詩人:どるとる | [投票][編集] |
ため息をひとつついて
迎えた夕暮れ帰り道
真っ赤な夕日が沈んでゆく頃
なんだか急にさみしくなってこぼれ落ちたのは涙です
声にならない思いを
誰にも言えずに
たった独りで
抱え込んでる君を見てると僕も
心壊れてしまいそうさ
君の頬を撫でてくれるのは風だけさ
臆病な僕は君の背中を見つめてるだけ
強がる僕に気づいて優しい言葉をくれるのはいつも君なのに
どうして僕はこうも素直になれないんだろうと僕は自分が嫌いになった
こぼれ落ちた花びら一枚 時間は残酷に過ぎて行く 砂時計の砂のように狂いのない一定の速さと確かな足跡だけを残して
家族の楽しそうな笑い声も届かないはるか海の向こうの国では今も惨たらしい戦争が続いてる
平和な僕の国にも悲しみはあるけどそんな国の悲しみに比べたらなんて小さな悩みなんだろう
夕暮れの帰り道土手沿いの道
手を繋いで仲良く帰る人の姿がなんだか うらやましく思えたよ
それでも、いつも君のことばかり考えてるんだよ
だからいつかこの思いを君に伝えたい
愛してるってただ言うだけなのに どうしてこんなにためらってしまうのかな
愛してるって言葉はそれだけ大事な言葉なんだろう
だけどその言葉は素敵な言葉だ
君にこの思いを伝えるためには必要な言葉だ
今、夜が白々と明け始めた空に昇る朝陽
あの太陽が昇ったら
素直になれる
素直になれる。
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どうして 僕は 素直になれないんだろう
傾けた ワインのボトルから 注がれるワインがグラスを満たすように
君の心もたやすく満たせたらいいのに簡単にはいかないね
ほらね 僕らの大事な時が 少しずつ宝物といえるように悲しみにさえ毅然と立ち向かおう
いつまでも
いつまででも
変わらない
気持ちで
お互いを
尊敬しあえる
二人でいよう
愛すこと以外
不器用で構わない
愛すこと以外
何もできなくていい
君だけを 愛してる
この広い世界の中で
少しずつ この世界にいられる時間が削られて いつか 跡形もなく消え去る運命なら
最後の最後まで 君といたい
そして惜しげもなく愛したい
そんな素敵な物語
ずっと思い描いている
愛の歌と名づけられたどこにでもある
ありふれたこの歌を
君だけに届けよう
注がれたワインを
飲み干すように
いつかしかるべき時が来れば命など儚く悪戯な運命のまえに散ってしまう
愛されることでしか
人は優しくなれない
優しさを持てるなら
それは愛されている証なのさ
さあその優しさで
愛されたぶん
愛してゆくのさ
痛いくらい
抱きしめて
終わらない
夜を超えて
たどり着いた
まばゆい夜明けに
ふたたびグラスに注がれるワイン
ひと時の幸せに身をまかせ
この身が滅び去るまで君と…
僕らは終わらないラブストーリーの主人公とヒロインさ
二人だけの舞台で
今夜も愛し合うだろう
さみしさも切なさも
二人ならば
どんな悲しみだって
乗り越えてゆけるから
終わらないラブストーリーの中で
死ぬまでずっと一緒だよ
二人だけのために明日はまた訪れて
生きることの喜びと
生きることの悲しみを同時に教えるだろう。
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恋のはじまりの季節は
雪に閉ざされて
何も見えなかった
ただ互いのぬくもりを感じあうことで
まだ知らない
お互いのことを
言葉じゃない
何かで 分かち合おうとしていた
人に愛されていること
人を愛しているということ
時々歯車が狂ったようにすれ違う時
お互いの大切さを知り 自分の愚かさをかいま見る
僕のわがままを聞いてくれるなら
僕は夜となく昼となく君に愛の言葉をささやこう
抱きしめている
確かな自信と
愛されているという不思議な安らぎの中で見つけた光
それが愛です
夢や希望に満ちた未来を想像していた
白いウェディングドレスに身を包んだ君の薬指に輝く 指輪とか
でもなぜか二人は時間を重ねても 重ねても 時間が経つたびに離れていった
背中あわせの恋の終わりはお互いの素直になれない弱さが 招いた 結末なのか
抱きしめていた
ぬくもりだけがまだ君を愛していた頃の僕を思い出せるただひとつの鍵だった
抱きしめていた
僕の自信は
幻でほんとうは愛されてばかりだった
愛されていることの喜びもその素晴らしさも気づけなかったのは君じゃなく僕の方だったんだね
