詩人:どるとる | [投票][編集] |
退屈という言葉が嫌みなくらい当てはまってしまうような
そんなしらけた朝に
空は朝からどしゃ降りでいくつもの雨粒が線状に 空から降り注ぐ
喉を灼くような 熱い熱い珈琲を胃袋に誑し込めば
この部屋は無駄なものを除外して必要なものだけを残し
そののちちっぽけな仮初めの生態系を築く
僕はそこでたらふく
酸素を飲み続ける
永久につづく
渇きの日々
潤いなどは夢のまた夢のそのまた夢
もしも明日
何らかの絶望が僕を地獄へ落としても
いつものように
君は君で過ごして下さい
涎をだらだら垂らしながら笑って下さい
へたくそな油絵の中で これ以上ない笑顔を見せる無垢な少女がその油絵の価値を背負っているとしたら
僕の価値はきっと
君が僕の傍にいることで果たされるから
君にさえ見放された僕などなんの価値もないのさ
僕が死んだら
僕が死んだら
遺書さえ破り捨てて
最後の抵抗もむなしく
落とすとこまで落として下さい
愛などもう信じられないくらいに
君のこともう忘れられるように
懐かしい景色は
砂浜に描いた
絵のように
押し寄せる
波にのみこまれるのが運命だ
でも愛しさは
うらめしいほど
この胸に
今もあるのです
最終電車さえも
見送ったのに
君はどうして
それにも乗らずに
なんの価値もない
僕なんかを
愛してくれるの?
これ以上の幸せはないね
単なる夜明けさえ
涙を流すほど
うれしさに溢れてる
無駄なもの、余計なものは何もないね
君がいれば
それでいい。
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僕にはなんの価値もない
でも君がいれば価値も出る
輝くダイヤモンドのように
ただの石ころも価値を持つ 価値を持つ
付加価値のようなもんだと君は首をもたげて
人形みたいに
笑う
笑う
笑う
今はまだ長い旅の途中
目覚まし時計も
鳴ってやしないさ
さあ歩いて行こう
楽園までの距離を
さあ歩いて行こう
おまえの限界まで
腐っても人間だよ
罪を犯し嘘もついた
札付きの悪人さ
これ以上何をおそれる必要があるの?
僕は正義のヒーローにはどうやら向かないらしいから
願ってもないこのチャンス
悪役に志願します
あれこれ壊します
法律破ります
ルールを冒します
自然も壊します
線路から外れます
常識など消えちまえ!
僕は悪の手先さ
痛みなど微塵も感じないよ。
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子供のころに戻って
思い出してごらん
きっとわかるはずなんだ
結果ばかり優先する大人たちの言葉は
子供の心に深く突き刺さる
きっと過程が大切さ
結果なんかどうでもいいさ
頑張ったことが大切さ
結果ばかりが全てじゃないさ
一番じゃなくてもいい
最下位でも頑張ればいいんだ
人生も同じさ
結果ばかり
見つめないで
見つめないで
僕はあなたの言いたいことわかるさ
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昔ママがつくってくれたカレーライスは
まるで舌がとろけそうなほど おいしかった
少し甘口で
じゃがいも
にんじん
タマネギ
豚肉一口大に切って
忘れちゃいけない
スパイスまぶして
お鍋の中で
ぐつぐつ
コトコト
じっくり気長に煮込むのさ
湯気をたてて
お皿にもられた
山盛りのご飯に
ルーをかけたら
さあ召し上がれ
カレーライスの出来上がり
また食べたいな
懐かしいあの味
ぐーっとお腹
鳴ったら
あの味を思い出すよ
ママのカレーライスはどんなお店のカレーライスもかなわないさ
カレーライス
アイラブユー
甘口 中辛 辛口
どれもおいしいね
カレーライス
アイラブユー
辛すぎても
甘すぎても
だめさ
添える
漬け物はやっぱり
福神漬けがいい
じゃがいも
にんじん
タマネギ
豚肉一口大に切って
忘れちゃいけない
スパイスまぶして
お鍋の中で
ぐつぐつ
コトコト
じっくり気長に煮込むのさ
湯気をたてて
お皿にもられた
山盛りのご飯に
ルーをかけたら
さあ召し上がれ
カレーライスの出来上がり
1人でもちゃんといただきます言うからね
天国のママへ
頑張ってつくったよ
まだまだママにはかなわないけど
手と手を合わせて
いただきます
デリシャスさ カレーライス
大好きさ カレーライス
カレーライス
アイラブユー!
