詩人:どるとる | [投票][編集] |
今日もとてもよくできました
自分としては
満点に近い点数です
悲しいことも
いくつかあったけど
結局終わり良ければ全て良しなのです
夕暮れが目にしみるのは単なる感傷にひたってるわけじゃないんだよ
人間なんて簡単なものでいつかはみんな
死んじまうんだから
好きなことやれるうちにやっておこう
嫌いなことは嫌いなままで仕方ないじゃないか
たったひとつでもいいからさ
生まれたことを心から喜べるような幸せな光を見つけられたら
その日は
心が晴れた日さ
雨上がりのあとに
空に架かる虹みたいなものなんだよ
退屈な毎日
憂うつな社会生活
そんなものから
ひとたび離れれば
僕は自由になれる
今はただ そうさまだ若いのだから
足腰は丈夫だ
だから歩いていこう
美しい景色を見逃さないように
やがて宝物になる
思い出をたくさんつくろうね
苦しいことで
泣きたくなる時
僕はいつも
心に好きな人を思い浮かべるんだよ
僕は立ち上がって
またゆっくりと歩き出す
不思議となぜか
何もこわくないよ
巣立ちをむかえた鳥が飛び立つ先を
見つめる親鳥に手を振って 輝く未来へ僕は羽ばたいていく
ほらね雨なんて
そのうち
止んじまうよ
だから今は
やりたいこと
見つけるために
いろんな景色
いろんな場所
たずねよう
雨上がりのあとに
空に架かる虹を夢見ながら
静かに歩き出す
僕がここにいる
あいかわらず常識とは馬が合わないけど
誇らしく微笑む
僕がここにいる。
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ひとりぼっちでも
泣かないで
強くなろうよ
楽しい夢は唐突に
終わっていく
やがて悪夢が目覚める
傷だらけの日々
見えない傷が増える
悲しくたって
誰も助けてくれない
ゆっくりとただゆっくりと夜風の中に
僕は立ち尽くし
目を閉じて
深呼吸
生きてることを
今ここにいることを
心から幸せだって思える日がいつか
来るとしたら
それはいつになるでしょう?
誰にもわからないでしょう
だから今は夜風にでも吹かれて
迷ったままの頭で精一杯 あがき続けよう
僕はまだちっぽけな星屑のかけら
生意気に大人ぶらなくたっていいと思う。
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ポツポツとただ
ポツポツと雨が降る
テクテクとただ
テクテクと人が歩く
キラキラとただ
キラキラと星が光る
サメザメとただ
サメザメと寝落ちする
そんな1日だったよ。
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ひとりぼっちの夜には
誰とも話したくない
誰にも会いたくない
何も話しかけないで
何も話させないで
窓の外には
大きな月が見える
君は今
何をしてますか?
意地を張ってるわけじゃないんだ
ただ、伝えるのがためらわれるだけ
好きって気持ちを抱えたままじゃ
息することさえ心なしか苦しいのに
まだ僕の中でくすぶってるよ
君が好き
多分世界でいちばん
君が好き
そんな気持ちさえ
言葉にできないね
言葉は簡単なのに
言うのは難しい
それが好きな気持ち
そんな好きな気持ち
君はただ汚れもなく笑う
そんな君の笑顔が
遠く 遠く 見える今日このごろ。
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僕は容易には笑わない
愛想笑いはくだらない
表情のない顔で僕は生きる
長く暗い夜が時間を縛る
その時間を縛るのは
運命という理不尽極まりないもの
何かもわからない何かにいつまでも恋い焦がれて
僕は何かもわからない何かにいつまでも悩まされて
今日もここにいるよ
果たされることのない約束を交わし
出会えるはずもない
人とお別れをして
見えない影に手を振る
あるはずもない
悲しみや
あるはずもない
喜びに
上手に笑ってみせたり
上手に泣いてみせたり
僕は今日もとても忙しい
本当でない笑顔を浮かべ
本当でない涙を流し
本当でない愛を誓い
