詩人:どるとる | [投票][編集] |
夢羊をいくつ
数えても
眠れない夜はめずらしくもなんともないさ
全然いつものことさ
ここ最近は
仕事がたて込んでて
なんだか幸せだけどいやになる
僕の夢の中で
いつも見る景色は
僕が僕を見つめてる
僕が失敗したとことか
僕が浮かれてるとことかカッコ悪いとこばっか
思えばチャンスもかなり逃してきたな
もう手の届かない場所に沈んだ小銭のように それは遠い光
比較的メロウな夜に
僕は夢を見る
安いプライドで
すっかり埋め尽くされたこの部屋には
長年の哀しみがあり
そして喜びが
混ざり合うように
仲良く泳いでる
互いに手に手をとりあって
僕らは果てしない海をさまよう遭難者
生まれたときから
死ぬことが絶対の条件なら
生まれるまえから
僕はそんな規則に逆らえないことも知っていたはず
だけど 向かい風に逆らいたくなる僕は追い風を期待し続ける
遠い彼方で輝きつづける星のように
痛みをともなう夜は
心が引きちぎれるほど 壊れるよ 乱れるよ
数センチ目の前の奇跡
見えているならつかみたい
僕は挑戦者
百年あまりの命さえ覚悟決めたらベットする
戦わなければ
男なら
多少の犠牲を払っても
打ち倒すべき者は
打ち倒さなければ
明日は見えない
心は救われない
無謀なリベンジャー
勝敗のわからないゲーム
あの月の裏はハリボテだったら
笑えるよね
この世界は神様がつくった最大級の工作なんだから
なんちゃってね。
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それは奇跡と呼ぶにはあまりにもきれいで
そんな曖昧なものではなくて
つまりあなたの笑顔
青空に浮かぶ雲がまるで海を泳ぐ魚のように
見えたその日には
あなたの瞳に恋をする
瑠璃色の季節がカレンダーを飛び出して
僕の目の前に白い粉雪を舞い降らせる
足跡を残していった
かわいらしい泥棒は
僕の心を盗んでいった
恋泥棒の名前は僕のよく知るあの子の名前
瑠璃色の季節がカレンダーの中に世界を押し込んで
美しい景色の中で
踊る二人に粉雪を舞い降らせる
キラキラと輝く
地面に光の粒子が
ちりばめられて
まるで夜空の星のようだね
瑠璃色の季節。
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お別れの時がやってきたんですね
もうそんな時間ですか
早いものさ
さよならって言っただけで僕らは他人になるんだね
もう会うこともない
他人になるんだね
手を振って
さよならしよう
明日は瑠璃色には程遠い
電車に乗る君は
窓が閉まるまで
悲しそうな顔で
僕を見ていた
遠ざかる愛しい君を乗せた電車が小さくなっても
見つめていたよ
僕の知ることのない明日へ君が消えてゆく
目もさめるくらい
青い空に溶けた
悲しい時間は
今もこの胸の中で
あの日の涙を
思い出させるよ
さよなら…
さよなら…
何度でも 何度でも
映写機がうつす同じシーン
終わらない映画のように。
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聴く 見る 触る 味わう 嗅ぐ
ちょっとこの頃 鈍くなっている
軌道修正 立て直せ
危うき現状
全ての五感を研ぎすまして
進んでゆこう
あなたとふたりで暮らしていこう。
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雪が降る季節は
悲しくなるのさ
この胸の中に
あなたの笑顔が
あざやかによみがえるから
手のひらの落ちた
小さな雪のかけら
あっという間に
溶けて消えた
並木道の枝々を
白い雪がかざると
まるで桜のようで
「春」も過ぎて
「夏」も過ぎて
「冬」になって
寒さにふるえて
気づけば
あなたのこと思う僕がいたよ
どうして悲しくなるのかな?
