詩人:どるとる | [投票][編集] |
優しい言葉 厳しい言葉 聞いただけで泣けてしまうような悲哀に満ちた言葉 ただの挨拶もイントネーションで受ける印象が変わってくる
あなたの言葉ひとつで誰かが今日も傷ついて あなたの言葉ひとつで誰かが今日も救われる日々
言葉は便利な道具のように武器にも盾にもなる
時には自分を守り
時には他人を責めて
いろんな使い方がある
ただお話したり
情報を聞いたり流したりするだけが言葉じゃなくて 同じ言葉でもその人の持つ声やトーンや速さで聞く人に与える印象が変わるよ
あなたは今日どんな言葉で傷ついて
どんな言葉に救われましたか?
腐るほどあふれてる
言葉の中に愛を宿して 誰に対しても 優しい言葉で語り合えれば世界に今すぐにでも平和が訪れる
あなたの言葉に僕は傷つき あなたの言葉で僕は救われました
あなたは僕を嫌いですか? あなたは僕が好きなのかい?
あなたの本当の気持ちは あなたのその言葉の中には どれくらい含まれてる? もしや嘘じゃないでしょう? あなたの言葉をどれほど 信じて どれほど疑えばいい?
うそつきや ふざけた人間ばかりのこの世界じゃ言葉だけじゃ
他人を信じられなくて 人を愛すことや
人を信じることも安易にできないよ
言葉は使う人の手でいつの間にかその確かさが うやむやになってしまった
言葉は心の中の本当の気持ちをそのまま伝えれば 嘘などつかわなくても構わないのに 嘘をつかなければ都合の悪いことがあったりするからね
都合の悪いその現状から逃げるには言葉を汚すしかないのかな
でも言葉は嘘で汚してしまえば いつの間にか嘘をついてもなんの罪悪感も感じれなくなるんだよ
だから今日も言葉に気づかされるよ
自分の過ちと
自分の愚かさを
言葉は僕の悪意を映す鏡にもなる
他人にさんざん嘘や言い訳ばらまいてきたのにふと優しくされたとき 胸が無性に痛むんだ
言葉には悪気はない。
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モザイクがかかったような
何も見えない未来に
無謀な期待しても
結局裏切られるのが
オチと現実的な夢しか見なかったさびしい少年時代よ 今思えばバカだったと思うよ
あの頃 よく土手で
日が暮れるまで
遊びまくった
みんなは
元気だろうか
いつの間にか
大人になって
つまらない
毎日に
ため息ばかり
こぼしている僕だけど
追いかけて
追いかけて
追いかけても
追いつけなくて
追いつけなくて
でも追いつきたくて
あの頃見たような
身も心も真っ赤に染める 夕暮れの赤い色
まだ 僕は 夕日を追いかけてる
古いアルバムの中に
閉じこめられた思い出よ できるならもう一度よみがえれ
平成の世に溢れかえってる
便利な道具に僕も助けられている
あの頃から考えればハイテクな未来に生きてるけどどこか大事な何かが 薄らいでる気がするんだ
押入の中から
出てきたグローブと
プラスチックのおもちゃのバットと
懐かしい ゼンマイ式のロボット
あの頃、おねだりしてやっと買ってもらったのに今考えればくだらないゴミも同じだね
そんなふうに思うくらい僕は腐った大人になっちまった
社会の汚い空気にさらされて 心もすさんだ
見に行こう
見に行こう
見に行くんだ
飛び出していく
飛び出していく
今飛び出していくんだ
あの頃見たような夕日をもう一度見ればきっと心洗われるような気がして 区内で一番高いビルにのぼって 屋上から 沈む夕日を眺めたよ
でも不思議だね
涙あふれるくらい
綺麗なのに あの頃見たような夕日じゃないんだ
大事なものは きっといくらお金を出しても もう戻らない
あの頃の僕にとって大事なものはおもちゃのロボットでも野球のグローブでもプラスチックのバットでもなかったんだ
きっと その時代に生きている 僕の中で燃えていた 今をただ一生懸命遊ぶという自由な気持ちだったんだ
って僕は泣いた。
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毎日ごくろうさま
僕自身にも言いたいその言葉
こんなに毎日頑張ってるのに ほめられもしないけど一生懸命働く僕もずいぶん真面目なもんだ
食い扶持を今日も稼ぐ
油まみれで
ごくろうさま
泥だらけで
ごくろうさま
外の勤務
中の勤務
