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眠れない夜のひとつやふたつ長い人生にはあるからさ
めずらしくもなくなった笑えない日
心配するなとはとてもいえない
落ち込んでいる人に明るい声で頑張れとは簡単にいえない
あなたのことが心配だから傍にいるだけでも傍にいたいよ
そして君が立ち直った時に一番に話し相手になりたいもんだ
人は誰もが何かしらの苦労を強いられ
生きてるだけで本当は大変なのに
その上いろんな重荷を背負わされ 長い長い坂道を必死でのぼるんだ
今日もまた誰かが
泣いている声がするようでお人好しの僕はそれを考えるとなんだか笑っていいものか悩んでしまう
あなたはきっと僕以上に苦労なさっていることでしょう
瓦礫に埋もれた笑顔を掘り起こす作業を少しずつ少しずつ誰かと励ましあいながらしていることでしょう
その傷跡は僕には見えないけど 分かち合うことはできるはずだ
傷だらけの手と手をつなごうよ
年齢も性別も国籍も関係なく友達になろう
みんながみんな同じようで違う
悲しみを一人一人抱きしめて
生きているこの青い地球に迫る危機
あなただけに悲しみが降り注ぐわけじゃない
でも悲しいよね?
だから悲しい時には精一杯泣くしかないんだ
わかってる
わかってるさ
だから僕は泣いている
だから君も泣いている
笑いたいはずの時間も泣くことに費やしてる
誰かが笑ってる傍では本当の気持ち隠して心配させまいと笑うあなたの悲しみを僕は知っている
だけれどあなたはなんの迷いもなく
「大丈夫です」と笑うのさ
こんな一大事に戦争やってる場合じゃないでしょう
こんな時につまらない権力の奪い合いやってる場合じゃないでしょう
僕らが今なすべきことは そうさずっと前から変わらないんだよ
それは簡単なことだ
みんながみんな仲良く笑いあえる世界を思い描くように
互いが互いに手を取り合い平和へと飛び立ってゆくイメージで誰かの傍でいつまでも笑っていなさい。
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あなたは今日1日だけでどれくらい笑いましたか?
僕はあまり笑えなかった 理由は言わないけど
あなたは1日にどれくらい泣きますか?
きっとほとんどが愛想笑いに悲しみはごまかされてるから
涙にはカウントされないけれど 表情には出ないだけで本当は泣くこと以上に苦しいんだ
僕も同じ人だから
通りすがりの人の
悲しみだって理解の及ぶかぎりはわかってあげられる
一時の気の迷いで
人は人を傷つけて
最悪命を奪うことだってあり得る世界の中で今日もなるべく
優しくいようと
笑っていたけれど
「嘘」という仮面で隠された本音という素顔を十分さらせないことで 日々積み重なる苛立ちが この僕の心に暗澹たる影を生み出し
誰かの理不尽な要求に自分のプライドもろとも傷つけられるそのさまは
土砂降りの雨の中
傘も差さずに何時間も立ち尽くしているような果てしない惨めさに満ちあふれているんだよ
今日も僕のご自慢の顔には偽りの花が咲いている
ああ美しさのかけらもない 偽りのスマイル
僕のもう一つの素顔。
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頭の上にはメラメラ燃え盛る太陽 せわしなく歩く僕らを青空の果てにどしんとその巨体を浮かべててらてら照らすエブリデイ
あっという間に日は暮れまして 太陽もさすがにお疲れのご様子で昼間ほどは元気がないよ
だいだい色に染まった夕暮れは切なくなるほど短くて
気を抜くといつ沈んだのかわからないうちに夜が窓の外を暗闇で覆うよ
今日も誰かの帰り道を照らす月明かりは優しく
独り言こぼしながら
