詩人:どるとる | [投票][編集] |
くだらないことは
もう話さないでという君に言うよ
くだらないことなんてこの世界には無いよ
だからこそ僕は今
生きているんだよ
そして今日も
少し遅めの夕食をとる
残業疲れでからだはズタボロさ
だから君の愛が欲しいんだよ
キスミー
キスユー
交わし合う日常
ミートゥー
トゥーミー
重なり合うリズム
今、なんとなく雰囲気は少しずつ
二人の確信に迫ってく
ねえ 今 君は何を考えてるの?
そして僕は何を考えてると思う?
多分一緒だと思うよ
なんて恥ずかしいね
窓の外を星が流れていく
動き出す 景色がふたりを引き連れて
明日へと明日へと
連れて行く
テーブルの上のグラタンが冷めないうちにふたりの愛が冷めないうちに
少し遅めの夕食を
デザート代わりに
甘い甘い口づけを
無意味だからこそ
意味のあるひとときを。
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それはまるで心にともるランプのような灯り
君がそこにいるだけで僕をやさしい気持ちにさせるよ
君の存在の大きさに僕はいつもはっとするんだ
涙あふれるくらいに
いつも何気ないんだけど君がくれるささやかな気遣いだったりサプライズだったり
僕は嬉しくなる
いつもそばにいてくれてありがとう
いつも慰めてくれてありがとう
本当に助けられるよ
君はまるでランプのように
そばにいてくれるだけで心があたたかくなるのさ
怒る気にもならないし苛立たないし
ささいな行き違いなんかそのまま素通りさ
雨が降る日も
今日みたいに寒い日も
どんな季節だって
昼夜問わず僕を見ていてくれる
君に伝えたい
僕が言いたいのはきっと多分ありふれてる言葉だけど
多分ねいちばん伝わりやすい言葉だから
聞いてね
愛してるよ
君だけのことをこの世界でいちばん
僕も君のランプになりたい
なれてるかなあ?
日々不器用だけど少しずつふたりの距離は近づいていく
そして何気ないほんの小さな瞬間に気づかされるよ
君のその愛の大きさ
こんな唄に込めて
伝えたい
届けたい
いつも話してくれてありがとう
いつも見守ってくれてありがとう
本当に助けられるよ
君はまるでランプのように
そばにいてくれるだけで心があたたかくなるんだ
君は今日も僕の隣で笑って いろんな話をしてくれるね
明日の不安さえ
もはや米粒よりも
小さな事に見えてくる
そこが不思議だけど
僕はなんの理由もなく君を抱きしめたくなるんだ
人は多分そんな守るべきものを見つけた時にそんな気持ちになるんだね
君と出会って
日々暮らしてきて
気づいた答えさ。
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落ち込んでいる君のその瞳が潤んで
僕に何か言いたそうな目をしている
僕は君のために
何ができるかを
考えているようで
別のこと考えてる
だめな僕だったね
だめなパパだったね
反省するために
目を閉じて
暗闇の中に答えを見つけるよ。
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僕がもしも明日
死んじゃっても
誰ひとり
気づかないんじゃないのかな
僕がもしも急に
いなくなっても
誰ひとり
気にしないんじゃないのかな
たとえば君ひとりだけが気づいてくれたならば
たとえば君ひとりだけが声をあげて悲しんでくれたならば
それは幸せだね
でも、もう二度と君には会えないし
それに君を悲しませるからあまり望まないね
後ろ向きな人生
俯いてばかりだ
生きることに
前向きになれない
それでも
歩き続けて
やっと見つけたよ
この世界で誰よりも
愛せる 君という人に
この世界で誰よりも
大好きな 人に
君がもしも明日
死んじゃったら
僕、多分
死にたくなるんじゃないのかな
君がもしも急に
いなくなったら
僕、多分
会社休んでもあちこち探し回るよ
たとえば君って存在は僕にはさ
なくちゃならないもので いなくなったら…なんて考えられないんだよ
話し続けた 楽しい昔話を何度も何度も繰り返し話すのは君の話がおもしろいからだ
そんな毎日が僕は好きなんだよ
だから、まだ死にたくない 君と生きていたい
後ろ向きだった
僕の人生を変えた
生きることに
前向きになれたよ
そうして
めぐり会った
やっと見つけた
この世界で誰よりも
愛せる 君という人に
この世界で誰よりも
大好きな 人に
太陽みたいにあたたかい
お母さんのようにやさしい
君って光に
今も日々照らされて
僕は枯れずに
なんとか咲いてるよ
小さな畑で君とふたり 並んで 揺れて
暮らしてる
涙と笑顔
雨と晴れ
似たような何か
似て非なる何か
多々あるいろいろな
出来事に慌てながら
せわしなく働きながら今日も君に笑いかけるよ
明日、晴れかなあ?
