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いくつもの言葉を人は紡ぎ
いくつもの言葉に時に踊らされ
いくつもの言葉でたまには誰かの心を救うのさ
言葉は凶器だ
言葉は盾にもなる
たやすく人を傷つけられる
言葉には魔力があるから
暴力よりも心に消えない傷跡を残すんだ
あなたは言葉をどう使う?
その言葉で誰を救う?
その言葉で今までどれだけの人を救ってきたの?傷つけてきたの?
どれだけ救われてきたの?
どれだけ傷つけられてきたの?
言葉ひとつでこんなに人を救えるのに
どうして救えるはずの言葉で人を傷つけてしまうの?
僕はたまに自分がわからくなるんだ
言葉の使い道を誤ったら最後だよ
人の涙が流れ
時に人の命を奪う
言葉は人の心を壊すこともできる
でも言葉はなくてはならない思いを伝える手段だ
だからなるべく言葉で人を傷つけるんじゃなくて
言葉で人を救ってください
不器用だって
たどたどしくたって
思いを込めれば
何よりの力になるから
言葉の使い道を
考えてゆきましょう
あなたは今日どれだけの人を救い
言葉でどれだけ人を幸せにできるでしょうか?
見ものさ。
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笑ってね 嬉しい時には
泣いてね 悲しい時には
気持ちをごまかさず
偽らず 素直に生きてね
大人になるとね 感情のコントロールが試されるんだね
簡単には泣いたり笑ったりできないのがつらいね
子供はいいよね
好きなときに
泣いて
好きなときに
笑っても
かわいそうだとかかわいいねって
文句も言われずにすまされるから
でも せめて 君のまえじゃ笑っていたい
嘘だけど 笑ってたらすぐ君は僕の笑顔の中に隠れてる悲しさを見破って
泣いて 抱きしめてくれた
あの夜おぼえてるよ
心の中で笑うのが本当の笑顔なら
表情なんて必要なくなるだろう
だから 感情隠して
気持ちを偽るなら
笑顔も泣き顔も
すべて無意味さ
人間には感情があるから泣きたいときに泣いて笑いたいときに笑うべきなのに
今日もまた
笑うべきときに
笑えず
泣くべきときに
泣けず
悲しいのに笑っていたよ
嬉しいのに黙ってたよ
感情は檻の中
こんな自分は嫌いだ
死んでしまえばいい
光と影の中を生きる日々
本当の気持ち偽るなら感情はなんのためにある?
本当の笑顔は心の奥
本当の涙は心の奥
嘘っぱちのつくられた感情が僕を動かしている
腹話術の人形みたいに言われたことだけ
言われたとおりに繰り返す
僕だってやりたいようにやりたいのに
笑いたいとき
笑えない
泣きたいとき
泣けない
こんなんじゃいつか壊れてしまう
そんな今を抱えて
見えない壁にはばまれて明日が見えない
本当の心はここにあるのにどうして自分に嘘ついてまで僕はむりやり笑うのかな
むりやり泣くのかな
消えない疑問が
沸騰したお湯のようにいくつも湧き上がってくる
本当の気持ちは
蒸発したように
いつからか
影をひそめて
仮の僕をつくりだした
笑っていさえすればそれでいいピエロの僕が愛想笑い
振りまきながら
笑ってら。
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青い空に大あくびひとつなげて軽率なまでに
悲しみなんて鼻で笑って
アングル変えればほらね輝く僕の世界
不器用だって
弱虫だって
誰でも自分だけの世界を抱きしめていれば案外 笑って生きていけるもんさ
足先が冷えてくる季節になったから
これからは
あたたかくして
風邪牽かないように気をつけよう
僕の脚と君の脚がこたつの中
触れ合うたび
笑顔がこぼれて
冬がはじけるよ
神様が僕らにウィンクする日は
きっと永遠を誓う日になるだろう
世界も笑うでしょう
心の雪は素直に溶けて長い冬は終わる。
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きっとね大したことじゃないことでも
なぜだかムキになってしまうのさ
心では多分わかってる
僕が悪いこと
それでも僕の中の悪魔が舌を出して笑うんだ
どれだけ 時間を重ねてもわからないことがあり
どれだけ 唇重ねても
どれだけ 抱きしめあっても通じ合えない部分があるから
ケンカすることは尽きそうにない
