詩人:どるとる | [投票][編集] |
鈍色に光る
物語がありました
お決まりの世界
悲しみがあって
喜びがあって
うんざりするほど人がいて
たまに晴れて
たまに雨降り
そんな世界
立場の狭さに
毒づいている
心の狭さに
首を捻ってる
さあ
のどを涸らして
歌うよ 鳥の声で
不思議な事など
何ひとつ無いけど
鈍色ファンタジー
ページ捲れば
広がるときめき
耳をすませば
ほらきこえる
誰かの素敵な歌
目をこらせば
ほら見えてくる
当たり前な景色の中にある素敵な何か
自分次第で変わるよ
それが世界なんです
つまらないと思えば旅に出ればいい
飽きたと思えば引っ越せばいい
金が無いなら
暇がないなら
つくればいい
さあ 御託は要らないよ
勇気を出してみて
踏み出す 勇気を
魔法のスニーカーで
闇の中へ 闇の中へ
未来へ行くのは
谷底へ踏み出す勇気と同じくらいこわいものさ
わかってるよ
だからこそ勇気を持って立ち向かえ
立ち向かうんだ!
弱音は吐いても
背中は見せるな!
妄想の中の王様よ
頭の中から飛び出して 一般ピープルにもどっても泣くんじゃないよ
きっと走り出せる
君が歩むべき道があり夢があり 活路がある
さあ 僕と君とこの素晴らしき世界の中で今始まる素敵な物語
さあ びっくり箱の中から飛び出すロマンス。
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うつし世の幻
夜の闇に浮かぶ月
重力に逆らって
心は沈む
宝箱に隠した
夢のありか
鈍く光る情熱
何を解き明かすの?
何に迷ってるの?
目を見開いて
真実を手繰り寄せてよ
君は僕のヒーロー
闇を切り裂きあらわれるヒーロー
規則性なんか無いのさ
決まりなんか何も無いのさ
僕はヒーローだけど努力家
ヒーロー!
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やがて死んでしまう命にさよなら
いつか死んでしまう僕にさよなら
さよなら バイバイ
また会おうね
いつか会えるかな
僕は君に
夜の片隅で
今眠れない人の多さに世界が揺れ動く
悲しみや喜びとかに突き動かされては
今日も呟くよ
バイバイ バイバイ。
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おもちゃ箱をひっくり返したようなときめきをあなたにあげよう
僕は引き続きうたうよ
ここで引き続きうたうよ
新しい扉が開く
新しい今日が始まる
新しい人に出会う
僕はまた僕になる
生まれ変わるよ
新しい僕に 僕は
繰り返す心の脱皮
僕から僕へそしてまた僕へ変わる。
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記憶のほころびを
いくら縫い合わせても
隠せやしない
君との思い出
そして君との別れ
今もあの時咲いていた桜の香りが香ってくるようだよ
たくさん笑ったね
たくさん泣いたね
今思い出せばほんとうにどれもこれも笑っちゃうような素敵な思い出さ
くだらないことで喧嘩して すれ違っても僕らはすぐにまた少しすれば笑いあえていた
だけれどさよならすると決めたのは
別にね 互いを嫌いになったからじゃない
それぞれ新しい世界へ足をのばしたかったからなんだ
不器用な言葉でも
精一杯の思いで
君に届けた
僕の愛
ヘタクソだって
一生懸命生きていた
僕の頑張りをいつも君はわかってくれてた
それが何より嬉しかった
それを恋と呼ぶなら少し違うかもしれない
咲きそうで咲かないつぼみのような僕らだったから
分かり合えていたのかな
それを恋と呼んだら
きっと僕は君のこと
諦められなくなる
だから笑って君に手を振ったよ
「さよなら
また会おうね
そしていつか会えたら
恋人になって結ばれよう」そんな約束は遠く
散りゆく花びらにかすかに刻まれた桜の記憶を抱きしめて僕は強く生きていくことを君に誓ったよ
これからは寒い冬だから白い雪がもうすぐすれば降ってくるかな
そしたら春になるまで少し寒い日がつづくね
でも
君との思い出抱きしめて あのぬくもり思い出せば
不思議と頑張れるね
君がくれたこの勇気で僕は僕の夢にまっすぐ向かってく
君もどこかで自分の夢に向かって歩いているから
そしていつかまた
どこかで会える日にはかならず伝えよう
この気持ち
そして咲かせよう
恋という名前の花
散らせぬように
かみしめる
冷たくなった秋風に
ふるえる日々よ
桜の枝々についたつぼみは春になるのをもう待っている
僕は君を愛してる
つぼみの中に閉じこめるよ
君に伝えられるその日まで
桜の記憶を。
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落ち込みやすくて
沈んだら這い上がるのに時間がかかる人よ
今日も黄昏ているのかい?あの窓辺で
夜の片隅で
泣いているのかい?
