詩人:どるとる | [投票][編集] |
寄り添って 寄り合って たまにはケンカもするけど
僕らは互いのだめなとこも互いのいいとこももう知りすぎているから
今さらもうほかの人と愛し合うなんて面倒くさくてとてもじゃないけどできないから
僕らは一緒にいるんだ
そんな僕らを繋いでるものはなんなんだろう
たとえばほら口に出さなくても さびしかったり悲しかったりする心 読めることだったりするのかな
僕らは結局いつもケンカしてもすぐに仲直りできるんだ
ケンカのまえより
心は近づいてるんだ
ケンカのあととまえでは心の距離が違うんだ
ほら僕らこんなにも互いのことを思い合える
いつでもね。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
雨の日に差すパラソル
この街にもたくさん咲いてるパラソル
それはまるで花のようで きれいだったんだ
あいにくの雨で
昨日窓につるしておいた照る照る坊主もやませられないくらいつよい雨で
それでも雨の日は雨の日の楽しみ方があるからひらこうパラソル
花を咲かせるように
長靴と合羽着て
雨の道を歩こうね
虹がかかるまで
雨が上がるまで
遊んでいようね
雨降りの 公園。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
この星に生まれて
今日という日をむかえて いつものように君と笑いあえる朝に思うことがあるんだ
ほらね こうしてると当たり前とさえ思うけど君と僕が出会ったことは まぎれもなく奇跡なんだよ
くだらないことで何度ケンカしても僕の描いてる未来にはいつも笑ってる君がいる
だから僕は君を嫌いになれないし君も僕を嫌いになれない
ほんのささいなことでいつだって気づくよ大切なこと
愛という意味さえ知らないまま ただからだだけが素直になって君の手を握りしめたあの日から
僕の胸に星のように降り注ぐ 幸せのかけら
ひとつひとつそれを拾い集めて 宝物にしているんだ
この世界でいちばん好きな人
言葉にすれば簡単だね
でも思いはそれ以上に
そうさ 頭上に広がる宇宙のように壮大なんだよ
oh my love 僕の愛を永遠に君だけにfour you
がんじがらめの日々だけど君という光を浴びてすくすく育つ僕は そんな花
笑っちゃうだろう?
君を思うだけでこんなに泣けちゃうんだぜ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
やさしい気持ちで
生きてゆけたら
やさしい人になれるのかな
やさしい人もやさしい気持ちもわからない僕にはやさしい人になってやさしい気持ちを持つ資格なんてあるのかな
やさしい気持ちを持てればしぜんにやさしい人になっていけるんだとやさしい人はいうけれど
やさしい気持ちは
言葉にならないほどやさしすぎて僕を悩ます なおもあたたかく包む
やさしい気持ちで
僕も誰かを愛したい
やさしくしたいから
やさしくされたい
やさしくされたいから
やさしくしたいんだ
まだわかってないやさしい気持ちのその大きな意味とやさしさにふれたときこの僕のほおを流れるあたたかい水の名前を知るために
まずはやさしい人をめざしてやさしい気持ちを抱いてみることからはじめよう
自分が思うやさしさを選んだその人に見せてあげましょう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
大切なものがひとつ僕の生活から跡形もなくなくなってしまったよ
それに比べればほかのものなんてがらくたも同じだ
いつからか当たり前に聞こえていたはずの
この世界でいちばん大切な人の声が聞こえなくなったのはいつからだったっけ?
僕は君に何をした?
君は僕の何を嫌った?
僕は君の何に気づいた?
何にも気づけなかった
大切なもの さがしてももう多分見つからない
たったひとつの純粋な心に永遠に消えない傷跡をつけてしまった僕には見つけられない
愛という名のさがしもの
永遠に見つからない
君という名のさがしもの
今ならなんとでも言えるのに今じゃ遅すぎるね
でも、僕なりに過去を 悔やんでいるんだ
君はとても優しかったから。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
季節のない世界に憧れた無邪気な翼を遊ばせる無垢な小鳥
遠い昔も今の僕も
気持ちは変わらない
ただ憧れのほうが頑固で叶ってくれないだけだ
みょうに冷ややかな
この世界の温度に
慣れる日なんて来るはずもないのさ
今日も人の群れの中で様々ないざこざや面倒な出来事に齷齪していた1日だったんだ
踏切の向こう側に飛び出せずに怖じ気づいた夕暮れ
もしも飛び込んでたら 今猛スピードで走ってきた電車に押しつぶされていただろう
光と影が交差するこの世界で 僕の存在はまるで煙のように儚い
ほらいつか 僕は消えてしまうから
匂いも残さずに
影も残さずに
ただ居たという事実だけが市役所の棚にしまわれるだけ
さあ この瞳に
焼きついた絵にも描けない美しい景色に名前をつけましょう
人生という一枚の絵に 足りない色をつけたそう
舞い上がる 花火が
夜空に散る お祭りの夜に 僕はひとり淋しく線香花火をしていた
まだ死ぬには早すぎるよ 誰かの声が頭をよぎってく
何ひとつやりたいことなんて何ひとつないけど
それでも いけるとこまで行こうかな
なんとなく
生き延びている
今 僕は 昨日もしかしたら死んでいたかもしれない人です
でも 僕は1日だけで変わってしまった
まだ まだ 生きていたい気がする
なんとなくでも思えただけで素敵だと思う心が今は大切なんだ