スキップなんかしてしまう僕はきっといいことあったんだな
このシンプルイズザベストの顔にはとびきりの笑顔たたえて
うさぎのように夜道を跳ね回る
あげくのはてには
おーい月よ
世間話でもどうですか?なんてことを言い出すから おもしろい
誰かの優しい音色の口笛が途中立ち寄った公園でブランコに座ってる僕の耳に運ばれてなんだか僕まで優しい気持ちになっていた
真夜中の誰もいない公園にも届くんだ
優しい月明かり
ふんわりと万人を包み込むような
優しい優しい
月明かり
僕はただ、見上げるばかりだったよ
今日もちょっとあの角度からブランコに座って月を見上げたいなあ
夜桜舞う 宵の口
熱燗ひとつ
朝帰りのもと
自由気ままな男ひとりの暮らし
幸せなど見つけるのはたやすいものさ
悩むことなど何ひとつないよ
悲しくなったら
公園に行こう
真夜中、月を眺めに
今日も僕はブランコの上 真夜中月見上げてる
途方もないけど
名前すらない
とある悲しみに
涙を流しながら
真夜中の公園で。
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誰の許可もなく
なんの遠慮もなく
僕はずっと
僕のままで
苦手なことも
嫌いな人も
はるか昔から
変わらない
楽園とは名ばかりの
退屈という名前の箱庭の片隅で閑古鳥の鳴き声を聴いている
僕はひとりぼっち
名前のない想いを抱きしめて
名前のない人たちと群れをなして空を飛ぶ そんな夢の中で僕はいつだって主人公だった
現実を生きるには僕はあまりに役不足
潔さと大らかさと優しさとそれなりの知識があればというけど僕にはどれも
手の届かない代物だ
今日も僕は悲しみという王国の主。
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なんの準備もなく心構えさえなく
大海に放り出された
僕らの立場は最初からなかったんだ
ただ荒波にのまれないように目立たないよう低くかまえてもめ事はごめんとばかりに僕らたちは
プライドまでもを捨てて権力にこびへつらい
なすすべもないために愛想笑いアンドお世辞に伏す
荒れ狂う荒波にのまれようとのまれまいと
生きている
僕は生きている
不動なるその事実握りしめそれでも立ちはだかる権力と理不尽の壁
どうしたらいいですか?
教科書には書いてなかったよ
何時間も何時間もうけた先生の授業が教えてくれたことは社会じゃあまり役には立たない
要はどういかに相手に好かれるかが大事であってそこにはもとから逆らうという反骨精神は含まれておりません
なお社会での生き方については用法用量を守ってマニュアル通りに正しく生きて下さい
そんなの頭下げて頼まれたって願い下げだぜ!
僕らは何かに従うためだけに働いているわけじゃないはずだ
べつに無茶苦茶に誰かに逆らいたいわけじゃなくてただ僕ら一人一人の立場や思いもわかってもらいたいだけなんだ
僕から見た現代社会は冷めている
通り過ぎてゆく
数え切れないほどの人の群れの中
誰かが転んでも
誰も見向きもしないんだろう
僕も見覚えがあるだろう?加害者にだってなれるだろう?
吹きつける風は凍えるほどに冷たくて
気持ちまでも凍りついてしまいそうだ
油断したら マニュアル通りに動くロボットみたいな社会人になっちまいそうでこわいんだ
現代社会への反発が自分に返ってくる
叫べば叫ぶほど
のどはかれ
殴れば殴るほど
罪はかさばり
悩めば悩むほど
神経はすり減り
怒れば怒るほど
苛立ちが募り
今日も新聞の中
テレビの中
おもしろいように
その洗礼うけた
見本のような人たちが誰でもいいからってな理由で人の命を笑って奪ってみせるんだ
そんな中僕は口パクで刃向かう。
