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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[3145] ゴミ箱の中のラブソング
詩人:どるとる [投票][編集]


誰かの傷を 少しでも癒せるような 人になりたい

誰かの心を 少しでも慰められる そんな人に僕はなりたい

特別な事なんて 何もできなくてもいい
だけどそのかわり
ただ 優しくありたい

誰かの寂しさを 和らげられるような 言葉を言えるような人になりたい

誰かの切なさを ちゃんとわかってあげられる そんな気の利く目を持つ 人になりたい

頭空っぽでも
俗に言う馬鹿でも
ただ大好きな人にだけは認められる人になりたい

単純なのに 複雑に絡み合う 僕らの現実
今日も どこかで誰かと誰かが心を通わせられずに 命を懸けて他人を恨む 罵る
そんな醜い争いはきっとなくなりゃしないけど 人間は心があるんだから 不器用だって分かち合える
消えてしまった灯火ならまた灯せばいい

誰かのために
あなたのために
今を生きたい

何かと面倒くさい世の中だ そんな時代だ
でも 生きるためには仕方ない苦労もある
仕方ない努力もある
ならば僕がする苦労は あなたを愛すこととしよう
ならば僕がする努力は あなたを幸せにすることとしよう

まことに勝手ながら
あなたを永遠に愛すよ

誰かが 捨てた 時代遅れの愛の歌

ただいつまでも優しさや熱い気持ちを歌う

ゴミ箱の中のラブソング

僕はゴミ箱から 取り出して 歌うよ

ホコリまみれのラブソングだけど

なんて素晴らしいメロディ。

2011/08/11 (Thu)

[3146] 日常
詩人:どるとる [投票][編集]


毎日ほんと面倒くさい事ばかりだな
だけどよく考えたら
毎日忙しいから
僕らは怠けずにいられるのかもね
毎日なにもしないで働かなくても良くなったらきっと 毎日退屈で退屈で 最初の気持ちとは裏腹に苦労したくなるはず
だからきっと勉強したり働いている今が自分にとってはいちばんちょうどいいと思うんだよ

なんにもない毎日をどれだけ 愛せるかな
それにかかっているんだな なんでもない毎日が楽しくなるかどうかは

どんなに晴れた日もため息ひとつで 雨降りと変わらない気持ちになるから
どうかその笑顔を絶やさないで
できるなら笑って

無理はしなくていいから 泣きたいときは泣いてしまおう
楽しく生きるコツは笑いたいときに笑って
泣きたいときに泣くことだ
だけどそれがいちばん難しいんだよね
だから今日も
人生は五十歩百歩
ゆっくり歩いてゆこう
のんびり生きてゆこう

急がないで
あわてないで着飾らないで嘘ついてもはめをはずしてもそれを反省する自分がいる
自分らしさとは
きっとそういう事なんだよ
繰り返す日々
なんでもない日常の片隅に ありふれているようで何か特別な光
差し込むような

そんな毎日を僕は愛してる
そんな毎日なら僕は大好きさ。

2011/08/13 (Sat)

[3147] 涙のあとに
詩人:どるとる [投票][編集]


大人だって子供だって 頭よくたって悪くたって 誰だって
弱虫ならなおさら
泣きたいときがあるさ

それはうまく言葉じゃ説明できないから
黙りこむその人の心の中に 広がる海が黄昏に染まる頃
見越して迎えに来る
夜のように
ただ静かに
優しく微笑む

泣きたいときには
我慢などせずに
どうぞ泣きなさい
気がすむまで

泣きたいときが
誰にでもあるから
そんなときは
大人も子供も
関係なく
みんな
泣けばいい

かっこ悪いとか かっこ良いとか そんなこと考えたら 愚かな事なんだよ
泣くのが悪いことなら 悲しみなんてこの世界には なかったはずだよね
喜びなんてこの世界には 必要ないはずだよね

悲しみや喜びがあるから 僕らは涙を流すのだろう 今日も明日も悲しいことや嬉しいことがあれば
時に大きな悲しみに涙を流し
時に大きな喜びに笑顔では表しきれない嬉しさを涙で表すんだな

