詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕は恐れない
何も恐くない
言いたいことを言うだけだよ
歌は好きだけど
売れる気はないし
本職にする気もない
でも言いたいことを
歌にするから
野次なんか当たり前でたたかれることばかりだ
でも本心隠してたら歌とはいわないよ
心の中に秘めてる邪悪な自分もさらけ出せるのが歌だと信じてる
僕が好きなシンガーはいつでも偽らないまっすぐな言葉で歌っていたんだ
だから僕も真似するわけじゃないけど
偽らないストレートな気持ちで 歌いたいんだ 気持ちごまかさず本心隠さずに
普段嘘ばかりついてる僕だから歌の中ぐらいは正直になるよ
世の中に腐るほどあふれてる周知の事実
隠し事ばかり
ごまかしてばかり
曖昧なそれらを
払拭するような
本当のことだけを
言葉にした 僕の歌をどうか聴いて下さい
路上シンガーは今日も行き交う人の群の中に混じって歌うから
絶え間なく通り過ぎるすべての人に僕の思いが届かなくてもいい 最初からそんなこと考えてない
わかる人にだけわかればいい
愛してくれる人にだけ愛されればいい
僕はそう思う
路上シンガーは今日も歌う 泣くように笑うように語りかけるように様々な気持ちを歌にする
でも忘れないでどんな歌にも一言一句さえ
何ひとつ 偽りはないから
ああ 雨だってかまうもんか
ずぶ濡れでギターを弾くよ
路上シンガーは歌う
売れない歌を歌う
偽らないからこそ
野次が飛ぶ
間違いだらけの
勘違いだらけの
油まみれの歌だ
でもこれが僕の歌だ
君には届いてるかい?
路上シンガーは今日も都内某所で刺すような視線の中歌うよ
ラブソングも
バラードも
ロックも
型にはまったら
終わりさ
歌は常に自由な
つむじ風であれ
お利口さんの常識人たちの歌はきれいごとだ
全面否定はしないが僕は嫌いだ
僕が歌いたいのは
荒々しくも
本当の気持ちにあふれた歌だ。
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やって良いことと
やってはいけないこと
それさえわかっていれば充分です
自分がされたらいやなこと
いつでも相手の立場になって考える
それさえ知っていれば良いんです
難しいこと
よけいなこと
多くは求めず
最低限のことができる
それだけで人間は充分です
あたりまえな事をあたりまえにできる
それが一番大事です
僕はまじめにできるもん
できてるならば
それで良いんです
僕はあなたを責めません
あなたも僕を責めません
転んでできた傷を
笑いません
結果は得られなかったけど 頑張った証を貶しません
良いんです
あなたがあなたであるならばきっとそれは誰かの瞳にも同じように優しいあなたがあなたとして映っているから
大事なことはいつも
ごく単純なこと
大切なことは驚くくらい簡単なこと
それさえできてるならばそれは素晴らしい人
ただそれだけで
良いんです
僕が知っているあなたが明日も明後日も同じようにあなたらしいあなたなら
間違ったって
つまずいたって
苛立ったってさ
なーに それは
人間の範囲内さ。
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悲しいときには悲しいと言え
うれしいときにはうれしいなりに笑え
素直な気持ちを隠したまま生きるのはまるで心に目隠ししてるみたいでなんだか生きづらい
自信を持って背筋を伸ばせないのはかっこ悪いね
人の事なんて他人ごとで
人と人とのつながりがないがしろにされ希薄になってきてるさめざめとした社会
子供たちは協調性もなくして 道ですれ違っても挨拶ひとつできないやつばかり
大人は大人で 道路を我が物顔で歩き 長年の頑固さを引きずって こだわったやり方を間違えのないものだと決めつけ他人にまで押し付けるしまつ
僕らは ただ あたりまえなことをあたりまえにできていればそれでいい
でも本当に一番大切なのは人の痛みに気づき 人の心を考えられることだろう?
