもできないんだから
迷わず進めばいいんだ
それだけで歩いて行けるだろう

雨が降りしきる この世界ではどんなに晴れてもいつ雨が降るとか 不安は絶えないけど 今ここにある喜びに笑い今ここにある悲しみに泣くしかできないから

君は君の喜びにただ素直に笑えばいい
雨が降るなら雨の気持ちと同じように君も泣けばいいだけだ

明日は誰の手元にも届くものだから
なにも特別なものじゃない 寧ろどんな明日になろうがなんの価値もない
だけれど 生きていく覚悟のあるものにしか届かないものなんだ
朝目覚めたときに手にするまぶしい光は 君が生きていく覚悟を持ってるから見えてるんだ

何ひとつこの世界にくだらないものはない
たとえば君がいて
悲しんだりすることも全てに意味があり
全てに根拠がある
だからこそ君は泣くのだろう
届いた明日の箱の中には正直要らないものもあるから。

2010/04/06 (Tue)
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