詩人:どるとる | [投票][編集] |
悲しみ受け流す
傘もないままに
上から下まで
ずぶ濡れ
金色のカナリアが
落としていった
チャンスを
うまく受け取ることができず川に落ちた
拾いに行くことすらしなかった
次のチャンスがあるだろうと通り過ぎた道 今は遠く 虹の向こう
殺風景な部屋の中で
途中まで読んで飽きた 文庫本やら漫画本やらで溢れかえった
中途半端な毎日を裏付けてしまう だらしなさが ほらね 母を鬼にする
すれ違った人が馬みたいに 馬鹿にした鳴き声で笑うから
今日も涙の雨が降る
どんな些細な出来事も雨を降らす要因に変わってゆくのさ
悲しみをまともに
受け止めた心は
愛想笑いさえももうできないくらい沈んでゆけるところまで沈んで 青く染まった青く染まった レイニーデイ
夢の迷路をさまよう真夜中
シンデレラの魔法が解けるまで
僕は嫌みなほど着飾って 誰かに許しを乞うように 言い訳ばらまき便宜をはかるのさ
知らぬ間に雨はやんでいた
それさえわからぬように 僕は悲劇のヒーロー気取りで いつまでも泣いていた
ゆらゆら 月明かり浴びて 独りきり 月見酒 酔いどれリーマン
今日も涙の雨が降る
どんな些細な出来事も雨を降らす要因に変わってゆくのさ
悲しみをまともに
受け止めた心は
愛想笑いさえももうできないくらい沈んでゆけるところまで沈んで 青く染まった青く染まった レイニーデイ
珈琲数杯分の会話をしよう
ただ寂しいだけさ
悲しみと憂いに満ちたレイニーデイバイデイ
カレンダーは桜色。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
明日は多分今日よりももう少し心から笑えるから
今日のところは少し辛抱してね
人生は坂道のようなもの 時には曲がりくねってる 時には急にもなる
生きてるだけで大変です 立っているだけでいろんな苦労するんだ
風は強く吹き荒れて
僕はそのたびにたじろいで 怖じ気づいて
弱音吐いたり逃げ腰になるけれど
あなが傍にいるだけで僕は今日も笑えるんだ
あなが傍にいるからさ
どんな悲しいことがあっても またすぐに元気な顔になれるんだ
ありがとう
愛してる
あながくれるひとつひとつの優しさが僕を助けほかの人では気づけない傷跡を癒すのです
夜も朝も雨の日も晴れた日もあながいればそれだけでいいみたいなストーリー明日から明日へと続いてゆくよ
あなが傍にいるだけで僕は生きるのが楽しくてしょうがないよ
僕も君にとってのそんな存在になっているといいな
大げさなくらい
お互い愛し合って
そして いつでも
傍に 傍に 傍に
いるだけで 安心して生きれるような そんなような筋書きで
続いてゆくよ
季節のページはめくられて
去年散ったはずの桜もまた咲き始めたよ
そして僕らはふりだしに戻って スタート地点からまたゴールを目指すよ。
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僕よ今日も辛いことがあったんだね
誰にも言えずに胸の中にしまったままの思いを持ち帰ったよ
言わなくてもわかるさ
自分のことだもの
抱えた痛み背負ってる悩みもふりきれずにいる迷いも全部わかるさ
窓の外は真っ赤な夕日が今にも沈みそうで 切なくなるのさ
少し日がのびたから夜の足取りがだいぶ遅くなったよ
それでも時間はあっという間に過ぎてくものだから
気づけばほらね
あたりは夜の腹の中
僕らは今日も知らないうちに日本列島ごと夜に食べられて
手を振ることさえ
もどかしくなるけど
今日にはもう戻れないから明日になるまえにお世話になった今日にさよならをしようね
悲しくたって
切なくたって
何も言わずにさよならするくらいならきちんとした別れを告げてからさよならしよう
さよなら 今日の僕よ
さよなら 流した涙よ
さよなら 輝いた笑顔よ
さよなら さよなら