言葉なんかでたらめ
救いの唄よ 天まで届いておくれ
僕は今を駆け抜ける風になって 素敵な明日をつかまえたい
そして笑っていたい
だけど泣いているよ
それは何故なのかな
地図も無く
磁石は利かず
夢も無く
趣味も無く
資格も無く
やる気も無く
力も無く
金も無く
コネも無く
地位も無く
それでも身のまわりにある限られた幸せだけで満たされることの喜び
感じながら
思いながら
僕は今日も今この瞬間を駆け抜ける風になる
風になるのです
夜空に浮かぶ月を見て流すのは
感受性豊かな人ゆえなのか
なんだか涙もろくなる
でも走りつづけるよ
今を駆け抜ける風になって
でも余裕なんか無いよ
でも自由な風には道なんか無くていい
自分で切り開くさ
風の通り道
吹き抜けていく
はるかな未来へと
僕は。
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ある日僕の心に芽生えた気持ちは
恋と呼ばれる気持ち
それは不思議な痛みを伴い朝も夜も僕をくるしめる
だけれどそれでも
あなたを思うと幸せな気持ちになれる
不思議だけど
いつか伝えたい
でもどう伝えればいいのかわからない
誰かに聞くわけにもいかないから今も抱きしめてる
恋のタマゴ
受け取って
受け止めて
僕の花束を
この世界でいちばん好きなんだよ
金持ちでも
有名人でも
社長さんでも
無い僕だけど
君を幸せにしてみせるよ
自信だけはあるよ
並木道をいっしょに手なんか繋いで
歩きたい
そんでもってキスしたい
そんな下心
見え隠れするよ
タマゴが割れて
ひよこが飛び出すように君にこの気持ち伝えられたなら
世界はもうちょっと明るくなるかもしれない
もう少し僕も大人になれるかもしれないね
割れそうで割れない日々だけど
今も大切にあたためてるよ
恋のタマゴ
肝心なのは
タイミングじゃない
場所でもない
素直な気持ちひとつさ
僕は大きな声で言うよ
世界一愛してるよ
君だけを
それがタマゴから孵った気持ちだよ
ほら 騒ぎ出すよ
君への気持ち
不安なんてケセラセラ
期待こそが最重要
さあ 結果はどうか?
さあ しばし待て!
半熟タマゴのままじゃいられねえ!
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何もかもうまくいかない
すぐに苛立っちまう
自分らしくいようとすればするほど
自分を見失う
気づけば誰かを傷つけてる
眠いのに眠れない夜
夢さえ見れない夜
窓を開けて 夜風にあたろうとしてても
気分はおそろしく早く変わるから
やっぱりやめたとカーテンを閉める
心とからだがかち合わないね
なんだかおかしいね
いうなれば
時計回りの世界で
唯一
僕だけが逆に動いているような気分だ
果てしない疎外感が僕を夜の果てへ追いやる
そんな逆時計回りの夜
世界が僕を孤立させた
何もかも人のせいさ
だけれどそんな夜もある
君にもあるかい?そんな夜
だめだな
今夜は逆時計回りの夜だ
うまく生きようとするとどこまでも崩れていく
下手なことはしないほうがいいな
今夜は早く寝よう
今夜は早く寝よう
また時計回りにもどる明日の朝を待って
今夜はサッと寝よう
今夜はサッと寝よう
ありもしない幻が
僕を拐かす
逆時計回りの夜なのさ。
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逆走なんかできやしないんだ
後戻りなんかできないんだよ
一度した失敗や過ちは永遠に残る
忘れられないのが嫌なら 今という今を確かめながら神経質に生きる事さ
でも気を張ってちゃ楽しいものも楽しくなくなるね
今現在 僕の人生は
迷走する日々
迷ってばかり
悩んでばかり
アルデンテには遠い仕上がり
未来はまだ始まったばかり
違うよね
大げさにいうなら1秒後だって未来は未来さ
僕らは常に未来を踏み越えてゆく
そして過去を飛び越えて 少しずつ少しずつ年をとる
だから言い訳なんか言ってる場合じゃないんだね
食えたもんじゃない今を
マシな味にするのは今からの努力や頑張り次第さ
さてどうなることやら
今後の茹で加減
明日からのアルデンテ
期待と不安の中
僕は倒れるように
眠るのさ 眠るのさ。
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歩き続けるこの長い旅の途中で
荷物になる思い出は
迷わないで
悩まないで
ためらわず
ここに置いていこう
思い出なんてどれも大切だけれど
心に負荷をかける思い出なんて思い出じゃないから
本当に大切だと思う思い出だけ背負って
歩いていけばいい
悲しい思い出
楽しい思い出
ひとつひとつ
確かめて
本当に大切な思い出だけカバンに詰めて
そのほかの思い出は
ここに置いていこう
ぬかるんだ道に
足がもつれては
泣き言を言うけど
僕は負けないよ
向かい風にだって立ち向かう
追い風を巻き起こすんだ
さあ 旅はまたここからはじまる
思い出は常に増えては減る
それは悲しい事でもあるし場合によれば嬉しい事だったりもする
だけど確かなのは
全部を抱えて
歩かなくてはならないというキマリはないという確証ひとつ
思い出なんてどれも大切だけれど
心に負荷をかける思い出なんて思い出じゃないから
本当に大切だと思う思い出だけ背負って
歩いていけばいい
なけりゃいい思い出なんてたぶん無いけど
置いていくべき思い出だってあるはずだ
だから僕は置いていく
ここに置いていく
未来へ持って行くべきじゃない思い出は置いていく
置いていくのさ
背中で手を振って。