詩人:どるとる | [投票][編集] |
言葉と言葉の会話を超えた
心と心の会話で手をつなぎあおう
頭がいい人だって人を殺める人がいる
それを考えたなら心が出来上がってさえいれば人は人をどうともなくやっていけるんだ
僕は昔から運動もだめだし
勉強もできなかったよ
何をしても続かなかったよ
でもひとつだけ続けられていることがあります
それはなにがあっても生き続けること
人間は生きてさえいればいつかは楽しいことに巡り会えると信じてるから
今もバカみたいだって生きてるんだ
言葉じゃ言い切れない時には心がしゃべり出すんだよ
本当の気持ちを
心と心で 語り合おうよ言葉じゃ言えないことを全部
あなたが好きで
あなたが憎くて
あなたが心配で
邪悪な思いも
美しい思いも
僕はひとつも
もらさず聞くから
心と心でお話しようよ 言葉を超えた世界で人間が人間らしくあれるうちに例えば心だけでも分かり合えたならそれは素晴らしいことだよね
この言葉を束ねた花束をもしも
愛の歌だと解釈するならそれもいいけどね
僕が言いたいのはね
つまりね
心は第二の会話の手段だってことなんだ
だからバカみたいだって不器用だって
心と心で語り合えばわかるんだ
人間には心があるから
大事なことは心がわかってくれるから
僕はあなたに言うように あなたの心に語りかけるよ
あなたを疑わず
当然のように信じて。
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どこを見渡してみても人 人 人
どこへ逃げても人 人 人
自分さえも人で恋人さえも人だ
どうやら人という縁からは逃れられない
人として生まれた
人だから
僕らは人の中で
人になって
人として生きて
死んだって人だ
だから人として
僕らは人を愛し
人を守るさ
人以外にはなれない
僕らは いつまでも人だから
僕も君も全ての人も
人からはずれたことをしても人はやめられないのさ
それが人という生き物だ。
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生まれてから はや二十年気づいたことはたくさんあるんだ
朝起きてまず顔を洗って目を覚ましてから 飯を食い 歯を磨いて出かける
みんな疲れた顔で淡々と仕事をするなり勉強するなりしてる中で僕はいたってマイペース
流れゆく街の速さと僕の歩くスピードは段違いに 差があるけど
どうせいつか死んじまうならゆっくり焦らずに 誰にも急かされずに生きたいもんだな
こうしてただ
変わり映えのない毎日を暮らしてるだけで
それだけで結構大変なんです
だから泣きたくもなる
時には命さえ投げ出したくなる
たとえるなら亀のように足は遅くとも地道に生きていけたら
時間はかかっても
夢を叶えられる
明るい未来が来る
だから生きてるだけでいいんです
誰もほめないようなことでも
本当は素晴らしいことなんです
そうさ生きてるだけで手いっぱいなんです
僕は僕のスピードで生きていきます
鈍行列車のように
季節が変わるたび
その色に魅せられて
寄り道するように
旬の食べ物食べて
見頃な花を眺めて
生きているってことの意味を感じたいんだ
そしてやがて
終点に着くまで
繰り返す
ゆったり
のんびり
ライフ
雲みたいに
ふわふわと
旅を続けます
どこまでも。
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優しいピアノのメロディのような声が僕の心を潤す
時には残酷な言葉を吐き出す僕の口は
不思議なほど
君の前じゃ
素直になれてしまう
厚い雲に覆われた
真昼の空
雲と雲の
隙間に見える
鮮やかな
青がとても
きれいだね
静けさだけが
不気味なほどに
ただよう夜
空が涙を流すから
窓は雨垂れで
自分の顔すら見えないけどきっと笑ってる
そう信じましょう
なぐり書きみたいに
心の隅に書き残されたさよならだけはごまかせないから
雨に濡れたけど
優しい時間が
その傷を癒してくれる
優しいピアノのメロディのような声は聞こえない 聞こえない
雨音だけが 聞こえる世界で 耳をすませば聞こえる僕の歌
悲しみだけで埋め尽くしたくない
だから少しずつ
少しずつ
笑えるように
笑えるように
明日という太陽をこの瞳の中に宿すのだ
涙を流す空を慰めて。
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君は悲しみをイメージできるかい?
