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この頃なんだか自分の人生わからなくなってる
道の途中立ち止まって考えてみるけど
気づけば黄昏て
一日は終わる
一体どれだけのチャンスを逃してきたか
一体どれだけの損してきたか
そんなことはもうどうでもよくてただ僕はオーロラの彼方にある光を待ってる
輝く未来をまだ信じて疑わない。
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今日はまたいちだんと寒かったね
心も凍えるお日柄さ
天気図に雪の気配もぱらついたね
寒いのは昼間より夜が本番だ
ため息まで凍えるほど冷たい夜
窓ガラスにさよならと書いて
今日に手を振るんだ
寒い一日だったね
いつもながらに疲れたよ
涙さえ凍えるようさ
寒い夜
夢の中まで冬まっただ中。
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人を愛すこともなく
人から愛されることもなく
いつも雨の中を歩いてるような人よ
今日はあなたにとってどんな日だったのか教えてよ
鏡に映った僕の姿はひどく歪んで
僕の悪意を赤裸々なまでにさらけ出す
他人のことなんて
結局はどうでもよくて
自分さえ良ければそれでいい
いつからそんな人になっちゃったんだろうね
笑うでもなく泣くでもない僕は
美味しい料理食っても
素敵な景色見ても
誰かに罵倒されても
変わらず無表情さ
自分の周りを見えない塀で囲って
人からの干渉を避けているんだ
だから誰が自分をどう思おうが
誰が自分をどう見ようが
もうどうでもいいんだよ
どうせひとりだ
愛も優しさもいらねえ
でも、本当は本当は
きっと誰より求めているんだよ
欠落した感情
しまい忘れた記憶の在処
解き明かすように
蠢くたび
謎は深く
難しくなる
そんな私の心
理不尽な
静止画の中に
閉じこめられたまま
今も声にならない叫び声をあげている。
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さよなら
今日の僕よ
今日の世界よ
明日になったら
何もかも
新しくなる
新しい僕で
新しい朝を迎え
新しい一日を過ごす
目につくもの
全て
美しいものばかりじゃない
美しさの中にある醜さ
たまには受け入れて
受け止めて
少し 汚れるような
黒い時間を抱きしめる
夜の冷たい風に
切り刻まれて
心はもう真冬並
暴れ出す激情の波
笑ったり 泣いたり
慌ただしい時間は過ぎて 気づくといつも窓際の椅子にもたれ夢の中
安らぎはいずこ?
神様は
応えてもくれない
悲しみは狡いよ
空の上から
僕を攻めるから
心だけがずぶぬれさ
肌を突き抜けて
見えない雨が降り注ぐ
弾丸の雨 あられ
へたれこむ真夜中
涙はやがて
ため息になって
窓を曇らせる
頬杖ついて
もの思いに
空を見上げたら
星明かりが
涙さそう
さよなら
今日の僕よ
君は頑張ったよ
僕だけは
わかる
抱えた迷いも
癒えぬ傷も
降りきれない闇も
果てしないさびしさも全て痛いほどわかるから。
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イメージは空を飛ぶような浮遊感
そんな
浮き世ばなれした夢
抱きしめて
僕は歩いてゆく
夜をこえて
朝へとたどり着いて
そこからまたよたよたと歩いていくのさ
やがてふたたび夜が来て
僕は少し切なくて
抱いているはずの
イメージは泡になる
いつでも、どこにいても抱きしめたい気持ちで
ただひとりの人を死ぬほど愛すような
一途な僕で…
このまま二人は
二人乗りの
舟で悲しみの海を渡り
向こう岸まで漕いでゆく
夜明けへと向かって
いつも
いつも
いつも
新しい朝を
優しい夜を
変わらない気持ちを
抱きしめたい気持ちで
いい方へ
いい方へ
向かって
抱きしめたい思いと
捨て去りたい過去
その全てを抱きしめる。
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朝が来て
夜が来て
どれだけ
僕は繰り返すのか
今日も泣いたし
少しは笑った
平凡だ、平凡だ
だけどそれは
幸せであることの
紛れないあかしだ。
だから立ち止まらずに明日へ行こう
雨降って
陽が照って
いつまで
僕は僕なのか
今日こそ笑いたい
できりゃ泣きたくない
平穏だ、平穏だ
だからそれは
平和だからこそ
言える文句だ
文句も言えなくなったら平和も終わる
