詩人:どるとる | [投票][編集] |
大人はどうして
涙を見せちゃだめなの?
大人だって泣きたい時くらいあるさ
子供のように思いきり
涙を見せちゃいけないなんて決まりなんてないから
遠慮をせずに
泣きたいときは
泣くべきだと思う
涙もろくに見せられない 人間なんて 人間じゃないさ
強がるのもいいけど
泣きたいときは
泣いたほうがいいに決まってら
涙を とめないで
涙流れない世界には
ぬくもりや優しさなんかあるはずもねえんだ
泣いてる姿のどこがカッコ悪いっていうんだ
僕は悲しいのに笑ってる大人のほうが恥ずかしいよ
だから涙をとめないで
素直に泣きたいね
素直に泣けたらね
どんなにいいだろうね。
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この世界でいちばん愛してる人に特別なことは何もできないけど
ほんのささやかな愛と優しさを贈るよ
生きていることが少しでも楽しくなるような人生を二人で築いていけたなら素晴らしいね
そよ風のように
あなたの心の中に
吹いていたいのさ
冷たい北風に
吹かれながら
寄り添う冬も
うだるような
暑さにひーひーいう夏も気づけば隣にいつもあなたがいる
当たり前のような
そうじゃないような
特別なような
ありふれているような
そんなどっちつかずの思いで僕は今日もあなたを見つめてる
瞳をとじても 消えることのないあなたの優しい笑顔とあたたかなぬくもり
感じながら
抱きしめながら
受け止めながら
毎日を生きてる
ありがとう
ありがとうね
かっこいいことは
言えないけど
あなたがくれた
時間の尊さを
かみしめながら
あじわいながら
今、瞳をとじて
あるはずもない
遠い日のあなたの笑顔を見つめてる
いつかそんな日がやってきても変わらない思いで見つめてる
そして瞳をひらけば
そこにはいつものあなたの笑顔
いつものあなたの笑顔。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
ある日 僕は図書館に行ったのさ
そして分厚い事典で『生きる』の意味を引いてみた
そしたらそこには
『人間が日常生活を送る。または営みを繰り返すこと』って書かれていた
でも僕は生きるってそれだけじゃ無いって思ったんだ
事典には書いてない
僕の生き方
きっと間違いだらけだけど
山あり谷あり
悪路多し
坂道多し
でもそのほうが楽しい
事典で生きるを引いてみたけど
なんの参考にもならなかったね
僕の生き方は事典には書いてないから。
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今日も朝早くから
出かけてゆく背広姿のヒーロー
一家の大黒柱またの名をサラリーマン
安月給の会社で
一生懸命
身の丈に合った
仕事ぶりで
毎日毎日
それなりに頑張ってるよ
外回り 目が回り
必死に吊革につかまり
群れなす若者のあいだをくぐり抜けて
たどり着いた夜明け
矛盾だらけの理不尽な社会に右ストレートアッパーさ
言いたいことも言えずに不満ばかりがたまるから苛立ち抑えきれないまま
ニュースの一面をかざる まぬけなおまえの顔
パパはスーパーマン
背広姿で今日も社会の悪と闘いに行くのさ
ネクタイを締めて
カバンを背負って
革靴履いたら
見送る母と子に
手を振る朝
残業つづきでなかなか早く家には帰れないけど 僕を思う人の顔を思い浮かべて
今日も頑張ってる
ミスもするけれど
パパはスーパーマンさ
人の涙を知っている
人の幸せを知っている
心にエスマーク
明日からさあ頑張ろう
空も飛ぶような勢いで
まっすぐに明日を
めざしていこう
そのカバンの中にはたくさんの夢がある。
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あなたは涙を知ってるかい?
人のために流す涙を知ってるかい?
涙を流すことさえ
なんだか恥ずかしい事のように
思われてしまう世の中だけれど
涙を流せるかい?
迷わずためらわず
泣きたいとき
あなたなら涙を流せるかい?
