詩人:どるとる | [投票][編集] |
それはある昼下がりのことだった
僕は笑っていた
それはある昼下がりのことだった
君が泣いていた
いつも当たり前に過ぎ去って行く日々
くだらないことをどうとも思わずにすぐに忘れてしまう
どんなに幸せな毎日を送っている人も
独りではさびしくて
お金もただの紙切れと同じだね
だから だから
ただの昼下がりに
僕は君といる今を
何より大事にしていこうと思う
それはある昼下がりのことだった
二人はとても幸せそうに笑っていた
やがて時が過ぎ去って
すべてが過去になっても 昔話にはしないよ
いつでも君といればあの日にかえれる
夕日の彼方へ
君と行こう
寂しささえも
抱きしめたまま
ため息とロマンスを合い言葉に
悲しみの中にいても
強く 強く 笑うのだ。
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人の価値観なんて
その人如何でしょ
他人になんか
わかってたまるか
僕の苦労や努力
涙を人前で見せないのはべつにかっこつけてるわけじゃなく
見せないのでもない
見せられないのさ
もう何もかも どーでもいい どーでもいい どーでもいい
夢なんか叶わなくてもいい 希望なんて信じない 人なんか嫌いだ
もう何もかもやめちまえ やめちまえ やめちまえ でも生きることだけはなぜかやめられない僕がいるんだよ
人がどうなろうが
他人には関係ないでしょ そんな寂しいこと 言わないで 友達になろう
図々しいくらいの優しさと愛情ですぐ近くにいる友達や大切な恋人に愛されたい
そして愛したい
そんな方程式 描いてる
ああ何もかも どーでもいい どーでもいい どーでもいい
そう思ったら楽だけどどーでもいいことであればあるほど大事にしたくなる僕らは天の邪鬼
ああ何もかも やめちまえ やめちまえ やめちまえ あれもこれも早々にあきらめた
でもいつまでも生きることだけはやめないから それを自信に明日へ歩いて行こう
明日へ歩いて行こう
無理はしないでね
泣きたくなったら
我慢しないで
泣けばいい
それが利口な生き方
失敗をおそれていたら何もできないから
何か頑張れることひとつでも見つかったら その時ははじめての精いっぱいを見せるのさ
どーでもいい唄を口ずさむ 世間の冷たい風 誰かの冷たい視線が突き刺さるけれど
どーでもいい唄を口ずめば 誰かの寂しさがひしひしと伝わってくるような気がするけど どーでもいいから考えるのはよそう
開き直りが問題を解決する早道
さあ 人生煮詰まったらどーでもいい唄うたいましょう
案外 どーでもいいってその言葉が理解を超えた答えをくれる。
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雲の流れる先を
目で追いかけた
夕暮れは気づけば
もう 夕闇にのまれ
人足も途切れた
夢や希望に満ちていた若い頃はもうさながら夢のごとく過ぎました
声を聞かせてよ
君の声を
闇の中から
響いてくるような
その涙のわけを
愛という言葉に
色や形はないから
自由に描いて行こう
僕らの思うように
たとえば泣いている
君の心を癒すような
愛が僕らの愛ならば
優しさも思慮深さも必要だよ
駅前 改札を出て
もう夜空に星がいくつか見て取れる 明日は晴れるよね
空席を埋めるように
心の隙をついて
人を傷つける輩に僕らの愛はわからない
愛とはそういうものらしい
愛とはそういうものらしい
くりかえす戯言が虚空を泳ぐ
愛とはそういうものらしい
愛とはそういうものらしい。
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真っ赤な空に
浮かんでる
綿あめみたいな雲が
寂しさを募らせる
そっと抱きしめて
もっと抱きしめて
痛いくらいに
大事なものを
大事にできる
ありふれた愛をおくれ
どこまでも夕日を追いかけて
自由な愛を追いかけて
どこまでも夕日を追いかけて
自転車のタイヤすり減らし 命燃え尽きるまで君らしく行こう
何もかもを
投げ出して
残ったものを
数えたら
切なさだけがありました 殺風景な部屋に
ため息ひとつつけば
げんきがまたひとつ逃げる
だから悲しくても笑っている 僕がいなきゃ君も笑えないよね
いつまでも少年のままでいてほしい
不器用な人ほど心があたたかい
いつまでも少年のままでいておくれ
