詩人:どるとる | [投票][編集] |
空高く舞い上がった
ボールが地面に落ちる
スローモーションで
ゆっくりゆっくり
命は落ちていく
並木道に落ちてる
銀杏のように
ひしゃげて
つぶれても
命は輝くのです
あなたがくれたぬくもりは一生の宝物
ありがとう
ありがとう
大切にするからね
散りゆくまで
見守っていて
散りゆくまで
そばにいて
いつか 時の重さに負けて あなたも地面に落ちるようにはかなく消えても あなたのこと忘れないから
いつものように
笑っていよう
窓辺のイチョウの木も寒そうに北風にふるえてるね
散りゆくまで
見守っているよ
散りゆくまで
そばにいるよ
愛がさびしい心に寄り添うようであたたかいなあ
ありがとう
ありがとう
愛してる
いつまでも。
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思い出すよ
あのころの懐かしい日々
まるで万華鏡のようにいろんな景色映す
空の果てまでずっと涙でにじんで
昔のこと思い出す時
悲しくなるよ
でも思い出は歩き続けてはじめてできるから
歩き続けて
歳を重ねれば重ねるほど思い出は増えるね
明日になったら今日という1日も思い出になればいい
明日はもっと素敵な思い出になればいい
思い出は過ぎ去った場所に残した足跡のようなもの
あまりに切ない人の運命だけどそれでも思い出は素晴らしい
だから明日も明後日も
思い出が増えるたび
悲しさも募ります
煮え切らない思いは残るけれど
思い出はやっぱり素敵なものですね
また思い出すよ
あのころの懐かしい日々
小さなころから
変わらない
不器用で 慌てん坊の僕の性格
変わらないものがあるのもまた微笑ましいね
身体ばかり大きくなっただけさ
態度ばかりでかくなっただけさ
中身は変わらない
思い出の中の僕のまま
あなたに向き合う今日さ
母は知っている
父は知っている
昔の僕も今の僕も
変わらないとこも
変わったとこも
だけど僕は思い出の中の人じゃないのさ
思い出の中じゃ生きられない歩き続ける旅人
記憶の中を旅するように 今日も思い出となる この1日さえも通り過ぎていく
明日も瞬く間に過ぎていくけど昨日の僕も今日の僕も何も変わらない 僕は僕さ
同じ目線で
同じアングルで
あなたと向き合い
語り合う
ただの通りすがりさ
やがて 消息さえ
わからなくなる
朧気な記憶の中をさまよう 旅人
名前などあるようで無いのさ
わかってることは
いつも 僕は僕だってことだけなんだ
そしてまた思い出が胸の中で熱く燃えている
振り返ってばかりの日々
それもまた素晴らしい
でも、今を生きよう
思い出は思い出として抱きしめながら
少しずつ 色あせてゆく思い出を忘れないよう。
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愛って不確かなものを考えた時
僕にはこれっていう明確な答えは出せなかった
そばにいるだけが愛ならば誰にもできるけど愛することがわからない僕には人を愛してても人から愛されててもわからない
だけど気づけば僕も
大切だといえる人と出会って しきりに愛だ愛だといいながら
わからない曖昧なものを今では大切にしているんだ
仲良しでいるだけじゃわからない
けんかしてすれ違ってはじめて愛は痛みとともに見えてくるもの
君の全てを知っていたようで何も僕はわかってなかったんだな
だから君は何も言わずに背中を向けるんだな
だけどだけど
これだけはわかってほしいんだ
この世界で僕が愛してるのは紛れもなく君ひとりだけだってこと
これだけはたしかなことだから
不確かな愛を抱きしめて時おり苛立ち隠せずに手を挙げる時
口を利かない日々が
幻にしてしまいたい日々が僕と君をさみしくさせるから
そんなさみしさがきっと愛を教えてくれるんだね
愛は形を持たないもので色もないから
不確かだけど
限りなく僕は知っている
言葉じゃ言えないけど
この世界の何よりもたしかなことなんだ
答えは君の中にも
僕の中にも
夕飯のお皿の上にも
日曜日の庭の
木漏れ日にも
街の路地裏にも
見えないだけで咲いているんだ
不確かなくらいにたしかなこと。
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答えを求めて たどり着いた場所に光はありますか?
