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ただ 『愛』と一言で片づけてしまえば
単純な僕らのあたまなら 理解できるだろう
何もない場所に 生まれた命がやがて 大人になり 何もない丘に家を建てた
この世界で あなたを愛せるのは ただひとり僕だけさ
僕だけなのさ
この世界で 僕を愛していいのは ただひとり君だけさ
君だけなのさ
そんな愛をたずねて
数千里 歩いたよ
数多の星を数えて。
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不思議かい?大人も 泣くときがあるのさ 悲しいことがありゃ
涙は子供だけのものじゃない 大人だって泣きたいときぐらいある
大人って柄じゃないけど 嫌でも人間は時が経てば誰しもが大人になっちまうもんさ
大人って名乗るのもなんだか嫌だけど
大人です 僕は 大人です 涙流しながら言うよ
酒も飲めない タバコも吸わない まるで子供のようだけど人間らしい感情があるから 優しくしたいよ
誰かを愛したいよ
眠れない夜もあるよ
全ての予定をキャンセルして 今夜は 大好きなあなたに会いに行くよ
慰めておくれよ
もっと心配してよ
それだけでいいからさ 誰かと一緒にいたいのさ
抱きしめられてる
愛されている
僕はなにも気づけなかったよ
抱きしめられていた
愛されていた
今夜はもうあなたと離れたくない
昔流行った歌を
聴きながら 眠るのさ
あなたの胸の中
涙をあずけて。
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距離をこえて
時をこえて
夜をこえて
あなたに会いに行くよ
あなたに会いに行くよ
聖なる夜じゃなくても人恋しく夜
だから
あなたに会いに行くよ
だから
あなたに会いに行くよ
さび付いたまま
空回りする歯車
そんな日々だけど
笑っていられるのは
あなたがいるから
距離をこえて
時をこえて
この夜をこえて
あなたに会いに行くよ
あなたに会いに行くよ
千年の孤独を うめてよ
この悲しみを 眠らせてよ
会いに行くから…
会いに行くから…。
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ため息ひとつ
こぼれた花びら
一粒の涙
ふと立ち止まる
夕暮れ
迫る夕闇
切ない
どれだけの
ものを得て
どれだけの
ものを失い
これの代わりに
あれを受け取る
そんなことを
繰り返して
結局手元にあるのは
ため息となんの役にも立たない強がりともとれるロマンス
慰めてよ
落ち込んだ僕を
深い愛情と
あふれんばかりの優しさで照らしてよ
ポケットにしのばせた涙を あなただけはわかってくれるから
いつもは寂しいはずの帰り道も あなたと寄り添い歩けば 寂しくない
空は黄昏模様
心はどんな模様?
切なさは隠せない
笑顔では繕えない
だからバレたよ
ため息とロマンス
胸に隠した寂しささえ迷わずに抱きしめてくれるあなた
ありがとう
愛してる
精一杯の言葉さ
受け取って
受け止めて
これ以上ないほどに
アイラブユー
使い慣れぬ
言葉もさらりとこぼれる
淡い色 にじんだ空
もう離さないよ
もう離れないよ
もうひとりの夜はおしまい
あなたが寂しさをかき消してくれるよ
有無を言わずに叫ぶアイラブユー。
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急ぐ理由なんかないのさ だからゆっくりのんびり 生きていこう
どうせいつか命なんて跡形もなく 消えちまうから 少しは わがままに生きていたって許されるはず
神様が空の上で つまずく僕を笑ってるなら 僕は神様なんか信じない
人間なんて 誰かに優しけりゃそれでいい 余計なことを考えるのが人間だけどその余計なことが時に誰かの心に灯る明かりになることもある
走らなくても 人間なんて誰もが歳をとり
