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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[2294] 風に吹かれて
詩人:どるとる [投票][編集]


わずか百円のジュースでさえ
高いと感じるなら
いくらなら安いのですか?

ものの価値観がわからなくなったら
無制限に際限なく
金は流れてしまう

僕は大人だよ
確かに大人だよ
でも時々
子供のように
だだをこねてしまう

やっぱり
僕はばかだな
でも
ばかはばかなりに
頑張っているのです

ばかだ ばかだ お前はばかだ
そう言われ続けて
もう何年経っただろう

モザイクの砂嵐
吹き荒れる街の中で僕はたったひとりで
立ち上がって
前に進む
あるかもわからない
出口を探して

雲に隠れた青空が見えるのを待ってるんだ

すこし吹いただけで倒れてしまいそうな烈しい風に吹かれて


そして僕は今日も
自販機のボタンを押すとき
値段を確かめる

パンパンにふくらんだがま口の財布はケチンボ

さあどこへ行こうか?

向かい風が砂をまき上げる 今日に。

2011/01/02 (Sun)

[2295] 僕たちの明日
詩人:どるとる [投票][編集]


不安と期待
相対する光と影

出口の見えぬ日々
輝くのは
いつの日か

夢を見ることさえ
忘れかけて
瞬く間に過ぎゆく
土日など幻

モザイクをかけてよ
情けない自分に
消しちゃってよ
いらない記憶を

独りぼっち
佇む闇の中
目を閉じるだけ
それだけで
楽になれたら…
なんてことを考えてしまうほど今に絶望してるわけでもないのに全てが嫌になる時があるんだ

果てしない宇宙に
遠ざかる光
僕に手を振る僕
向き合う衛星
やがて背中を向けて
それぞれの守備位置にもどってゆく

今日も僕は真っ赤な夕日に涙を抑えきれずにいるよ

地団駄踏んでも
文句こぼしても
変わらないよ

僕たちの明日はどうなってゆくのだろう

僕たちの明日はどこへ向かうのだろうか

全ては踏み出したその時にわかることだ

さあ 行こう
いざ行こう

僕たちにしか
たどり着けぬ
明日へ 明日へ

プライドなんて武装ははずしちゃって

素っ裸で 行こう。

2011/01/02 (Sun)

[2296] スマイル
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優しく微笑んで
僕だけに微笑んで
モナリザの微笑みさえ小さく見えるくらいの微笑みで

笑って 笑って
笑って 笑って

僕だけに微笑んで

君の笑顔が僕のエネルギーになるから。

2011/01/02 (Sun)

[2297] しあわせの唄
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今日も僕は情けなかったね
男のくせに泣いたりすぐに弱音を吐いたりしたんだ

なんにもできない僕だけど
君のそばにいたい
だめかなあ?
僕ができるのは
話し相手になることくらいなんだ

失敗ばかり 繰り返して
それでも
生きてるんだ
僕だって

幸せというものをたまに見失うけど
僕はまだ生きる希望を失ったわけじゃない
今見えてる光は僕を見放さないから

君が笑っていることが僕の幸せだとわかったから

もっと笑ってよ
僕も笑うから
君に笑ってもらえるように悲しみに打ち勝ってすぐに笑うから

幸せを表情で形にしてみようね

幸せとは きっと
見えないようで
見えるものだから

ほら、今君が笑ってるように
幸せは僕の瞳にうつっているんだ

抱きしめてあげよう

僕は今
幸せを見つけたよ

君がそうです。

2011/01/02 (Sun)

[2298] 月の路
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名前のないさびしさを胸ポケットに
隠し独り歩く帰り道

月がつくる
光の路をたどれば
今日も迷わずに
家に帰れる

あたたかい
夕飯と
優しい家族の笑顔

ただいまと言う
僕の声に
おかえりと言ってくれることの幸せ

ため息はつばといっしょにのみこんでしまえばいい
明日の悲しみより
今日の幸せを見つめよう

たとえば誰かが抱えてる悩みはいろいろあるかもしれない
そのひとつひとつが大切なんだよ

どんな悩みを抱えてても
どんな迷いに苦しんでても
きっと答えはあるから
ゆっくり見つけていけばいいよ

僕には何もできない
だからうたうんだ
誰かの切ない
帰り道を照らすように
誰かのやり場のない
気持ちのより所になるように
僕はうたうんだ
無音のメロディ
月の路の上に広がる空をきらめかせる星屑

