詩人:どるとる | [投票][編集] |
夜の窓から
明日を想像している
いいイメージばかりの理由はせめて想像の中では笑っていたいから
この世界には
悲しみが星の数ほどあるなら
喜びだって
幸せだって
同じ数だけ
あると思いたい
夜の暗い空に
イメージを浮かべたら きっと素敵にだって見えるよ
喜びも幸せも
全部イメージの中じゃ手の中なのに
届かないくらい
遠いよ
悲しみだけが手の中にあふれるほど頬伝う
あふれるほど頬伝う
薄紅色の涙
夜の窓から見える僕と同じ顔をした僕の目に
星のようにただ光っていた
それはいつか
夜の窓から見た
遠い夜の話
このまま
泳ぎ続けて
いつかたどり着く
岸辺に
何を待ってるんだろう?
イメージが現実を追い越せないのは
そのあいだにある
壁が分厚いからかな
今日も眠れない
浮かべるイメージがあまりにまぶしすぎて
悲しくさえ感じる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
未完成の物語の日常はつづく…
やったやってないの罪のなすり合いはもうそろそろいい加減やめて
夢から覚めまして
リアルを見つめよう
お互い 譲り合って
ケンカしてもすぐに仲直りしてね
それなりにうまくやっていこう
明日が雨でも君といれば頑張ってゆける気がするからね
僕ははるか彼方にさえも希望を見据えているんだ
不完全な物語のページは開かれる
先へ 先へ はるかへ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
今日も地上の世界に新しい夜が来る
やがて朝が迎えに来るまで
朝は夜のために
夜は朝のために
時間は進んで
戻ることはない
とてもありふれた日常の中で
何をなしとげ
何を得、失うんだろう
今日は僕にとってどんな力になるだろう
考えも及ばない遠い未来で僕はなにしてるだろう
誰かが言った
おはようの声が
サヨナラに変わるまで僕らはずっと笑っていられれば幸せだね
悲しみも喜びも
切なさも愛しさも
ずるがしこさも
何もかも全部
抱きしめて
受け止めて
僕はここにいて
そして
明日もここにいる
夢見る気持ちを
落とさぬように
守りつづける
夢見る気持ちが
輝くように
祈りつづける
太陽が昇り
やがて
月に照らされる
この世界で
朝は太陽の支配下
夜は月の支配下
僕は自由の子
何を夢見るも
何もかも僕の自由さ
さあ 歩いてゆこう
心 おもむくほうへ
夜の闇が晴れたら
心のペダル 踏み出して 小さな旅に出ようよ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
うだうだするのはもういいよね?
さあ 部屋から出よう
捨てぜりふだけ残して
心のペダルを踏むように はじまりの風を起こしてごらん
笑えるなら少しずつで構わない
泣きやむのは少しずつで構わない
ゆっくり ゆっくり
踏み出してみよう
心のペダルを
前へ前へ
許される罪なんかより
裁かれたあとの開放感を手に入れよう
裁かれない罪などない
洗礼の雨に濡れて
鉄の扉を開けろ
己の手で。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
毎日つまらなくたって
同じ事の繰り返しだって
不幸せかっていったら全然幸せなほうさ
ただひたすらに
僕はひたすらに
描く
真っ白な紙の上に
平行線を
この幸せがずっとずっと続きますように
これ以上の幸せはいらないから だから
幸福の平行線よ
平凡というレールを走る 電車になれ
長い長いトンネル
ぬけたらそこは青空
それだけで十分笑えるね
一人じゃない
君が僕にはいる
どこまでも
どこまでも
やさしい人
地球が回りつづけるように
宇宙が果てしないように
答えはないけど
僕は幸せだよ
嘘じゃないさ
心から思う
ほら また季節は変わり 並木道をあざやかに 染める 秋の色
僕は風にでも吹かれるように自転車で黄昏てこよう
涙を風に流して。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
幸せはどこにありますか?
そう聞かれたとき
なんて答えますか?
