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間違えていることの何が間違えなのか
間違えも正解もはるか昔なら何ひとつ間違えはない自由な世界
何もないところから
芽が出るように生まれた僕らは
言葉を言い交わしあって 空をあおぐのさ
雨上がりの奇跡
闇間に差し込む光
やっとこさ巣立つ鳥
トランポリン
ジャンプして
未来へ行こう
お手て繋いで
お手て繋いで。
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君がいてほしいときにいてあげたい
本当の愛ってものは多分いつも一緒にいるんじゃなくて
見守るようにそばにいて
いてほしいときにそばにいればりっぱな愛だと思うのさ
でもそうはいってもいつもいてほしいと願う君の心と僕の心の奥に秘めた思いはぴったり重なるね
喜びと悲しみ
繰り返す日々
考えてもしかたないのについ生きる意味だとか探してる僕がいるよ今日も
真夜中 なぜか
窓を開けていた
その向こうに
何を期待したわけじゃないけどあまりの暗さにため息をついてしまう
未来への遠望
ちらつく雨雲がひどく邪魔だな
君をただ心から愛したくて
君にただどこの誰より愛されたくて
白線をはみ出してわけもなく走り出した
息切れするのも早く
運動音痴なのがばれたかななんて
君と笑いあったあの日も今は遠い昔だね
たとえば君がこんな僕を永遠に君のそばにいること ゆるすなら
ずっとそばにいたいよ
そして君と僕の終わらない会話はとめどなく続くよ
愛という素敵な
言葉を言い訳に
僕らは永遠の中を歩く
どこにでもいるありふれた恋人さ
僕らの長い長い旅は
永遠という場所ではじまり
新しい世界が生まれ続ける
永遠という場所にたどり着いてから
僕らはずっと恋人
ほら また 夜が来たよ
だから窓を閉める
なんて 理屈にはならないよ
互いの幸せという名のかがやく月をこの瞳に映すまでは 映すまでは。
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気がすむまで遊んだら帰ろうね
日が暮れたのを合図にしてさよなら言う僕
帰る場所はいつもあるけど帰る場所にはいつもぬくもりは絶えないけど
心の中で何かが
満たされないんだ
心の地図を広げて
イメージという船を浮かべて果てしない旅に出かける
僕が舵をとる
夢という名の島はもうすぐ着くかな。
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幼いころを想い出すことさえ今はしなくなったけど
流れ星を追いかけていた遠い昔は確かにあったんだな
僕が積み重ねてきた毎日が無意味なものなんかじゃない証にほらね僕がここにいてこの笑顔がそれを明らかにしているんだ
行き詰まる現実
行き止まりの道の前
考え込んだ末
出した答はあの塀をよじ登ること
壁が目の前の道阻むなら 飛び越える力を身につければいいんだ
すこし無理したって夢をおがめるなら
僕はただ空を目指した ロマンだけ背負ったまま 流れ星を追い続けたんだよ
膨らみすぎた理想はそのうち 風船みたいに破裂したけど
まだ夢を見る時間も気力も残っているから
いつまでも子供のように無謀すぎる夢を見ることをやめないでいよう
空に手が届くような
夢とロマンにあふれた未来を創造しよう
現実にむしばまれることのないように
いつも夢とロマンで心も頭の中も満たされていたいから
雲を飛び越すような夢みたいな夢を見てみんなに笑われよう
僕だけが知っている
秘密を抱えたままで
ほくそ笑む幸せが自分を輝かせてくれる
覚めない夢にうなされている毎日の中にあるきらめく時間だ。
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迷路のようなこの街の中 油断してると帰り道がわからなくなる
君がいま大切にしているものが何年経っても変わらず大切であるように
僕は願いながら
ドアを開ける
気まぐれな天気に
見舞われながら
毎日 ごくろうさま
だれにも言ってもらえないから自分で自分に言う日々
ハンカチで汗ぬぐい
水をいっきに飲み干す灼熱の炎天下
遠く見える夏を去る影 見事に見まがう幻
