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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1574] 純心
詩人:どるとる [投票][編集]


届けたい
伝えたい
この広い世界で
いちばん誰より
大好きな君に

大きな夢を翼のように心にたずさえた君は愛や恋を寄せ付けない

今 ねえ 何してる?
月を眺めているかな
気になるよ
気になるよ
眠れないよ

電話の一本もしたいけど
君の電話番号 自宅のすら 知らないんだ

遠くから ただ
眺めているだけの僕はただ君を見つめているだけで何も言えない

何ひとつ 自信ない
何ひとつ 頑張れない
僕なんて 君には似合わないよね

千里先さえ透き通るような純心は切なさと苦しさで いっぱいさ。

2010/07/06 (Tue)

[1575] ねえ空はどうしてあんなに果てしないの?
詩人:どるとる [投票][編集]


何気ない1日
いやに長かった1日
時間は見事に過ぎ去って
ほらね気づけば日はとんと暮れてカラスが鳴くよ
そして誰かの口笛が聞こえる

今日だけで抱えた
迷いや悩みよりも
どれだけの大切な
記憶 残せたかな
そっちのほうが
断然大切なんだ

少しくすんだオレンジ色にかげる
景色の中に
いつもの当たり前な
夕暮れがここにあること
なんだか胸にぐっとくるような感覚が切なさに不思議な喜び足したような気持ちにさせるよ

つぶやく声が風に流されるまでに
君が聞いてくれたらいいなあ
さよならもおはようも全部全部なかったことにはしたくないから

僕はあの空に記すんだ
今日という日の思い出を

ねえどうしてあんなに空は果てしないの?

広すぎて思い出を刻みきれないよ
だから僕は大切な思い出だけを心にしまう。

2010/07/07 (Wed)

[1576] 言葉は嘘つき
詩人:どるとる [投票][編集]


君を傷つけた
僕はわるいやつさ
言葉でなら
いくらでも言えるね
簡単なんだ

でも伝えたい
君を誰より
愛してる

言葉は嘘つきだけど
その言葉の裏には
本当に伝えたい思いが確かにあるんだ

季節は待ってなどくれない
早くしなくちゃ
君に早く伝えなくちゃ

言葉は嘘つきだから
最後は信じてくれなくなってしまうけど
この思いだけが本当の思いを語る

君のことを愛してる
嘘じゃないんだよ

嘘つきだけど
嘘じゃない
その違いを
見分けるまなざしが
ある人が僕を愛してくれる
そして僕もその人を愛すのさ。

2010/07/07 (Wed)

[1577] 神の声
詩人:どるとる [投票][編集]


ファインダーのぞき込んで 照準しぼって
狙ったはずの恋なのに
弾はそれて地面に落下した

本気の思いが伝わなければ もうこれ以上僕には何もできない


また諦めるのかい?
聞こえてきた神様の声に僕は反論できない。

2010/07/07 (Wed)

[1578] 人間よなぜに立つ
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所詮僕らは到底
ただの人間だから…
そういう君の言葉に僕は悲しくなった
何も言い返せないから

人間のできることは
鳥のように空を飛ぶことでもなく
獣のように果てしない緑の中を獲物探して 駆け巡ることでもなくただそこで生きることだけ

人間だからできる事
人間だからできない事
たとえば僕は君に何ができるだろう?

多くを求めずに
少ない荷物でも
旅は問題なく続いてゆくのさ
君というただひとりの人がそこにいてくれるだけで僕は何も要らないよ

君こそが僕の在る意味
君こそが僕の在る理由
君こそが僕の在る証し

だから 人間と呼べる僕と君が今日も大いなる理由と意味と証しをもって生きているのさ

それはそれは立ち尽くしてるだけで素晴らしい事

人間よなぜに立つ?
その答は心の中にこそあるのさ。

2010/07/08 (Thu)

[1579] 風の中に
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とっぷりと日は暮れて
心もなんだかしんみりしちゃって
涙もろくなったもようです

絵本を開いて
遠い昔を思うなら
僕の昔はそれはそれはロマンにあふれたものだったんだろう

母親はママと呼ばれることが嫌いだった
父親は毎日ブスッとしていた わけもなく

夕飯ができたよと呼ぶ母親の声が五時のチャイムに重なる
ちょっと早い夕飯さ

あの日、探していたものはきっと
幼い子供の手から逃げるように空に放たれた風船のように今も行方知れずのままなのさ

夢から覚めて
気がついたら
母親も父親も
いない朝が
ほらねあるだけ

自分自身の誕生日も忘れているよ

風の中に置き忘れた
生きる喜び その幸せ
僕は今さら恋しくて恋しくてしかたないよ

まぬけなカラスの鳴き声が屋根の上
聞こえたら なぜだかね 悲しくなったんだ

壊れかけの思い出が大切な記憶さえもむしばもうとしてるから

白髪混じりの大人になることが
とてもとても今から こわいよ。

2010/07/08 (Thu)