そんな他愛もない
会話さえ 光り輝いて。
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まばたきひとつしないで見つめてる
帰り道ふと見つけた花に見とれていた
こんな小さな花でさえこんなにきれいに咲いているのに
死にたいなんていってる自分が恥ずかしくなった
まさかね花に勇気をもらうなんて
そのうち夜になって
そのうち朝になって
気づけば言い訳と愚痴に明け暮れた日々
骨休みするための土日さえも あっという間に疲れを引きずって過ぎてしまう
目の前にただ悠然と広がってる生活に
いつまでも
いつまでも
馴染めないまま
悲しいことも時が過ぎれば全て忘れてしまうものだなんて言っていた自分はなんて嘘つきなんだろうね
楽しかったことよりずっと覚えている
悲しい記憶だけが忘れられないんだ
今日も帰り道
目には見えない
不安を背負って
自転車のペダルを漕ぐ
コート越し 吹き抜ける冷たい夜風が身にしみて
なんだか泣きたくなる
なんだか死にたくなる
でも、花にもらった小さな勇気で
死ぬまで生きる
死ぬまで生きるよ
泣いたり笑ったり
怒ったり拗ねたり
飛んだり跳ねたり
繰り返す毎日
何気なく幸せだって思えたらそれは
楽しい事のはじまり
悲しいことも時が過ぎれば 何事もなく笑えると時がなんとかしてくれると思っていた僕はバカだね
楽しかったことほど忘れやすいんだ
悲しい記憶が心にこびりついてる
今日も帰り道
目には見えない不安を背負って
自転車のペダルを漕ぐ
明日へ明日へ漕ぎ出すように
未来へ未来へ漕ぎ出すように
僕の信条はいつも
ホップアンドステップ
前向きの一歩手前で歩く。
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青い夜 金色の月
夜をこわがる人は
首を長くして朝を
寝ないで待ち望む
くたびれた
足腰を
伸ばして
テレビに夢中になってる妻の横を素通り
蝙蝠みたいに
モモンガみたいに
夜行性の人よ
吸血鬼みたいに
ゾンビみたいに
痩せ形の人よ
僕を無理に寝かしつけようとしないで
まだ眠りたくないよ
まだ起きていたいよ
時間が経つのは
驚くくらい
早いから
青い夜 金色の月
テーブルの上のご馳走
平らげたら星でも観測しよう
夜行性の人が言うよ
朝型人間に向かって
あ、今星が流れた
あの惑星 なんて言ったっけ?
