詩人:どるとる | [投票][編集] |
独りの寂しさは言葉じゃ言い尽くせない
甘かった 甘かったよ
独りでも平気な顔で生きられると思ってた
どんどん時間が経てば経つほどに僕の心に終わらない夜が朝の出入り口に蓋をした
いつからだったのかは忘れたけど
明けない夜が今も僕を悩ませるよ
僕は朝にいながら
夜のような 暗い気持ちで生きてるよ
そんな思い
一体誰に理解を求めれば 僕は笑えるようになるだろう?
だんだん 人生が輝くどころか
だんだん 明かりが消えてくように
希望がひとつひとつなくなってゆく
絶望という名のメリーゴーランドが回り続ける
僕の胸の中で
哀愁をさそう 夕暮れの赤茶けた空に
ただ漠然とした切なさを抱いて たたずむ大地に根付いた自分の身体を 僕は憎んだ
楽になろうとすれば簡単な事なのに
なぜかそれをしないのは生きることで最後の希望を信じていたいから
たどり着いた夜に
月をひとしきり眺め
僕はうなずいたよ
僕はうなずいたよ
長い審議の末
決めた答えは
気休めだけれど
ないよりはマシだから
それを灯りがわりに僕は暗闇を突き進む
闇夜に向かって矢を射るように まったく結果がわからぬ希望を僕は未来に見てるよ
闇夜に射る矢のように
僕はこの身ひとつで歩いてゆくよ
独りの寂しさは…
繰り返す悲しい言葉
みじめな自分を慰める言葉
あふれ出る涙のわけなどしれたこと
何も言わずにいておくれ
僕が一番自分の弱さを知ってる
だけれど自分の強さも知ってる
だからこそ そんな自分を見ていられないんだよ
ただ悲しくて
たださみしくて
居場所がなくて
僕は生きながらに
死んでいる。
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自分の弱さを知っているから
僕は罪を犯した自分自身を許せず
同時に自分の強さも知ってるから
僕は罪の重さよりもされたことの憎しみで罪悪感をもみ消した
自分が誰より好きで
他人など二の次で
自分が一番可愛くて
他人など憎たらしいだけ
今まで僕は優しすぎたのかな
今まで僕は常識にとらわれていたよ
今まで僕は自分より他人を優先してきたよ
だけれどそれももう今日で終わりだ
他人のために自分の何かを失ったり損するなら
くだらないから
他人をいたわるより
これからは自分を守ってゆきたい
一度きりの人生だ
わがままに貪欲に
生きたっていいはずだ
何が悪いの?文句があるならいくらでも聞こう
ただし聞くだけでいっさいの聞く耳は持たないよ
僕は今まで ちょっと正しいことをするだけが一番正しいと思っていた
だけれど考えてみればそれはそれで疲れるもんなんだよね
だから天使は今日から悪魔にも似た心を宿すよ
堕天使になって
少しずるがしこく生きるよ
天使は言うよ
正しい自分も間違った自分も 何ひとつほんとうの自分じゃない
ほんとうの自分などありはしない
僕が正しいと思った自分こそが一時的にほんとうの自分になるだけだ
天使は悪魔の翼と天使の翼を 携えて
悲しみと喜びが入り混じったこの世界を肯定も否定もする事もなく 生きていく
清純な天使がデスメタルを好むような
見た目とはミスマッチな 心と身体
タイミングなどいつでも ずれっぱなしさ
そんな堅苦しい境界線など 考えず 生きてみたいものだ
僕は唄うよ
天使の姿で
正しさの欠点と
間違った事の本質を
込めた 愛の唄を。
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遠い昔夢見ていたよ
僕は大人になったら
絶対夢を叶えるんだ
大人になってから夢を叶えた人
夢にやぶれた人
夢なんか忘れちゃった人
僕は夢など 見たって無駄だと ふつうの生活におさまって
ふつうに毎日 嫌な仕事を いやいや続けて飯を食うため 生きるためだけに 金を稼いでいるよ
ロマンのない夜が
訪れて
けたたましい目覚ましの音に揺り起こされて
また新しい朝が来る
その繰り返し
好きな人も できず
趣味もなんだか中途半端で
思うようにいかなさすぎる毎日に苛立ってばかりだ
夢とロマンにあふれた未来なんてとんでもない
砂漠のような どこまでも終わりのない苦渋の日々だ
数えきれないほどの言い訳に埋め尽くされている輝きをなくした僕の夢
何を夢見ていたんだろう
何になりたかったんだろう
僕はそれさえ忘れてしまったよ
でもいいんだ
あきらめたんだ
今を楽しめれば
夢などなくても
幸せはポケットの中に
いくらでもあふれてる。
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僕が悲しい時には
雨が降っていてほしい
晴れた空じゃ泣くにも泣けないから
僕が笑いたい時には
青く晴れていてほしい
雨じゃ笑うにも笑えないから
僕がこうして笑ってる今も世界のどこかでは
今もつまらない争いが起こってる
そして何人もの人たちがその犠牲になってる
僕はただここでこうして自分の今を見つめながら
楽しけりゃ笑い
悲しけりゃ泣いてる
それだけだ
どこかで今日誰かが
悲しんでいても
僕は自分の今だけを見つめてる
肌の色もつかう言葉も文化も何もかも違うあなたの心に降る雨は冷たいですか?
