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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[2554] 涙のような雨が降る
詩人:どるとる [投票][編集]


涙が止まらない夜
わけもなく悲しい夜
人にはそんな夜があるのさ

意味なんかないよ
理由なんかないよ
生きること
死ぬこと
なんだか時々
悲しくなってくる

枕を抱きしめて
あふれ出る涙を
ひとつひとつ
受け止めた

生きているからこそ
悲しいと思える幸せ
生きてなければ
感じれないこの痛み

涙のような雨が降る
今夜は星さえでている晴れた夜なのに
心はどしゃ降り

大きな月が 窓の外に見えたら 涙も降り止んで
小さな声で唄うのさ
慰めの唄を

希望にも似た光
僕にも見えるかな
いつの日か
生きる意味
わかるかな

今はまだ わからないけど いつかわかる気がするから
明日もまた真っ白な地図を片手に生きてゆく

何度でも
何度でも
涙の夜を乗り越えて
何度でも
何度でも
涙のような雨に濡れ

生きることに疑問を抱き
矛盾だらけの毎日を送る

うれしいような悲しいような
短いような長いような
生きてるような死んでるような

そんな人生です

今日も涙をふりきる傘もなく まともに濡れて 悲しいよ

いくら考えても理由なんかないけど

生きることが時々
どうしようもなく
悲しいことに思えるんです
生きてる今を時々
どうしようもなく
疑ってしまう僕がいるんです

誰にでも多分
そんな時があるんです

今日も空は晴れてるけれど
天気予報には出てなかったけど
僕にはわかるんだ

理不尽な悲しみが胸をさらうとき涙のような雨が降り出す。

2011/03/07 (Mon)

[2555] ふしぎなこと
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ふしぎなこと

僕が生きてること

そもそも
僕が生まれたこと

ふしぎなこと

この世にある全て

僕が抱く全て

ふしぎなこと

僕が僕であること

ふしぎなこと

あなたがあなたであるということ

言葉で会話するということ

歩くということ

働くということ

従うということ
逆らうということ

愛するということ
守るということ
傷つけるということ
殺めるということ

雨が降るということ
晴れ渡るということ

ふしぎなこと

この世にある全て

何から何まで
全てがふしぎの塊

ふしぎじゃないことなどありはしない

だからおもしろい。

2011/03/07 (Mon)

[2556] いつも隣に僕がいる
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どこまでもわがままな
人に振り回されて
貴重な休日も荷物を持たされてるうちにいつしか 過ぎていく

路線図に描かれた いくつもの知らない駅
僕が指差して 変わった名前の駅だねとほほえむと それがどうしたのと冷たくあしらわれる

笑うことさえめずらしいくらい感情に乏しく欲張りでわがままでしたたかな人
僕がこの世界で一番愛すべき人はそんな人
だけどとても素敵な人

君と一緒にいて我慢してられるのは僕くらいなものだよ

いつもいつも君に気づいてもらえないふりされても
いつも隣に僕がいる。

2011/03/08 (Tue)

[2557] 走るより歩こう
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そんなに急いでどこに行くの?何を焦ってるの?
笑顔なくしてまで
得られるものなんてないから
嫌々 笑うならば
大いに泣きなさい

人生はいつだって
坂道のようなもの
下り坂の時はラクチンだけど
上り坂の時はキツいもんです

どうせいつか 終わってしまう人生なんだから 走らず歩こう
せっかくのきれいな景色を眺めよう
生きてることの素晴らしさをもっと
この心で感じよう
急がなくていいから
ゆっくり生きてゆこう

だから走るより歩こう

バカみたいに急いでる誰かに 先を越されたって 僕は誰かと競争してるわけじゃないから 全然悔しくもないのさ
どうぞ置いていけよ
僕はひとり気ままに
風に吹かれているよ

夜も朝も いつでも
時計の針が何時を差してても 僕は
自分の気持ちに素直になって 生きていたいだけさ

無理に走って 体壊したってそれはバカだから けがをするくらいなら ゆっくり生きてたっていいじゃないのさ

人生はいつでも
急げばいいというもんでもないのさ

僕は走るより 歩くほうが好きだから
季節を感じながら
温度を感じながら
僕は僕の人生を
生きてゆくよ

そうさ走るより歩こう

いつかわかるよ
たどり着いた棺桶の中でほほえむ顔がありあり浮かぶよ

きっといい人生さ
きっといい人生さ

このままどこまでも
歩いてゆこう

ひとりだっていいさ
ふたりならもっと楽しいね
大勢ならにぎやかだね

君は誰と歩く?