何度も夢見て
何度もうなされ
転んでも
転んでも
立ち上がって
光り輝く
明日を探してた
夜を飾る星と月
あまりに美しすぎてみとれていた
今夜はぐっすり眠れそうだな
おやすみ。
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君がくれるぬくもり
僕を包む窓明かり
今年は 去年とは違うみたいだ
君が時間かけて
つくってくれた
手編みのマフラー
まいてるからね
愛っていうものが
わからなかった僕を今では理解できないね
だって愛ってこんなにも あたたかいんだから
白い雪が降り続く夜
何も特別なものは要らないよ
君の笑顔さえそこにあればいいよ
ポケットにしのばせた指輪を渡したいけど 夜明けが来ても渡せないのさ
あなたがいちばん最初に抱きしめてくれた人だから
僕はもう引き返せない 愛という森の中で出逢った君のぬくもりを忘れられないから
どうか 僕の不器用で遠まわしな言葉の真意を受け取ってね
愛っていうものがなかったら僕は寒すぎて寒すぎて死んでしまっていただろう
ありがとう ありがとう
君がいてよかったよ
ありがとう ありがとう
愛しているよだれよりも
愛のある冬だ
心の中まで
あたたかいなあ
愛している
特別なものなら
ここにあるじゃないか
今気づいたよ
愛が全てだと
やっと気づいたよ
悲しみは溶けていく
やがて太陽が顔を出す
僕らに舌を出して
笑いかけているよ
さあ 歩いて行こう
白い雪の道を
愛を 感じながら。
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世界一大げさな愛を
受け取ってほしいのさ
言葉じゃ役に立たなくて仕方ないんだ
だからなんとなくでもいいから
この胸悩ませる不可解ななぞなぞ読み取っておくれ
僕の愛の全て
何気ない街の片隅に咲いた僕という花が見つけた光
君という光
もう僕は君に一目惚れしてしまったから
引き返せない
迷路の中で
愛を叫んでる
世界一大げさなくらいの愛を受け取ってほしいのさ
君だけに
君だけに見せてあげたい 愛の全て
僕がどれだけ君を愛してるのかを
言葉じゃない
何かで伝えたい
精一杯の愛のうた
目いっぱいうたうよ
だから聞いておくれ
君だけに届けるから
言葉をこえた世界の果てで出逢いましょう。
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回されるんじゃなく
回すんだ
歩かされるんじゃなく歩くんだ
生かされるんじゃなく生きてるんだ
プロペラが回るように意味なんかないんだ
僕はただ回りたいから回り歩きたいから歩き生きたいから生きてるんだ。
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楽器の弾けない
人だから
この歌声だけが
楽器のようなものさ
譜面も見れない
人だから
音符なんかも
僕にはただのおたまじゃくし
だけれど僕には
言葉がつかえるから
真っ白な紙に思いを綴ります
時にはあなたへの熱い愛を言葉に
時にはこの目で見た景色の感想を言葉に
時にはこの耳で聞いた音を言葉に
見えない世界を絵に描くように そこにはない景色を言葉にするんだ
僕は言葉という楽器を奏でる 見えない音と戯れる
詩人という名の
ポエニスト
季節も時間も無視して
今いちばん描きたい世界を言葉にするんだ
時には悲しみを言葉にして
時には喜びを言葉にして
時にはだれかへの感謝を言葉にするよ
時にはあなたへの熱い愛を言葉に
時にはこの目で見た景色の感想を言葉に
時にはこの耳で聞いた音を言葉に
見えない世界を絵に描くように そこにはない景色を言葉にするんだ
聞こえない音を刻むように ありもしない世界を築くんだ
言葉が僕には楽器なんだよ
歌声が僕には楽器なんだよ
さあ 今日も奏でよう
周りにあるなんでもない景色がいつでも特別な言葉になる
あなたがくれる優しさが あふれる愛が言葉になる
さあ 今日も描こう
新しい世界を
言葉と言葉をつなぎ合わせて
声をそこに乗せて
歌にだってなるさ
僕は歌うポエニスト
何もない景色に色をつけるんだ。
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優しさだけじゃ
生きていけない
それでも僕は
優しくしたい
厳しいのは
好きじゃないから
あなたの心に降る
雨を止ませられないまでも弱まらせてあげられたらいいな
ひまわりのように
夏の熱い陽射しを浴びて元気に咲いて
それでもか弱い
白百合のような
あなたは僕の恋人
些細なことですぐ
ムキになるけれど
優しいあなたは
僕の全てさ
壊れた時計のように
時には僕だって薔薇のようにトゲトゲしい 花になるけど
大切なことはいつも胸の中にあるから
君が教えてくれるんだ
長い夢から覚めたら
目の前に君がいて
とぼけた僕がいるようになんでもない朝の1コマ
ぎゅっと抱きしめてくれる君のぬくもりが僕の中の薔薇を白百合に変えてくれるよ
飴色の夜明けと
目もくらむほどの
まぶしい朝に包まれて
笑う僕と君
幸せを絵に描いたような1日がここに咲いていた。