[1580] 心の星空
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遠い昔もっと昔
とある天文学者がいたよ
そいつはとても星が好きだった
毎日星ばかり眺めてた

度のつよいメガネで見る世界は少しだけ違って見えるのかい?
あなたの心には星空が広がってるのかな


ロマンと夢とちょっとの憂うつを抱えて
はかりに乗せて
暮らす日々に幸せは降り注ぐものかな

ストップ温暖化
核廃絶運動
ゴミの分別にうるさい住宅地
僕の周りに広がってる狭すぎる世界

心の星空は見えない
大都会の煙り煙った空より汚い

そんな生活があるだけ

ベランダに出て
真夜中 星空を見上げても 心は真っ黒
白さはみじんもない
幼いころは満天の星空だったはずなのに

心の星空よ。

2010/07/08 (Thu)

[1581] 幸せはシャボン玉のように
詩人:どるとる [投票][編集]


暖かなひだまりの中で幸せそうな笑顔浮かべて
『青い空だね 白い雲だね』とありふれた景色を全力で喜ぶ君はとても素直でかわいらしい

赤い屋根と白いイスとテーブル
子犬が一匹
そして君
幸せを絵に描いたような…

そこにある
ここにある
どこにでも
気づけば
いつもある
あそこにも
ここにだって
ほらね 幸せは何気ない場所にさりげなく咲いてるんだよ

隠れてなんていないさ
目をこらして見てごらん
何気ない景色の中にある限りない幸せの花々

それはいつか消えてしまう
だけど生きてるうちはいつもそこにある
シャボン玉のような幸せ
たとえばこの街に咲くたくさんの笑顔のひとつひとつ

見えない幸せなんて
この世界には何ひとつないんだ
見えない幸せがあるとするなら それは欲望が見せる醜い幻
ありもしない
蜃気楼なんだ

そんなものより
ずっと素晴らしい
幸せは君のそばにあるのに…

そこにある
ここにある
どこにでも
気づけば
いつもある
あそこにも
ここにだって
ほらね 幸せは何気ない場所にさりげなく咲いてるんだよ

それは やがて 枯れてしまう
だから ひとは 生きてゆく
百年あまりの与えられた時間の中で ウタカタの幸せを抱きしめる

幸せはシャボン玉のように永くは続かないけれど
今ここにあるはずの自分に残された時間を精一杯生きることだけに頑張れてればそれは何より素晴らしい

天まで昇る
あのシャボン玉のように僕もやがて空へ昇るだろう

だからそれまで
この世界をふわふわと旅しよう

時には人を愛してみたりして
時には人に愛されたりしたりして
どんなことがあっても生きること
それだけはあきらめないで

ゆっくり
いそがないで
歩いてゆこう
シャボン玉のように。

2010/07/08 (Thu)

[1582] 遠い恋
詩人:どるとる [投票][編集]


僕らは離れ離れ
織り姫と彦星のように
遠い場所から遠い場所へと思いを募らせる 毎日を生きてる

きっと一緒になったらこんなに 久しぶりに会えたこと 喜べないね
心はいつもひとつさ
会えないぶんだけ
いつも心はつながってるんだよ

ねむれない夜も
いらだっちまう朝も
君の声聞くだけで
1日は明るくなるから

もう少し大人になったら君の家に行くからね
船に乗るチケット
港から君の家までの地図
君が笑顔で写ってる写真
カバンに詰めて
君に会いに行ったあの日はもういつのことだったのだろう

僕らはきっと離れ離れだから
ケンカもできないけど
そのぶんだけやさしい恋だから
いつも 会えたときは駆け寄ってキスをするんだよ
何度も抱きしめあうんだよ

君と見た夕日
水平線の彼方
沈む太陽

忘れない
忘れないから
いつの間にか
さめてた恋だけど
君は誰より
愛していた恋人さ

遠い恋に思い馳せては切なくなるけど
もう終わった恋だから
ただ今は願う
君の幸せを 一心に

遠いこの場所から
遠いあの港町まで
僕は思いをとばす。

2010/07/09 (Fri)

[1583] 諸刃
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ことばは時に
人を傷つけ
時に人を救う

諸刃の剣。

2010/07/09 (Fri)
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