ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 投稿順表示

どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1894] アンブレラ
詩人:どるとる [投票][編集]


悲しいことがあったときには
君の胸でわんわん泣くのさ
嬉しいことがあったときには
君の前で 笑いあうのさ

心に雨が降る日には
心の中の僕が傘を差してくれるよ
悲しみなんて通り雨さ
ステップ刻んだりふざけているうちに
通り過ぎて
晴れる きっと

僕もつまり君の
傘になりたいんだ
たとえば君が
悲しくてどうしょうもない時
君の心の中でうずくまってるずぶ濡れの君に傘を差し出すような

そんなことができたならすてきだと思う

見えないアンブレラ
頼りにならない僕だけど君のために君のために 何かがしたいのさ

なぜって聞くならそれは簡単なこと
愛しているからさ
心の底からだれより
愛しているからさ。

2010/10/10 (Sun)

[1895] あなたが好きだから
詩人:どるとる [投票][編集]


優しくて愛しくて
いつもいつも
僕なんかを見ていてくれる
不器用な僕とは
正反対で器用な君だけど
何かとウマがあうのは不思議さ

泣いちゃうくらい
胸が痛むのは
君のことが
本当に好きだから

あふれるくらいの愛を
両手いっぱいの花束を
この一言につめこんで
伝えます 届けます

不安と期待が光と影のように揺れる
未来にどんなことが待っていたとしても
あなたと一緒なら
きっと大丈夫だから
ずっと一緒にいよう
ばかばかしいことで
笑いあったり泣き合ったりしたっていいじゃないか
ねえ それが人生じゃないか
僕は君を笑わない

優しすぎるだけさ
損することなんて何ひとつ無いんだ

あなたが好きだから
僕らの歩いてゆく
空はどこまでも青く
すみきっているんだ

さあ 今日も僕らは
僕らにしかわからない感動を分かち合う

純白のストーリー
流れる時間にそうように歩く誰かとは別ルートでゆっくり生きてる。

2010/10/10 (Sun)

[1896] 人生は素晴らしい
詩人:どるとる [投票][編集]


泣いて 笑って
1日が終わる
楽しかったねって嘘ばっかついて
いらぬ愛想まで振りまいたのに疲れただけ
お家に帰れば驚くくらいぐったりしてる
ため息で曇る窓ガラス
そこから見える夜はなんとも切ない色をしている

カラーバーが映るだけのテレビが点いてる部屋
たまに 深く傷ついて男なのに涙を流してる
夢さえも見れずに
目覚めた朝は
寝覚めが悪くて
ああ、まいるね

泣いて 笑って
まあまあだったって
ただそれだけ
黄昏るだけ
風に吹かれて
タバコふかして
柄にもなくかっこうつけて
かっこうつかなくて
しょんぼりしたりして
こんなふうに過ぎてく毎日

素晴らしい人生よ
いつまでも
ありふれた日常よ
いつまでも

溶けない悲しみという氷が
心を冷やすけど

泣いて 笑って
何かひとつでも
うれしいことが何かあるなら
それはそれで素晴らしい人生
金持ちじゃなくても
心が満たされているから幸せだよ

泣いて 笑って
また 泣いて 笑って
繰り返す毎日
ああ 明日は晴れるのかなあ?
何も見えないけど
僕は明日も生きてしっかり朝飯も食って
腹が減れば食うだけ食って
眠たくなったら寝るだけ眠って
なんとなく生きているよ

心配することなんか何もないさ

生きていられるだけで素晴らしい人生だ

幸せはきっと
小さすぎて見えない
手のひらの中に
生まれた時から
あるのに
気づかないものさ

だけれど気づいたよ
僕は間違いなく幸せなんだね

心が満たされているから

泣いて 笑って
明日も僕は僕で
生きていきます
脳天気な人ほど
素晴らしい人生を生きられる

ああ 人生は素晴らしい
生きていればどこまでだって幸せになれるから

笑って 泣いて
ただそれだけでいつの日かお星さまになれるから
あの夜空に輝ける日が来るから。

2010/10/10 (Sun)

[1897] 
詩人:どるとる [投票][編集]


この街に生まれ
はや20年
あれから時は過ぎ
僕も大人になった
いくつもの季節を
通り過ぎて

黄昏ていた 昔の僕が大切なものを手に入れたのさ
輝く宝物

さあ 歩いてゆこう
さあ 歩いてゆこう。

2010/10/10 (Sun)

[1898] 天使に恋をした
詩人:どるとる [投票][編集]


天使がたずねてくる
週末はいつも楽しみさ

わがままな君も
ちょっと強がりな君も全部愛したいのさ

天使が羽を広げて
僕の隣にパタパタと飛んでくる
太陽みたく微笑んで
僕に幸せをくれる

伝えたい
届けたい
この思いを
君を思う
あの夜も
思い当たるすべての気持ち束ねて
もう一度見つめたら
わかった
僕は心から君が好きなんだと

この窓から
見える景色も
それを見つめる
僕らも全部
手に入れたい

いつしか本当になる
それは現実になる
夢物語は終わる

白い天使とそれから
飛べない僕が暮らす
不思議な未来で

幸せは微笑む きっと

あたたかな日だまりに寝転がり夢を見る
そんな午後のまどろみ いつまでも

そして今日も
天使がたずねてくる
週末は毎週になった
永遠に君は僕の隣にいてくれる

太陽みたくあたたかく月みたいに見守るようにやさしく微笑んで

天使に恋をした僕は
あまい口づけを交わす
夜空の月は恥ずかしそうに照れながら苦笑い

屋根にのぼって
秘密のドライブ
心が行き先決める
時間さえもないような長い長い夜がつづく

大きな世界の小さな君と僕のストーリー
まだはじまったばかり

さあ これから。

2010/10/10 (Sun)