愛しているという
ただそれだけの自信を得るために君を愛していたのかな
目を閉じればまだ君の優しい声が聞こえる こんなばかな僕でさえも愛してくれた君のその優しさこそが本当の愛だったんだね
その優しさこそが僕を悲しみから守っていたんだね
もうすぐ訪れる
秋の季節には
あの懐かしい
君と歩いた
紅葉通りを
鮮やかに染めるだろう
そして今頃 君のこと心から愛していた自分に気づくんだ
風が少しだけ 君の香りを はこんできたよ
頬を流れる一筋の涙
エンドロールに降り積もる淡雪
センチメンタルラブストーリー。
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ぶ厚い壁に阻まれて様々な情報があふれた世の中で 何を信じ何を疑えばいいのか
それさえあやふやだ
人と人とのコミュニケーションも希薄になりつつある世界で今日も誰かがネットの中で 名前もわからない人とハンネで会話し たまに傷つけあう
大切なものはいつだって言葉を交わしあえば分かり合えた
そんな時代はもう古いのかな
なんのために僕らは生まれたんだろう
どうして僕らは生きていくのだろう
そんな事さえわからないまま今日もとりあえず生きてる
大人たちから教え込まれた正しさにいつからか矛盾が生じた
理不尽なことにさえ目をつむり 悪いことだとわかっていてもバレなきゃいいんだと大人たちの本性が垣間見えた時 僕の中の正しさの基準は狂った
どんな事にでもルールがあるように
それを破ったら ルール違反と見なされ 処罰される
それがこの世界のルールなんだ
横断歩道を赤信号で渡っても 車が来てなきゃ大丈夫
ゴミの分別も
誰かがやってくれる
優先席も眠ったふりすれば譲らなくても平気だよ
そんな身勝手な理由で人は今日もルールを犯している
進むべき道が見えたとき 人はそれに向かって歩いてゆく
僕の進むべき道はどこにあるの?教えてよ神様
孤独だって悲しくたって切なくたって死ぬ気で生きていけばどんな事にでも耐えていける
なんのために人は生きていくのだろう
どうして人は生まれたんだろう
誰にもわからないことだ だからそれぞれの生きる意味や理由を探すんだよ
いつか生まれたことの喜びも解る日が来るって今日もとりあえず笑ってる
ただ青く果てしなく続く空を見上げて
今日もとりあえず生きてる
心の地図を広げて
旅人は次なる地へ。
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逃げ場をなくして
行き着いた夜の片隅
こぼれた涙
時代の風に吹かれて
僕らは静かに消えてゆく
古き良きあの歌を口ずさめば
いつでも懐かしいあの日に帰れる
ひゅるりまた時代は変わり その時代その時代を彩る様々な流行り廃りが繰り返され また時代が変わる
大切なもの
そうじゃないもの
捨て去って
抱きしめて
気づけばまた
夜が来て
気づけばまた
朝が来ました
時代の風に吹かれて
誰もが静かに消えてゆく
またひとつ時代が終わればその時代に生きた人もその時代を彩った歌も静かに静かに消えてゆく
それは悲しくても繰り返されることなのさ
時代よ 流れていくがいい
僕の想像も届かぬはるか彼方へ
美しい景色も
川の流れも
変わらないでほしいものはあれど
変わってしまう時代もある
だけど残さねばならないものもある
だから時代がどれだけ進んでも 消してはいけないものがある
時代の風が吹き
新しい時代の人が
新しい時代を築く
時代は変わっても
大切なものはいつまでも大切に
美しいものはいつまでも美しく
変わらずにあれ。
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懐かしいあの思い出がまた鮮やかによみがえる
あの日 みんなで埋めた校庭のタイムカプセル
蓋を開ければ溢れ出す あの頃の笑顔も涙も 素敵な物語 初恋をした僕にも出会える 失恋をした僕にも出会える
悲しみも喜びもひとつの箱の中にしまわれた タイムカプセル
30年経った今開けよう。
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夕暮れの街 人々の優しい笑顔
ふと気づけば いつもあっという間に日は暮れて 帰り道 影をつれていくつもの街灯を追い越して
切なさだけが残る
胸の中に広がるさざ波 小さく聞こえたさよなら
明日また会おうね