君がうつむいてる顔をあげたとき
そこに見えるのは
輝く星であるよう
願うよ

明日は晴れる

こんなに星は輝いてるから

一言こぼすだけで死にたくなるような悲しい言葉は捨てて

何も言わずに ただ
ずっと この夜空を眺めよう

強く 強く 生きていこうね

僕は僕と誓ったんだ

そして今日も
月の路をたどれば
ぼんやり灯りが揺れる
僕の家にたどり着く

悲しくても
辛くても
家に帰ろう

『ただいま』という言葉を握りしめて
かわりに
『おかえり』という言葉を受け取って。

2011/01/02 (Sun)

[2299] パパとママの話
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返しきれない感謝は
どんな言葉でも
返しきれないから
どんなことをしても
返しきれないから
限りある時間の中で
返しきれない感謝を返せるだけ返すんだ

僕が生まれた日のことを今も思い出しては
時おり真顔で話す母がいます
それはそれは幸せな日だったと母は言う
おなかの痛みをこらえて母は僕を抱いたとき
言葉が出ないくらい嬉しかった
そう言っていたんだ

大切なことはいつも気づかずに見過ごして
あとから考えたときやっと振り向きざま
気づくんだ

あのころから考えたらすこし年をとった母に僕はまだ素直になれなくて
本当は素直になりたくて
もどかしい気持ちで毎日顔を合わせています

僕がもし パパになったらきっとあなたが教えてくれたように
勉強より 遊びより何より大切なことを
教えてあげようと思っているのです

あなたが教えてくれたことは数限りなく
きっと教えきれないかもしれないけれど

僕は僕なりに僕の思う大人に少しずつ近づいてるから
心配しないでね
あなたからもらった愛や優しさや厳しさはちゃんと僕の中で人知れず生きてるよ

それを誰かに今度は僕の子供に愛する妻に
捧げたい
そう思っています

あなたがママで
僕がそんなあなたの子供で
ママに抱かれてる僕が君のパパです

はじめまして
どうぞよろしくね

大切なことは
頭より心を育てること
人のために涙を流せて
人のためにからだを張れて
人の痛みのわかる

そんな優しい人になってください

ママの遺伝子が君を優しくするなら
僕の遺伝子が君を少し不器用にするだろうけど人間は頭より心だよ

パパが教えられることはそれくらいだな

こっちにおいで
君が生まれたその瞬間から君は僕たちのものです

さあ 高らかに産声あげながら笑ってる君は望まれてここにいるひとつの命。

2011/01/02 (Sun)

[2300] あたりまえに愛されて
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当たり前なことが一番大事なんだね
良いことと悪いこと
それさえわかっていれば生きていける
当たり前なことだと笑うような人は
当たり前にあとで泣かされるね

当たり前に誰かを愛し
当たり前に誰かを助け
当たり前に誰かの傍にいて
当たり前に誰かの涙をぬぐう

それを当たり前だといえる心
それを当たり前だと言いながら守れる心
それが一番大事だね

当たり前なことは大人になって役立つ
人生は当たり前なことさえわかってれば生きていける
でもわかってるだけじゃだめさ わかってても行動に移せなきゃ意味ないさ
だから僕は当たり前なことを大事にする
当たり前なことさえまともに守れない人の背中も指ささずに
ただ当たり前なことと向き合うのさ