パソコン相手
人間相手
機械相手
女の人でも
男の人でも
ごくろうさま
悩みがあっても
必死でこらえて
ひたすら
頑張るその姿
きっと
どこかで
見てる人は見てる
だから
無駄だとか無意味なんて思わないで
その涙も
その笑顔も
その努力も
その傷跡も
その汗も
その悔しさも
その切なさも
その悲しみも
全て生きてるという証
痛みを感じるならば
間違いなく あなたは生きているよ
ぶっ飛んだ金持ちや難題を解き明かす学者だとか目指してるわけじゃないなら
普通の生活に満足しろとは言わないけど
平和な毎日ほど素晴らしいものはないと肝に命じなさい
今を生きる全ての頑張る人へ贈るメッセージ
伝えたい 届けたい
引退してゆく歳をめした人から若者へと
また引き継がれてゆく世の中 それはバトンを渡すような繰り返しなのさ
僕らもいつか渡されたこのバトンを次の世代に手渡す時がくるんだ それは順番なのさ 今は渡されたこのバトンを落とさぬように 次の世代まで持って行こう
今を生きる全ての頑張る人へ贈るメッセージ
あなたの頑張りが
小さくても 確かに
世の中を動かすひとつの歯車になってること 忘れないで
あなたの汗と涙の毎日が どこかで今日も誰かの役に立っていたり 誰かの為になっていること 誇りにして 満足するのはほどほどに でもプライド持って 毎日生きてね
今を生きる全ての人よ
誰でも生きてるかぎり
ひとり残らず頑張ってる人だよ
そのことを誇りに
歩いて行こう
上手になんて生きようとしなくてもいいから あなたの思うまま 生きるのがいい人生を築くのさ。
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僕が思う幸せな世界には争い事はなく
毎日が平和な世界
無言の暴力が毎日繰り返される世界では
死体の山が できて
腐臭を放つ 悲しい世界
戦争もなくて
誰もが仲良しでいれば人との争いなどなくなるのかな?
違う欲望があるかぎり この世界からは争い事はなくならない
今日も神様は僕らを試しているかのようになんの手助けもしないよ
その証拠に弱い者が泣きを見てる
そして強くてずるがしこい人間たちが得をして 笑ってる
ゴミの惑星
美徳を語り
偽りを吐き出し
偽善を纏った
人たちが
弱者を蹴飛ばす
そんな世界で
戦争はつづいてる
アホ面で幸せに酔ってる僕らの目の届かない場所でまた今日も一輪 けなげな花が散って 血と涙が流れます
腐ってるのは僕らなのに 僕らのせいで本来美しいこの地球が汚れている
どんな言い訳も
通用しないさ
きれいごとも通用しないさ
吸い殻も空き缶も
マナーの悪さも戦争の引き金に成りかねない
心のない人間など
ただの肉の塊
魂の入れ物に過ぎない
人ひとりの過ちひとつが戦争を起こすことだってあるんだ
性懲りもなく
立て続けに起きる
くだらない理由で
人を殺め傷つける人の起こす事件
悲しいニュースも
見飽きたよ
それが普通になっていることが怖い世界
朝から そんなニュースを見る気にはならない
だけれど今日も海をこえた向こうの国じゃ 戦争が日常的に起きている
僕らには遠い夢の話
幸せボケした頭じゃ
吸い殻を道に捨ててもマナーなど破っても 痛みすら感じない
戦争はもう起きてるよ
世界の終わりはもうすぐかもしれない
僕ら人間の心がまず先に だめになる
僕の中にもそんな汚れた心がある
それでも今日も優しい誰かが 肩代わりするように誰かが捨てた吸い殻を拾い集めるよ
「空き缶はゴミ箱へ、優先席付近でのマナー」
守ることが僕らが人間として名乗れる資格。
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当たり前なことができる 真面目な人は
希少動物に なってしまった
だめな人たちが 街に溢れかえり 今日もマナーを守れない人たちは我が物顔で道の真ん中歩く
裸の王様さ
どれだけ着飾っても
羞恥心をぶら下げて
バカ丸出しでえらそうにルールを破る
空き缶はゴミ箱へ
吸い殻は灰皿へ
優先席付近では携帯電話はマナーモードにして下さい
そんなことすら平気で破るような 他人のことも考えられない人は人を名乗る資格もないさ
恥ずかしいと思わないことがまず有り得ないことだよ
恥ずべき醜態を平気な顔でさらす者共にもわかるルールのあり方はなんだろう?