僕は抜けるような青空スケッチするのさ
押し寄せてくるさざ波に さらわれた夏
君はおもむろに描いた僕の絵を見て笑う
花火が舞い上がる
ヒュルリ 夜空に咲く大輪が君の姿を映し出す
君はやっぱり素敵だね
遠く見えた夏を去る影 見事なまでの消失
きっと今年も来たと思ったら気づけば終わっているんだ
暑苦しくて嫌いなのになぜか恋しさ残る夏の終わり
夏が足音立てて
かすかに近づく
雲は縦に横に広がり
自由に空を泳ぐ
戯れるような形
街は照り返す太陽光でまぶしくかがやく
シャツににじんだ汗がしだいに乾いてく
遠く見える夏を去る影 見事に見まがう幻
そこにあった暑さはまるで嘘のように気づいたら夢のようだから 暑いいまだけ
楽しめる快い毎日を泳ぐように暮らしていこう
青い海と空と白い雲
長い長い坂道
わき道にそれる日々
涼んでる耳に聞こえる風鈴の音
庭に咲くアジサイ
お囃子のざわめき
夏は目の前をゆっくり通り過ぎるパレード
去ったあとには暑さはみじんもなくただ切なさがじわりと残るだけ
夏を去る影はいずこへ消えたの?
君は不思議そうに
僕の絵を見て笑う
セミしぐれの中で。
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とにもかくにも笑いましょう 笑いましょう 笑いましょう
泣いたって悲しくなるだけだよ
とにもかくにも笑いましょう 笑いましょう 笑いましょう
ふざけてるわけじゃないんだよ 悲しすぎて悲しすぎて ごまかす自分を笑いましょう
春夏秋冬 繰り返す
夏が今年もやってきて毎日暑い日がつづきますがお体の調子はいかがなものですか?
無理なんてしないで
頑張れないなら
がんばらなくてもいいんじゃないかい?
とにもかくにも 笑いましょう 笑いましょう 笑いましょう
夕暮れの風に吹かれて 笑いましょう 笑いましょう 笑いましょう
カーテンたなびく
日暮れに 笑顔が咲いたら きっと素敵
最終手段笑いましょう
影が揺れて
夕闇が迫って
すこし切なくなっても涙流したら君まで切なくさせちゃうね
だから笑いましょう
いまは笑いましょう
笑えばたちまち楽しくなる 楽しくなる
楽しくなる
笑顔がそこにあるだけで 明るくなる 明るくなる 明るくなる
だからね 君が笑えないなら 僕が笑うよ
君のぶんまで
だからね 僕が笑えないときは君が笑ってね
僕のぶんまで
そうやって日々笑いましょう 笑いましょう 笑いましょう
人生このさきどこまでも 笑って生きてゆきましょう
泣いて悲しいだけなら笑ったほうがいい
悲しみに人生のすべてが壊されるわけはないから
さあ 君が笑わないなら僕が笑うよ
ただそれだけのことさ いつでも。
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心を照らす光が明日を照らす光になる
明日を照らす光が心を照らす光になる
僕を照らす光に今度は僕が光をあてる
その光がまた僕を照らす光になる
そして明日はまた光に照らされ訪れる
そして光を明日は照らして夜が明ける
僕が君を照らすように
君が僕を照らすように
光はお互いを照らしあっていつも輝いている。
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街のあかりが遠く近くまたたきながら揺れている
今にも消えてしまいそうなかすかな声をもらす僕がここにいる
情けなくて
力も弱くて
頼りないけど
君が誰より好きなんだ
どうでもいい想いならば僕はこんなに君を求めないだろう
どうでもよくないから僕は君を求めるんだ
言葉ならいくらでも言えてしまうけど
君にこの想いを伝えるすべはただ愛し続けることだけだと思うから長い時間の中で少しずつ僕を信じてやってほしい
今日も 僕は君に 愛されている
そして 君を僕は 愛しているんだ
いつまでも いつまでも 変わらないんだ
つまらないくらい 飽きちゃうくらいずっとおなじ気持ちさ
何歳になっても 何年何十年経っても僕の心のよりどころは君だけだからね
めぐる明日も何ひとつ変わらずに僕は僕のままで君は君のままであいかわらず
互いに愛されて互いを愛しあっていこう
涙でにじんだ景色の向こうに見える明日はどんなことが待っているんだろう?
