詩人:どるとる | [投票][編集] |
今あなたは笑ってるのかい?
今あなたは泣いているのかい?
ナスベキコトさえ見えないまま
ナスベキコトを探して 探して 探し疲れて 今日も夕日を眺めてるの?
真っ赤な夕日に
涙をこぼして
まぶたを伏せる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
人という人でごった返した社会という名の交差点
空き缶のように
蹴られ あちこち
でこぼこになって
へこんでいる
僕の心(プライド)
ゴミ箱にさえ
入れられず
その辺に落ちてる
タバコの吸い殻みたいに
かわいそうな
人々が行き交う誰かに踏みつけられて
日夜、理不尽な言葉浴びせられている
空き缶みたいな僕らの立場はもとからないのさ
大人たちに理解を求めるのはどうやら
無駄な悪あがき
空き缶ならば空き缶らしく ぺちゃんこでもいいや
だけれど空き缶でも
生きているんだから
蹴られてもたたかれても自分というものを持って 逆らうことだって時にはあるさ
世の中の冷たい風に吹かれているから
心まで冷たくなりそうだけど いつまでも忘れない人間のあたたかな気持ち
半ばバラードにも似た僕なりのロック
この世の中に捧げよう
空き缶は空き缶の人生を空き缶なりにへこみながら また膨らんで いくらだって再利用(リサイクル)できるんだ
何度だって 起き上がって 立ち上がるよ
空き缶は強い気持ちを持って向かい風のような社会に立ち向かうように ように
空き缶は蹴られても
蹴られても
社会風刺
理不尽な扱い
目下への見下し
ふざけた社会の
現状を身を持って
感じてるよ
空き缶は今日も空き缶だから 蹴られてあちこち傷だらけさ
でも何度蹴られても
また空き缶に生まれ変わって
そして…めぐる
僕らの終わらない
闘いの日々
追い風よ巻き起これ
空き缶ならば空き缶らしく ぺちゃんこでもいいや
だけれど空き缶でも
生きているんだから
蹴られてもたたかれても自分というものを持って 逆らうことだって時にはあるさ
世の中の冷たい風に吹かれているから
心まで冷たくなりそうだけど いつまでも忘れない人間のあたたかな気持ち
半ばバラードにも似た僕なりのロック
この世の中に捧げよう
聞くがいい
我らの歌声を。
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あなたのその手のひらはまるで全てを包み込む 魔法のよう
神様なんてまるで信じちゃいない僕でも
君と出会ったことは
ただの偶然じゃない気がするんだ
二人はよくある映画の中の主人公とヒロインのように 会える時間があれば 食事に行き 映画を観て 楽しくおしゃべりしていた
台本どおりにはいかない それが現実だけど ドラマのように見事なまでにすれ違う日々を乗り越えた二人だからこそ ここで同じ屋根の下 同じ朝食を食べてる
望ましいシナリオにたどり着いて幸せ続く物語の朝に
僕らが食べるサンドイッチは大好きなツナマヨネーズ
何気なく言えるのさ
「好きだよ」と
グッドモーニング
鳥が歌い
うさぎが野を駆け回る
そんな世界で
未来という名前の
シナリオに
辿り着こう
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僕のおばあちゃんは昔から優しくて
笑顔の素敵なおばあちゃんなんだ
おばあちゃんはいつも僕にいろんなとこ
連れて行ってくれた
そのたびいろんなもの買ってくれた
でもおばあちゃんとの思い出はお金では買えないから
おばあちゃんと僕だけの思い出はどこにも売ってない
かけがえのない思い出さ
可愛がってもらってばかりで
何ひとつ そういえばね 恩返ししてないな
おばあちゃんは何が好きなんだろう
いつも一緒にいたのにね おばあちゃんはただ一日中僕と遊びに行く以外は縁側の椅子に座ってただけだった
おばあちゃんのことはすごく大好きだけど おばあちゃんのこと何も知らない僕だったんだ
おばあちゃんは僕と遊ぶことや出かけることだけが生きがいだったのかな
でも僕はおばあちゃんに恩返ししたいんだ
もらってばかりじゃ悪いからね
おばあちゃん 僕は何をすればいいのかな?