今日僕に優しくしてくれた今日出会った全ての人へ 全ての景色へ
僕はさよならをいたします
星影のワルツに見送られ 終わる1日
なんて素晴らしいんだろう
なんて幸せなんだろう
もう今日は終わるんだから 悲しかったことも 失敗したことも言いっこなしさ
とりあえず生、一杯
とりあえず笑おう
笑おう 笑おう
そうさ それが大切だ
人生は難しく考えた人の負けだね
いつでも単純ってわけにもいかないけど
どうか 怒らないで
どうか 無理しないで
優しく 優しく 優しく 生きていこう
繰り返すさよならは
明日があるかぎり
はじまりの言葉に変わるから
またスタートの合図
夜明けとともに歩き出そう
そのためのさよならさ
嗚呼 僕は泣かない
かわりに笑うんだ
いつか死が待ち受けているとしても一歩前に踏み出せる強い自分を取り戻すように
僕は笑うんだ
今日にさよなら
今日も言えたね
さあ安らかな
夢を見よう
さあおだやかな
明日を祈ろう。
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追いつめられた時こそ 笑顔を忘れちゃだめさ
失敗したからってなんなんだよ
誰にだって失敗する事くらいあるさ
転んだ君を心配するならわかるけど
それをただ見てるだけだとか 指をさして笑う奴らは馬鹿だから気にしないでね
君には僕がいる
君を傷つける人から僕は君を守ってあげる
いつも傍にいて
馬鹿のひとつおぼえのように繰り返す合い言葉
大丈夫さ 大丈夫さ
何があっても
僕が傍にいれば安心だ
大丈夫さ 大丈夫さ
二人ならば
どんなことがあっても乗り越えられるから
これだけは忘れないでね 僕はなにがあっても 君の味方さいつまでも
大丈夫さ 大丈夫さ
言い聞かせながら歩こう 明日は青空
大丈夫さ 大丈夫さ
大丈夫っていったら 大丈夫なんだ
だから今日も大丈夫
理由はないけど
大丈夫 大丈夫。
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よくあるイメージにあるような幸せな毎日は約束できないかもしれないけれど
僕はなんとなく
いいや確かに
確信してるよ
この世界で誰よりも
愛すべき君になら
残りの人生全てあずけられる
不思議なもので
死ぬまで僕は誰も愛すことなどないと思っていたのに
どうしてなのかな
それは春になれば
桜が咲くように
ごく当たり前に
僕は君を愛していた
目覚めた朝に 僕が猫舌なのを知っているから 君は少し冷めた珈琲をそっと注いでくれる
たとえばそんな単純なものが そんな繰り返しが本物の愛だったりするんだよな
難しいことなんて何もいらない 僕は求めないよ ただ君が傍にいてくれればそれだけで何もかもが満たされてしまうから
どこにでもあるようで
ここにしかないストーリー
明日もまた君と描いていきたいんだよ
ぶっきらぼうな僕が必死こいて歌う ラブソングでよかったら
どうぞ、耳をすまして
聴いてほしいな
喧嘩しても すれ違って背中あわせになっても 僕らはまた気づけばまばゆい朝に 同じ机に向かい合って 珈琲飲んでる
目が合った瞬間
なんだかおかしくて
笑ってしまったよ
愛なんてきっと遠い昔学者たちが 論文にまとめた 分厚い本の中にある長ったらしくて難しい文句なんかじゃ解き明かせないけどそう難しくなんかないんだ
つまりはただ傍にいて
ずっと変わらない気持ちでいることが
本当に大切なことだ
でも単純すぎて人は脱線してしまうことがあるのが現状だ
でも僕は忘れないだろう 君がくれた愛と優しさを 君が注いでくれる珈琲の味を
いつも君が浮かべるとびきりの笑顔を
抱きしめたときのぬくもりを
僕はぶっちゃけていってしまえば経済力も 生活力も乏しいけどね そんなことよりまずは人を愛すことを学んだんだ
大切なのは不器用だってね誰かのために一生懸命になることが本当の愛だったりするんだ
そうだよね?