何かが絶対おかしい世の中だ でもその何かは今に始まった事じゃないんだよ
「モンスターペアレント」も
「裏金問題」も
「食品の産地偽装」だって
考えてみれば全てがわがままな奴らの勝手の言い分や 金に汚い奴らの子供じみたいたずらだろう
平成という年号に生まれた僕らは生まれてひとりで歩けるようになるころ冷えた世界で孤独を抱えて
頼る人もいない人は
自殺に走って そんな人の死さえも笑うような奴らがひしめき合って
いつかそんな奴らがこの世界を支えるのかな?そう思うと不安になるんだよ
今日もほら それぞれの生活が始まる
タイムリミットは人それぞれだけど
僕が願うことは
ひとつだけだ
どうかどうか
この世界で
素直に笑いたいのに笑えない誰かを救ってあげてください
絶滅危惧種みたいに
小さな街の片隅で身を震わし泣いている誰かを抱きしめてあげてください
光と影の入り混じる平成の夜が静かに明ける
新しい朝が僕の部屋にも例外なくやって来る
ポケットの中には
諦めにも似た乾ききったらい麦と 希望を詰め込もう
全ての人が笑えますように祈って。
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泣きながら笑いながら僕らは生まれて
泣きながら笑いながら僕らは消えていく
偶然の産物として
太陽と大地の下で育った花は自由に咲き
風が吹けば揺れる素直な心で枯れてゆく
偶然の産物として
それでも時々偶然とは呼びがたいものに出会うときがある
そんなときは風に吹かれて 言い訳みたいにこぼすのだ
偶然の産物として
短いような長いような一生を暮らし
タイムリミットが来たらさよならを言う
泣きながら笑いながら僕らは生きて
泣いたり笑ったりしてるうちに消える
偶然の産物として
本当の事は何も知らずに この世界の全てを何も知らずに
僕らはただお利口に受け入れる
ああそれは偶然なんだと
何もかも馬鹿らしい
偶然が生んだとしか思わない太陽系の誕生に僕らははち合わせるべきだった
遅すぎたために見失ってしまったもの、学べずにいる事が多すぎるために僕らは馬鹿なほど自由だ
誰もが人を殺せる社会で誰もが人を貶められる世界であなたは法律やルールがなければ無秩序に人を殺められますか?
偶然の産物として
人間として人間たる
命を全うできますか?
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法律があっても無くても人は人を殺められるなら
人間は生まれたときから裁かれてもおかしくない悪魔の子種を持っている
裁きの時はいまだ訪れず人は人を殺め続ける
人は裁かれることもおそれずに麻薬だ、汚職だ、偽装だとあちこちで無秩序を生む。人間は無秩序の生産機だ。
悪魔が悪魔を産み落とす連鎖さえ天使が天使を産み落とす結果にもなる
全く難しい
裁きの時は来ない
この世界にもまだ
暗闇の中に咲く
白い花が咲いてるから
悪魔が産み落とした
天使が微笑むから
だから僕らは見放されない
人は人を殺められる
しかしながら
その一方で
人は人を愛し、
守り抜けるから
神は裁きの時を遅らせた
いまだその時は来ない
人は何も知らず
人を殺し
嘲るように笑う
しかしその一方
人は常識を重んじ
節理ある行動を大事にしている
神は悩む
いまだ裁きの時は決まらない
人が完全に悪魔なら
裁くのは簡単なのに
人はあまりに矛盾している
だからこそ素晴らしい。
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血を分けた人と人が集まって
笑い合い
励まし合い
いがみ合い
幾度も幾度も
意見をぶつけ合い
離れたり
寄り添ったり
死ぬまで
続くドラマ以上にドラマチックな毎日
それが家族
諍いの中にある答え
長い喧嘩の果てにある夜明けへの出口
仕方なくじゃない
どんなに離れても
僕らはどうしようもなく家族なんだね
この血がさわぐよ
もらい受けた恩や愛を忘れるなと
僕らは最も近しい人間の集まり
同じ名を持つ奇跡ともいえる確率が寄せ集めた集団