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大好きな君の顔はまるで天気のように
不機嫌な時
曇りがち
時には悲しいこともあるから
雨が降るのさ
でもやっぱり楽しいときにはね 素敵な笑顔が太陽みたいに輝くのさ
あなたの笑顔を見るとなんだか元気になれるから
不思議な魔法のように
疲れていても
僕より一回り小さなあなたのその身体を抱きしめられる
もっとあなたに笑っていてもらいたいから
僕はない頭で考えているよ
あなたの今日のお天気は晴れですか?
雨ですか?
気まぐれなお天気に
少し 疲れるけど
あなたが笑うとやっぱりうれしいもんだ
あなたが泣くとやっぱり悲しいもんだ
基本的には愛してる
英語でいうならアイラブユー
ずっと傍にいてね
僕からあなたへの
気持ちの全てをこの詩に込めて
あなたの心よ
晴れていけ
やっぱり
あなたは笑ってるのが一番 素敵だよ。
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こんな情けない
僕がもし
いつか結婚して
美人の奥さん
もらったとしたら
多分やがては
子供が産まれ
パパになるから
胸を張って
君のパパだよと
いえるような
パパには
なれそうもないけど
なんだかんだで無謀なくらい頑張ってしまうから
結果は現実についてこないかもしれないけど
精一杯
奥さんのために
精一杯
子供のために
生きられるような
パパになりたい
転ぶなら
思い切り転ぶさ
けがしたって
笑って
ギャグをとばすよ
不器用な僕だからこそ
できることがある
愛や優しさならば
僕だって持ってるから
偶然、僕がパパになったなら
きっと結婚した奥さんや産まれた子供は
不運かもしれないけど
精一杯パパをやるからね
だからだから
一緒に生きていこうよ
僕を愛してくれる人と
僕をパパと呼んでくれる人の3人で
宛もない地図
握りしめて
明日の見えない
冒険をしようね
僕が梶を握るから
だからだから
パパになったら一番はじめにしたいことは
きっと子供っぽい僕なら
多分多分
あちこち自慢して回るさ
生まれてきてくれて
ありがとう
僕を愛してくれて
ありがとう
僕はふたつの愛に
守られています
僕はあなたをママと呼び
あなたは僕をパパと呼び
子供は僕をパパと呼び
僕は君をなんて呼ぼう?
パパになってみれば
全てわかるさ
パパの大変さも
素晴らしさも
だから僕もなんやかんやでパパになりたいし 誰かに愛されてみたい。
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遠い昔から ずっと
あこがれていた
大人になったなら
思い描いている
大人になりたいと
でも実際大人になった僕はこんなにちっぽけな日々を歩いてる
泥だらけになって
油にまみれて
夢なんて
忘れて
いつしか
自分が子供だったことなんて忘れてる
あの頃見ていた
誰もが見ていた
あこがれは
夢なんかじゃないのに
画用紙いっぱいに描いていた 未来の自分を いつからか諦めという黒いクレヨンで
塗りつぶしてしまったよ
僕も多分夢を見ていた
でも忘れてしまった
遠い日の記憶は
今は深い海の底
思い出すには
もう時が経ちすぎた
奪い返すには
歳をとりすぎた
追いかけるにも
チャンスを逃しすぎたね
でもまだこの胸に燃えているよ
消えそうで消えないあこがれの炎。
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沢山の星が降り注ぐ夜は何か眠れないわけがあることが多い
夜の窓は鏡になって
僕の涙を 映し出すよ
こぼれ落ちる言葉がまるで 流れ星のように 僕の胸を なめらかにすべって
やがてひとつの歌になりました
眠れない夜には歌でも歌いましょう
そのわけのわからない気持ちを歌にして
完璧とはいえなくてもいいところまで
言葉にできたなら
救われる 詩人の夜
君もかい?
同じ痛みを
感じてるかい?
ただ言葉にならないだけで それだけで辛いのさ
世界の終わり
太陽系の消滅
それにさえ
等しい絶望感
かき鳴らす
心の弦は無限大
さあ 散らかしたっていいから
言葉を この夜にばらまいて
見てごらん
天窓の彼方に
詩人の涙が
群をなす星のように
輝いてる 輝いてる。
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こうして笑ってる 僕たちのすぐ傍で
泣いている人たちがいるんだね
僕には何ができますか? それぞれがそれぞれのできることを探してる日々
泣いているあなたのために僕は何ができるかな
テレビやラジオが伝えてることも大切だけど
本当に必要なのは
きっと小さくてもいいから 募金することや節電することが一番大事なんだね
今僕たちのできること
それを探すこと
夜明けへと向かって
歩き出すための旅が
いちからはじまる。