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悲しい出来事があった日には どんなに体裁繕って笑おうとしてもうまくは笑えないものさ
そんな日は
さっさと風呂に入り
寝てしまうのが妥当というものさ
溢れ出して止まらない僕の涙はこのままじゃホルマリン漬けのように僕を包んでしまう
この世界の何が 気に入らないとかじゃないけど 吹きつける風がやたら冷たくて
涙を流しても
たまに笑ってみても
なんだか慰められるわけでも言葉を交わしあうわけでもないからむなしくなるんだ
僕は強くないよ
ただ、この世界に
自分の人生に
むなしさを感じてしまってるだけなんだ
ただそれだけだ
でもそんなむなしさの中でもちゃんと涙を流し 笑ってる僕がいるんだ
とりあえず 今日は悲しかった日ってことで終いにしよう
涙にさよなら
テレビの電源
きるように
気持ちの切り替えも手早く迅速に明日へ魂ごとスクロール
一言だけ言わせて
この夜空に捧げよう 愛と憎しみをこめて おやすみ グッバイ
穢れなき言葉さ
賛美歌にも似た音色
一億万人のアイラブユーと一億万人のキルユー
僕らは紙一重も紙一重
いつだって悪魔になれる
それを忘れなければ今日もよほどのことがなければずっと天使のまま 大好きな人の隣でポップコーンつまみながら
それほどでもない
洋画劇場に時を忘れ見入ることが出来る
なんてさ
言ってみただけさ
名も知らぬあなたにも
幸せがあらんことを
精一杯皮肉こめて
さらっと願うよ
とりあえずおやすみ
とりあえず意識ネット、シャットダウン
零時オチでよろしくね。
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いつもと変わらない
1日の中で ふと気づくとため息ついてる
笑ってる時より泣いていることのほうが多いのは悲しいけど
愛想笑いならば泣いているほうが何倍もマシさ
今日だけでもたくさん笑ったり泣いたりしたよ嘘もついたよ
すれ違った名前も知らない人にも優しくしたいよ 心から
当たり前なことを
さも当たり前のように出来るのは素晴らしいけど 多分一番大切なのは何をおいても いつだって
誰かのことをまっすぐに思えたり
なんの迷いもなく手をさしのべられたりすること
そんな簡単なことなのにこれだけ人がいてもわからない人が多いのは悲しいことにはふくまれないかい?
勉強が出来たり
常識に忠実だったり
頭だけで優しさのかけらもない人ならば
僕は大げさなようだけどばかでもいいから がむしゃらに人を思えるようなそんな人になりたいんだ
うそつきや見栄っ張りばかりのこの街で僕は優しい人を知っている
僕に優しくしてくれたあなたの笑顔を守りたいから
僕はばかみたいに
いつだって君を思うよ ばかだって不器用だって頑張ることで少しでも明日がいい方向に向かってゆくならば僕は努力を惜しまないから
今日も心を丸くして
ばかなくらいに誰かを思うよ
明日も泣いて笑って
時には嘘もつくけど
光と影の交差するこの世界でいつだって変わらないものが傍にあるだけで僕はここで頑張れるから
誰よりもすぐ傍で
見つめていて
愛おしい人よ
今日も夜が来て
当たり前に眠るけど
それさえ夢みたいに
あなたがいると特別な時間になる
不思議だね
不思議だね
僕は覚めない夢の中
愛という魔法にかかって 死ぬまで幸せ。
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俯いている顔をそっとゆっくりあげてごらん
少しずつでいいから
落ち込んだそのしぼんだ風船みたいな心にもう一度空気を送り込んでみよう
笑ってる顔が一番誰でも素敵なはずだから 君も時間をかけて笑える
無理はしなくていい
笑えるまで
僕は何時間でも何年でも待っているよ
趣味はなんですか?
好きな食べ物はなんですか?