悲しいこと
楽しいこと
どれくらいあるかな
笑顔は 涙は
咲くかな 咲かないかな
君がいるだけで本気で僕は生きていることがなぜだかそれだけで誇りに思うほど
君の存在は僕という存在を認めてくれる証だから
ずっと僕のそばにいてください
そして僕は君を愛すためそばにいるから
どうか明日も明後日もどこまでも
単純に愛されて
単純に愛して
『好き』という気持ちをべつのものに変えないで複雑に織りなす
日々をふたりの力で編んでゆこう
ほつれを見つけたら直したりして
そしていつか歳をとって白髪頭になって
人生を振り返る時
やっぱりあなたと
やっぱり君と
いてよかった
そんな気持ちにたどり着けたらいいな
僕は未来にそんな
夢 重ねながら
幾度も繰り返す
日々を君と歩く
君は僕に
僕は君に
愛されて
そして
君は僕を
僕は君を
愛して
幸せな当然はつづく。
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おかしな話だよね
世界にただ一人だけを愛して
世界にただ一人だけに愛されて
思えば情けない話だよね
いつも守られている
いつもかばわれてる
それなのに何ひとつお返ししてないなんて
見返りを求めない君の優しさに甘えてばかりいる僕はダメなやつさ
それでも君は僕の心の真ん中でいつも輝いている 一等星
これからもずっと僕の傍で 輝いていてね
これからもずっと僕は君の傍にいるから
役立たずなくらい
何もできやしない僕だけど さみしいとき悲しいとき 壊れちまいそうなときは
君のこと 見守るように 話も聞くし 傍にいるから
一人で悩まないで
一人で泣かないで
一緒に悩まさせて
一緒に泣かさせて
一緒にいさせてよ
僕も君の一等星になりたいから
いつか君の一等星に選ばれたいから
お願いだ 本音と本音で語り合おう
話なら いくらでも聞くし 反論なんて野暮なことはしないから
君の傍にいさせて
輝く星としての使命を果たさせてよ
眠れぬ夜にあたたかな明かりを落とすような 優しさで包んであげたいのさ
僕にできる精一杯の愛をどうにか形にして 見せたいのさ
君だけの一等星になるために。
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楽しい食卓に並ぶ
美味しそうな夕飯
今日はハンバーグとポテトサラダとアツアツのスープ
でもひとりぼっちなんだよ
目の前には誰も座ってない空席の椅子
テレビのブラウン管に映るのはくだらないコメディアニメ
窓も閉めた
鍵も掛けた
何もすることがない
もしも愛する人がいたならトランプやテレビゲームで盛り上がれるのに
やたら静かな部屋だからさみしさも際だつね
太陽がまだ沈んでない僕の心の中
熱いんだ 切ないんだ
つめたい月の光さえ届かない夜だから
僕は目に見えない涙こぼしながら
仕方ないねっていうかのようにゆっくり夜に沈む太陽を心で感じたんだ
あいかわらず明日も美味しそうな夕飯も楽しい食卓も色鮮やかな食器も誰かを迎え入れるような準備も整ってるのに
話す人さえここにはいない
僕がいるだけ
僕の部屋じゃ
太陽は夜に沈む
みょうに明るい
部屋だから
月が朝だと勘違いして僕の部屋には月は遅れてやって来る。