詩人:どるとる | [投票][編集] |
風が吹けば花は揺れて
夜が来れば星が流れて
朝が来れば日が昇って
あたりまえなことが
そんなような出来事が続いていく幸せ
かみしめながら
生きているこの頃
独りきり黄昏て
窓辺にちょこんと座って
オレンジ色の空
眺めてる時もあるさ
人間って勉強ができたり 他人に気を遣えるだけが人間じゃない
何もかも完璧にできる人よりこの人大丈夫なの?って心配されるような人でも優しさや愛にあふれてる人のほうが素晴らしいはずさ
僕はそんな人になりたいのです
万人に好かれるよりたったひとりの人に好かれるような
そんな人を目指してるんです
だから好き好んで
人から好かれるような人にはなりたくない
あたりまえに笑って
あたりまえに泣いて
欲に勝てずに財布空にしても へらへらして だれかに叱られても澄んだ瞳で空を見つめてる
曇りのない未来を
そんな僕はいつまで経っても変わらない
悪いけどね 僕は大人には向かないんだ
子供みたいに
ピュアな心で
風と戯れるような
日々がお似合いなんだよ
悲しい運命にも白旗振って
もう降参だよと
夢も諦めてしまったけど明日も僕は僕をだれより信じてるから
関係ないさ
だれがどう言ったって
情けないのが
思うよりかっこいい
僕なのさ
決めポーズは無いけどね
明日も僕は僕で行きましょう
悩んだってはじまんないさ
精一杯挑んで
間違ったって
笑っていよう
思うより人生は
生きることが
いちばん難しいんだ
生きているだけで
あっぱれだよ
あまり無理しなくてもいいから
怪我しない程度に
生きていけばいいよ
僕は今にも倒れそうな僕にそっと言うんだ。
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僕の家の近所に住んでる猫はいつもいつもあの公園で一匹でさみしく遊んでる
だけどだけどあの猫も年寄りだから もうすぐしたら仏様になってしまう
いつもいつもとぼけた顔で僕のおやつを持って行くあいつを憎めない
あいつはかわいい猫だから
猫が鳴くたび思う
あと何回この声が聞けるかな
そう思うとさみしくなる
やがて猫は死んで
飼い主も死んで
家は取り壊されて
売り地になって
僕だけがあの猫のこと覚えてる
名前さえわからない
年寄りの猫ちゃんよ
僕は意外と好きだったぜ 君のこと
今日も公園の中
君を探してしまう
気づいたら
泣いていた
君は天国なのにね
そんな猫の話。
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窓辺に椅子に腰掛けて 夕暮れのだいだい色に染まる 空を眺めてる
他人には小さなことかもしれないけど
僕には世界が終わってしまうくらい
重大なことなんだ
笑わないでおくれよ
僕は今、とても笑えるような気分じゃないんだ
通り過ぎる人は
ある人は僕を慰めて
ある人は僕を蔑んで
ある人は無視をする
でも、本当に僕の身になって考えてくれる人はひとりもいなかったんだよ
独りきりがさみしくないわけないじゃないか
ただ強がることしかできないだけなんだ
今日も涙を風に流して 朝から今までピエロのように 今にも泣きそうな顔で精一杯笑っていたよ
ピエロの笑顔がたそがれの色に染まる時
ピエロの化粧は落ちて 涙に濡れた本当の僕の素顔が露わになる
もう嘘はつけないね
そうだよ、僕は今まで嘘をついてたよ
悲しいのに笑っていたよ
でももう限界だね
僕はピエロじゃないから笑い続けられない
ほら、うつむいてる顔をあげてごらん
きれいな涙が
輝いているだろう
僕はあまりに
美しい夕暮れに
涙を流したよ
この空は何ひとつ
偽らない
この色には何ひとつ
嘘はない
だから僕も悲しいのに笑うのはやめて
プライドも面子も捨て去って素直に泣きます
それが本当の人のあるべき姿だよね。
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みんな何を急いでるんだろう
みんな何に躍起になってるんだろう
よくあんなに笑えるな
なんの得にもならないのに
馬鹿みたいにお世辞と愛想振りまいて
僕にはできないな
おまえもそう思うだろう?半分に欠けた月よ
群になじめずに
群からはぐれた
狼のような
僕は
気づけば独りきりだったよ
それでも
僕はそれを恥じたことはないよ