この涙乾いたら
また笑えるから
静かに眠って
目覚めるまで
夢に揺られて
朝を待ちましょう。
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生きることは難しいね
ただ息を吸ったり
吐いたりしているだけじゃ 生きていることにはならないってみんなが言うよ
時計の針が何周もして いつか僕も静かに静かに死んでしまう日が来るのかな
今はまだ若いけど
いつかそんな日が来るのかな
不器用だって
ちょっとばかだって
大したことじゃないんだよ
生きることには答えなんかないからね
自分で答えを探すんだよ だから明日も生きて生きて生きて
ため息をまたのみこんで 昇る朝日におはよう 沈む夕日にさようなら
ばかばかしくたっていいじゃないか
くだらないことがあとで大切だったと気づくから
あなたとあなたといられる今を
あなたとあなたと笑ってる今を
心から心から愛せたらもう少し素敵な人になれる
だから今日も 笑うあなたに言うんだよ
愛してるという言葉
生きることには決まった形なんかないからね そんなに悪いことをしないかぎりは
小さな小さな過ちも許されなくてはたまらない
長く果てしない道だからそんなに焦ったり急いでみても仕方ない
どうせいつか死ぬなら ゆっくり のんびり 行こう 行こう 行こう
そしてまた僕の街は夕暮れ オレンジ色の空の向こうに夕闇が迫って 誰かの誰かのさようならという声が聞こえる
僕も僕もあなたに言わなくちゃ
昇る朝日におはよう
沈む夕日にさようなら
大好きな君には愛してるとまた明日会おうを言うよ
悲しいことも嬉しいことも半分こなら
悲しみは半減するよ
嬉しいことなら分かち合える
僕らは僕らは繰り返し繰り返し何度も同じことを毎日毎日続けていこう
それこはばかのひとつ覚えのように
笑って泣いて たまに怒って喧嘩して
ただそれだけでうれしくてうれしくて悲しくて そんな毎日が僕の宝物なのです
つぎはぎだらけの愛の歌
不器用な僕だから 傷つけあう日もあるけどいつの日でもお互い楽しく生きてゆこうね。
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生きることは悲しいかい? でも生きていれば 悲しみを乗り越えた先に 嬉しいことだってたくさんあるんだ
生きることの悲しみだけを見つめるんじゃなくて
生きることの喜びにも目を向けてごらん
どんな言葉でも 誰かの心のすべてを救う慰めにはならないけど
わかったように言わせてもらえれば
生きることは悲しみを背負うことと同時に喜びをもらい受けること
生きることで 誰かを愛し 誰かに愛され
誰かの優しさに触れ
またがんばろうと思える そんな繰り返しが何度でも繰り返される毎日の中で
今日も生きている喜びを感じている
生まれたことを今さら悔やんでも それを選ぶ権利はないよ
だから 生まれてしまったと思うより 生まれてこれたと思いたい
きっと悲しいことは死ぬまで つきまとうものだから
涙する時も 落ち込んで傷ついた時も
いつだって忘れないで 生きることは悲しいことだけど 時に喜びに出会えることもあるんだと
そんなありふれた言葉があたたかい陽射しのように僕の心に差し込んだ
悲しみに微笑みをくれてやろう
悲しみを乗り越える強さが微笑みをくれる
雨上がりの虹のように 涙のあとには
まばゆいくらいの笑顔が輝くよ
雨が上がれば
きっと また
笑えるから
生きることをやめてしまわないで
生きることの喜びを見つめて。
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夜の空に輝く
満天の星々
まるで宝石みたいに
ひとつひとつが美しい
特別なものなんて
何ひとつないけど
とりあえず
ごまかすようにアイラブユー
君の唇に
甘く切ないささやかな口づけを
今日もいろんなことがたくさんあったね
まあなんにしても今日はお疲れってことですべて水に流して
さようなら
夜明けを呼ぶように
夢に意識まで沈めば そこはどこ?僕は誰?何もわからない
真っ白な頭で描く
明日の夢
明日もいろんなことがたくさんあるかな
どうせなら楽しいことばかりだったらいいのに なんて言ったところでフェードアウト さようなら
スイッチ切るように
意識が夢に沈めば
唐突に目覚ましが鳴りだす
カーテン開いたら
朝陽を浴びて
また今日も
おはようから
始まる
ストーリー。