踏切も 電車が走り去って 開いてから 渡る
飛び出す勇気なんてありもしない僕にはあの世という場所はあまりにも遠すぎる
だから この翼はたたまない
飽きもせず いけるとこまで 行こうときめたんだ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
君の右手は僕のさびしさを包む大きな手
君の左手は僕のはかなさを包む大きな手
両手で抱きしめるときは心に降り止まない涙の雨をいっしょに降り止むまで見つめるときに役立つぬくもりを伝える偉大な手
僕のこの右手は
僕のこの左手は
君の何を包み
君の何を癒やす
ためにあるのかな
君だけが知ることさ
心の温度にふれたとき
人は涙を押し殺せない
たまらず溢れ出た涙は
心の温度を教える様に
確かに温度を伝えるよ
そしてこの世界の中で誰もに
いつか訪れる終わりさえも 人は人と互いの温度を伝えあうことで 落ち着きを取り戻すんだ
今僕を包み込んでいるのはこの世界でいちばん大切なぬくもり
その言葉に何ひとつ嘘はない 絶対的な真実だ
ほらね 僕は君の瞳を見つめるだけでわかるんだ
見えないはずの愛のあり方も ふれられないはずの奇跡にさえカンタンに手が届くような自信があふれる
ああ花びらが散るように
母親のような全ての世界から暗い宇宙へ放り出されるように
いつか 訪れる
その日に僕は背中など見せないよ
君のぬくもりがあるならば 僕はやがて散りゆくさだめにも笑って 立ち向かえる
心の温度が 今
少しだけ 熱を帯び
僕の心をきゅっと
締め付ける
君が少し
弱気を 見せたから
僕を 頼るように
僕の手を握ったから
大切なもの あるいは人
守るために 僕は
散らせてゆこう
日々 日めくりカレンダーのように
散ってゆく時間を
つよく抱きしめながら
空の下 土の上
君の横
この世界でいちばん破ってはいけない
約束を交わしたよ
口づけが添えられた
素敵な夜がドアを開けたよ
冷たすぎても熱すぎてもだめな取扱いの難解な心の温度を 少しずつ少しずつ 僕に 分け与えながら
君は僕の前で力強く微笑む。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
ねえ 夜の灯りが揺れているよ
静かに 音もなく ただゆらゆらと
誰かの不安をあおるように
誰かの心を包むようでもある
不思議な灯りが揺れている
等間隔で佇む 灯りが揺れているよ
小雨の降る 駅のホームをすり抜けて
改札を 出たときの安堵感なんてちいさなものなのに
夢の扉の取っ手に手をかけた僕にはそんなちいさな安堵感だけで心は安らいでいた
ほらね 夜の闇が深く濃くなるほどに
静けさも際立って なんだか全ての音が消えてしまった無音の世界が窓の外で街灯りを揺らしていた
君は今 何をしてる?
少し冷たい夜風が空気を冷やしたら
肩先に 花びらがこぼれて 僕はため息で花びらを吹き落とす
曖昧な言い訳と
定まらない答えに
全ての時間は
立ち止まり
僕は何も言えなくなる
深い深い夜に沈むだけ
ああ ここにいる僕は理想を大きく裏切ったちっぽけな存在
それでもそんな僕を愛してくれる君という人のやさしさだけが僕を救う
つなぎ止めるべき
ぬくもりが
今夜はなぜだか
いい加減だな
ほら君は
電話にも出やしない
壁に背中を向けて
泣いてないよと嘘をつく僕の瞳にきらめくしょっぱい水がこぼれ落ちたら
救いの綱が切れてしまう
僕は 夜に溺れてしまうよ
だから 君の声が聞きたい
なんだか 今夜の僕は弱気なんだ
月明かりさえも
意味のない
ただのお飾り。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
後ろから走ってきた
車のライトに追い越されただけで
気持ちぐっと揺らんだ夜
蚊の心みたいに
ちっぽけな僕のハート
帰り路のセンチメンタル
わき上がる切なさが
砂浜に押し寄せる波のように引いていくときかならず何かを連れ去ってゆく
それが 笑顔だったりするんだね
だから 涙はしょっぱいんだね
海から はこばれた水だから
押し寄せる波のように
僕の笑顔を奪うかわりに涙を残していった。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
何もない人生で
どうでもいい毎日で
僕という人はまったくしかたない人で
それでもどうにかこうにかここまで歩いてこれたよ
面倒なことや
億劫なことも
やらなきゃならないから 大変ですね
人生はまるで長い旅のよう
また朝が来て
また夜が来て
気づけば窓の外にまん丸な月が見て取れる
いつも同じなんだ
気づけば1日が終わっていて
赤い夕日が涙をみょうにさそうよ
こぼれた涙はやがて大きな川となって
僕のほおを流れるのでしょう
他人事みたいに
つぶやくよ
人の人生なんて
何も贅沢いわなければ楽しててもそれなりの生活にありつけるのさ
なんてね夢もないことをまた僕は言いながら
理想や夢を追いかける素振りも見せずに
ただただ 繰り返す日々に乗り合わせるだけの毎日だよ
バラ色の人生を夢見ていた あの頃の僕にはもう戻りたくても戻れない
今はただ
普通に歩くことすら大変なんだから
ああ神様仏様女神様
栄えることなく
滅びるどこかの国みたいに 廃れきる一方でも
時々愚痴のひとつも何も言わずに聞いてくれよ
卑屈を 肴に
あぐらをかいて酒をくらい
枕を友に
いびきをかく日々
輝かなくていい
でもこのまま
絶え間ない
平穏よ 流れておくれ
そよ風のような 僕の毎日よ
人生はバラ色だ
このまま何も変わらないでいるなら
素晴らしい人生だ。