詩人:どるとる | [投票][編集] |
本当の幸せが見えないのは つまらない欲望に目がくらんでるからだ
ここに僕がいて
そこに君がいて
ただそれだけで
きっと僕らは
幸せなのに…
通り雨がふらり
僕の心を濡らした
通り雨が通り過ぎるころにはあなたはいなかった
サヨナラさえ言えないまま閉幕をむかえた恋だ
これじゃまるで僕ひとりの茶番劇
誰もいなくなった舞台で観客もいない客席に投げたスマイルがむなしい
それでも僕は僕を演じ続ける。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
何をしてもうまくいかないんだ
失敗ばかりの出来損ないの日々
いつもやっちまったと舌打ちをしては
気づかれなきゃいいと逃げ道を走る
満たされている人をうらみ
抱きしめている不安の塊
腐りきっていたのは世の中じゃなく僕だった
僕を照らす月明かり
なんてつめたいんだろう
夜の片隅 音もなく
落ちる涙のしずく
何かが足りない
ピースの欠けた
ジグソーパズルのように歯ぬけの思い
それはなんだろう
名前のない不安にかられて 声さえ出ない
僕を苦しめるのは一体なんだろう
なんだろう
なんだろう
もう生きることさえ
重荷でしかないよ
それでも どうしてってくらい僕は生きようとする
いつもいつも
気づけば生きてる
幸せでもなく
不幸せでもないけど
笑っている
そして
泣いている
ほらね
様々に色を変えながら 目を回すカメレオンのようにせわしなく生きる都会のカメレオン
カメレオンのように上手に獲物を捕まえられないけど
僕だって
たまにはいいこともするよ
だからプラスマイナスゼロってことでゆるしてちょ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
君を思うと胸の中が熱くなって 熱くなってしまうよ
それはきっと 愛なんて大げさなものじゃなくてさ ただの初恋の夢
君は僕を だめな人なんて 言わずに まるであたりまえのように愛してくれる
僕の手をぎゅっと握ってくれる
今僕は、
心から満たされている
君に抱きしめられている
そして僕は君というブラックホールにのみこまれて
もう二度と出てこれなくなる
気恥ずかしさを隠すように表に出してはっきり愛とは言わない僕だけど
多分これが愛だね
多分これが愛なんだね
遠回りしてきた
人生だけど
そのおかげで
君に出会えた
神様の思し召し
ありがとう
僕は今愛を抱きしめている
愛という名のあなたを抱きしめている
今なら素直に言えるよ
熱いこの思いは愛だね。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
頑張ってないようで
実は頑張ってる
苦労なんかしていないようで結構苦労してる
他人の頑張りなんて
他人には得てして
街の騒音と何ら変わらないらしいね
だから僕らのきれいな汚れのない言い訳もただの世迷い言ととられてしまう
もしも人生に間違えずに 生きられるような模範的な正しい生き方があるなら今すぐ教えてくれ
答えのない諮詢
今日と明日を
行ったり来たり
もう何往復したかな
憶えてないや
抱きしめている
誰かを思う
強い思いを
そして
抱きしめられている
それと同じくらいの
強い思いで
気づかずに
愛されている
僕がそこら中に腐るほどいる
独りが好きなように見えているらしい
だけど独りはやっぱりさびしいものです
孤独に好きでなる奴なんてどこを探してもているわけもないことくらいわかっていると思っていた
この世界には 神様も仏様もいないから
