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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1854] 引力
詩人:どるとる [投票][編集]


ねえ 愛おしい人はすぐ近くに こんなにも近くにいるのにね

まるで 遠い空と地面ほどの距離があるよ
心はそれくらい離れている

言葉を放つのも
勇気と最善のセンスがいるから
傷つけないようにとすればするほどへたくそになる
今日も無口のままで
思いを明かせぬまま
背を向けた 君に

地球は僕らがどんなに悲しくても
手助けなんかしてくれやしないけど
なんて なんて 綺麗なんだろう
夕暮れの空は

君のこと世界一
愛してる僕なのに
言葉が出てこない
どうしたらいいのかな
答えは行き場もなく
さまよい続け
やがて僕の胸の奥深くに沈没船のように沈んでいくのかな

そんなわけないさ

僕は走る 君に会いに行くために
真夜中の道を照らす月の光がつくった一本道をたどって
君の心のドアをたたいて
呼ぶのさ
素敵な名前を

愛ってこんなに近くにあればあるほど
恥じらいを覚えるんだね でも不思議な引力がまた僕らを引きつけて

気づけば 君の隣で今日も僕は笑ってる

幸せそうな顔が
輝いているね

ぬくもりがたまらなくって
涙があふれる

これが僕がずっと
探していた 気持ちさ。

2010/09/26 (Sun)

[1855] 愛は死なない
詩人:どるとる [投票][編集]


重ねた月日の数だけ
眺めた景色の数だけ
夢見た憧れの数だけ
僕は君を見てきたよ

浮かべた笑顔よりも
流した涙よりも
抱き合った回数よりも
多くの思い出がある

あんなこともこんなこともあったね
今から考えたら忘れてることも
ずいぶんあるようさ
でもあの日より
ずっと今は君への気持ちは大きくなっているよ

ケンカをしても
仲直りをして
結局はうまい具合に
僕らは手をつなぐ
運命っていうには
あまりに大げさすぎて大人な僕らにはばかばかしくもある
言い方だけど
けっして間違ってはいないだろう

なんだかんだいって
言い合ったって
朝がくればふたりはお互いに忘れっぽいとこが災いしてさ
昨日ケンカしたことなんか忘れてさ
いつものように同じテーブルと同じ朝食を食べるだろう

いつかは僕らも歳をとって 死んでしまうけど 考えることさえ悲しいけど
多分ね おそらくね

僕らが築いた
思い出や
重ねた
毎日は

愛が死ななければ
ここにずっと残るだろう

ため息の終わりに
優しい言葉かけてくれる君のその声が
切ない夜にやわらかな灯りをともす

だから君がいるかぎり
愛は死なないで僕らはここで日々新しい物語を書き綴ってゆくだろう

エピローグなんか
最初からないと思えばこっちのものさ

君がいて
僕がいて
それなりに
幸せな毎日があって
時々泣いて
時々笑う

そんな暮らしがあればずっとどこまでも
僕らは生きていける

特別なものは何もいらない
君がいるだけで
なんでもない毎日が特別になるから

だから愛は死なないで僕らをずっと僕らのままでいさせてくれる

永遠という空の下で
君と僕は 同じ位置で肩を並べて どちらが優勢でもなく 同等の立場で 不器用なりに頑張ってゆくのです。

2010/09/26 (Sun)

[1856] 愛の哲学
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それを解き明かすのは不可能

決まった答などないのだから。

2010/09/26 (Sun)

[1857] 自己選択による責任の転嫁及び負債。
詩人:どるとる [投票][編集]


右を選ぶも左を選ぶも何を選ぶもあなたの自由

選んだことで起きた事態は選んだあなたの責任

何せ あなた自身が選んだ事なのだから。

2010/09/26 (Sun)

[1858] 理想と現実のギャップに悩む少年に絡む夢の度合い
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夢を見るのはいいけれど叶わないという絶望的なシナリオも視野に入れておけ

現実は理想よりはるかに絶望的なものなのだから

夢を見るなら度合いをはかり 身の丈にあった理想を追え

身の丈に合わない
夢を見るなら
絶望的な未来に
耐えうる覚悟を身につけよ

理想と現実のギャップを知らぬ 汚れなき少年よ

その瞳にうつる青空をそのまま信じるなかれ

光と影の狭間に生きよ。

2010/09/26 (Sun)

[1859] 大好き大嫌い
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世界中で誰より
愛してる人は
世界中で誰より
尊い人で
世界中で誰より
大切な人です

愛してるぶんだけ
傷ついて
思ってるぶんだけ
傷つけて

多くの嘘より
数少ない本当のことが心に焼き付く

嘘つきだけど
不器用だけど
君は汚れた
こんな僕を
好きと言ってくれた

本当は大好き
強がってしまう
僕が大嫌い

心に降る雨は
冷たいけれど
やわらかい雨
まっすぐに見つめるあなたの瞳のような
まるい形の雨

多分僕らの愛は愛というには出来損ないすぎて
カッコ悪いけど
何より優しくて
何より素敵なものだ
だから今日も
僕は君を好きでいられる自分自身も好きでいられる

大嫌いな自分と
大好きなあなたの
残像がシンクロして
裏腹の毎日だけど
大切なものはちゃんと見えているよ

世界中で誰より
確かに愛してる人の姿があふれる涙で滲む

夜の片隅で途切れた間をつなぐだけの言葉がたちまち温度をもった言葉に変わる

キラキラと輝きながら落ちていく流れ星
東の空で何かが光る
あれはなんて星座かな
僕のこの手の中には壮大な宇宙の物語が握られているよ
君を愛すための力があふれてるよ