本当でない幸せにほくそ笑む
そんな幻をひたすら愛しながら
僕は僕でいることの意味を探している
僕が僕であることの理由を探している
頑なに無表情のままで
ただ笑いもせず
泣きもせず
嘘っぱちの
感情咲かせて
自分の人生さえ
鼻で笑っている。
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20階へまいります
そんなアナウンスとともに僕は二十歳の誕生日をむかえる
エレベーターはスムーズに少しずつ少しずつ
屋上へと僕を連れて行くのです
はじまりがあれば
いつか終わるものだとわかっているから
悲しいし
嬉しくもあるから
僕は僕自身に何ができ、僕自身をどう愛せるか
ただそれだけが今は心配だよ
今は遠い空も
やがては目と鼻の先になるのだろう
だからだから
考えていかなきゃならない
これからはひたすら年齢の坂道を下るだけの人生だからさ。
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寒い冬の日に
息を吹きかけて
両手をあたためる
春を待つつぼみは
今は長い夢の中
眠りから覚めるのを待っているのさ
粉雪が肩越しに
ぱらりと 降り注ぐ
君がくれたマフラーで
君がくれた手袋で
僕はこの冬を乗り越えていく
君がくれたぬくもりで
君がくれた思い出で
僕はひとりぼっちの夜を数える
よみがえる記憶の端にちらつく君の笑顔が今はただ恋しくて
はらり はらりと
雪が舞い散るから
それはまるで時の流れのよう
切なくなる
出会い別れる季節はもうすぐ
でも春になるまえに別れた恋人はもう二度と会えない
君がくれたマフラーは
君がくれた手袋は
優しい記憶だけをなぜ残すの?
君がくれたぬくもりは
君がくれた思い出は
いつまでも忘れられないの?
魔法みたいにそれはにわかに信じがたくて
触れられず見えないものなのに
どうしてこんなにも
悲しいのだろう?
君とよく歩いた
並木道には
木枯らしが吹くけど
ひとりぼっちじゃとてもさみしくて寒いよ
寄り添う人の
手のぬくもりも
優しい言葉も
何もないから
それでも目を閉じて
大好きな君を思う
その時
世界は目蓋の裏で輝くだろう
心の中を舞う
枯れ葉のような
切なさ 孕んで。
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僕の真似をしてみてごらん、さながらパントマイムみたいに
ただ笑うだけ それだけだよ
でもそれはとても難しいから
まずは僕のお手並み拝見
君のかわいい顔なら笑ったらもっとすてきになるはず
だから 笑ってみせて
恥ずかしさなんてもうどこにもないさ
君なら大丈夫だろう?
だから笑ってごらん
何もできやしないけど
僕はいつでも君の味方さ
僕はいつでも君の味方さ
さながら君だけのヒーロー
いつでも困ったときは呼んでおくれ
世界の裏側にいても駆けつけるよ
君のことが好きだから
ほら 恥ずかしがらず呼んでごらん
ヒーローの名前を
ヒーローの名前を。
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機械みたいになんでもこなせる人間なんてなりたくない
それよりずっと不器用で失敗ばかりでいい
それが人間ってものさ
縛り付けるものなど何ひとつ無い世界へ逃げ出したい
常識なんてクソだから
け飛ばしてやろう
世界の片隅に
今、僕の心に新しい
夜明けが来る
その時 思う
もう誰にもわかってもらえなくていい
僕はやっぱり僕でいい
誰に嫌われても
誰に睨まれても
僕はわがままに
歌いそして生きていくよ
それが本来の僕であり人間なのさ
間違いだって思うなら思えばいい
もう僕は生き方を決めたのさ
さあ 歩き出そう
僕よ 今 あの太陽に向かって。
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本当は破壊的な自分と
それを制御するように繕う偽善的な自分
僕の中には光と影
二面性が見え隠れ
愛しながらも
憎んだり
憎みながらも
愛したり
だからあなたのことは
大好きで大嫌い。