詩人:どるとる | [投票][編集] |
君のこと世界一
誰より 何より愛してる
だけれど具体的にはね 言えない僕なんです
だけれど 誰より何よりも愛したい人なんです
なぜだか不思議に溢れ出る涙に流されて
僕は言葉さえ 失っていた
莫迦のひとつ覚えのように
僕はいつでも繰り返していた 愛の言葉
きっと 全部好きだから 何かひとつを選ぶには 無理があると思うから 言葉にできないのでしょう
君の好きなところは
全部好きなんだ
今は それだけで 君を誰より 愛することができそうな気がするよ
運命だとか奇跡だとか信じちゃいない僕だけど君との出会いはまるで不思議さ
眠れない夜も
目が覚めない朝も
君の好きなところは
変わらず全部だと言いきれる
だから
きっと 全部好きだから 何かひとつを選ぶには 無理があると思うから 言葉にできないのでしょう
君の好きなところは
全部好きなんだ
今は それだけで 君を誰より 愛することができそうな気がするよ
誰にも 誰よりも 愛したいような人がいるように僕にもいるのさ それが君なんだよ
君の好きなところはあまりにも多すぎてどれかひとつを選ぶには 難しいんだよ
嘘になるよ 全部好きだから
君の好きなところは
選べない 選べない
全部好きだよ
やっぱり
僕は。
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日陰に逃げて
夏の暑さを避ける
陽射しの乱れ撃ち乱反射
時々 眩暈がする
夏の日の古本屋
棚には古い漫画の本が順番もバラバラでずらりと並んで
僕は適当に漫画を読む
さあ 道の彼方逃げ水光って 陽炎ゆらゆら
青い空に憧れて
どこにでもあるような古いよな新しいよな
その最初の一筆をおろす
夏物語
うちわであおぎ
僕は夏を呼ぶ
太陽をサングラス
越しに睨む
僕は夏の人。
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夏の暑さに 心まで溶けてしまいそうな日々です
いかがお過ごしでしょうか久しく会っていませんが元気でいますでしょうか
坂道はいつもより長く感じるから
汗は ぬぐってもぬぐっても ぬぐいきれぬほど流れる
あじさいみたいな
この夏にはりついて
離れない僕はかたつむり
少しずつ少しずつ
ゆっくりと明日に近づいてゆく
この足取りはかたつむり
五月雨の降る週末に襲い来る大魔王
今 目の前に光臨す。
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レシピ通り思い通り
つくれない手料理
どうしてもオリジナルな味付けしてしまう
だから人生も だから人生も 思い通りいくわけもなくて
どうしても 誰かと似通った人生はやりたくないのさ
だから レシピ通りの人生なんて 願い下げさ
だから レシピなんて破り捨てて 遠回りでも納得いくような明日手にしたい
レシピ通り 思い通りいかなかった時
この瞳を濡らす涙
流れたその時
レシピ通り 思い通りつくれない手料理
作り直しさ 僕の人生はレシピになんて乗ってないハチャメチャな人生さ
だから さあ レシピなんて無視して
僕なりの 君なりの
明日を つくっていこうぜ 出来上がりが楽しみになるような先の読めない僕らだけの特別なレシピ
本にも書ききれないくらい果てしない料理 その味は世界一さ。
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もう何万年も前から知っているような君のこと 僕は時をこえて愛す
運命に逆らわず
忠実になって
小指に結われた
赤い糸を手繰り寄せて その人のところへ歩いてゆく
はるか太古からの運命を今 僕は悟る
そして君を愛す
新約聖書の中にあるような 聖なる心でもって。
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泣かないで
その目 伏せないで
せっかくの君の最高の笑顔を見れないだけで 僕の心に雨が降り出して悲しくなるからどうか笑っていて
無理をするだけして 悲しいだけなら
何も頑張らなくていいから
君はそのままでも十分素敵だから
役に立ってないとかそんなこと言わないで
ドントウォーリー
心配しないで
僕はいつも平気だから
ほらいつも元気だから
何も心配しないで
僕の心にはいつも
大好きな君がいる
それが何よりの救いだよ
風に吹かれた孤独な心が見つけた光
救いのない闇の中でひときわ 輝いていたから 僕は 君の手を握るんだ
本当はこんなにも弱い僕なのさ
だからってわけじゃないけど 君が欲しい。
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胸を突き刺すような
とある痛み
体に異常はない
変調も見られない
ただ 僕の中に消えないである
深い闇に沈んだ思い
拭いきれない涙のように
声にも言葉にもならない気持ちなんだよ
いつも いつでも
思ってる
僕は泣き虫マン
切なさをひるがえして
ビルの屋上 黄昏る
僕は泣き虫マン
誰一人 救えない
自分さえ 救えない
悲しいヒーロー
またはヒロイン
僕は泣き虫マン。
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ひとりぼっちは罪ですか?
会話がないとだめですか?
苦手なものばかりじゃだめですか?
何もかも そう 何もかも あきらめてきた僕は都合のいい言い訳も得意だけど
それなりに生きていれば抱える悩みや迷いと闘ってるんだ
生きることも楽じゃない
だから言い訳重ねてる今も生きていればこその反発だろう
ひとりぼっちじゃだめですか?
ひとりぼっちのなにがわるいんですか?
孤独な夜風に吹かれる今もひとりぼっちの切なさ 少しはあるけど ひとりぼっちも慣れてしまえば
楽しいものなのさ
そしてまた会話のないひとりの食卓に
並べられたへたくそな僕の料理
ひとりぼっちの自由な今 それとは裏腹の切なさ
ぜんぶ纏めて夜に沈んでゆくよ
今 完全に夜の海に消えたよ
輝く星のまたたきも見えないよ
味わうことなく飲み干した時間がまた繰り返されていく。
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あの人の笑顔に会いたくて 早く会いたくて
走り出した季節に僕は言葉を紡いだ
小さな光 またたいて
時々全てが壊れてしまって
何もかも 忘れられたら 何もかも いらないのに
何もかもが大切で何もかもが忘れがたくて 今ある全てがきらめいて
走り出す季節に目の前を遮る壁が立ちふさがる
走り出す季節に。
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今までの君との思い出ぜんぶ消えてしまうような
一回のさよならで全てが終わってゆく
悲しくて 切なくて
どうしょうもなくて
言葉はこんなときに限ってなんの役にも立たなくて
さよなら 手を振る僕のこの手が描くのは
一面 真っ青な空みたいな 曇りひとつない正しい未来
それは君と引き換えに手に入れた正しい未来。