君は喜びをイメージできるかい?
世界の向かう先を
これから何かが変わる様をイメージできるかい?花が咲くような動きのあるイメージを膨らませられるかい?
記憶の中のアトリエに 僕はキャンバスを持ち込んで
何色ともつかない絵の具で絵を描くのさ
未来の僕の自画像を
君は笑ってるの?
それとも泣いてるの?
つまずいたくらいで
死にたいとかいうなよ
自分で描いた未来をそんなふうにいうなよ
そんな出来だっていうけど
なかなかイカしてるじゃないか
今日の君も
明日の君も
好きだと言いたい
言いたいだけだ
君の自画像を描いてやる
きっとうまく描けるはずだ
愛に満ち溢れた自画像。
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立派なことは何もしなくて構わないから
あなたはあなたが思うように 命を入れる入れ物としてただそこにいればいいのです
存在するだけならば笑う必要なんてない
泣く必要なんてないけど
あなたが笑ったり
泣いている毎日は
あなたが本当は生きたいと願うからつづいているのです
嘘つきや見栄張りばかりのこの世界で ストレスや苛立ちを抱えずに 生きてゆくのは難しい
人前で笑うことより泣くことのほうがためらわれるような社会で僕が学んだことはじつにくだらない
愛想笑いが咲き乱れ
社会に忠実なロボットみたいな奴らばかりが得をする世の中で損をするためわざわざ世の中に背を向けるように逆らう僕は損得なんか考えない
あなたはそれでも
向かい風に抗って
追い風気取るんです
見えもしない希望をどしゃ降りの世界に描くように あなたは今まで一番の笑顔で幸せを呼んでいる。
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傍にいてくれたら
何も恐くないのさ
どしゃ降りデイだって平気な顔で笑っていれる
君とならば
平々凡々なエブリデイ
頭ひねって考えた言葉より素直な気持ちから生まれる単純で易しい言葉が受け入れられるこの部屋で
僕の口から出た嘘は君に数秒でバレた
君だけが拾ってくれる僕の悲しみ
切なさにあふれた本心
それさえ見逃さずに
涙が流れる前に抱きしめてくれるんだ
何も言わずに
黙ったまま
君はぬくもりだけを
届けるかのように
僕を抱きしめるんだ
嘘つきの末路は悲惨なものだね
だけれど僕という嘘つきには君がいたから
愛は言葉にしなくても
ちゃんと伝わっているよ届いてるよ
大事なことは
言葉なんか使わなくても伝わってしまうんだね届いてしまうんだね
だから君は 抱きしめてくれるんだね
強がりの延長戦
いつまでつづくかな
試合はもう決着が着いてるね
僕の負けさ
試合終了
愛が勝ちました
僕の全て想像し得る全て
いわば宇宙
もっといえば太陽系
隅から隅まで包み込んでしまう君の勝ちだよ
0対無限
僕は負け続ける
君の愛は負け知らず
今日も点をとられっぱなしさ
言葉にしようとする時点でもう僕は負けている
君はその目で語る
愛は言葉にしたり歌にするよりも
本当に辛いときただ傍にいるだけで伝わってしまうものなんだと
僕はまた負けたよ
僕らの戦いは続く
永遠に勝てそうもない戦いだけど
いつかいつか僕の愛が君の愛を包み込めたらいいな。
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ストレス抱えるくらいなら 心解放して生きたい
でもそれが難しいから僕らは愛想笑いしてるんだな
欲望をむき出しにして財布の中を空にしてみれば なんだかそんな自分がかっこよくて でも本当はかっこわるくて
サラリーマンよ
なんのために
おまえは働くの?
問われたら最後
答えられそうにないなあ
生活のため?