急がなくても そのうち死んじまうんだから それなら 限られた時間をゆっくりのんびり生きて行こう
そうさ 走るより歩こう
のろまって言われても
断固 走るより歩こう
あなたのペースで
走るより歩こう。
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ねえ 涙がこぼれたら
言葉になんてならない ただ悲しかったりうれしかったりする僕がいるだけ
日はとっぷり暮れまして どこかから五時のチャイムが流れてくる
夕日に手を振って
今日はさよなら
涙がこぼれたら
優しい誰かに
会いに行こう
そんなに
一人で考え込むことなんかないのさ
涙がこぼれたら
この僕に
会いに来てよ
君が泣いていると
どんなに楽しいことがあったって笑う気になんてなれないよ
ああ 涙がこぼれたら
悲しいはずなのに
優しい気持ちがあふれて そんな不思議な気持ちになる
夜の片隅で 月が輝いて 街の明かりを遠く眺めてる僕がいるだけ
涙がこぼれたら
愛してくれる誰かに
会いに行こう
世界で誰よりも僕や私を愛してくれる誰かに
涙がこぼれたら
すぐに会いに行くから
待ってて 君の話なら 夜明けまででも聞いてあげるよ
時代遅れの恋でも
僕らには最先端さ
新しいも古いもない
真実の愛はここに
いつでもあるんだ
涙がこぼれたら
優しい誰かに
会いに行こう
もしも僕なんかで
良かったら
いつでも
あなただけの
優しい人に
なってあげたい
そして
良ければ
世界中で誰よりも
あなたに愛される
幸せな人になりたい
そして
願わくば
世界中で誰よりも
あなたを愛して
幸せにしてあげたい
単純だけど 難解な
愛のパズルの最後のピースを はめ込めば 出来上がるさ
あなたと僕のストーリー
涙がこぼれたら
誰よりも
世界中で
情けない
猫背で
弱虫の
王子様が
あなたを
慰めに行くよ
約束するからね
僕を誰より愛して。
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なんであなたは笑えないの? 本当の笑顔は愛想笑いに隠されて 雨に汚れた
小さく 微笑んだ あなたの笑顔は 隠しきれない悲しみが時折見え隠れ
泣きたければ泣けばいいのに
どうして僕らは
泣くことを恥ずかしいと思うんだろう?
涙を流すことは恥ずかしいことじゃない
涙を流せない人のほうがよっぽど恥ずかしいさ
涙を流せる人は優しい人になれる
涙を流せる人は心があたたかい
涙を流せない人はかわいそうな人
涙を流せない人は心が冷たい人さ
ほら今日もどこかで
誰かの涙がこぼれる
関係ない人
関係ある人
男でも女でも
外人さんでも
小さな子供でも
ネクタイ締めた
サラリーマンでも
涙を流せたら
その人は
優しい人さ
涙は心の汚れを洗い流す 心に降る雨
大いに流すがいい
涙は 汚れた心を
きれいにしてくれる
なんであなたは笑えないの?
それは思いきり泣いたことがないからさ
だから 思いきり笑えないんだよ
目の前の幸せに重なるようにして 悲しみがあなたから笑顔を奪うのさ
思いきり 笑いたきゃ
思いきり 泣くことだ
恥も外聞も関係ないさ
涙を流して 人ははじめて人になる
涙を流して 人はそこではじめて優しくなれる
涙を流してはじめて人は人の痛みを知る。
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涙にさよならできるかい?
涙を流した昨日の夜を忘れて
いま笑えるかい?
涙に濡れた自分を
忘れなくても
笑うことはできるかい?
人は優しさを思い出すために涙を流して
人の痛みやぬくもりを何度でも泣いて
思い出すのさ
涙にさよならできたら きっと笑えるから
上手くなんて いかなくてもいいから
優しく笑うあなたを思い出してほしいから
できるだけ
あなたに力を貸すよ
涙にさよならできたら 精一杯笑おう
頑張って笑うんじゃなく
笑いたいから笑うんだろう?