家族とは一筋縄じゃないんだ
この愛には終わりはない
この諍いには終わりはない
最も愛すべき家族よ
最も憎むべき家族よ
僕らはきっと一度つなぎあった手を離せはしないさ
ずっと 血は途切れず流れてゆく
あなたの心へ
僕の心へ
めぐるあたたかな気持ち
それが家族だ
本当に辛いとき
幸いにも人に与えられた逃げ場所
さあ 帰ろう 帰ろう
家族という名のまぶしい光の中へ。
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独りぼっち 見上げた空は やっぱり なんだかどこかが淋しげ
だけど 独りが好きだから 独り言も人の目気にせず 言えます
なんて幸せなんだ
散らかした部屋の中
一日中ぼーっとして
現代人の私生活そのままに 僕は暮らして
このつつかれたらすぐに破裂してしまいそうな風船みたいなもろい心を満たしてるのは途方もない淋しさだけだ
この痛々しいばかりの強がりでやっと覆い隠してる今にもはがれそうな孤独 皮一枚でつながれたこの世界とあの世の境を行き交う意識はまだ未練を残して
繰り返す虚無感に満ちた日々
あしたも同じことの繰り返しさ
他人と交わることもない自由気ままな僕が選んだ道
後悔はないよ
カレンダーの数字を飛び越えて早く 死に目に遭えたらいい
前向きにもなれないけど後ろ向きでは生きられない
はがれそうな孤独よ
虚無感に満ちた毎日よ
この涙は嬉し涙だ
勘違いしないでおくれ
孤独なんてどうって事はないさ
ただ、少し 退屈するだけ。
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嗚呼浮き足立って前に進めない事ばかりだ
大人たちは口をそろえて「常識こそがこの世界の全て」だと言うけれど
僕はそうは思わないよ
それっていけないことかな?
周りの空気に流されて長い物に巻かれちゃって 社会に従ってばかりじゃ自分の立場が無いじゃないか
荒れ狂う世の中の強引な風に吹かれて 何度も痛い目をみても 僕は諦めるわけにはいかないんだ
向かい風の中を突き進むように
世の中に逆らうのです
頭のいい連中は秩序だけを守れと首を縦には振らないけど
がんばれ!がんばれ!世の中に眼つけてやろうぜ
生きることは明日の自分を生かすことだと知るんだよ
逆らうことで得られる何かがもしもあるならばそれは
トロフィーみたいにみんなにほめられるような代物じゃないけど
自由という名前のがんじがらめのこの社会から解放される喜びとでもいうのかな
がんばれ!がんばれ!サラリーマンよ
ネクタイを風になびかせながら いろんな苦難に背広はボロボロになって
それでも走りつづけるおまえの瞳に映る未来が明るいものであるように願うよ
僕もがんばろう
大事なのはきっと何かに従うことじゃない
自分というひとりの人間を軸として 誰かの言葉をなめらかに受け入れることだよ
無理に従わせようとするこの世の中のやり方はまだ若い少年の心に闇を抱かせる
がんばれ!がんばれ!言いたいこと やりたいこと 捨てたら悲しいから いつか公にその夢をぶちまけられるときまで ずっと誇りのように抱きしめているんだよ
ほら 合図のように
スタートの銃声が聴こえたら 今日のあなたを始めなさい
先ずは「生きること」
それが最初の一歩だ
その一歩が明日の一歩
明後日の一歩 何十年先の一歩へとつながってゆくんだ
さあ 踏み出せ
夜明けは近いぞ。
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幼い時のおぼろげな記憶を なんとなく抱きしめて 流れゆくように今を生きてるけれど
正直 物心ついたときから 僕は自分の足で大地に立っていた気がするよ
間違えだらけの世界で間違い探すのは実に容易い
テレビのニュースや
ラジオ速報で
事実を広めなくても
人間は情報より素早く罪は犯すんだ
嘆き悲しむ人が今日もたくさんいるんだね
理不尽に殺されていちゃいつ自分も殺されるかわからない時代に生まれて
何が僕を守ってくれる?誰のすねをかじって生きる?