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結果だけが全てだと
大人は口々に言う
だけれど頑張ったなら一位になれなくても最下位でもいいじゃないか
幼いときに僕に教えてくれたことは結果だけが全てだってことじゃないでしょう?
結果を残すのは
素晴らしいことだってことくらい僕にもわかっているけど
こんな僕だってね
毎日、毎日
一生懸命生きてるよ
目には見えない努力をしても結果が出なければ誰にも認められない世の中で
結果にたどり着くまでの過程などはことごとく無視されて
どれだけ努力しても
認められないのです
頑張ったか頑張ってないかは問題じゃない
大切なのはどんな卑怯な手をつかってでも結果が良ければまぐれでも拍手をされる世の中にいつの間にか変わってしまったよ
追いかけている夢も憧れも 遠い未来も
ただの偶像だとして
結果が出ずに終わった夢の果てにある殺風景な毎日を幸せだと思えるなら
結果なんていらない
それでいい
それでいい
何度も繰り返した
あきらめの数は計り知れないけど
今さらどうだっていいよ
都合のわるいことを全て世の中や他人のせいにしようだなんて思ってはいないさ
ただ僕はこの毎日を
今いるこの現在地を
一生懸命愛してるってことを伝えたいだけなんだよ
「頑張る」ってことは
=(イコール)結果を出すことが全てですか?
どんな境遇にあっても
どんなハンデを背負っても頑張ってる人はいるね
だけど一番大切なのは思い上がらない程度に 今の自分を認めてあげること
そして 罪を犯したり嘘をついたりする自分の中の悪意を目をそらさずに見つめること それが大事なんだ
「生きてる」ってことは=呼吸してただやることだけやって大地を歩いていることだけがそうなんだって思っていたけど
涙を流したり
笑ったり
傷つくこと
雨にうたれること
汗を流すことも
全て含めて生きることなんだね
だったら僕は間違いなく
一生懸命、生きてるよ。
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出会いと別れ
卒業と入学
桜と花見
梅、入社式
ウグイスが鳴く季節
春のイメージを浮かべるなら
あなたはどんなイメージを浮かべますか?
桜舞う季節に愛し合う二人寄り添い歩く小径 あたたかな春風に吹かれて 心躍る
現在地を確かめて
地に足をしっかり
着けて 歩いてゆく
はじまりの季節
ふたたびスタートを切りふりだしから
歩き出すよ
追い風は桜吹雪
梅の香り。
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「当たり前」なんだと事あるごとに
常識という言葉で僕らの言い分をねじ伏せる世の中に叫ぶ
言いたいことは数あれど大半は言えないまま 胸の中にしまってるんだ
従いながらも
どこかで疑いながら
捨てきれない理不尽な仕打ちや矛盾した正しさにしがらみを抱きながら僕らは
愛想笑いという仮面を被り涙を隠し お世辞で本音の口をふさぎ
虚空をあおぐ日々
雨上がりの虹を期待しながら どこかで嘘なんだって思ってる
もう何度 世の中を憎んだかわからない
もう何度時代や他人のせいにしたかわからない
結局は結果だけが全ての世の中で結果を出せない者は否応なく切り捨てられて
世の中で通ってる
当たり前なこと
それから外れたこと
その基準さえ矛盾だらけ本当のことはことごとくモザイク処理で隠されて
当たり前だという世の中のきめゼリフだけが耳の奥にいつまでもくすぶって残ってる
大人たちが必死こいて 僕らの暴挙を止めようとしてあの手この手で消しかかったけどまだそれでも消せなかった残り火が僕らに教えてる
まだやれるはずだと
あきらめるなと
だから僕らは
叫び続けるんだ