生まれてから死ぬまでの長い長い道のり

急ぐことはないさ
歩いてゆけばいいさ

肝心なのは
いつだって
今だけど
通り過ぎた
道をふいに
思い出すことも
たまにはいいさ
たまにはいいね

晴れた日も雨の日も
僕は急ぐことなく
のろまの亀のスピードで 歩いてゆく

歩いたほうが体にはいいんだよ
屁理屈だと思うなら走ってばかりの君の毎日は悲しいね

僕は走るより歩くよ。

2011/03/08 (Tue)

[2558] まぼろし
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ひとりぼっちの夜
夜という魔物の腹の中
たぬき寝入りの僕
希望なんてとうの昔に使いきってしまったのに
まだ辛い日々はつづくのです

小さな街灯 点在する
そんな夜道をひとり歩いてる

切ない雰囲気 揃い踏み
今度は何を言い訳にするつもりなのかな?

この夜に溶けてゆくおぼろげな意識が夢の中に流れるように吸い込まれてゆく
言葉は何も要らない
悲しいとさえ思わなくていい 本当の楽園へ行ける
目覚めてしまえば幻だと気づくけど
つかの間の安らぎを得るために僕らは
ひとときのバカンス

窓の外は雨
アスファルトを濡らす

夢の中なら
悲しみなどわからない

まぼろしの一夜が更けてゆくまで
もう少し もう少し
ここでバカンス

誰の文句も聞こえない
嫌な仕事も何もない
本当の楽園が扉を開けて待ってる

夜に溶けてゆく
意識はありもしない夢の国へ 僕を連れて行く

寝ながらにバカンス

ふしぎな夜の出来事
羽根をしまう蝶のように 食べる事も笑う事も忘れて 僕はまぼろしと戯れるのさ

踊ったこともないワルツもお手のもの

間違いなど有り得ない
何もかもが思うままになる夢の国

夜にだけ訪れるまぼろしの一夜。

2011/03/09 (Wed)

[2559] 人間くさい人
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優しいところもあって
適度に欲張りで
大人のくせに子供っぽくて愛と夢にあふれている

君は人間くさいね
思わず鼻をつまんでしまうほど
強烈なほど 君は人間くさい人

君の優しさに
君のぬくもりに
ふれたわけじゃないのに なにもしなくても伝わる愛

胸の中にあふれてる
自信を持って言えるよ
僕は誰より君が好きだ

時にはけんかもするだろう
時にはわがままにもなるだろう
でも忘れないで
誰より 君には僕が僕には君が必要だってこと

悲しいことが多いなら
傍においでよ
抱きしめてあげるよ

人間くさい君だから
今日も明日もやっぱり
人間くさい君なのさ

人間くさい君なのさ。

2011/03/09 (Wed)

[2560] 君となら
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どんな悲しいことがあったって
見ているだけで滅入るような雨が降る日も
君となら
笑っていられる

はじめて生きてきて
本物の幸せに出会えた気がするから
少し遅いかもしれないけど
伝えたい
届けたい
熱いくらいのこの愛を

手を繋ぐことさえも恥ずかしかった
あの頃の僕はもういなくなったよ

今は少し たまにけんかして すれ違いが生じる日々があるとなんだかさみしくなる
そんな気持ちがあの頃のことを思い出させてくれるから
けんかする事も
わるくないね
全くないよりは
いいと思う

大切なのは君と過ごした時間じゃなくて
その長さでもなくて
きっとその中身なんだよ

どれだけ短い時間でも
素敵な思い出があれば人は忘れないから

だから君とこれから死ぬまで一緒にいれる この長い長い時間を無意味な時間にはしないよ

たくさんの思い出を
つくっていこうね

自信なんか ないよ
勇気なんか ないよ
自慢できることも
ない僕だけれど
君を愛することは
誰よりも 僕が一番だから
忘れないでね
君の傍にいるこの馬鹿な僕を
さみしくなったら
いつでも呼んでね
そのための僕なのさ

どんな悲しいことが
心の中に雨を降らせても なぜか笑っていられるのは君が傍にいるから

君となら
君となら
何が起きても
誰に傷つけられても
笑っていられるよ

強がりじゃないんだ

たったひとつの僕の自信と呼べるもの
宝物のように死ぬまで 抱きしめて
愛と名づけたそれを
大切に大切にしよう

そしてまた夜は訪れて 君の名前を呼ぶ僕がここにいて
返事をする 君がそこにいて

そんな毎日がのんびり続くだけ

ささいな出来事に揺れながら
時には贅沢もして

泣いて笑って
生きていこう

お日さまが昇れば
出かけて
お日さまが沈めば
飛んで 帰る

そんな日々をたらたら繰り返して

人生というパズルを組み立てる。

2011/03/10 (Thu)