涙を流して 人はまたひとつ大きくなる
涙を流して 心がまたひとつ育つよ

喜びに笑い
悲しみに泣き
それでも足りない時には喜びにだって泣いて 生きていくのさ

優しい心を忘れないためには どんな些細な喜びにも涙を流せるような大げさなまでの心を育てること

雨上がりに虹が架かるように きっと泣き止んだ誰かの顔に咲くよ きれいな笑顔の花

涙のあとに 咲くよ
きれいな君の笑顔。

2011/08/14 (Sun)

[3148] 若さを言い訳に
詩人:どるとる [投票][編集]


何もかも面倒くさいなあ
できるなら何もやりたくないなあ
そんな事ばかり考えているこの頃さ

どうせいつか死んじまうなら
何をやっても 無駄なんじゃないのかい?
そんな事を考えている毎日さ

涙を風に流しても
悲しみは忘れられない
いくつ夜をこえても
何も変わらない
幸せなのか不幸せなのかそれさえわからない僕なのさ

とにかく進め
エンジン全開で
心が消え失せるまで
優しくいよう

ひたすら迷え
何度だって悩め
世界が終わりを迎えるまで旅は終わらない

若さを言い訳に
逃げるのもいい
若さを言い訳に
立ち向かうのもいい

好きなように
生きること
人のせいにしないこと
それが人生を
楽しむコツさ

急がなくていい
あわてなくていい
あまり無理をしないで悩みをひとりで抱えないで あまり自分を責めないで生きる
それが楽しく生きるコツさ

今日も若さを言い訳に僕は愛や優しさに背を向けるけど

どこかに灯してる
大切な光

そして照らされてる
あなたに。

2011/08/14 (Sun)

[3149] 人間のうた
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人間なんて 欲張りで
人間なんて 威張ってて
人間なんて 冷たくて
人間なんて 薄情で
人間なんて
人間なんて 大嫌いさ

だけど だけど
人間は 優しい人もいて
ぬくもりや愛に満ちた人もたくさんいる

人を気遣える人もいるし
そんなに悪い人ばかりじゃないんだね

だけど

人間なんて 身勝手で
人間なんて わがままで
人間なんて 卑怯で
人間なんて 冷酷で
人間なんて 人間なんて 好きになれない

だけど 人間の中には心があるから
悪いことばかりもできない やっぱり悪いことをしたあとには心がちゃんと痛むんだね 悪いことをしたって反省できるんだね

人間は完璧じゃない
人間は不完全だ
だからどこか変で
どこかおかしいけど
人間なんてみんな
同じようなもんさ
悪いとこもあるけど
良いとこもあるんだ

人間なんて
人間なんて
僕もあなたも
みんなみんな
人間だから
人間なんだ
良いも悪いもなく
人間だから
人間なんだ

人間なんて
人間なんて
そんなもんって
思ったら
案外
受け入れられる
案外
そんなもんかって
受け入れられる

人間なんて なんて
思ったら 僕も人間だから 僕自身さえ身勝手でわがままで愚かな人間だね

人を指させば自分を指さしているのと同じことさ

だからあなたも僕もされど人間
たかが人間

人間 人間 人間
ただの人間
ただのひとりもいないのさ この世界にはみんな一人ずつしかいない

人間 人間 人間
どこにでもいるようであなたも僕もそこやここにしかいない
この世界でたったひとりの人間なのさ

人間なのさ。

2011/08/14 (Sun)

[3150] さよならを言うまえに
詩人:どるとる [投票][編集]


夕陽に さよなら
今日は楽しかった
何にも変わったことはなかったけど
ふつうってことが何より幸せだから
何にもなくても
それで十分って
僕は笑うのさ

何事もない一日
つまりはつまらない一日
考えようによりゃ何事もなくて良かった
ふつうより幸せなことはないのだから
ありふれている毎日は恵まれているのと同じ

精一杯笑えたかい?
君は精一杯泣けたかい? 今日は今日だけしかない今日だってことを知ってるのさ
痛いくらいに
きっと誰もが

胸を突き刺すような
切なさに焦がれて
僕は何も言えなくなってしまうよ

灯りがともった静かな街に 忍び足でやってくる夜に 僕は抵抗もせずに今日も抱かれて

おやすみ

とりあえず
さよなら
手を振った帰り道
僕が うつむけば
僕の影も同じように
うつむいているよ
見上げればどこまでもつづいてるきれいな星空 夢にまで見たような景色だね

世界はいろいろ大変だ 今も戦争に明け暮れてる 国もある
幸せボケで それが当たり前だって 毎日笑ってられる僕らは幸せすぎていつの間にか 大切な何かを忘れてしまったのかもね

あなたのその目は 本当に大切なものが見える目ですか?
あなたのその心には ありふれた毎日を愛せるような ゆとりはありますか?