本当に大好き
疑う余地など無いほど君が大好き

それだけでひとりぼっちじゃないね
どんなに夜が暗くても君が僕の光さ。

2010/09/27 (Mon)

[1860] そこにいるだけの人
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あなたがそこにいるだけで
その場の雰囲気が明るくなる
どんなに暗い夜でも
あなたがそばにいるだけで
悲しいことも忘れてまたいつもみたいに笑えるよ

この思いに気づいた時より
多分ずっと前から
僕は君に愛されていた
思えば始まりも何もかも全部君の存在に突き動かされていたね

それは偶然なのか運命なのか
そこに咲いていた
花に恋をしたのさ
僕は

誰かにはそこにいるだけの人でも
僕にはそこにいるだけで
それだけでもう大助かり

きっと永遠にいつまでも変わらないよ
僕の好きな君がそこにいて
君の好きな僕がここにいて
ふたりは恥ずかしそうに肩をならべて
朝でも夜でも楽しくお話をするだろう
たくさんの思い出を不器用に重ねながら
時々 ぶつかり合って
明日も笑ったり泣いたり それなりに暮らしてゆくのだろう

雨のち晴れを繰り返す毎日の中だけど
上がり下がりのはげしい坂道のぼるように ため息が出ちゃうくらい毎日は大変だけどきっと生きていれば楽しいことがある
それに気づく時
その意味を知る時
何よりも幸せになれる
すべての始まり
それはあなたから
僕がいちばん幸せ感じた出会いだよ

涙っていうしょっぱい雨粒が目の前に壁をつくって太陽の光はばむとき
僕は君さえ見れなくなるけど君のぬくもりだけは手を伝ってわかる
だからまた歩き出せる

それはきっと運命でも偶然でもないよ
出会うべくして出会ったなんてロマンチックな見方もいいけどね 確かなことはいくら探しだってただひとつ
生きる喜びはいくつもあったって迷ってしまうだけだから
君を愛してる
だから君だけを
見つめつづける
それだけさ

ただそこにいるだけなのに
そこにいてくれるだけで
人ひとりを幸せにできる

君は大きな大きな太陽
そこにいるだけで
意味をなしている

僕も君にとってのそんな存在になりたいな
夢じゃなくて
いつかきっと。

2010/09/29 (Wed)

[1861] 空のかなたから
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今日も空のかなたから太陽が昇って
気づけばまた空のかなたで太陽は沈む

明日も明後日も何年何十年先でも同じことが同じように繰り返されるんだ

僕がここにいるように
君が笑いかけるように
花が咲いているように
空が青いように

意味なんかさがしてもどこにもないけど
意味がないから意味を見つけるんだ
僕が決めるんだ
君が決めるんだ
あなたが決めるんだよ

生きる意味や理由を
探しているならば
規則なんかありはしないから 自由に決めてごらん

たとえば誰かのために
たとえば自分のために
たとえば夢のために
みんなここにいる

空のかなたから昇る太陽のようにね
意味もなくここにいて
意味もなくいつか消える
それじゃ悲しいから
意味を決めてごらん

思うように生きるのはなかなか難しいね
だけど言われたとおり生きてもつまらないね

だからめぐってくる明日は好きなように自分が描くのさ

明日もまた太陽は昇るから 急がなくていい

空のかなたからやってきて
空のかなたで沈んでゆく
太陽が笑う朝
太陽がいない夜

いつでも あなたはここにいて
変わらない生活の中でそれなりに生きるだろう

生き方は人それぞれ
歩き方は人それぞれ
慌てず急がずのんびり 答を割り出してごらん

僕よ 君よ 通りすがりのあなたよ
物憂げに空を眺める誰かよ
散歩と称して自分探しする誰かよ

何を見いだし
何を得るため

この1日はあると思う?
他人の文句など聞き流せ
悩むため流す日々や時間は必要さ
あなたのペースで
生きなさい
あなたのペースで
歩きなさい

そしてまた空のかなたから 太陽が顔を出して 1日がはじまる。

2010/09/29 (Wed)

[1862] 原点回帰
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回って もどる
原点に もどる

いい詩を書こうとすればするほどに
駄目になってゆく
崩れ去ってゆく

走って 歩いて
歩いて 走って

原点に少しずつ戻ってゆく
原点に少しずつ戻ってゆく

初心を胸に
もと来た道を
たどりなおす。

2010/09/29 (Wed)

[1863] 時間遊泳
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僕がつかんだ
君の手は
ふるえていた

夜の片隅で
ふと空に目をやれば
視界の端で星が落ちていった

なんとなく そばにいるだけだ
だけれど 嫌いなわけじゃないのさ
なんとなく素直になれない
何も言わないまま
流れる時間の中を泳いで

真っ暗な夜の海の中をただよう魚のように 時々口をパクパクさせては 何かを言いたげに 君をちらちら見る

そらした目の先
月が輝いていた

愛の言葉も
優しい言葉も
何ひとつ無いけど
きっと僕らは
大切な時間を過ごした

わかってる
君も僕を好き
僕は君が好き

ゆっくり近づいてゆこう
何度も何度もこんな夜を繰り返して

数多の時間を泳いで
たどり着く朝に
大きな欠伸をして
カーテンをひらいて

単調なストーリー
つづいてゆく日常
平凡なタペストリー

消極的なふたりの待ち人
今夜もただ 流れる星を目で追っかけて
時々目配せ

しばらくは
こんな調子さ

言葉は眠りの中さ。

2010/09/29 (Wed)
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