どんなに追いつめられてもすがれるのは結構自分自身しかいない 人は生まれながらに孤独なんだね
頑張っている
苦労している
今日もやまない
雨にうたれながら
声にならない
思いを抱きしめているんだ
愛されている
誰かに思われている
きっと僕なんかの
想像も及ばないくらいに
あなたが好きで
あなたが好きで
時々声を詰まらせては 言葉にならない言い訳に口笛を吹いておどけてるけど
抱きしめている
愛し愛されて
確かな思いを
そして
抱きしめられている
傷つけあう時でも
喧嘩の熱が冷めれば
嘘みたく身勝手なまでに笑いあっている僕らがいる
抱きしめられたり
抱きしめてみたり
僕らは
上でも下でもなく
同じ位置に立って
同じ目線に立って
話をするよ
疲れ果てるくらい
ばかみたく戯れるよ
今日も明日も僕らは世の中の流れに逆らうように のんびりとゆっくりと生きているよ
なんでもないことだけど生きるって意外に難しい。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
ひとりの人を守るために どれだけの犠牲がいるだろう
ひとつのものを手に入れるために どれだけの命が毎日のように 消えていくのだろう
世界中でたったひとりしかいない人が
まるでゴミか廃品のように
理不尽に殺されて
新聞やニュースにも載せきれない事件の数の多さに今更驚かない自分もなんだかちょっとこわいね
どうでもいいことだけれど きっと普通が一番何より幸せだと思うんだ
楽しいことに笑って
悲しいことに泣いて
多少苦労することがあって 口うるさい人が側にいて
ああそんなふうに生きている全ての人の明日に希望にも似た光が差し込むように
願うんだよ
涙は悲しいときに流すもの だけど嬉しいときにも流れるのさ
笑顔じゃ喜びを表しきれないから 泣いちまうくらいのこの喜びを涙が示してる
明日もしも誰かの昨日の笑顔が消えてしまっても その人を忘れないでいると決めたその人の大事な人がいるならその人はまだ死んじゃいない
その人の中で生きているよ
とりあえず今日にグットバイ
そして訪れる明日にはじめまして
きりもなく今日も思うだろう
どうして僕らはつまらないことで傷つけあい 人まで殺める人がいるんだろう
悲しみを作り出す人の手は冷たい
でもその手で人は幸せを描くこともできるんだ
今日も人は人を
傷つける事もある
でも違う場所で
人が人を救う事もある
愛や優しさがその代表例だね
×月×日天候は晴れ
涙参観日 決行します
風向き良し 気分良し
ご近所の飼い猫ヨシヨシ さあはじめよう
人と人とでつなげてゆく命を燃やすような長距離リレー
スタートの合図はあなたの傍にいる
大事な人の涙の一滴が地面に落下した時。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
あなたは1日に何回笑いましたか?
泣いていた人も
笑っていた人も
みんな日が暮れたら
家に帰ってゆくね
その帰り道を照らす
月明かりはあなたの瞳には優しく映るかな
冷たく映るかな
悲しいことがあって
泣かずにはいられないとき 人は涙を得てして隠そうとするけど
泣きたいときは泣いてしまえ
笑いたいときは笑ってしまえ
本当はそんなふうに生きたいけど
泣きたくても泣けないのが常
笑いたくても笑えないのが常
現実はクールエンドドライ
できることなら素直な気持ちをさらけ出して 生きたいけど
大人だからと 涙までも 押さえつけられて 泣きたくても泣けないんだ
だから 泣けない僕のかわりにあなたは泣いてくれる
そして 笑えない僕のぶんまであなたは笑ってくれる
そんな人があなたの側にはいますか?