家族のため?
自分のため?
恋人のため?
愛人に
ホステスに
貢ぐため?
だれのため?
なんのため?
貪欲に生きよ
サラリーマンよ
我が身を捨ててまで
社会に全てを
捧げるなかれ
ネクタイ
風に靡かせて
君はなにを思うの?
世間の味方サラリーマン?
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その気なんかないくせに何を僕は笑ってるんだろう
強がって強がって
強がりぬいて
誰かを持ち上げるための愛想笑い浮かべ
お世辞ばらまき
まるであたかも
従順な世の中の僕(シモベ)うまいことやっています
こんな毎日楽しいわけなどあるはずなくて どんなうれしいことがあっても100%の元気で笑えないよ
まるで僕の心には
いつも空洞がぽっかり空いてるような気がして 元気も素直な気持ちもそこから逃げていってしまうようでせつないんだ
こんな僕は僕じゃない
誰かのご機嫌とるためにいる僕なんて消えちまったほうがいいんだ
ここにいる僕もそこにいた僕も今生きてる僕もみんな嘘つきだ
本当のことを隠して
本当を嘘でごまかして 本当は悲しいのにその気持ちを押し殺して 気持ちとは逆さまの表情で笑ってる
こんな僕は嘘つきだ
今日も空が赤く色づくころには きっと
愚痴のひとつも言えるだろう
最近はそれが楽しみだけど そんなことしか楽しみのない毎日を生きてる自分が不思議で 涙が 涙が
夢の中の世界にさえ
雨を降らすから
起きてる時以上に悲しくなるのさ
寝ぼけてる朝
鏡に映った自分の顔が 腫れぼったいのは昨日夢の中で 僕は雨を流していたから
嘘つきな僕よ
人生の湯加減は如何ですか?
今日もやむことも弱まることもない雨に降られて
あるはずもない
「出口」を捜してる
気を抜けばたやすくはぐれる迷路のような この世界で。
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夜明けと共に太陽は昇り
日暮れと共に太陽は沈む
気づけばいつもそこに1日があり
気づけばいつの間にか1日は終わってる
目覚めればそこに今日があり
明日といっていた1日は今になる
今と呼んでいたものは過去になる
楽しいことも
悲しいことも
いつの日か思い出になる
失ったもの 手にしたもの
交わした言葉 愛した人 大切な人
かけがえのないもの
その全てに等しく定められた時間は 当然のように人から奪う
産み落とした人でさえも さよならを言わせるんだ
振り返れば 信じられないほどの道のりを歩いていたことに気づく
進むことはできても
戻ることはできない
今まで歩いてきた道
背負ってきた時間
通り過ぎてゆく幾多の季節
時計の針の音が僕の命を次第に削ってゆく
出会いと別れ
笑顔と涙
喜びと悲しみ
安らぎと痛み
僕に注ぐ眩い光
地面にできた黒い影
現れては消える
もうひとりの自分
黒く塗りつぶされた自分そっくりの影
一度しかない今日も終わってしまえば呆気なすぎて愚痴を言う気にもならないけど
どんなに辛かったとしても あなたはやり直したいと思いますか? 僕はどうだろう?
不安という影
希望という光
目を閉じ
そっと眠りに着く
明日も明後日も
ずっとずっと
土に還るまで
この命果てるまで
全ての人につきまとう光と影の中だれと肩を貸しあい歩く?
残された時間の中
嬉しいことがあるなら笑うだろう
悲しいことがあるならば泣くだろう
いつもいつまでも
変わらない景色さ
ただ、いつか壊れてしまう景色だから
生きていられる今やこの時間を大切にしたいと思うだけだ
出会う人も
見つけた何かも
手に入れた愛も
傷つけた罪も
悲しい過去も
退屈な今も
飲みかけの珈琲もやり残してる事も
何ひとつ要らないものはない
影を宿したこの肉体が光を求めるのにはわけがあるのです
その答がこの人生にはある。