悲しいから泣くんじゃないか
泣きたいから泣くんじゃないか
でも泣きたいとはいいながら なるべくならば泣きたくないよ
でも悲しいときには
泣きたくなるよ
不思議だね
涙を流すなと 教えられた覚えはない
だから僕は悲しいとき涙を 流すのを ためらわない 迷いたくない
あなたは涙を知ってるかい?
自分のために流す涙を知ってるかい?
血も涙もない人なんているはずもないから
涙を流してごらんよ
恥ずかしい事じゃないから
悲しいときに泣くのが間違いだというならば 悲しいときに笑ってる僕ら大人はとんだうそつきさ
愛想笑いや
作り笑いなんて
感情をごまかすうそだ
だから僕は泣きたいくらいだけれど
そういう僕も笑ってる
なぜかは知らないけど笑ってる
バカみたいだなと思うのに 悲しければ悲しいほどごまかせるのが心だから
悲しみを見つめながらも 笑ってる僕が出来ました 大変けっこうなお手前で
僕の愛想笑いは満点
だけれど笑ってる僕はとてもとても悲しいね
涙を知ってるのに
涙を流せるのに
涙を流さない僕らは
涙を知ってるかい?
本当に知ってるかい?
今日もこの世界でうそつきながら笑ってる僕ら大人の笑顔の裏にある本当の涙
笑顔で泣いてる
笑えば笑うほど
悲しい世の中。
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悲しい出来事に
降られて
心までずぶ濡れの
デイバイデイ
閉じた瞳の中
暗闇に見えたのは
どこまでも冷たい
摩天楼の街
そして君という光
君の優しさに雨宿りさせてくれないか?
君のぬくもりに寄り添わさせてくれないか?
僕はもう独りじゃ笑うことさえ難しい
君の優しさでこの涙乾かさせてよ
君のぬくもりで悲しみなんて忘れさせてよ
雨宿りするように
僕の屋根になってよ傘を忘れた人にそっと差し出す傘のように自然なままの微笑みたたえて
僕だけにその愛をください
降り続いて 降り止むこともない悲しみは
二人ならば 濡れても 愛があたためてくれるから
君の優しさに雨宿りさせてくれないか?
降り続く雨に問いかけてもいつやむかなんてわからない
だから降り止むまででも雨宿りさせてくれないか?
君という屋根の下
涙乾くまで
泣かさせてください。
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今日もいつものように
悲しけりゃ泣いて 嬉しけりゃ笑って
それなりに楽しかった
ただそれだけ
覚えておくまでもないようなことばかりさ
思い出なんて
たいそうなものは終ぞ見かけない
あくびをして
たまに屁をこいて
変わり映えしない部屋でじっとして
本を読むだけ
マニュアルどおりに
うまくいかない人生だけれど それが逆におもしろかったりして結果オーライ大助かり
生きることに対する大きな理由はなにもありません
ただ なんとなく
それだけだ
でもそれだけで
笑って 泣いてたまに怒って疲れ果ててもまた笑い
楽しい1日が終わる
それってなんだか
幸せだね
それだけでいつものように繰り返しているありふれた24時間が特別になるね
明日も目覚ましをセットして 着替えを用意して 予定を確認して さあ寝ましょう
明日も僕ら一人一人のために24時間が始まるよ
何をしようかな?
どこへ行こうかな?