太陽が昇って
月が輝いて
たまに
黄昏て
独り
泣いてたり
僕にもそれなりに
悲しいことがあり
たまらない時もある
だから
今日があるから
明日があって
明日があるから
その先へ
続いていく日々
大切にしなきゃと
抱きしめている
平凡の中にある
輝く幸せの光
涙の海を渡る
小さな舟に乗って
僕はまた明日へ
舟を漕ぎ出す
平凡をこよなく愛す平凡さん。
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ここからの景色は
とてもすてきなんだ
だって大好きな君が一日中だって見えるから
身体の弱い僕はずっと体育も休んで
校庭眺めてた
いつも君はかけっこすれば一等章だったね
あの時
僕は君が大好きで
君は僕を知らなくて
その間にある
僕と君を阻んでいた見えない壁を
こえる勇気など
僕にはなかったよ
恋する窓辺
一度くらい話したかったけど僕は意気地なし
自信がなさすぎて
一歩も前に
進めなかった
恋する窓辺
青い花が散った。
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春は 舞い落ちる 花びらを数えて
夏は 生い茂る 木々の葉を数えて
秋は 枯れ落ちる 落ち葉を数えて
冬は 何もない木々の枝に葉を想像して
暑い日も寒い日も
暖かい日も
僕は歩いてきた
自分のこの脚で
何を誇りに思おうか
何を自信にしようか
そうだ、特別なことなんか何もしなくていいさ
僕はどっち転んでも結局は僕だから
春も夏も
秋も冬も
変わらず
ありのままの僕でいよう
たとえば誰かに
見返り気にせず優しくできるような
たとえば誰かに
見返り気にされず優しくされるような
人であればいい
年であればいい
終わりよければ
全てよしとして
今日が幸せだったら
明日も笑えるから
めぐる四季の中
僕はあいかわらず
僕のままで
過ぎ去る季節を
数えて
浮かべた笑顔も
流した涙も
大切に抱きしめて
過去を消し去るんじゃなくそれを思い出としてたまには思い出して
思い出し笑いするような僕でいたいな
春夏秋冬
めぐる季節の唄
ふと脚を止め
季節の色合いに
目を配る
季節は今や冬
さて、どんなふうに
一年を締めくくってくれるでしょうか…?
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妙に目がさえて
眠れないそんな夜には
いろんなことを考えてるのさ
大人ってどんな人のことをいうのだろう
会社に勤めて
上司にペコペコ
お辞儀して
常識を守り抜く
そんな人が大人って言うのなら
それは僕らが勝手に思ってる大人の理想像にしか過ぎないよ
実際僕はルールも破るしみんなが思ってる大人って理想像からははるかに離れてる
これが大人の真の姿
たとえ大人って思われなくても大人なんだから しょうがないだろう
ルールを片っ端から破るような人でも
ひとつやふたつ
いいとこはあるさ
それを知ってるならそれを踏まえた上で多目に見ておくれ
心は大人になれなくても
身体だけは誰も大人になるから
僕は本当いえば
大人になんかなりたくなかったよ
それでも大人なんだからしょうがないだろう
働くしかないだろう
生きていくしかないだろう
喜びや幸せは
生きてる人にしか
味わえないものだから
死んでしまえば楽だけど 悲しいとも感じれないのは
思うより悲しい
だから形だけは大人になって
僕は子供のように
生きてゆくつもりさ
心は大人になれなくても
身体だけは大人だからごまかせないね
僕はもう大人だ
子供には戻れない
甘えは許されない
悲しい大人さ。
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地下鉄のように
暗い暗い地下道を
僕はもぐらみたく掘り進むように平気なふりして歩いているのさ
いたくもない場所で
笑いたくもないのに
腐った心を持った
群の中で
息してるだけで
鳥肌泡立つよ
早く 家に帰りたい
生きてることが
悪夢のようだって
思い込んで
そして
僕は眠るんだ
らくがきだらけの時代さ
どこもかしこも
嘘だらけ
信じられるものは
数少ないね
それでも僕は
信じたいよ
すてきな心の
あなたって人を
らくがきだらけの時代に
生まれ落ちた
人はは何を思い
今を生きてるの?
明日は晴れですか?
それとも雨ですか?
天気なんかどうでもよくて 心が心配で
壊れないように
狂わないように
僕は生きていく
らくがきだらけの
嘘つきだらけ
まやかしだらけの
時代で。