正しいんだってだけじゃわからない
今日も曖昧なルールの中 ただ正義だ悪だと ルールを守る人とルールを破る人が対立してる世界の中
良い悪いの言い合いの中
みんなが納得するルールがあればいいのにね
それが一番難しい
僕はどっち派につこうか? ただ戸惑うよ。
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さよなら 幻の日々よ
花びら散るように
訪れた夏の季節
蝉しぐれ長い坂道
汗流して
緑の中
あなたは笑う
見上げてみれば
ほら一面の星空
夏祭り 浴衣着て
あなたが手招きするよ
特別なことは多分何もなかったように記憶してるけど
かけがえのない夏だったよ
スイカの種飛ばし
縁側で競った
とれたての野菜に
かぶりついた
海にも行った夏休み
焼けた裸がひりひりするけどそんなこと気にしないで毎日
虫取りに 秘密基地ごっこ
日が暮れるまで
友達と街のはずれまで自転車で冒険したよ
そして夜が来て
みんなで行ったキャンプで見た星空は今も胸の中に広がってるんだよ
綺麗だったな
あの夏の思い出ひとつひとつ 思い出せばどれもこれも素敵な思い出だったよ
僕ら遊ぶのにも必死になって 夏を体中で楽しんでいたね
かけがえのない夏
今は遠い蝉しぐれ
だんだん遠ざかって
また もう少しで
あの懐かしい夏の音色が聞こえてくる
風鈴がチリンと鳴る
からんと麦茶の氷が溶ける
畑で咲くひまわりと
毎日のように食べていたアイスクリーム
畳の部屋に寝転んで
いつの間にか夢の中
目覚めたら 大人になってたような気がする
今はもう 遠い遠い日の夏
かけがえのない夏。
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かっこつけさせてよ
たまには僕にも
特別なことなど
何もできないけれど
大好きな人の傍で
いつまでもいつまでもいつまでも
バカな僕でいさせて
街には毎日 悲しいニュースが飛び交ってる
テレビを点ければきりもなく事件が起きてる 事件の起きない日などない
遠い国のことは僕にはわからないけど
せめて僕が生きる
身の回りのことくらいは わかるから
不器用だって
バカみたいだって
さんざんバカにされても あなただけはわかってくれるから
ビードロのように
壊れやすい僕のこのロンリーハート
あなたのその両手で優しく 包み込んで
あなただけが僕の全て
これからもいつまでも
永遠を描くように
僕はあなたと死ぬまで ずっと一緒にいたい
そんなふうに思うんだよ
汚れのない白い
百合のようなあなたの心の前じゃ どんな嘘でさえも 通用しない
だから僕はいつだって
ひとりぼっちで風に吹かれていたい
かっこつけたい時もあるんだよ
かっこよくなんてないのは僕が一番わかってるけど
あなたの前じゃ見栄っ張りになっちまうんだ 不思議だね
強がりも 安いプライドも 全部 さらけ出して あなたがそう言うのなら
あなたはこの世界で僕がはじめて出会った女の人
優しくて かわいくてあたたかくて
あなたに出会えてよかった これからもどうかよろしくね
わがままな僕だけど
ラララ… あなたを死ぬまで愛してみせるから
それだけは信じてよ
あなたの前じゃ
嘘はつけない
どんな嘘も
あなたの白さに
すぐにバレて
あとはみっともねえ涙になるだけ
そしてその涙はやがて あなたが笑顔に変えてくれるだけ
白百合咲く部屋の中
幸せはどこにある?