なんて話は尽きない
結局朝型人間も
夜行性に付き合う
はこびと相成る。
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深く考えることないよ
簡単なことなんだよ
すべてのことに答えがある
そんなに難しい顔しなくても
眉間にシワを寄せなくても
きっと答えなんてそのうちポッと出てくるものさ
座右の銘は
成せば成る
成さねば成らぬ
少し人間は楽天的なほうがいい
その点僕は楽天的さ
そして空は放っておいてもいつかは晴れる
そんな言葉でさよならを言うんだよ
さよなら…
ポテサラ 殊更
目を瞑る。
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何もない部屋に咲いた無機質な会話を打ち消すように
愛らしい君の声が冬の寒空に溶けた
まるでチョコみたいに
少し大人びたビター味のほろ苦い甘さが僕の目を覚ました
僕らは僕らがそれぞれにわがままで
君と僕との違いは歴然 頭の出来も
だけれどどこで何が間違ったのか
僕らは愛し合う恋人同士 いつの間にか手も繋ぐ関係になった
それはそれとして
これはこれはで
兎に角 僕らは
今を抱きしめる
後先のことなんか
まるで考えず
ただ、ハッピーエンドめざして 走り回るだけなのだ
突然の風に飛ばされた誰かさんのニットの帽子が高く舞い上がったら
冬のはじまり
さあスタートを切ろう
何気ない瞬間の
来るべき瞬間の
一瞬の光を永遠に閉じ込めて それを愛とする
気高きわたしの人生論
今三度またたいて光る
あれはあれとして
それはそれで
兎に角僕らは
今を駆け抜ける
今この瞬間しか
目には入らない
もう、ハッピーエンドめざして 走るしか道はないね
それはそれとして
これはこれはで
兎に角 僕らは
今を抱きしめる
後先のことなんか
まるで考えず
ただ、ハッピーエンドめざして 走り回るだけなのだ
走り回るだけなのだ!
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僕にできることなんてあるのかな
なんて弱気な気持ちでいつも君の隣で笑う
情けなくて男らしくなくて
バカな僕だけど
君が大好きだ
心の底からね
言葉で言うのは
難しい思いだ
好きっていえば
ただ単純なんだけど
そんな簡単な気持ちじゃないんだよ
君が僕の全て
そういったって
言い過ぎじゃないくらいなんだよ
僕の精いっぱいなんてちっぽけだけど
今できるだけのことをしたいから
伝えたい 届けたい
僕のこの思い
出来損ないかもしれないけど 聞いてね
出来損ないのラブソング 心こめて唄うよ
さびしい夜には
口ずさんでみて
もしかしたら
君を慰めるから
もしかしたら
君を癒すから
泣きたい時には
思い出してみて
もしかしたら
心を洗うから
もしかしたら
心をさするから
いつでも 僕は
君のいちばんじゃなくても 思ってる
君のこと
少しでも君も 僕のことを思ってくれたらうれしいな
なんて なんてね
言ってみたりしてね
そして気づけば
夜は明けて窓の外に
朝陽が昇ろうとしていた
新しい1日が足音ひとつ立てず しずかにはじまる
君と僕が見つめてる
同じようで違う風に吹かれ
ひとつの景色の中で それぞれに 大切に思う誰かに笑いかける
どうか君も幸せにね
そんな祈りを捧げたあとでもう一眠りだ
今、君は何してるの?
今、君はどこにいるの?
なんて なんてね
言っただけだったりして
強がったつもりの心もついにたやすくへし折れ 涙がほほを流れた
さよなら、はじめて心から好きになれた人よ。
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僕は悲劇の主人公のようにただ泣きわめく子供のように涙に明け暮れ
誰の声にも耳を傾けようとせず
ひたすら孤独な奴ぶってた
孤独になれたと思ったのに僕は優しさに恵まれすぎて
愛に恵まれすぎて
孤独になれなかった
商店街は寂れ
そのうち
ほとんどの店はつぶれ
さみしくなった街
まるで僕の心の中のようだね
自分を孤独と思えば思うほど孤独からは
遠い場所で誰かと一緒に笑い合う僕がいて
孤独になりきれない
部分があるから悲しさが生まれ淋しさを拭いきれずただ泣くしかない僕がいる
いざ独りになろうと思えば思うほど独りになることをおそれる僕がいる
それなのに僕は何度でも思う
孤独という闇の中へ逃げるための出口を探す
そんなくだらない行為を繰り返す
独りになれない僕が
独りになりたい僕にいう
おまえは本当は独りになんかなりたくない
ただ誰かと笑いあえない口実が欲しいだけだと
ああ 僕は今日も独りだ
だけど不思議と悲しくない
それはかりそめの孤独だから
ほら、振り向けば誰かしらが僕に優しくする
ああ 今日も心は真っ暗
電気を点けなくちゃ
今日も今日の自分をはじめるために
独りじゃない独りから解き放たれるために
無意識に閉じているまぶたをこじ開ける。