どうせ雨に濡れるなら嬉しさあまって降り注ぐうれし涙ならいいのにね
戦地でインタビューをうけてる現地の子供たちの瞳は何かを訴えかけていた
僕は誰かがどこかで傷ついていても
どこかで悲しい雨に濡れてても 気まぐれに平和を願ったり願わなかったりするだけだ
だけれど僕だって平和な世界が一番いいってことくらいはわかってるんだよ
だから僕はテレビを点けたまま GMに移っても 笑えなかったよ
こうして平和に毎日笑って どうでもいいことに苛立って 欲ばかり張って
少しでも思い通りにいかないと すぐにわがままを言う僕など小さいね 小さいね
僕の心は今日も晴れ
雨がもしも降っていても 笑えるけれど
あのテレビに移っていた子供たちは 晴れていたって 僕より何百倍も 笑えない日々を生きてるんだな
それを考えたら
僕らの迷いや悩みなど あってないようなもんなんだね
拝啓、平和なる国から 誰かのご無事を祈る
少しずつ 少しずつ
あの子供たちの涙が笑顔に変わりますように
身勝手な大人たちのくだらない争いは子供たちの感情を閉じ込めて 笑うというあたりまえな表情さえ奪っているんだ
目を覚ませ 愚かな馬鹿共よ
争いのない平和な世界ほど美しいものはないはず。
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遠い昔、祈ってた
馬鹿みたいに夢みてた未来は今では現実に押しつぶされ跡形もなく壊れた
大人になれば自動的に金持ちになって
周りの人たちがなんとかしてくれると勝手に思っていた
今じゃそれを悔やんではいるんだけど
悲しい奴と思われたくないからできるだけ虚勢張って強がっているんだ
僕が昔画用紙いっぱいに描いた未来予想図は 馬鹿みたいに近代的な街並み写してた
でもそれは夢だったんだね 思い知ったよ
だけれど ふつうの生活は思ったより 楽しいもんなんだね
愛する人はいないけど
守るべきものがある
僕にはもう叶えられる夢も限界があるけど
未来は僕の胸の中でいつまでも輝いてるんだよ
そしていつか
あの日描いた
画用紙よりずっと
素晴らしい未来が
僕を迎えに来る時
僕は何より
どれだけ今が
幸せなのかを知るのだろう
未来はここにある
そしてこれからも
生まれ続ける
僕が踏み出す明日があるかぎり
未来は咲き続ける
枯れない花のように
潤いのない僕に元気をくれるよ。
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色とりどりの花が揺れる この世界
なぜ僕は君に恋をしたんだろう
そのわけは 今もわからないけれど
時々思うよ 君の優しさに 君のあたたかさに 胸がときめくんだ
たくさん思い出つくって たくさん笑って たくさんいろんな場所に二人で行こう
器用な君と不器用な僕が描く明日は君の邪魔をしてしまうかもしれないけど
君が笑ってくれたから僕は君の手を迷わず 握ったんだよ
ハート形の窓からのぞいた景色は君の笑顔だった
運命の扉が開ききる時 僕は今よりずっとかっこよくなって
君は今よりずっと美しくなってる
そして今より
二人は愛し合ってる
フォーミー 愛をくれるなら
フォーユー 君に愛をあげよう
この世界で誰より
大好きな人へ。
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誰かのせいにしてしまおう
責任なんか押し付けて
逃げちゃえばあとは
言い訳をしてしまおう
いつもずるがしこく
他人より優位に立っていたいから
悪いことも平気な顔でしているよ
学校はいじめを隠し
食品会社の社長は産地をごまかして
政治家や相撲取りは金に目をぎらつかせて
おかしな世の中だとつぶやく声が飛び交う
それも時代のせいだとあきらめてしまえば簡単な話だけど
僕の生きる世界の話だ
なんでもあるめぐまれたこの時代に生まれて なんでも望めば手に入るから
物であふれたこの街は美しさのかけらもない造られた偽りの王国
住む人はどこか他人を疑うような目をして 会話も希薄になっている
これも時代のせいなんだと 戯れ言を言う
僕は平和ぼけしたこの頭を自分自身の拳でぶん殴る
時代の風に吹かれて
居場所もなく歩き続けやっと
たどり着いた
場所には
安らぎは無かった
旅はまだ続くよ
落ち着ける場所
見つかるまで
時代の風に押し流されるように 流行りに流される人の群れの中にたたずんで
ただ少数
時代遅れの色に染まった僕の姿があった
ギターケースを抱え
路上で歌を唄う
誰かの唄が心地よくてふと足を止め
聴き入っていた
あの夜が懐かしい
僕も歌を唄うように
他人に認められるためじゃなく
自分で認められる自分になれるために
思いを言葉にしたい
時代の風に吹かれて
流行りなど関係ない
僕の色をした
言葉で唄いたい
この世界にたくさんあふれる声の中に
僕は届けとばかりに
歌を投げかける
似ていたっていい
聞き流されたっていい
大切なのはいつも
どれだけの人を満たしたかじゃなく
わずかでも人の心を動かせたかだ
僕の歌を聴いてくれる人がたった一人でもいるならば
僕はその人に まっすぐ思いを届けよう
あなたも時代の風に吹かれてる一人ならわかるはず
この歌をどうぞ。
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なんだかおかしいな
どこかがおかしいね
どこへ言っても目につくよ 携帯と見つめ合って 歩いてる人たち
あの人たちは友達がいるんだろうけど
誰と話してるかはわからないけど
他人の迷惑かえりみず ぺちゃくちゃおしゃべりしていた
時代が進むにつれて
世の中も変わったな
人も変わったな
時代が進むにつれて
マナーがわるくなったな 節操がない人たちが増えたな
いろんな物であふれて
便利になるのはいいけどそのぶんだけ大切な何かが廃れたんじゃ仕方ない
いろんな便利な物があるけれど
逆に科学が進歩するとともに人の大切な部分が失われてる気がするのは僕だけか?違うだろう?