無理してまで笑うのなら笑わないほうがいい
泣きたいとはちゃんと泣いて
笑えるならば笑って
でも無理はしないで
ちゃんと自分と向き合って笑え
僕のいちばん大好きな君の笑顔が見れない日は寂しいけど
無理して笑ってる君を見るのはもっと寂しいから
どうか お願いだから
頑張って笑わないで
心に素直になって
泣きたいなら泣いて
頑張って笑わないで。
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燃えるような空と
夕日に照らされて真っ赤な君の顔
本当は寂しいくせに
わざと強がる君の顔
こんなふうに生きてるのは当たり前な気もするけど当たり前じゃない気もするんだ
泣いて笑ってまた泣いて繰り返してゆくだけで夜が明けたり日が落ちたりするよ
くだらないことで
けんかしてお互い
言い合うのも疲れ果てて
気づいたらばかばかしくなっていつものように寄り添って笑っていたね
切なさが突き刺さる夕暮れは 何も言えないから 黙ったまま
目配せすれば さよならの合図 大きく手を振って バイバイ
親しき友達よ 明日また会おう
恋人よ 寂しがりながら待っていて
その寂しさや切なさは大事なものだと誰かが言うよ
自転車 押して帰る
帰り道の黄昏
空一面を覆う
夕暮れのあかね色
言葉などなくても
なんと美しい景色だろう だけどすぐに夕闇にのみこまれてしまう
夏の影は長くのびて
どこかで小さく鳴る
風鈴の音
僕のうしろをどこまでもついてくる影
僕がうつむけば影もうつむいて 僕が歩けば影も歩く
ため息ひとつこぼしたら 切なさがあふれ出したよ
わけもわからぬままに涙がこぼれるんだ
切なくて切なくて言葉にならない夕暮れは 無理して笑うことなんかないのさ
悲しいならば悲しいなりに泣いたほうがいいに決まってる
夕暮れがあまりにも
きれいすぎて 小さなことで悩んだりする僕の小ささが目立ってしまう 恥ずかしさに頬を赤らめて
僕も夕日になってしまったよ
僕も夕日が沈むように 家に帰ろう
鼻歌混じりの夕暮れ小唄 口ずさみながら
涙ポロポロ流しながら時は平成日々節約 いくつもの変遷の彼方にたどり着いたこの一日の片隅 暑さに参りながら
それでも頑張る僕らは今日も 誰かのために 自分のために
泣いて笑ってまた泣いて同じ夕暮れ眺めては涙を浮かべる
窓の外
空を真っ赤に染める夕暮れ。
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少しくらい悲しいことがあっても 大丈夫だよ 少しすればまた笑えるから
夢にやぶれてもそれがすべてじゃないから 慰めの言葉もないけど まあ元気出しなよ
人間なんてさ 完璧に見えてもさ 誰もが心の中にそれぞれの矛盾を抱えてるもんさ
だから小さなことで悩むし
くだらないようなことにでも深く傷ついたりするんだな
同じような日々を繰り返してゆくだけさ
それだけで僕らは跡形もなくなる
泣いて笑ってそれだけで日は暮れて
気づいたら泣きべそかく子供も 笑ってる
君ももうそろそろ泣きやめよ 笑う準備整えて いつでも笑えるように
出口も見えない迷路の中で 必死に明かりになるようなものを探しても イバラの道さえ歩いていく勇気がなければ欲しいものは手には入らない
夕暮れ 黄昏 自転車ころがして なんとなく切なくなる
ため息ひとつあふれ出す 帰り道はさびしさでいっぱいさ
人間なんて 人間なんて 所詮は生物 腐っていくのが宿命と笑った幼い日の僕は愛というものを見ようとしなかったんだ
同じような出来事にもっと目を配るべきだ
それだけでつまらない毎日が少し輝くよ
あがいてもがいていただけで歳を重ねて
気づいたら泣きべそかく子供は大人になりました
君は今幸せですか?
いつまでも出ない答
だけど、明日こそは笑えるように
笑う準備を整えて
いつでも笑えるように
夜を超えて
時を超えて
今を超えて
涙がやがて乾くとき
雨上がりの虹のような笑顔が僕の明日にあるように
今はただ 願うよ
散らかりっぱなしの今日を片付けたら
きっと笑おう
きっと笑おう。