長生きしてほしいけど悲しい別れは長くもないおばあちゃんに 僕は何ができるかな
考えたって無駄さ
お金にはかえられないから きっと少しでも長く一緒にいることがおばあちゃんへの一番の恩返しだと思った
おばあちゃん
ありがとう
長生きしてください
おばあちゃん
ありがとう
この胸に輝く思い出は一生忘れないよ
おばあちゃんがくれた思い出はいつも僕にくれるおばあちゃんの笑顔に満ちあふれている
しわくちゃのおばあちゃんの手が僕の小さな手を握って
優しく笑って
目を閉じれば
いろんなこと
思い出すから
きっと何年か先
おばあちゃんが
いなくなってしまった時のこと悲しいけど考えてしまうとき
涙があふれるんだ
それまで僕はあなたと素敵な思い出つくりたい
いろんなことへ行きたい
僕はおばあちゃんみたいに笑えるかな?
心配ばかりかけているけど 昔と何も変わらず笑いかけてくれるおばあちゃんが僕は大好きだ。
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僕は確かにここにいる
だけれどいつかは
ここにはいない人になる
今はここにいる
明日はどうかな?
いないいないばあ
それは夢から覚めたらわかるよ
いないいないばあ
夜が明けたら
わかるよ
あなたに今日も会えるかな
いつか来る終わりより
今ここにあるこの時間を大事にしたい
いないいないばあ
ほら、あなたみーつけた
さあ遊びましょ。
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なにもすることがない退屈な日曜日
レンタルビデオ 山のように借りてきて
結局は半分も観れずに返してる
繰り返す
無駄な毎日
でも僕はそれなりに好きなんだ こんな毎日
さあ行きましょうか
僕と君と二人で
宛のない旅へ
車じゃなくて
自転車でもなくて
バスでも電車でもなくてこの足で
地図も磁石も 頼りになる人も金も名誉も地位も協調性もなにもないけど
目指す明日は真っ白な雲の向こうにあるんだよ
無駄と無駄を繰り返しては 失敗から学ぶんだ そして成功に導くんだ
無駄なものなどなにもないよ
そりゃ物わかりのわるい僕だから 間違いに気づくまでは時間がかかるけど
無駄と無駄の合間に輝く 素敵な笑顔があるはずだから
そのためにがんばることだって無駄じゃないはず
だから歩いてゆこう
このまま ありのまま
わがまま あるがまま
無駄と無駄を繰り返して
今日と明日を行き来して
未来と現在を繰り返して
やがてたどり着く
桃源郷を夢見て
いつか生まれる
無駄のない僕の最後を。
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ありとあらゆる情報を網羅しまいと飲み込んで膨らんだこの街は肥満気味
今にも爆発してしまいそうだ
オタクと呼ばれる奴らが暑苦しそうに群がって 何を買いあさるの? 絶対領域よりも自分の居場所を見つけたいだけなんだ
ほら叫んでみろよ
自分の思いを
その胸のうちに
隠してる素直な気持ちを歌にしようぜ
部屋に引きこもりがちの少年すらも 引き寄せるこの街はどっかの局がつくりあげた情熱的な先生みたいだと 言葉じゃない何かが僕に耳打ちする
メイド喫茶に 安らぎはあるかい?
漫画喫茶に 平和はあるかい?
そうさ この街にはそんな悩みや迷いすらも打ち消す何かがあるんだな
秋葉原rock'n'roll
上から下まで
オタク基本スタイル
髪の毛伸ばし放題
マザコンで金持ちが多いのはなぜ?