時には一緒に笑い
時には一緒に泣いて
同じ気持ちを分かち合う 幸せ
あなたの優しさに
今日も僕は
大事な何かを
知ったよ
自分の事のように
喜んだり悲しんだりしてくれる人よ
死ぬまで愛してる
よくいえばラブソング
わるくいえばきれいごと
だけど 抱きしめよう
『きっと生きていればこそいい事がある
二人ならばなんだって乗り越えられる』
君のために唄をつくりました
ほらね愛が溢れんばかりに 心の中満ちてゆく。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
その場その場で状況に応じて色を変えて
愛想やお世辞を振りまく大人になんて
なりたくもないよ
見てるだけで吐き気がするよ
社会にいながら僕はいまだ自由を叫ぶ
迷って悩んで
泣いて笑って
あがいてもがいて
媚びを売って
風に吹かれて
答えを探すように
宛もない旅人を
気取って
円陣組んで
何事か叫んで
行くぞって決めたら
後先も考えずに
突っ走る誰かの
背中をまた見送って
また泣いて笑う
うねる不安の渦
くるくると回り続ける
マテンロウのような
どこまでも 続く迷路
出口は見えない
そんな暗闇の中で
僕は自由を叫ぶ
ギター一本で夜を飾り
朝を彩る
そんな唄をもしもあの日 知っていたならもう少し優しくなれた気がする。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
何か悲しいことがあって笑えずにいるなら
無理に笑うより
気持ちに素直になって泣いてしまおう
大人は悲しいとき
涙を我慢してしまうけどそれは身体にもよくない
だから 泣けるときは泣いてしまおう
そして涙の雨に降られて やむまで泣こう
泣きたいときは我慢せずに泣きたい
そして 悲しい気持ちを全部流してしまいたい
それさえ許されない世界じゃ優しさを忘れてしまう
涙を流して人は優しさを知るのに
涙も流せない世の中で無理に笑えと言われても無理なのに
今日も泣きたいのに笑ってる僕がいる
涙のちまた涙
僕は揺れて
揺さぶられて
心の水面に
涙のしずくが落ちる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
振り返ってもただおぼろげな記憶の中で僕はきっと笑っていた気がするよ
それはまるでビードロのような
はかない思い出たちが
星のように
きらめいてる
地図の片隅にある
聞いたこともないような知らない国のように 素知らぬ顔で忘れてる
季節はとうにいくつも過ぎ去って
時が過ぎ行けば幼子は 自分ひとりで歩けるようになり
かわいかった女の子も 花嫁になり妊婦にもなる
宇宙のようなどこか神秘的な僕の頭の中で造り上げられた
勝手な記憶の塔は崩れ去って
朽ちてゆく
ピアノを奏でるピアニストように
流れるように鍵盤の上を踊る指先のように
どうにか あんなふうに自由に生きれないものでしょうか
タキシードは似合わなくても喪服は似合いそうなお年を召した人もまだ若い人も
それぞれのメロディを奏でるように生きてるから正解なんかさがしてもあるわけもないけど ただひとつ正解があるとするなら 生きるということを前提とした毎日を生きる事
それだけでいいということ
ピアノの弾けないピアニストが奏でられる最後の序曲。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
人は日々生産と消費を絶えず繰り返しながら
無駄なゴミを増やして 無駄なエネルギーを使う
地球はずっと昔から叫び声を上げてるのに僕らはその声に耳を傾けることもなく
いつも いつも
暑けりゃ
バカみたいにエアコンの温度を下げて
寒けりゃ
バカみたいにエアコンの温度を上げて
我慢することもなく
あっちでこっちで
電気を無駄遣いする
僕もその一人だ
痛い目を見なきゃ気づかないのが人だから今年の地震で大凡の人の目が覚めたろう
いつか起こりうる未曽有の災害に備えて 避難用具を買い揃えたよ
避難場所の確認もしたから いつ地震が起きても大丈夫
僕だけは逃げられる
他人を押しのけて
自分だけが助かりたい
きっと窮地に追い込まれたらそんな身勝手な考えがよぎることだろう
でも僕らは手をつなぎあってはじめてその力を発揮する人間なのです
だから助け合って
地震や津波がもたらした悲しみや恐怖を無駄にせぬよう
明日からの日々を生きていこう
地震が教えてくれたことは意外と多いんです
人の命はもうかえらないけど きっと今回の災害の火の手は未来には届かない
だって僕らは大切なことを知ったから
僕らの耐震度はもう揺るがない 揺るがない
だけど人々の心の中には永遠に消えない傷が残った
あの日のことは忘れちゃいけない
でも 前に歩き出さなければならない
散らかった街を
立て直して
亡くなられた
人々を手厚く供養して僕らは生きてゆく
あの日のことがただの昔話にならないように あの日の涙をあの日の悲しみを 胸に刻み込んで 振り返らずに 歩くことが残された僕らにできるささやかな復興支援
ほら空は青く
雲は白く
真夏の陽射しが
照りつける
季節は夏
あの日のことはあの日のことで悲しかったけど 悲しみを乗り越えて踏み出す一歩はあの日の悲しみを少しだけ 遠ざけてくれた あの日のこと。