その切なる思いを灰にはせずに言葉にすればやがてあの真っ赤な夕日のように
空の彼方から顔を出し 僕らを照らす
あの夕日のような
優しさで君を包めるから
もう一度 抱きしめて
当たり前のようであって当たり前じゃない何かを 愛する時
すべてのものをなげうってまでそれを守れる強さとその証を誓えるだけの勇気をください
神様 今 僕に
神様 この世界中の
愛する人すべてに
少年は少年のまま
静かに消えてゆく
少年は少年のまま
沈まない夕日をいつまでも見つめてる
そしてまた夜が訪れ
寂しさは一旦静まり
ただそばで寝転ぶ君のかわいらしい横顔があるだけなのさ
なんて素敵な人であることか。
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無関心が服を着て歩いてるような時代に
人のことなどまるで考えない人の群れに囲まれて生きてる 正しいことを教えておいて 正しさを破るのはいつも正しいはずの大人たちだよ
いつでも本当の声は
ただのひとつも言えずに また矛盾に気づかないふりをする僕だ
あふれんばかりの人の中に
ぬくもりを探して
独りぼっちじゃ うまく笑うこともできない
それでも取り残されたように 独りぼっち 風に吹かれて
誰の助けもいらないからさ
どうか神様 僕がこの世界からおさらばするその時は 痛みのないように 安らかな死をおくれよ
それだけが望みだから
退屈な毎日も ふざけた世の中も 少しは好きになれるかな
とある世界の片隅で
今日も眠るよ
眩しすぎるくらいの夜明けが迎えを寄越すまで
月は眠らずに 僕らを照らし続ける。
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僕の中で渦を巻く
不安や焦燥感
生きることが
これほどまでに
難しいとは思わずに
短絡的な思考を持ち
単細胞な脳みそで
解き明かそうとした
僕は愚か者に相違ない
この街にあふれてる
人の数だけ
不安はあり
焦りはあり
そして
それ以上の物語がある
手を伸ばして
つかまえよう
希望という名前の
未知なる明日を
つかまえよう
ためらうことはないのだ
目の前にある扉を
ただ開けばいい
僕の中に広がっている
青い海の彼方に
輝く未来
なんとなくでわけもなく日々を生きて
退屈を紛らわせるように今日も僕は人の悪口ばかり言うよ
この街にあふれてる
人の足跡をたどれば
いくつもの涙や笑顔に出会えるでしょう
でも消え失せた命とはもう言葉を交わすことさえかなわない
羽を広げて
飛んで行こう
その身にまとった
いくつもの
可能性に夢を見ている
扉を開けば その先には描いていたような未来が僕らを待っている
僕や私の未来は
明るい未来でしょうか?
神様は口をつぐんで
教えちゃくれません
手を伸ばして
つかまえよう
希望という名前の
未知なる明日を
つかまえよう
ためらうことはないのだ
目の前にある扉を
ただ開けばいい
モザイクのかかったような 秘密主義の現実に 世の姿を重ねれば どちらの悪も同じようなもんだから
互いに気まずくて 何も言い返せないまま
時は流れ やがて 人の命は枯れてゆく
明日がどんなに僕らを嫌いになっても
僕も私も明日を嫌いになることはできない
生きることを 生き続けることを選んだならば 悲しみも痛みも苦しみも受け入れる覚悟で 扉を開くんだ
未来とは 1秒先の時間の違いさえ そう呼ぶのなら きっと1秒先の僕の決意は大きな力になるのだろう
だから僕は未来を信じて 歩いて行くのさ
それが君の未来
それが僕の未来
想像を超えた未来
モザイクは今剥がれる。
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トゲのないバラには魅力なんてないのさ
バラにはトゲがあるから美しいんだ
声を嗄らして泣いても誰も慰めちゃくれない 冷たい世の中
それでも君ってやつは強く強く生きてる
そんな君を見習って
僕も強く強く生きてゆくよ
特別な事は何もできない 役に立たない僕だけど なぜか人間って不思議な生き物で
そこに誰かがいるだけでも とりあえずの助けにはなるみたいで 僕にはそれが君みたいで
だからいつだって君の傍にいたい
自分の愚かさをわかっているからこそ君に何かしたいのさ
君には華がある
君には夢がある
君には金がある
だけど僕には何もない
だから君が必要なんだ