なんでもあるめぐまれたこの平成の時代に生まれて なんでも望めば 手に入ると勘違いしたバカな誰かが支える世界など良くなるはずはないんだよ
大切なのは計算だとかじゃなく 人の心を学ぶ事
それができない人たちがあまりに多すぎて悲しくなるな
望めば大概のものはなんでも手に入る世の中だ
便利だからよくない事
便利だから助かってる事
難しいけど 簡単な話だ
どんな時代になったって人が人の心をなくしたら世界はその時こそ終わりだ
ネットに携帯 情報は僕らが知らない所で常に行き交い 人の耳に入ってる
会話の場は今やメールや電話で済まされて
面と向かって大切な事が言えるのが本当のはずなのに
どうしてどうして おかしな世の中だ
それも時代だと割り切りますか?
またそんな態度ですか?
僕は思うよ
時代遅れでもいい
人にとって一番大切な事さえ忘れなければ どんな時代になったって笑っていられるんだ
時代の風に吹かれて
情報の多さに埋もれて
ハイスピードで日々進歩していく世界とはうらはらに腐ってゆく人の心はまるで退化しているようだ
それも時代だと割り切る人の言葉など信じなくていい
時代など構わず
自分でいろ。
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ごめん ちょっと言い過ぎたかな
私もよなんて君が笑う
やっぱり 仲がいいのが一番いいよね
いつまでもケンカなんかしてたら悲しいだけさ
だからケンカしたあなたに 言う言葉はごめんなさいとおかえりなのさ
だからケンカした僕にあなたがくれたのはごめんなさいとおかえりなのさ
迎え入れたらただいまを言おう
ケンカはやめて
また笑いあおう
君が僕に言うよ
おかえりなさい
僕が君に言うよ
おかえりなさい
同時に二人が言うよ
ただいま ただいま。
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こんな時代に生まれて
あなたは嬉しいですか?
笑顔は1日にどれだけ浮かべていますか?
嘘をつかずに正直に生きることは難しいけど
あなたの思ってることはだいたいわかるよ
涙の花びらがふきこぼれた時
それをぬぐうことをしなかったのは
あふれ出る涙がきりのないものだと知ってるからじゃなく
悲しみにひたすらたえて 輝く明日を手にするためにぬぐわなかったんだよ
あの人が教えてくれた 生きることの喜び
抱きしめて 受け止めて僕は歩いてゆくよ
人の良し悪しは頭じゃない
人の良し悪しは心で決まるんだ
だから僕も人のために涙を流せる人になりたい
涙を流すことはカッコ悪くなんてないんだよ
涙をかくさないで
悲しいときはどうぞ泣いて この僕にその悲しみを残らずぶつけてごらんよ
僕が全部聞いてあげるから
人には悲しみ聞いてくれる人が必要です
その役目を担うのは
あなたにとって僕であってほしい
そして僕にとってあなたは悲しみ聞いてくれる人であってほしい
僕はあなたの光でありたい
あなたは僕の光であってほしい
照らされて
照らして
照らしあって
どんな悲しい時でも
どしゃ降りの雨の中でもためらわず笑いあえたなら
運命さえ越えた大きな絆が二人を包むだろう
だから僕も涙をかくさないよ
悲しいときはできる限り傍にいてね
だからあなたも無理はせずに悲しいときは我慢しないで
悲しいよって言いなさい
言わなくてもわかるくらい少しずつ心から通じ合える二人になったら
いつか銀の指輪を君の薬指にはめてあげよう
弱くたっていいよ
それが人間なんだから
でも泣きたいときは何も言わずに僕の胸に飛び込んでおいで
いつでも待ってるよ
君の帰る場所はここだよ
涙をかくさないで
君の全てを聞くから
君の全てを愛すから
どうか 僕の傍にいてください
それだけで生きることが楽になるから。