幸せの定理なんて
多分あるようでないんです
だから幸せってどこって聞かれてもわかりません
降り積もる 雪のように幸せが降り注ぐような心満ちた日
ハッピーエンドって名付けたくなるような夜
月はいつもよりちょっと輝き増して見えたよ
さあ おやすみの時間
また明日ね サヨナラ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
賑やかなとこで咲いている花はそれはそれは幸せな気持ちだろうね
薄暗いとこで咲いている花よりはずっとずっと幸せさ
ありふれた景色の中で繰り返される毎日がどれだけ幸せなのかとか恵まれてるとか考えもしない日々だけど
これだけはわかってる
愛する人がいる幸せ
不器用でも多少愚かでもそれなりに頑張っているのなら
許してくれ
愛してくれ
多目に見てくれ
雨のち晴れのこの世界の普遍的なもの
僕らの愛にしたって同じ論理で説明できる
今夜もまた眠れない夜でも
きっとね ずっとね
君がそばにいてくれるなら 幸せは約束されたようなものさ
だから幸せは残像さえも残すのさ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
君と過ごした季節が過ぎたら
僕はもう人を愛すことができなくなった
サヨナラという言葉がまるで
何かの呪いでもあるかのように胸の中にいつまでも
消えずに煙をたてているよ
君が乗ったバスが少しずつ小さくなってゆく
思い出も遠ざかる
悲しくないわけはないよね
でも涙は思ったより
流れなかったよ
かわりに何かひとつ自分の中で壊れる音を聴いた気がした
あとにはただ木枯らしが吹いていただけ
思い出せるのは木枯らしが吹いていた事
君の笑顔がこのごろイメージできなくなったのは何かの合図かな
忘れられない恋さ
でも忘れなければいけない恋でもある
だからサヨナラ
影のように
実態を持たない
悲しみよ
胸のいちばん奥で
燃え尽きておくれ
愛し合った記憶
痛みをともなう在りし日の輝き
光と影の中を生きる僕
黄昏の中へ逃げても
過去はぬぐい去れない
ああ 優しかった君はいずこ?
詩人:どるとる | [投票][編集] |
思い出すよ 君がくれた言の葉
愛してるって言うまえに言われたね
タイミングなんてまるで無いようで
好きな時に好きなだけ君は僕を抱きしめた
僕に与えられた
時間は君に貸し切られた
愛してるっていう
言の葉 ひとつだけでこんなにも幸せになれる摩訶不思議
日常と非日常の隙間から顔をのぞかせるような幸せ
通りの花屋より
ずっと華やかな
彩りでかざられた
胸の中 ひらり舞う
晴れた午後のひと時
雨が降る気配はなく
不安要素はまるで無いありふれた日常の中でつづくまっさらなストーリー
いつまでも
僕は君が好き
いつまでも
君は僕が好き
そんな気持ちが
いちばん大切で忘れやすいんだからね
それだけを考えていったって難しいことなんだよね
言の葉ダイアリー
日常のページを
めくるたび
少しずつ
思い出が
増えていく
心の中の
日記帳
したためた記憶が
文字で残すより
鮮やかに
輝いてる
息もあたるくらい
近くに寄らなくても
わかるよ 君の気持ち
世界でいちばん愛してる
はじらいは捨てたから言える言葉
今、地球はより
青く 染まる
呼吸が楽になる
緑が深くなる
君がもっと
好きになる
言いたいことが
尽きないね
僕は君を
愛してるね
だから君も
僕を愛してね
ただそれだけで
世界は僕の中で天国に変わる
姿形のない喜びに満たされて あやされて
今日も僕は
空の下 土の上 君の横
誰より 君を見つめてる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
失くした心はどこにいったの?
純真を探す毎日には終わりなんてあるの?
汚い言葉でめったやたらに傷つけた愛はまたもとの輝きを取り戻せるの?
背中あわせの二人にはたどり着ける明日なんてあるの?
もういい加減 わかんないこと言わないでさ
お互い あきらめて
ごめんなさいで謝りあって
なんでも笑い話にしていた 優しかった僕らに帰ろう
涙も笑顔も 分かち合い お互い 譲り合うとこは譲り合ってきたじゃないか
できないはずはない
さあ 何が間違ってるのか もう一度 見つめよう
目をそらさずに
失くした心なら
取り戻せばいい
さあ 素直になろう
強がって意地を張っていても仕方ないよ
僕らに帰ろう
僕らに帰ろう
いっそいい加減なくらい
愛し合ってしまえば
きっと明日は晴れる。