ここにあるよ
旅人よ帰っておいで
もう愛を見つけた
ここにあるよ。
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飲めないお酒なのに
あなたは無理に付き合って
こんなの平気だわって強がって笑うんだ
あなたはまるで
愛そのもの
優しさの塊
背中向けて 口もきかなくなるほど喧嘩した日は どっちからでもなく同時に謝ることがほとんど
ごめんの声がハミングした時 笑い声が起こる
豊かなハーモニー
僕は死ぬまで独りきりでさびしく生きて行こうと思っていたのにね あなたを愛してしまったから
独りがさびしくて仕方なくなったのさ
だからずっとこのさびしさを埋めておくれよ 僕の傍で このバカの傍でずっとその笑顔を見せてよ
ふたりで不安の風に吹かれながら 凍えてしまいそうな冬も暑い夏でも 悲しさも喜びも2等分して
生きて行こう
歩いて行こう
幸せというイメージを 手のひらに思い浮かべて
ぐっと一気
ぐっと一気
のみこんで
のみ干して
2等分ラプソディ。
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愛し合って
慰め合って
譲り合って
生きて行こう
歩いて行こう
青い地球の片隅
日本という国に生まれた命がちっぽけなこの街ではぐくまれて
やがて小、中、高と学校を卒業してさ
こんなふうに会社に入って 働いて
そして誰かを愛して
たまにキスして
ひとり暮らしにも慣れたころ
僕らはこの四畳半のアパートの一室にて
幸せ築くんだって
小さな部屋の中
思い思いに浮かべた
無限のイメージ
宇宙のような
どこまでも
終わりのない
想像図輝いて煌めいて
夢は語り出せば
きりもなく
どこまでも広がってゆくんだ
四畳半ラプソディ
今日も愛されて
そして愛して
四畳半ラプソディ
何度喧嘩しても
何度だって仲直りして
笑ったり 泣いたり
毎日をそれなりに楽しく 生きてるよ
地球の皆さん聞こえるかい?
ハロー 今日も幸せですか?
ハロー 今日もお元気ですか?
何があったかは知りませんが そろそろ泣きやんだなら 笑ってみませんか?どこか出かけませんか?
愚痴言ったっていい
文句垂れたっていい
卑屈も悪口も陰口も言ってもいい
あなたが泣いてると僕まで悲しくなる
だからさ だからさ
笑ってごらん
あなたが笑えないなら笑わせてあげるよ
ほら こんなのどうだい? バカみたいだろう? いつでもあなたのために必死だよ
でもなんにもお返しなんていらないよ
あなたが傍にいてくれる それだけで十分だ
僕らはこの四畳半のアパートの一室にて
幸せ築くんだって
小さな部屋の中
思い思いに浮かべた
無限のイメージ
宇宙のような
どこまでも
終わりのない
想像図輝いて煌めいて
夢は語り出せば
きりもなく
どこまでも広がってゆくんだ
四畳半ラプソディ
今日も愛されて
そして愛して
四畳半ラプソディ
何度喧嘩しても
何度だって仲直りして
笑ったり 泣いたり
毎日をそれなりに楽しく 生きてるよ
君も。
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降り続く雨を眺めてる よく降る雨だと愚痴を言う
悲しみを受け流す傘があればいいと思う
まともに悲しみを
背負った僕らの頬にも降り注ぐ涙という雨
ふらふらり
やみそうな気配もないまま このぶんじゃ明日も雨になるだろう
憂うつな気分になるよ
明るい話は似合わない
沈んだ眼差しを落とす部屋の中
なみだ雨に濡れたら
言葉は役に立たない
お日さまが顔を出すまで じっと待っているしかない
なみだ雨に降られたら どこへ逃げても雨宿りできる場所などないから 悪あがきしないでそのまま濡れましょう 上から下まで
心がふるえて
泣きそうな時は
我慢しないで
お泣きなさい
悲しみを受け流す傘などこの世界にはありはしないから
泣きたいときは素直になって 強がらずに悲しいその気持ちに逆らわずに泣きなさい
それが一番いいのだ
それが一番いいのだ
なみだ雨が降り止むまで 心に降る悲しみが降り止むまで
僕は悲しみの中
なみだという雨に降られているよ
誰もがみんな今日もどんな場所でも
悲しみという雨を避けられず なみだという雨に降られている
きっとそう思う
僕には何もできないから せめて 泣き止むまで 気がすむまでお泣きなさい
僕にも君にもそうすることしかできない
なみだ雨に降られたら
雨上がりお天道様照る心の中に
吊り下げられた
てるてる坊主
君のことだよ
また笑えるね
また遊ぼうね
なみだ雨がやんだら。