話題を探すよ
かみ合う何かを探すよ
君と向き合うことは自分自身と向き合うことと等しくまたはそれと同じ
君のことが心から大好きで
でもそれは言葉では説明しきれなくて
大げさにいったなら
この世界が神様に創世される前よりずっと前から僕は
言いたいことはたくさんあるけれど
多分今はこれだけ
伝えられればいいと思うんだよ
アイラブユー
愛してる
君だけを
言葉のかけら
君にあげるよ
時に悲しく
響くけど
何が災いして命を落とすかわからないのもこの世界の一面だけど
ふと目を閉じて
美しいものだけに
耳を傾けたら
きっと何気ないことが疑いもなく素晴らしいものだと気づけることもまたこの世界の一面だと思うから
どうかこの世界の全てを嫌いにならないで
雨上がりのあとに架かる虹のように
泣き止んだ君の顔にありありと浮かぶ笑顔が太陽のように 僕の心を優しい光で照らしたら
その時は明日の君も笑えるように
僕が君の心を照らすよ
気がすむまで 泣いてごらん
気持ちを晴らすには
時間と気持ちの整理が必要だ
僕はただ傍で
寄り添うように
待つだけ
明日の君が笑えるように祈るような思いで君をずっと見つめてる
しぼんだ君の心を膨らませるお手伝いをする毎日
何も気にしなくていい
君のペースで生きてごらん
そうすることがきっと 幸せへの近道だからさ
僕の前では無理はしないでほしい
僕と一緒の時は弱音を吐いてほしい
それは全て明日の君が笑えるようにする為の今日の僕の役目。
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ほんの一瞬で僕はあなたを死ぬまで 愛したい そう思ったんだ
手先も不器用で 話をしてもろくに会話もつなげない僕だけど
君だけは 君だけは
そんなの気にしないように僕を抱きしめてくれた
その一瞬は永遠よりも長く思えた
ほんの一瞬で僕はあなたを好きになって
ほんの一瞬で君は僕の心を盗んだね
それほど長くもないけど
それほど短くもない人間の一生 誰と過ごすかは自由だから
僕は残りの時間を
大好きなあなたと一緒に過ごしたい
そう思った
ほんの一瞬で 見るも鮮やかに僕の中に生まれたんだ
ほんの一瞬で僕はあなたと死ぬまで 笑いあいたい そう思った
ほんの一瞬で ほんの一瞬で 僕はあなたを死ぬまで愛したい
そう思ったんだ
素直じゃない僕も
強がりなあなたも
似たような人同士
さびしさにたえられなくなったらどちらからともなく 手を差し出している
ほんの一瞬で僕らは既に永遠を約束しあえる仲になって
ほんの一瞬でただ目を見つめただけで 互いの全てわかってしまうほどに 僕らは今固い絆で結ばれてる
その一瞬が僕らに永遠に変わらない不変の愛という 魔法にかけて 今日も僕らは愛しあう
一瞬一瞬に命を懸けるようにどんな些細な出来事も 一瞬だということを知っているから 僕らはほんの一瞬でさえ無駄にはできないのさ
でもあなたと過ごす毎日はどんな日だろうとそれは意味のある時間に変わる
ほんの一瞬で僕の全てが輝く時間へと変わる それはまるで遠い昔から運命づけられていたかのように
偶然とは思えない
喜びが ときめきが
僕を包むよ
ほんの一瞬で
今日も何かが
さり気なく
始まり
ほんの一瞬で
今日も何かが
さり気なく
終わる
その繰り返しの中
いつか僕らは当たり前のように消えてゆくこと知っているから切なさは拭えない
拭えない
それでもいつも素敵な何かがあるから
僕は生きているんだ。
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悲しいことがあるからさ 僕らは嬉しいときには精一杯笑うんだ
大好きな歌を歌いながら 貴重な1日を過ごすのもいいね
たまには強がらずに泣いてさ
気持ちを晴らして
それでも気持ち晴れないときは それも人生なのかなってさ
とりあえず
雨の中 わざと濡れてさ 悲しい歌を歌おう
そっとあなたが差し出してくれた赤いアンブレラ 僕は今でも忘れてないよ
ずぶ濡れの僕のことを何も言わずに抱きしめてくれたあなたの優しさを素直に受け止められるから
春の桜の花びら 混じるあたたかい風に吹かれて
踏み出す一歩には迷いはないけど
悩みや不安なら腐るほどあるんだ
僕には後先のこと考えられるほど余裕はないから
今目の前のごちそうに目がくらんでしまうから いつも失敗するよ
転んでできたいくつもの傷跡を誰かに笑われようものなら
ためらいなく牙を剥いたよ
あなたが差し出してくれた赤いアンブレラ
僕の心の中に降る
雨をあたたかな光が照らして
優しいぬくもりに満ちた雨に変わった変わった
ほらね俯いていた花びらも青空見上げるように花開く
僕も俯いていないで青空に向かって歩き出すよ
太陽みたいに
笑って
笑って
午後には降り止んだ雨に僕は傘を閉じて
見えずにいた春の美しさの中 笑うんだ
あなたとふたりで。