バカがつくほど単純なこの僕の心を突き刺すような 切なさが身にしみる夜

当たり前な優しさが不思議なくらい あたたかくて涙を流さずにはいられない

ああ ありがとう
愛してる

上手にさよならできたかい?
毎日毎日ため息ばかりだけど
これはこれで幸せ

だからさよなら言うまえに
ありがとうを言おう

そしたらきっといつもの夕暮れやいつもの夜空がよりきれいに見えるよ

きっとね きれいに見えるよ。

2011/08/14 (Sun)

[3151] 宇宙
詩人:どるとる [投票][編集]


ゆらゆら 揺れる
ゆらゆら 揺れる
命は繰り返してまたふりだしにもどり最初から逆もどり
ビッグバンのそのあとに生まれた星よ
いつ君は死ぬの?
そして誰が弔ってくれるの?

見上げれば 青い空
気持ちよさそうに浮かんでる 白い雲
願わくば 神様よ
幸せをおしえて

宇宙の塵になったら
僕も宇宙の一部になれるかなあ

馬鹿げた話を
真面目にする
僕の瞳の中に輝く
本当の宇宙

ゆらゆら 揺れる
ゆらゆら 揺れて
今日もこの星の片隅
生きてる 誰もが見ているあの夕暮れ
時間は違っても
天気は違っても
場所は違っても
同じ空と空で
つづいてる

あの向こうに
広がる 不思議な世界
僕とあなたと
名前も知らない誰か

宇宙で会いましょう
塵になったら
きれいに輝きながら

神話の中でいつまでも生きる歴史の見えざる一部になるよ

宇宙の片隅にひそかに光る 星になって
ゆらゆら 揺れて
キラキラ 輝いて

僕は僕ではない
僕に生まれ変わる
そして
君は君ではない
君に生まれ変わる

いつの日にか
さだめを
抱きしめて。

2011/08/14 (Sun)

[3152] 時代
詩人:どるとる [投票][編集]


それも時代と割りきって 僕らは生きるのさ!だけど文句のひとつも言いたくなるような大惨事!大惨事!

常識を 知らない 非常識な人ばかり
行き交う街の中で
ポイ捨てならまだ軽い罪だから裁かれない

電車の中 優先席で平気で携帯でおしゃべりできるその度胸は見上げたもんだ
だけど非常識以外のなにものでもないね

知ったかぶりもここまでくると 立ち入り禁止の看板を無視して無理やり通ろうとする人や スピード違反をしても 笑ってすまそうとする人と何も変わらないね

無関心が服を着て歩く時代 平成生まれのやんちゃボーイミーツガール
あれもできねえ
これもできねえ
だったら何ができるの? かったりーな
そりゃかったりーな
生きてりゃいろいろ面倒くさいことはある でもそれをやらなきゃ生きられないときもある
だから最低限マナーを 守って良識ある人になれ
時代がいくら進んだって常識はいつまでも変わらないよ

面倒くさいかもしれない 君らにも言い分があるかもしれない
だけど だけど そこにある 見えてるはずの常識を守れたら
その人は素晴らしい

時代がいくら進んでも変わったらいけないものがある
時代がいくら進んだって 退化しちゃいけない 常識や守らねばならないものがある

お年寄りがそこで困っていたら 席を譲れるだけで それだけできっとその人の人間の位は上がるよ

それも時代で割りきって しまうのは簡単だけど きっと人間の中にある 常識ってもんは変わらない
だから僕らはそこにある 片付かない何かを見つけたら
身を削ってでも
片づけたくなる

ああ この街にある景色を見てごらん
欲望に溺れた
人ばかりじゃないのさ
まだ死んじゃいない
僕らの心

心と心でお話しよう
それは簡単なことじゃないけど 目と目で見つめ合って
時代などはさておいて
流れに逆らう船のように目指そう然るべき世界。

2011/08/14 (Sun)