あなたの笑顔が消えないんだ
会いたい…
ポケットに
むりやり
押し込めた記憶
それは忘れなければいけない記憶なのに
いつまでも
いつまでも
大切な思い出
あなたがくれた時間は
あなたが見せた笑顔は
僕にまぶしいほどの光をくれたから
今年も僕の住むこの街に雪は降るだろう
白い雪がこの街を埋めつくすだろう
そして言葉なんてなくても僕は心の中だけで君を思うだろう
きっとあなたのことは忘れなければいけない記憶で
だけれどそれ以上に大切な思い出だから
このまま
心の中の冬の季節に閉じこめるよ
あなたへの思いは
まだ消せそうにない
でもね降り積もる雪桜を眺めるたびに気づくよ
あなたと出会えたことは間違いなんかじゃなかったと
やがて溶けてしまう
桜が散るように
でもまた春になれば
あざやかな桜が木々をかざるだろう
部屋の窓をかすめる雪のかけら
ふと目をとじて
あなたを思う冬
あたたかい涙が
心をあたためてくれる
窓をとじて
夢に沈めば
まぶたの裏に咲いてる雪桜
白い光が輝く
それはきっと君の笑顔。
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マフラーを揺らして
防寒着しっかり着て
風邪牽かないように
気をつけて
出掛けましょう
出掛けましょう
冬は寒い季節だということ
みんな知っていること
だけれどみんなばかみたいにさわいで 楽しそう
白い雪に埋もれた
記憶は輝く宝物
大人になった今では味わえないまぼろし
あなたとよくこの窓から見ていたよね
そしてあたたかいココア飲みながら
語り合ったよね
遠い昔
あなたのいなくなったこの部屋にはね
冬になるとね
さびしさが香るよ
あなたがよく座っていたそのアームチェアーに残ってるあなたの香り
わたしはひとり
今はこの窓から
舞い降りる冬の妖精たちを眺めてる日々
年老いたわたしには
寒すぎる季節
そして
年老いたわたしにはさびしすぎる毎日
あなたがおしえてくれたこと
あなたと見た景色
あなたと行った場所
あなたがくれた思い出
あなたと過ごした時間
全てやさしいぬくもりで満ちあふれてる
わたしの心の中に
今もあなたがいるのよ
いずれわたしも
この部屋から
いなくなるでしょう
そしたらまた
あなたとお話できるでしょうか
でもまだもう少し
生きれるみたい
胸の中のコーヒーが冷めないうちにこの冬が終わらないように
そっとこの物語にしおりをはさんだら
わたしは眠る
永久の時計の中で
永遠をきざむ
あなたという
長針と
わたしという
短針が
きざんだ時間を
もう少しここで
感じてみるわ
愛は死んでない
ここで今も生きてる。
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ひら、ひらり 舞い落ちる葉はまるで
あなたをうつした絵のよう 輝いている
このひとひらの思いは枝から風に吹かれて
落ちた一枚の葉
踏みつぶしてしまえば悲しいだけ
さめない夢の中でいつまでもふたりは
わがままに
じゅんすいに
素直なこころを分けあっていた
吹けばたやすく消えてしまいそうな炎でもけんめいに燃えている
だから僕らも力強く生きるんだ
黄にも朱にも染まる葉たちは冬になれば散ってしまう
だからこそ共にいれる時間を葉たちは大事にする
たとえいつか別れるとしても
それぞれのさだめを受け入れてる
だから僕らも愛しあったのだろう
時にゆるされて
時にしばられて
散ってしまいそうでも細い枝にしがみついて必死に今を生きていた筈だろう
たった一枚の葉だとしてもあなたを守るため あなたを愛すため僕ははかないこの命が散るまで身もこころもささげるよ
「愛」という「キズナ」が生んだその結び目は神様でもほどけないくらいに硬く結ばれてる
ああ僕はあなたを愛すため そのためだけに生まれた一枚の葉
笑ってよ 怒ってよ
こころ開け放してよ
僕が全て 君の全て
受け入れ受け止めるから
かなり不器用だけど
言葉は足らないけど
伝えたい 届けたい
この世界でいちばん愛してる君だけに
この思いを
同時に僕はあなたに愛されるために生まれた一枚の葉
一枚だけの葉なんだ。
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胸の中のスライドショー
代わる代わる 変わる思い出絵巻
号泣必至
メモリーオブスライドショー
僕と君の夢の中にて特別上映
あのころの涙
あのころの笑顔
忘れてたこと
忘れ得ぬこと
全てが今じゃまぼろしさ
光を帯びたまぼろしさ。
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この世界にもしも
僕を愛してくれるような人がいてくれたらそれはそれは物語のはじまりだね
僕のはじまりだね
よって輝いている
君は
僕にとっては
ハレー彗星
だから追いかけてくよ
絶え間ない明日も
ハレー彗星を追いかけて
こころのペダルを漕ぐ
さび付いたプライドなんて 投げ捨てたそのあとで
言い訳は後回しにして とりあえず進もう 走ろう
誰よりも輝いている
あなたを追いかける
僕はハレー彗星を追いかけて 追いかけてゆくよ
キラキラときらめく
運命のしるしをつけた君を追いかけてゆく夜は長く果てしなくつづく旅
よって輝いている
君は
僕にとっては
ハレー彗星
だから追いかけてくよ
まだ見ない未来も
ハレー彗星を追いかけて
こころのエンジン蒸かす
さあ ゴールはまだ先
直線距離をたもって
マークしていけ
運命の人はすぐそこ!
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悲しいことは終わりません
でもだからこそ幸せなんだね
嬉しいことばかりなら
飽きてしまうね
悲しいことがあるからこそ
僕らは喜びに出会えたときこんなに笑えるんだね
涙雨 降る1日は
幸せ あふれる日
確かな 喜びが
僕を濡らす
世界を濡らす
晴れ間を気長に待とう
雨は今だけ いつか止むさ
それが雨なんだ
涙雨 降る1日が
訪れる日には
確かな喜びが
君を濡らす
世界を濡らす
全ての人のこころを濡らす
それが涙雨。