それでも 人には分かり合い許し合える心があるからさ
僕は自分の非を認めてね
君ばっかのせいにしたことをあとで悔やみ そしてさりげないタイミングにすべりこみセーフでここぞってとき謝るんだな
けっきょくは僕の帰る場所は君の胸の中
涙いっぱいいっぱい流してそして君の笑顔に救われて
今日も僕は君の知ってる僕でいられるんだな
君のよくご存知の
まぬけでドジな僕が君のために精一杯生きてるんだよ
君だけはそんな僕の努力ちゃんと認めてくれるから
ありがとう
ありがとう
愛してる
だから自然に唄える
こんな会話の中で
感じる気持ちをただ唄にするだけで
たとえばほかの人にも優しさやぬくもり伝わったらそれはそれで好都合
ただ僕は風のように流れるままに唄う
愛の唄
すべての愛し合う者たちの唄
今日もきっと僕らは誰かに愛され
そして誰かを愛してる
その心のどこかで
無音のメロディー
流れてる
愛の唄。
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僕はたまらず倒れるのさ
なにもない広い大地の上に
まるで風景の一部になったように景色に巧く紛れるのさ
その場その場でいろんな色に染まるカメレオン
僕は今日も
自分の持つ色を隠して
嫌いな色で心を染めるそんな日常
誰かが笑えばあたかもつられたように
謀って笑ってる自分とか
誰かの話に合わせて
気を遣いまくって
神経削いでる自分とか
正直、吐き気がするんだ
だから 心を真っ白に染めて もはや悲しいとも切ないとも思えなくなるように
涙で目の前が見えなくならないように
僕はカメレオンになって 風景の中に溶け込むのさ
人ごみの中に
紛れる
誰も同じような
顔をした群の中
僕はカメレオン
みんなカメレオン
考えることは一緒のようだ
でもひとたび気を解き放てば
心はもとの色を取り戻して
僕は泣き出すだろう
やっぱり僕っていうオリジナルの色で生きていきたいのに
それでは生きてはいけない 悲しさがある
それでも 笑ってる
僕は僕を笑ってる
時には 泣き疲れ
泣けなくなって
社会という檻の中
僕らの叫びは届かない
悲しいよ…
さびしいよ…
外に出たいよ…
心を縛る邪魔な鎧を脱ぎ捨てたいよ
カメレオンは涙を流す
景色に紛れた自分の色とは似ても似つかない僕自身の色の涙を
ぎょろぎょろと
目玉を 動かして
飛び交うありとあらゆる情報をハエのように踏んづかまえて
血走った目玉で
愛する人には向き合えない
偽りの自分と本当の自分を使い分けながら僕は誰かのまえじゃえらそうだけど
誰かのまえじゃヘコヘコしてる
世の中のうまいわたりかた
知ったところで
悲しいだけだね
楽園はフィクションの中だけ
現実はもっと残酷さ
人の血だって黒く
よどんで生傷も生々しく
仕事はもっと
辛いんだ
そんな世界の中で
僕は
いつまで
僕でいられるのか
時の砂時計は落ち続ける。
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涙を流せる人は割合
優しい心を持っている
涙を流せない人は人の痛みを知らない人
涙を流すことはカッコわるくなんかないさ
涙を流さない人のほうがカッコわるいんだ
人は涙を流せるから人の痛みを知る
人は涙を流すことで優しくなれる
涙は人を優しくする
だから我慢なんかしないで泣きたくなったら素直に泣いてください
見えない雨が肌を突き抜けて心をいたぶる時
僕は本当の痛みを知る
悲しみは空の上から
僕らを狙う
今日も標的の的
この街は悲しみの
弾丸飛び交う戦場
不意を突かれ撃たれたら
涙流さずには
いられない。
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無意味だな
何もかもすべて
無意味だな
世にあるすべて
捨て去ろう
ブラックホールに
かき消そう
嫌な記憶は
悲しみに手を振って
憎しみとは縁を切ろう
明日が真っ暗闇でも
ただひとつの光を
信じていよう
抱きしめよう
ブラックユーモアあふれる僕と君の世界
無意味なようで意味のある素敵な会話の端でなにかを疑う君に示すよ 僕の愛
無意味なように生きても無意味なことなどなにもない
意味のあるものもなければ意味を持つこともない
無意味なようで意味のある素敵な会話をつづけましょう
マネキンみたいに強張った表情で何を語るの?何を謳うの?