[1899] 秋風にさそわれて
詩人:どるとる [投票][編集]


この窓から見える景色はもう秋の色に染まり
葉っぱは黄色に朱に染まる

並木道を歩けば
なんだか肌寒くて
ポケットに手を入れ
黄昏てしまうよ

振り返れば
僕も大人になって
もっとしっかりしなくちゃと思うけど

風に吹かれて
心ふるえて
たどり着いた
夕闇の中
少しだけ優しすぎるだけ
それだけでいいような気がするから
これ以上背伸びする気はないのさ

ジャケットの襟を立ててまた歩き出す
並木道に背を向け
映画のラストシーンみたいにかっこうつけてさよなら

雨の気配 冷たい風が吹き始めて
葉っぱを散らす
窓の外は
木枯らしの子が騒ぐ

秋風にさそわれて
ふとドアを開けたら
そこはもう冬の街

白い時間が流れる。

2010/10/10 (Sun)

[1900] 僕の詩
詩人:どるとる [投票][編集]


世間じゃ認められなくても
誰かにわかってもらえなくても
伝えたい 届けたい
大切なあなたへ
大事な友達へ
素晴らしい家族へ

心というゴールに
投げる ボール
思いを込めて
愛を込めて
精一杯
詩うから
聞いておくれよ
僕の詩

躓きながらも
転びながらも
言葉は転がって
角がとれ
まるくてやさしい形になる

あなたに伝えたい
今すぐ 届けたい
この長い夜をこえて
果てしない時をこえて

下手でも力のかぎり
僕は僕のできるかぎりの僕の詩を
詩いつづけるから
空へと届けるから

この夜を終わらせて
僕の詩にはこばれて
朝へと流れ着く僕の瞳に素敵な夜明けがうつりますように
願ったら

さあ 夢へ沈もう…

2010/10/10 (Sun)

[1901] 夜の片隅で
詩人:どるとる [投票][編集]


夢うつつの意識の中で通り過ぎる冴えた思考のカケラ やがて 誰かが今日もどこかでその短い生涯に幕を閉じる
そしてどこかじゃ誰かが新しい命を産む

僕がこの世に生をうけた日の夜はきっとふつうの日なのに
僕の母さんや父さんの心にはどう映ったのだろう

たとえば今日誰かが悲しくても
たとえば誰かにはとても嬉しい日だったから
誰かには雨降りで
誰かには晴天
そんな矛盾がある

でも仕方ない
それが運命さ
今日、僕にとってなんでもない日だったとしてもきっと
世界の誰かには悲しい日なんだね

こうしてあくびをしてる今もどこかで涙が流れて
どこかで血が流れてる

ひとつの同じ世界なのにね 不思議だね
幸せと不幸せが距離を隔てて 違うものを心に映してる

この夜の片隅で
そんなことを思う

ありふれた日常
平穏な日々
そんな毎日がどれだけ幸せなのか
考えもしない僕の愚かさを物語るちょっと離れた国での惨たらしい毎日
画面を通してしか
伝わらない痛み
それは同情にしか
過ぎないさ
でもわかってる
僕は幸せなんだ

いくつもの星が流れる夜にふと目を閉じたら 冴え渡る耳がとらえた誰かの声
そら耳なんかじゃないんだ きっと

分かり合える気持ち
分かり合えない部分
光と影の隙間を縫うように 勢いまかせで走りつづけてたどり着いたのは 狭い路地裏 孤独が身にしみるけど たいした事じゃない 小さな痛みさ

ああ 見えない答えに遮られる行く手
いくつもの扉
見えてても遠い可能性
期待より多い不安
それを踏み越えた時
僕に何が見えますか? わかりますか?

歳を重ね 時を経て
やがて 何かを気づく時 はじめて僕は大人になれる

きらめく 空の向こうに見える 夜明けの光
強がっても悲しいものは悲しいね

夜の片隅にたたずんで そんなこと思った

この夜の片隅で
僕の中の何かが変わった

硬い殻が破れた。

2010/10/10 (Sun)

[1902] 最終楽章
詩人:どるとる [投票][編集]


すべての光が眠りに着くとき
僕の意識も途切れ
悲しみも喜びも無い
真っ白な時間が流れる

時の指揮者は
静かにタクトを置いて 楽器を休ませる

この最終楽章には譜面はありません
無音の中にある
甘美なる調べ

それは心の耳にしか届かないメロディ

繰り返される
始まりと終わり
その中で
流れつづける

静寂にひびく詩
おそれるものなど何ひとつ無い綺麗な時間

僕らは夢の中
また音楽の目覚めをここで待つだけさ

時の指揮者がタクトを手にとればまた始まる

にぎやかな合唱。

2010/10/11 (Mon)

[1903] 海底ウン百メートル
詩人:どるとる [投票][編集]


深い深い夜の中
道路を走る車は
まるで海の中を泳ぐ魚にも見える

明るいとこ
暗いとこ
そのコントラストが
しましま模様が
綺麗で美しくて
そのうち泣きたくなる

どこまでも沈んでいきそうな気持ちさ
泣きたいのに笑うような嘘はつきたくないのさ

ネガティブな思いを 抱えて
いろんな迷いや悩みにぶつかって

僕はやがて泡になる

海底ウン百メートルまで沈んだら

あの魚たちが綺麗にいなくなったら
そこはもう真夜中の中。

2010/10/11 (Mon)
8416件中 (1781-1790) [ << 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 >> ... 842
- 詩人の部屋 -