高学歴
パソコンマスター
驚かされることが多いね 勉強に向けられるならいいのに
オタクが情熱的になるのは自分の趣味だけ
生活はそっちのけ
今日もコミフェスに
同人誌買いに
バンダナ巻いて
電車に乗り込むんだ
秋葉原キター
一歩この街に
踏み出した瞬間から別人
我らの秘密要塞オタクの天国
秋葉原 電気とオタクの街。
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道化師のようによくできた作り笑いで
嘘をついて生きてゆく僕の日々
まるで僕はお客さんに 芸を見せる
道化師のようじゃないか 社会に愛想笑いを振りまいたりお世辞をばらまいたり
嘘をつくのも
意外に疲れるんだ
詐欺師のようによくもまあ次々に出てくる出任せで世の中を上手に泳ぐすべを心得たから
少しのことではへこたれない強さを手に入れました
でも僕は道化師じゃないから たまに涙を流してしまうのさ
芸の良し悪しだけで人を判断するサーカスのような
世の中から
家へと帰り着いた時
思いが一気にあふれるんだ
この世界はまるで道化師ばかりじゃないか
みんなウソツキだよ
気持ち悪いくらいの笑顔の仮面で泣き顔を隠して
精一杯強がってる見苦しい奴らばかりじゃないか
かくいう僕も道化師だ
愛想笑いやお世辞はお手のもの
芸はあまり上手じゃないから
いい立場にはなれないし扱いは雑だけど
いつの日か本当の気持ちで生きられたらいいなあ
素直な気持ちは全て家の引き出しの中にしまって
出かける時は玄関出たその瞬間から 営業スマイル 仮面被るようにはりつけて
僕は出かけてく
一人出かけてく
ピエロな社会人
感情は蔑ろにされて
悲しいね
でも僕は道化師じゃないから たまに涙を流してしまうのさ
芸の良し悪しだけで人を判断するサーカスのような
世の中から
家へと帰り着いた時
思いが一気にあふれるんだ
どうせ僕は平社員
サーカスでいうところの雑用兼ピエロ
お客さんは僕が笑うたび 拍手をする
なにがそんなに楽しいのだろう?
こっちは本当は悲しいのになあ…
少しでも僕の気持ち感じ取ってくれたらいいのになあ…
ピエロなんか
やめたいけど
笑うことをやめたら
僕は生きられない
死ぬまで矛盾と疑問との闘いだ
それが人生だ
大人は口をそろえて言うのさ
ならば僕は聞き分けのない人間らしいピエロになりたい。
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いろんなことがあったけど 今日も何事もなく 窓の外の夕日を眺めてる
オレンジ色の空が少しずつ 夕闇にのまれてゆくのを眺めてる
少し悲しくなる
涙でにじむ
切なくなる
言わなくても
わかるほど一日は
あっという間すぎて
気づけば日が暮れる
五時のチャイムが流れたら 公園で遊んでる子供たちも
家に向かって
帰って行くね
友達に手を振って
なんとなくその道中
空見上げたら
もう夕闇がそこまで
近づいてきている
季節の色をした
夕暮れが見えたのさ
冬は冬で
夏は夏で
違う顔をしたどれもきれいな夕暮れ
きっと何より 大切なのは 寄り道せずまっすぐ家に帰ること
親に心配させないようにしましょうね ただいまって小さくてもいいから 無事をしらせましょう
泥だらけの遊び疲れたあとの君の笑顔がまぶしく輝いてる
子供時代の思い出の中にはいつもなぜか夕暮れが欠かせないね
弧を描いて 僕の胸に届く あの頃の僕が投げるへたくそな一球
それは今は忘れかけた 本当の笑顔
きっと何より 大切なものはお金では買えない かけがえのない思い出だったりするんだ
例えばあの頃 遊び場から家に帰るたび見ていた 涙が出るくらいきれいな夕暮れの赤い色 思い出の色
忘れかけた気持ちが何十年という時をこえて 僕の心の中によみがえるなんて
僕から教えてもらったよ
そうだ大切なことは 夕暮れが教えてくれていたね
本当の幸せは
いつも何気ないようでちゃんとそばにあるんだね
夜が明けて
朝が訪れるように
それはごく当たり前な日常に咲いている花
今日は、少しだけ
寄り道して
坂道の上から
夕暮れを眺めてる
この切なさが幸せという花が咲いている証になればいい
さよならなんて
言わないで
また会おうって
言葉で今日を終えよう
夜になったら僕は本の表紙を閉じるように まぶた閉じる
明日に幸せを祈って。
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お父さんは待ってるよ
君が生まれてくるのを
お母さんも待ってるよ
君が生まれてくるのを
名前を何にしようかと考えて考えて
なかなか決まらず
ふたり焦ってた
君が生まれてくる前の物語。