だって僕は強がりだからね。
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なんだか眠れない夜
気を紛らすものも何もなくて
理由もないのに
眠れないのさ
どうせ明日は日曜日
まあ別にいいけど
何もやることがなくて時間持てあましてる
空を飾る 銀の星
父と母と離れて暮らす寂しさよ
アパートの窓ガラス越し いくつもの星が流れていった
願い事する 余裕もないけど 心の中で祈った
どうか、明日もいい日でありますように
僕はなんの迷いもなく願った
特別なことなんか
何もなくていいから
どうか、明日も何事もなく無事に終わりますように
夢のない人さ
それでも
満足さ
そんな流星群の夜
やがて安らかな
睡魔がやってきて
僕は夢の中へ
おぼれていくのさ
今夜もおやすみ
明日が待ち遠しいから
静かに目を閉じよう
お星さま おやすみ。
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悲しみってなんだろう
喜びってなんだろう
幸せってなんだろう
考えだしたらきりがない
僕は眠れない
夢ってなんだろう
愛ってなんだろう
友情ってなんだろう
考えたってわからないよ
君もわからない
ここに僕がいて
そこに君がいて
時には笑って
時には泣いて
たまにけんかして
すぐに仲直りして
そんな暮らしの中で
思うこと たくさんありすぎてどれが愛でどれが喜びでどれが悲しみなのか時々わからなくなる
ただいそがしい毎日にかき消されて
本当の幸せってものが見えない
本当の喜びってものがわからない
それでもわかってるのはあなたが笑うと僕もうれしくて
あなたが泣いていたら僕も悲しくなってしまうような心のつながり感じる時の言いようもない喜びがある幸せ
特別なことじゃないよ
きっとありふれてる毎日の中にそれは咲いているのさ
見つかりづらくはないよ
探してみるとあるよ
きっとあたりまえすぎて見えないだけだ
たとえばあなたがくれるぬくもり
たとえばそこにある春の匂い
たとえばあたたかいこたつ
たとえばきれいに咲いた庭の花々
たとえば予想以上に多かった給料
そんな些細な出来事のひとつひとつに幸せは隠れてるのさ
見渡さなくても
目を凝らさなくても
幸せはすぐそばにあるのさ
僕とあなたが笑う場所が
二人が落ち着ける場所が
幸せという名の風景
つまらないものに目がくらんでた
僕には見えないでいたけど今、見えたよ
幸せという名の風景
霧が晴れたら
笑う君がそこにいた。
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僕は君のために
なにができるんだろう
なにをしたいのだろう
特別なことなんか
できないけど
魔法使いでもないし
マジシャンでもないから
つまらないただの男だけど
たとえば寒い夜には傍にいて
夜通し 君の愚痴を聞くよ
たとえばさみしい時にはできる限り傍にいて いろんな話をしよう
僕ができるのはちっぽけなことだ
だけど
ただの人間ができる事を精一杯、目一杯するからね
たまには立場を変えて僕の愚痴も聞いておくれ 君の話も聞かせておくれ
僕にも君と同じように眠れない夜やさみしい時があるからね
そんなときには傍にいて話し相手になってね
ただの人間の君だけどだれより愛する人だから
君が傍にいてくれることがいちばん僕には支えになるから
ただの人間どうし
寄り添いあって
生きていこう
ただの愛をつらぬいて
ただの幸せをつかまえて
愛することの喜び
愛されることの喜び
重ねる時間
増えてゆく記憶のページ
ただの一生にただの幸せを
ただの人間二人で
築いていこう
小さくてもいい
貧しくても構わない
君が幸せならば
君が笑えるならば
僕はただ働いて
君に楽させるから
ただの人間の僕だけど愛してるよ
君のこと
僕ができるのはつまらないことだけど
ただの人間ができる事を精一杯、目一杯頑張るからね
見守っててね
応援しててね
君の笑顔が何よりの僕の力になる
ほら、今日も
僕はかぎりなく
愛されてる
ほら、今日も
君をかぎりなく
愛している
ただの人間の中にあふれる形のない思い
熱く燃えながら
僕を包む愛の炎
熱いくらいに
燃えている
ただの人間のくせに限界を知らないみたいに
どこまでも頑張れる
それが人間です
すごいでしょう?