ハロー ハロー
聞こえてますか?
あなたの重さを一心に背負ってる人の声が
それも時代だと 簡単に割り切るような時代じゃ 誰が今日殺されてもその人は浮かばれやしないさ
どんな時代だって どんな事件が起きたって それを時代のせいにしたらきりがないんだよ
どんな時代にも 馬鹿な奴らはいるもんだ
それをまるで今に始まったことのようにテレビで取り上げる番組などはまるで意味のない嘘も甚だしい張りぼての正義
空回りもいいところだ
僕らは一分一秒さえ無駄にはできない限りある命という名前の爆弾を誰もが抱えているんだよ
だからだからできる限りの力で お互いがお互いに大切なこと今スベキコトを考えてゆくしかないんだ
時代なんて関係ない
戦争していた頃
戦争を味わった人たちも 苦労したろうけどあとの時代の人たちをうらんだりなんかしない
時代のせいにする奴らは 本当の苦労を知らない 奴らばかりだ
僕は思うんだよ
まるで正反対の日々を送ってる僕だけど
この頃は 少しずつ
自分の頑張りのなさに気づいている
「見返りのない善行はやらない主義だ」
「努力はくだらない」
「頑張っても報われない」
この街から聞こえる声
僕もはいてしまうんだ 自分腐らせるそんな声を
全て時代のせいにしていた僕はおろかだったよ
時代が変わらないなら僕が変わればいいんだ。
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ナスベキコトが見えないまま
ただ過ぎてゆくだけの実りのない毎日を見送っている
何度 夕日の背中を見送ったかな
種にも肥料にすらもならない無駄な時間を それとなく手なんか振って 他人事のように
大事なことや
やらなきゃいけないことは
僕にだってわかってるけれど
これは僕の人生だ。自分のために必死で頑張るのは当たり前のこと
だけど頑張ろうとすればするほど空回りして 涙でにじんでゆく空に諦めの文字が浮かぶんだ
ナスベキコトが見えないなら 探しに行けばいいさ
転んだって
つまずいたって
バカみたいだって
慌てたり 逆らってみたり 苛立つその姿が全部 生きてることのあらわれだから
精一杯 転びなさい
精一杯 さけびなさい
精一杯 馬鹿やりなさい
精一杯 グチりなさい
目一杯 遊びなさい
目一杯 諦めなさい
目一杯 ぶつかりなさい
目一杯 逆らいなさい
精一杯 身体張りなさい
精一杯 愛されなさい
精一杯 愛しなさい
力一杯 走りなさい
力一杯 泣きなさい
力一杯 笑いなさい
力一杯 足掻きなさい
力一杯 もがきなさい
精一杯、目一杯、力一杯 生きなさい
おまえの生き様が
おまえのその声が
おまえのその面が
おまえのその思いが
おまえのその全てが
この世界でたったひとつの尊い命だってことを知りなさい
もう二度と死にたいなんて言えなくなるように
生きたくて生きたくて仕方なくなるまで
おまえはおまえなりにおまえが思うようにナスベキコトを探しなさい
ナスベキコトはいつだって変わる
人を愛す事も
人を苦しめる事も
人を騙す事も
人を信じる事も
人を疑う事も
全て全て
ナスベキコトなら
無駄なんて事はひとつもないんだ
だけれど 思い知りなさい
選んだ事次第で人は罪を犯すこともある
何が正しくて
何が間違っているのか
自分の価値観と
世の中の価値観を
はかりなさい。