孤独だけが妙に際立つ夜
悲しみが涙になって
心の空に降り出した
悲しみは空の上から
僕らを狙撃する
聖なる夜の秘密の会話
それは愛の言霊
まぶしいネオンと
鐘の音に合わせて
詠うよ 詠うよ
ブラックユーモアあふれる僕と君の世界
無意味なようで意味のある素敵な会話の端でなにかを疑う君に示すよ 僕の愛
君に伝えるよ
思いのこもった
安い指輪のプレゼント
いかにも高そうな包装紙に包み直して
そんな見え見えの嘘も笑って ゆるす君の愛
僕よりかっこいいぜ
やはり君は僕の好きな人
運命が教える 赤い糸の繋がり
今夜 黒い妄想は
白い雪に清められて
サンタが僕の心にそっと見えないプレゼントをくれるんだ。
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この世界にさん然と輝く
星の数ほど
人はいて
獣はいて
それ以上の数えきれない笑顔と涙がある
血のにじむ苦労がある
頑張ってる人を笑わないでね
頑張ってない人なんて多分いないけど
みんなそれぞれの今を抱えながら
それぞれに苦労してて
今日も笑ってる
そして
どこかで泣いてる
人から人へと伝わる痛み
心を通して届く形のない見えないメッセージ
それはきらめく明日への希望
灯台の光は届くかな
君にも
手のひらで隠したつもりの涙は君にはすぐにバレて
どうしてあなたは涙を隠すの?そう言われたんだ
愛する人よ
深く傷つく時
人は案外
何も言えなくなるんだね
されるがまま
傷つけられ
されるがまま
立ち止まって
言われるがまま
働いて
言われるがまま
歩いて
僕は今日も
少しでも誰かの役に立てたらなんて
口実で生きてる
そんなのすべて嘘さ
本当は悲しくて仕方ないのに 偽りの仮面で涙を隠してるんだ
君から僕へと伝わる痛み
心に差し出す形もない見えない僕の救いの手
それはほんのささやかな希望
灯台の光は見えるかい?
君を包んでる闇を照らせるかな?
人から人へと伝わる痛み
心を通して届く形のない見えないメッセージ
それはきらめく明日への希望
灯台の光は届くかな
君にも
世界は闇に閉ざされてやがて何も見えなくなるから
遠い話と背中向けずにどうか
笑わないで聞いてね
僕は君を愛してる。
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夜明け前からはじまっていたんだ
まばゆい朝陽が街を照らすずっと前から
多分理由なんていらないんだ
理由もなく僕らは愛し合い
理由もなく僕らは背中向ける
愛というには少し
大げさかもしれない
恋というには少し
違うかもしれない
それでも僕らは
いつも一緒だった
僕の瞳に揺れる
少しだけ揺れる
君の影がまだ
目の端にちらついて
まだ忘れられない
ひとりで迎えた
朝に目覚めて
カーテン開けても
まぶしい朝とは裏腹によどんだ僕の心
携帯握りしめたまま
通話ボタンずっと見つめて僕は何もできず携帯放り出して
行き先も決めずに
外へ飛び出す
どこへ逃げても
君の影はついてくる
僕には逃げ場所なんてないのさ
愛しさは消えない
それでも君は
僕にとって影でしかない
うつむく明日に
何が見える?
君の笑顔が思い出せないことがもう忘れてしまえるきっかけになのに
どうして君の影は僕につきまとうのかな
愛しさが消えない。
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手のひらで隠した
泣き顔をそっと
僕に見せてごらん
どうして君は
ピエロじゃないのに
悲しいくせに笑ってるの?僕まで悲しくなるよ
泣いてよ
誰かのためとかじゃなくまず君のため
素直になってよ
嘘をつき続けても悲しくなるだけなんだから
せめて僕には涙を見せてよ
いいことなんかひとつもなくても
単純な僕は君が笑うだけで嬉しくなるから
涙の雨がやんだとき
君の顔にお日様が輝く
君が笑える世界をめざして
僕は明日も
ただ君のため
ただ君のため
泣いて笑って
ひたすら
一途な愛を叫んで
疲れ果てたら
君の隣で眠るんだ
そんな毎日がある幸せをかみしめながら今日も僕は生きるよ。