ただの人間ができる事は意外と多いのさ
不器用だって
危なっかしくたって
ただ君のために
ただの人間はいつも生きてる。
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無理しないていどに
がんばりなさい
けがしないていどで
がんばりなさい
無理したってあとが辛くなるだけだよ
無理するならがんばらなくていいよ
がんばれない時には僕に言ってよ
無理するまでからだこわれるまで
がんばってしまうのも人間だけど
無理するまでがんばったってそれはえらくないよ
わるいけどねそれはただのばかだよ
強がるなよ
気を遣うなよ
自分を大切にしなよ
がんばれないときは
横になりなよ
少し休みなよ
からだ休めなよ
人生、がんばることも大切だけれど
むりしないていどで
けがしないていどに
がんばれよ
眠れない夜がおおいなら僕を呼んでよ
大したことはできないけれど
慰めるだけ
慰めたいよ
所詮自己満足だよ
でも心配なんだよ
だからさみしいときにはだれかを頼りなよ
かならず君を思う人が傍にいるよ
たとえば君のことが
世界一
大好きな僕みたいな人がいるんだよ
僕はちっちゃな声で言うよ
自分のできる範囲でがんばれよ
でも、けっしてむりだけはするんじゃないよ
強がるなよ
気を遣うなよ
自分を大切にしなよ
がんばれないときは
横になりなよ
少し休みなよ
からだ休めなよ
人生、がんばることも大切だけれど
むりしないていどで
けがしないていどに
がんばれよ
目を閉じて浮かぶ
輝く明日
澄んだ空に白い雲と
いつもの君が笑ってるイメージ
正夢のように 現実になったら
僕はうれしすぎて
泣いてしまうよ
がんばる君も好きなんだけど がんばりすぎて疲れてる君を見るのは辛いんだよ
だから
お願いなんだ
ずぶ濡れの雨に濡れながら
傘もささずに笑顔で歩くようなもの悲しい日々よ
早く 晴れ渡って
太陽よ顔を出せよ
君が笑えないじゃないか…
僕も笑えないじゃないか…
神様が良くても
他人が良くても
僕は笑えない
君は笑えない
だから…。
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僕がつく嘘はだれも救えない
僕がつく嘘じゃだれも助けられない
僕が嘘をつくたびだれかが傷ついてる
僕が嘘をつくたびだれが涙を流す
僕はだれかを知らないあいだに傷つけて
僕はだれかをそんなつもりはなくても悲しませた
だれかに好かれようとして 偽りの自分演じただけの僕はただの嘘つきだ
本当の自分見せるのがとてもこわくて
嘘つきの僕は嘘ばっかついていたよ
本当の自分はひどくかっこわるくて
自慢できることなんか何もなくて
だから嘘の自分をつくりあげたけど
君にはやっぱりばれたよ
君が本当に愛していたのは嘘つきの僕じゃなくかっこわるくて情けない僕だったんだね
それが僕がついた嘘のすべて
嘘なんかつかなくても僕は君に愛されていた
僕は気づけなかった。
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何も見えないよ
暗い海を照らす灯台の光だけがともる世界で
手探りで
明日へとつづくドアを開ける
ここから君に
手を振る僕の影が
見えるかい?
光の加減で
ゆがんで見える影も
君になら僕だと
わかるだろう?
僕も君の影が
見えてるから
離れ離れの日々
さみしさが募ります
それでも心は離れないままひとつさ
君を照らす月明かりよ
どうか君の切ない夜を優しく照らして
君に照りつける陽射しよ
どうか君の凍てついた心をあたためて
春が来たら
また会いに行くよ
君の心にも春風が吹くように
願っているよ
僕が春風になるよ
近いうち吹いていくよ
桜色の季節まで。