君には華がある
君には自信がある
君にはゆとりがある
それでも足りないものがあるでしょう
ここにいる不器用な僕が君の傍にいれば
きっとちょうどいい
バランスのとれた毎日になることうけ合い
だから傍にいるよ。
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夕暮れ 自転車に乗って 宛もなく 出かけた 土曜日
小さな夢と 少しばかりの期待を胸にして
きれいなきれいな
夕暮れの空の下
自由に羽ばたく鳥のように僕は大地を飛び交う羽根のない旅人になる
人の人生を笑う人に
人の苦労なんかわかるはずもないんだ
どんな事があったって生きていくことのほかに素晴らしいことなんかない
生きていればこそ
悲しいこともあるけど
こんなふうに人を心から愛することだってできるんだ
だから涙の雨に降られても 大丈夫だよ
言い聞かせて
歩いて行こう
五月雨 降りきって
カレンダーを見れば
季節は九月のあたま
風に吹かれて 孤独を一層 強く感じる季節になれば 凍える胸が切なくて 思わずこぼれる涙 真夜中に輝く
月をにじませてゆく
どんな事があったって生きていくこと事よりも大事な事などないから
生き方などはべつとして どんなに不器用な今を生きてる人の人生も一度きりだから どんな人生も意味のない人生なんかじゃないさ
だから誇りを持って今を生きよう
どんな悲しいことがあったって 生きてる自分を誇りにして
どんな悲しいことも今までのように乗り越えていこう 結果などついてこなくても生きることに意味がある だから歩いて行こう
いつものように
へたくそな口笛を
吹き鳴らして
涙止まらぬ夕暮れに
今日もありふれた言葉をつぶやくよ
ああ きれいだな
生きることの全ては毎日の普遍的な繰り返し その繰り返し
自分が思うより
うまくやれてるよ。
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何をやっても
うまくできない
不器用な僕は
神様から見放されてる
そんなふうに自分を責め立てても
仕方ないのは昔からわかってる
でも時々 泣きたくなるんだ
夕暮れが あんまりもきれいで そんな嘘をついても 涙の理由をはぐらかす愚かな僕を許してね
あざやかに 色を変える季節の中で
あの頃から比べりゃ少しだけ 大人になった僕がここにいる
生まれたことには意味なんかなくても
生きることに意味を見つければいいのさ
それはそれぞれが決めることだから
人によって生きていく意味は違う
僕は僕の 君は君の生きる意味を探して行こう
流れる雲を追いかけるように意味のない繰り返しの先にたどり着く 生きていることの意味と生きてきたことの喜びが解る日がやって来る
さあ 今を生きることに意味なんかないにしても 今を生きることで果てしなく長く続く旅の先に光を見いだせるなら
僕は今を諦めるより今を生きることを選ぶのさ
輝ける明日のために。
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素敵なメロディ
この身を包む
甘美な余韻に
酔いしれて
酔いしれて
街灯をいくつも
追い越して
誰かの笑顔に
会いに行こう
意味のない繰り返しも
意味のある繰り返しも
同じリズムを奏でながら振り返る人の思い出の中で輝くよ
この夜を超えて
夜明けへとたどり着こう
この夜を超えて
朝焼けへと飛び立とう
言い訳ならあとでいい
今はただ夜明けを目指して
無敵のヒーロー
マスクの下に隠した
甘いマスクで今日も悪と闘う
そのマスクの下には
涙を必死に抑えてるヒーローの悲しみがある
テレビの中のヒーローに憧れていた僕は
ヒーローはいつも強いものだと思っていた
この夜を超えて
まばゆい朝陽に包まれよう
この夜を超えて
新しい人や新しい出来事に出会おう
嘘で隠すなら 傷ついても素直な心にしたがって生きたい
今はただ夜明けを目指して
悲しみを抱きしめて
強がりもさびしさも夜の闇へ溶けて 消えてゆく
靴音 軽やかに鳴れば静けさの中に咲く
希望の花の色
あざやかにその身に
染め上げた 雨上がりの虹のように わけもなく ただ満ちてゆく潮のように 空っぽだったはずの心を喜びで満たすよ
夜は去り行き
朝になった街
波止場には
たくさんの海猫が飛び交う
おだやかな1日のはじまり
恐がることはもう何もない
悲しみは終わった。