そんな諮詢を繰り返す真夜中
まだ眠れないでいるよ
ああ 明日が待ち遠しくて眠れない
差し迫る24時間
夜風が窓からおじゃまします
振り返っても大したことのない1日だけど なんでだろう
これ以上何もいらないや こうして布団の上で眠れるだけで幸せな気がする
ああ 無駄にしてきた昔々の24時間
過ぎ去った過去を忘れて僕は今を生きるよ
あと僕はどれくらい
生きられるのだろう
あと僕はどれくらい
笑っていられるのかな
わからないから不安と期待でいっぱいの24時間 抱きしめて抱きしめて 明日も笑いたい
与えられた24時間がそこにあるかぎり
僕は何があっても
悲しけりゃ泣いて
嬉しけりゃ笑うのさ
なんだかんだで
毎日が楽しい。
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この広い世界で
たったひとりだけ
あなただけを
愛してる
ただ愛してる
理由なんて
聞かれても
愛の前じゃ
どんな言葉も
ちっぽけに見えてしまうから何も言わないよ
切なさがぐっと
押し寄せるような
夜は 黙ったまま
何も言わずに
寄り添いあえば
すべてわかる
目には見えない
強い絆で繋がる二人は今日も言葉には出さなくても
目配せしながら
不器用に愛を伝えあい
宇宙を描くように
永遠につづくような
旅をつづけてる
ゆく宛もなく
ふら ふらり
ただ愛だけを
背負って 信じて
色あせた記憶
補うように
あなたとの思い出を
上から縫い付ける
言葉には出さないけど 目をとじて見える暗闇の中に浮かぶあなたの笑顔に歌いかけるよ
きっと愛を
伝えあうのに
愛してるや
思わせぶりな
口づけはいらない
ただ傍にいる
それだけで
すべてわかるんだ
ずっと傍にいる
それだけで
心の中が見えるんだ
本当のラブソングは僕らの心の中にある
音色もリズムも煌めく言葉も何もないけど
感じるまま様々に形を変えて誰にでも聞こえる愛のうた
何気ない日常の隙間にそっと挟んだしおり
またそこから
読み始めれば
昨日の会話から
つづく なんてことのないストーリー
忘れてることさえ
思い出せなくても
また何度でも
生まれるよ
それをかるくしのぐような素敵な思い出
そして僕は耳をすますて 本当の愛のさえずりに耳をかたむける
特別なもの 何もなくても満たされてる僕がいて 君がいて
まわる地球の青さよ
いつまでもそのまま。
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思わず ついて出る『よいしょ』って声が
自分が歳をとったことを感じさせる
白髪がまた増えた
おばあちゃん
おじいちゃん
二人はそれでも幸せそうに
何十年もの歳月を背負い今日もやさしく笑う
そこにいるのがもう当たり前になってる
だけれど気づけばあなたがいないとなんだかさびしいよ
ずっと一緒に生きてきたから 今さらラブソングも何もないけど あなたに一言だけ言えるなら
愛してるを届けたい
あの頃と何ひとつ色あせていない思いを
しわくちゃのこの手の中であたためていたから 抱きしめられるよ 何歳になっても
二人の心は歳をとらない おじいちゃんでもおばあちゃんでも歌えるラブソングがある
朝起きて 畑仕事をして少し休んで
夕方までまた畑仕事して 腹がすいたらおばあちゃんの夕飯食べて 夜は明日のために早寝して それがいつからか長生きの秘訣になりました
我が家秘伝の梅干しみたいなしわくちゃのラブソング
少ししわがれた声で歌うから
聴いてね
うまくは歌えないかもしれないけれど
銀色に輝く 僕のこの歌声はあなたの胸にちゃんと届いてるかい?
名づけるなら シルバーラブソング
若さのかわりに
やさしさを込めました。
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あなたがそこにいるから 僕がここにいて
毎日毎日繰り返す ありふれたこともあなたがいるから楽しくなる
あなたがいるから特別になる
他愛ない会話の中で
見えたあなたの優しさが まるで光のように僕をそっと照らしてくれる
何気ない毎日をありがとう
僕は感謝してばかりでいつもあなたに助けられてばかりだ
いくつものありがとうにうずもれて
うれしいはずなのになぜかむなしさが僕を包み込むよ
僕もたまには
あなたを助けたい
あなたを抱きしめたい
そんな思い
抱えたまま
かたむけるワイン
あふれんばかりに
アイラブユー。