当たり前に誰かに愛され
当たり前に誰かに助けられ
当たり前に誰かが傍にいてくれて
当たり前に誰かが涙をぬぐってくれる

そんな当たり前な愛をくれる人が僕にはいる
当たり前とはいいながら 当たり前にしては素晴らしい
当たり前だよとなんの見返りも求めないあなたの笑顔が僕は大好き

当たり前なこと
当たり前じゃないこと
考えてみればわかるね
当たり前じゃないことなんてあるはずもないんだよ

誰かを愛すこと
誰かを守ること
誰かを思うこと

当たり前以外の なにものでもないそんなことの全ては
当たり前であって
当たり前じゃないんだよ

それを当たり前と思える誰かの気持ちがあってはじめてそれは当たり前という名前の愛になる

だから僕は今日も
当たり前という名前の愛に愛されている
だから僕はいつも
当たり前という名前の愛に守られている

僕はそれを当たり前とは思わない

君がくれた笑顔は僕にとっては当たり前なんかじゃない
君がくれる優しさは僕にとっては当たり前なんかじゃない

僕があげるならそれは当たり前になるけれど
君がくれる愛や優しさは君から僕への奉仕さ。

2011/01/02 (Sun)

[2301] じょうしき
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常識ってなんだろう
きっと当たり前なことを当たり前に守れる
そんなことをいうんだろう

僕はたまに常識を破るけどあとからわるいとも思う
本当の善人にも
本当の悪人にも
なれない
中途半端な人間さ

常識に振り回されて
何が正しくて
何が間違いなのか
それさえわからない

でもわかってることは僕はもう罪を犯せば否応無しに裁かれる大人だということだ

阻まれる何かがあるから心のブレーキはきくのです

ブレーキがきくうちに僕はもう一度考えてみる

常識とは一体なんなのか
常識とは一体なんのためにあるのか

当たり前なようで
大事なことさ

考えてみよう。

2011/01/02 (Sun)

[2302] 平凡
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ねえ
僕の声は君に届いていますか?
この世界で一番君が大好きだと言ってくれた人の声だよ
ねえ
君の声は僕に届いているのかな
どんなに愛しても愛しても届かない声があるんだ

それはそれは少し風が吹いただけでたやすく 散ってしまう
はかなげな花びらによく似てる

君のこと 一番近くで見ていて
全てわかっていたようで
肝心なことはなにもわかってあげられず
どうでもいいことだけ 無意味にわかっていたよ
そんな愚かな僕をゆるしてほしい

幸せすぎることにまぎれて 見えなくなっている本当の幸せ
僕の目にうつっている幸せなどくだらない欲望がみせる幻
本当の幸せはそんなものよりはるかに素晴らしいのに
僕らが求めるものはなぜか形あるもの
本当の幸せは目には見えないものだけど
とても大切なもの

平凡な毎日がどれだけ大切なのか
あまりに幸せすぎて僕らは見失ってる

本当に大切なもの
本当に必要なもの
あふれすぎている
ものの多さに
埋もれてる幸せ
今こそ掘り起こして
見つめ直すんだ
平凡の中にある
本当の幸せを

幸せってきっとたとえていうなら 君がくれるささやかな瞬間の笑顔だったり
人と人のつながりだったり 誰かが誰かを思う気持ちだったりするのに
僕の目は節穴だったね
何もわかっていなかった
何もわかろうとしなかった
目に見えるものばかり 求めていたよ

平凡の中にある本当の幸せを見つめれば
本当に大切なものが見えてくる

君がふとした瞬間
涙を流すとき
僕にはなにができる
僕はなにをすればいい?
見過ごしていた君の悲しい日々を
僕は今から
取り戻してゆく

幸せすぎて麻痺している僕らの心の中に誰かとのつながりを極端に拒んでる壁があるなら今すぐ壊して
君の声を聴くよ
君の声を受け止めるよ

君は今悲しいんだね
やっと長い夜が明けた

一番大切なものは
一番近くにある
君が笑った。

2011/01/03 (Mon)

[2303] 愛の素顔
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辞書を引いてもわからない
パソコンの中にも
テレビの中にも無い

それは自分自身で
見つけてゆくもの

厳しさが愛なら
それもまた愛だろう
優しさが愛なら
それもまた愛だろう

でも大切なのは
優しすぎても
厳しすぎても
愛はだめだということ
極端にかたよった
愛じゃだめだということ

だから大切な人に
愛をあげるなら

優しい自分
厳しい自分
ふたつの心を持つ
僕をあげよう

それが愛なんだね
それが愛なんだな

夜明けは近いぞ
朝を呼んでみよう

街を照らし出す
朝陽がまぶしいな。

2011/01/03 (Mon)
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