当たり前だという言葉で何もかも片づけようとするこの世の中に一抹の光が差し込む日を馬鹿みたいに夢見ながら
日々、履き慣れない
靴を履き乗り慣れない電車に揺られ
窮屈な箱庭に閉じこめられて
それでもやることはやる そんな僕らの中の矛盾にすら目をつむる日々
嗚呼 幸か不幸か成の世に放たれた平成チャイルド
ボーイミーツガール
ロックのように
歌い継げ 未来へ
逆風のつむじ風
巻き起こせ 世の中に
聞き入れられずとも
僕らは歌い続ける
ギターのかわりに
言葉で
ドラムのかわりに
足踏みで
生まれもってのこの声で世の中に歌う
平成rock 'n' roll
信じてるんだ いつか
願いは届くだろうと。
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失敗は数え切れない
今日だけでも何度転んだかわからない でもことわざにあるように「失敗は成功の元」だと考えればなんのことはない
生きるということを論文にしてまとめたなら 何万年経っても結果にはたどり着けない
だってその形は無限大
僕らの冒険は僕らが生まれる前からはじまっていたんだよ
いくつもいくつも
時代が流れて
僕がここにいるように
何度も何度でも
泣いて笑って
明日もここにいるように僕の冒険は続く
大波小波 乗り越えて
やがて訪れた夜明けにため息つく日も
生きていることに
誇りがわずかでも
もてたならそれはいうまでもなく素晴らしい日になるだろう
失敗の数なんて問題じゃない
結果だけが全てだとは思わない
不器用なのも
早とちりなのも
いいじゃないか
全て僕だと思えば
楽しく 笑えればそれでいいそれでいい
僕の冒険は続く
何遍だって何遍だって肩すかしくらって強引な風に吹かれて
地図(あて)のない旅は羅針盤(もくてき)もなく続く。
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人には誰にでも他人にはわからない痛みがある
いろんな悩みを抱えながら
いろんなことに迷って今日もなんとか家にたどり着けたよ
ここまで来るのに
たくさんの涙あふれた
たくさんの笑顔落とした けっして楽しいことばかりじゃないさ
それでも笑えというのかい?
傷跡を隠すように
笑えるか
笑えるか
僕は素直に泣きたいよ
雨が降るように
なんの遠慮もなく
僕の1日はまるで
たった数時間
自由を束縛されるだけなのに何年も自由を奪われているような感覚だ
何年分もの涙を流したみたいさ
何年分もの笑顔を落としたみたいさ
涙に濡れた時間は
悲しい運命にはこばれて
いつしか終わりを突きつけられるから
限りある命は限られた時間の中だけでその存続をゆるされる
今日も僕の24時間は涙にはこばれて
行って帰るだけの帰り道はただの夕暮れさえもなんてはかなく映すのか
人には誰にでも他人には言えない悲しみがある
僕にもある
できるものなら
見せてやりたいよ
でもわかってくれる人などいないんだ
いるはずもないんだ
果てしない孤独の砂漠を今日も僕は歩く
月明かりに照らされて
夜の匂い どこかで犬が寂しそうに鳴いている
僕と同じように
誰かの涙も
僕にはわからない
だけれど
悲しいんだろうな
切ないんだろうな
言葉にさえならないくらいなんだから
悲しくないはずはないね
切なくないはずはないね
今日も孤独の砂漠は僕を休ませてはくれないんだ
夢の中まで切なさであふれているよ
身も凍るようなつめたい月明かりに照らされて
僕の思いは 涙にはこばれて 消えました
跡形もなく消えました
突きつけられた
責任は重く罪名は正直すぎた自分を罰し
行く道行く道悪路が続く 理不尽な世の中の矛盾の風に吹かれて
黄昏 夕暮れ いつもの小径で誰もいないのにさも誰かがいるように手を振り笑ってみせる自分がとても悲しかっただけ。