[2561] 明日もいい日になりますように
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独りぼっちの帰り道
今日あったいろんなこと思い出しながら
自転車漕いでる

空は誰の目から見てもきれいなあかね色
カラスも家に帰るんだね
お腹が空いたから
五時のチャイムが鳴ったから

黒い影を引きずるようにして 自転車にまたがった僕が風をきるように流れる景色の中を走る

あんな事や
こんな事が
あったような
なかったような
曖昧な記憶の中で
僕の笑顔や涙が
ありあり浮かぶ

今日も何事もなく
終わりますことを
たいへん幸せに思うとともに明日の平穏無事を祈りまして
おやすみの言葉にかえさせていただきます

長々としたそんな
えらそうな御託を並べた夜半過ぎ
言葉など要らないよ
いうまでもなく幸せだったのは
疑いようもなく明白だ

退屈感じるくらい平和だった今日もいい日だった

明日もいい日になりますように 僕は誰の幸せよりもまずは自分の幸せを祈る

まぶたが重くなって
眠気にたえきれなくなったら
気づいたころにはもう朝飯を食べてるね

なんにしても今日はもう終わりです
なにがあったかは知らないけど なにがあっても夜は来るので
しっかりと睡眠と食事をとって
明日にそなえましょう

今日があなたにとってどんな日になっても1日平和ならいいでしょう?
明日が僕にとってどんな日になっても必ず笑えるような場面があるでしょう

だから 大丈夫さ
落ち込むのもわかるけど 死ぬわけじゃないから あなたはあなたの歩き方で 夜になるまで 生きていけばそれでいいんじゃないのかい?

祈ってごらんよ
少しは気が晴れる

明日もいい日になりますように

流れ星に願いをたくして 今日のところは寝てやるか

そんなもんでいいんです

ざっくばらんに行きましょう
頭抱えて考えたって仕方ないさ

頑張った者にだけ訪れる 素晴らしい夜明けを目指して僕は
生きていくだけ
生きて行くんだ

あなたもどうですか?

2011/03/10 (Thu)

[2562] 濃縮還元100%ラブソング
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完璧なんて言葉は嫌いだからさ
不器用に 愛したい
自分も あなたも

今朝飲んだ 濃縮還元100%のジュースみたいに濃すぎる愛は疲れるだけだ
だからだから
いつも同じ速さで
走るように
スピードを上げず
下げず 君を愛していたいから

大切なことはいつも
君がすべて教えてくれる

なんでもない出来事もまるで魔法のように輝いてゆく

あのね
聞いてくれるかな?
少し 遅咲きの桜のような告白をするよ

愛してる 君だけを

さっぱりとしてるかい?

でもこんなもんだよ
愛なんていつも
水みたいなもんだよ

ほら 気づかないあいだに人は傷つき人は喜び

今日も生きてる

明日も生きてる。

2011/03/10 (Thu)

[2563] 思い出カメラ
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買ったばかりのカメラで何を撮ろうかな
少し値段は張ったけど 新品のカメラはとても素晴らしい

好きな人の笑顔を撮ろうかなとカメラ構え
レンズをのぞき込んだら そこには君の拗ねた顔が写ってた

カメラをのぞいて
いろんなものが レンズの丸い世界に
いつもとは違って見えるふしぎ
楽しいね

空を撮るのもいい
人を撮るのもいい
建物を撮るのもいい
花を撮るのもいい
自分撮るのもいい
三脚たてて
みんなで撮るのもいい

だけれど一番僕が撮りたいのは君なのさ
とびきりの笑顔たたえた君なのさ

ほら笑ってよ
撮りますよ

カメラを構えた僕は
君と頬すりあわせて
カメラのシャッター切った

まばたきしたから
もう一回
ピントずれたから
もう一回

何度でも何度でも
ふたりの思い出はシャッターを切るたび形になって増えてゆく

レンズの中の記憶がふたりの思い出になる

ほらファインダーのぞいてごらん
いろんなふたりが見えるから
ほらあなたもレンズをのぞいてごらん
いろんな思い出がよみがえるよ

このシャッター一回で時間を閉じ込める

楽しいことも
悲しいことも
カメラは形にする

ふたりの思い出をいくつでもこのカメラで撮ろうよ

アルバムにも入りきらないくらい
たくさんたくさん
盛りだくさん

この思い出カメラで

レンズ向けたら
笑ってくれよ
ハイチーズで
シャッター切るよ
準備はいいかい?

今一番の君を
撮ろうかな。

2011/03/10 (Thu)
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