[3153] 心の問題
詩人:どるとる [投票][編集]


目を閉じても現実からは逃げられない
最北端に逃げても逃げ場はない
人間の中に優しさやありふれたぬくもりを求められても
悲しみを避けて歩くのは無理があるだろう
傷ついて 傷ついて
涙して 涙して
孤独にふるえる日々
引きずるようにして歩くのだろう
いくつもの悩み、迷い、片付かないそれぞれ現状

今 僕らの瞳に映っている世界はきれいなのかな 汚いのかな
泣いて 笑って また泣いて 繰り返す毎日
使い古された ボロキレのような心で今日も誰かを思ってる

そんな救いのような光に照らされて

生きていれば誰もが抱えるであろう影が闇が 僕らの心の中に悪しき何かを生み出す
『誰も見てないから』
そんな安易な理由であなたは今日もごまかすのかい?
モザイクをかけてしまえば何も見えなくなるように 都合のいい現実にはモザイクをかけるように ごまかしがいくらでもきくけど

真面目に生きてる人もいる中で 僕は嘘もつくし 誰かを傷つける だけど僕にでも
きっときっと生まれたからには何らかの使命があるはずだ

光を失いかけてる僕の心に 灯りを点すのはきっと誰かの優しさや愛だったりするんだな

目の前を絶え間なく行き交う何百、何千 という人の群れの中に 何か求めて 生きる僕はその中の誰とも変わらない人だ だから偏見などもたれる心配ない
偏見など持つ必要も権利もない

今 僕らの瞳に映っている 世界は このままでいいのかな 変わったほうがいいのかな それはわからないけど 一人一人がそれぞれ 気をつけて生きれば解決するよ すべては 心ひとつでどうにでもなる問題だ

政治家がどうだの
法律がどうだの
時代がどうだの
そんなのなんの
言い訳にもならない

非は自分にあっても
周りにはない

あなたは常日頃誰かのせいにして生きてはいませんか?都合のいい逃げ場を作るな。

2011/08/14 (Sun)

[3154] 午前十時の後悔
詩人:どるとる [投票][編集]


絶え間なく続いてゆく時代は 少しの息継ぎもする事もなくせわしく刻まれる時間にいつもいいように流されて
名を変え姿を変え
僕らは今ここにいる時代になるまで旅人のように春や冬を何度となく移ろっていた

ありふれた毎日をどれだけ愛しても
いつか灰になるならこんな人生は無意味だと言った僕は馬鹿だった

人生は生きた長さじゃなく
自分の人生を誇りにできるかどうかで決まると知ったのはずいぶんあとさ
短い人生でも 充実した人生なら 例えば百年生きた人以上の濃密な人生になるんだね

時代はまだいくらも進んではいないよね
僕らもまだまだ歳っていうほど歳とってないよね

ありふれた毎日がどれだけ 恵まれているか この間の地震で不覚にも思い知ったよ
例えば いつものように三食飯が食え 寝る場所にさえ困らず 冷暖房のきく部屋があって だけどその一方で そんな当たり前な日常生活さえできない人がいる中で 『贅沢は敵』だと そんな言葉がついよぎる日々

狂おしいほどの暑さが続くね 暑さにまいって もはや 何も食う気がしないよ
電車の中で見た
おばあさんが
優先席を陣取る
若者のまえで
つらそうに
うつむいて
手すりにつかまって
立ち尽くしていた
常識の無さを感じた8月の午前十時気温は35℃吹き出る汗臭し

見て見ぬふりした僕はあの若者と何ら変わらない傍観者なのさ
今でもあの時のことを後悔してる
でももう過ぎたことだからと忘れるのも早く 僕はまた同じようなことを繰り返すんだろう

それも時代と割りきって 生きてしまえば
なんでも簡単に 解決してしまうんだよ
優しさや ぬくもりや気遣いなどいらない世界なら 人には心なんてまず必要はないんだ

そこにある 見て見ぬふりしてしまいそうな景色から目をそらしたら若者も年寄りも女も男も関係なくみんな同罪だ
記憶が後ろ髪を引き
後悔が心に絡みつく。

2011/08/14 (Sun)
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